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ブラック長官の部屋を終えて

シティパトロール隊の皆さま、元気にシティを巡回しておられますでしょうか?

一時、定期的にコラムっぽい投降をしていたくせに最近は間が開きがちな管理人です。

前回は
「日本語版と英語版の違いを載せた探索アイテム辞典を作りました」
という報告だったので、ストーリーに触れたのはユーリーの登場した2023年7-8月クエスト《Dance of Summer Spirits 夏至の悪魔の舞い》まで遡るようです。

…結構前ですねぇ。

さて、久しぶりのコラムとして、管理人がどうしても触れておきたかった話題が[Mr. Black's Room ブラック長官の部屋]です。

殺伐とした仕事部屋みたいなのを想像していたのに、長官に促されて通されてみれば子供部屋。ちょっと驚いた方も多かったのではないでしょうか?



===長官には元嫁と隠し子がいる?!=====

長官に実は子供がいるというびっくり情報が開示されたのは、遡(さかのぼ)る事2022年5月、[South Fort サウス・フォート]の《Guises of Evil 悪しき者に扮して》のイベントです。

もう忘れてるよ!と言う方の為にちょっと解説しておくと、長官は秘密がいーっぱい詰まった個人用キャビネットを持っている、というのがどうも公安局内部では公然の秘密らしいんですね。
この物語序盤はそのキャビネの鍵を盗み出したフォン=ハート侯爵夫人という容疑者の調査をしていたのですが、その中で長官の挙動に不信感を持ったレイドンが、5章では「真実の雫」というクラリッサ婆さま処方の自白の秘薬を長官に使ってその秘密を聞き出そうとするのです。

ここで明かされた秘密というのがなんとびっくり!

長官には実はかつて嫁さんと娘がいたらしい!←衝撃の事実!

嫁さんのイニシャルは「M」で黒魔術を扱う魔女、
娘は超常現象を誘発する特殊体質で「霧の中の特殊な部屋」に隔離されていたと。

この時点で、元嫁はおそらく下界のミストレス、娘はイザベルなのではないか?という仮説が持ち上がったのですが…、今回の長官の部屋でその仮説が裏打ちされた形になります。

黒魔術の魔女だけでミストレスとは短絡的じゃない?と思った方もいるでしょう。
実はミストレスの名前は過去に一度だけ明かされた事があります。
《Pieces of a Scattered Fate 砕かれた運命の欠片》3章の③のバーソロミューの挿入会話で、[Margaret マーガレット]であると判明。



===ブラック長官の好みの女性=====

ここで長官の「好みの女性」のタイプに触れておきましょうか。
長官が今までちょっかいをかけていた女性は、今回の「マーガレット」を除くと、歌姫のソフィアとフォン=ハート侯爵夫人です。
どちらもエキセントリックで気の強い美人。
[Gone with the Wind 風と共に去りぬ]のスカーレット=オハラみたいな女性が好みなんでしょう。長官らしいと言えば長官らしいですけど。

イニシャルがMで魔女というと、マーサもMなのですが、彼女は黒魔術師ではないのと、長官の好みの女性の範囲からは外れると思います。エキセントリックではあるのに具体的にはどの辺が好みから外れるのか?という疑問には沈黙しておいてあげましょう。マーサの名誉のために。

確かにミストレスなら長官の好みドンピシャだなぁ…。付き合うとなると胆力と体力が要りそうだけど、いい女ではあるよね。長官ならどちらもあるし。ああいう、付き合うには命がいくつあっても足りなさそうな女がいいんでしょ?

長官の部屋では、元嫁の名前が「マーガレット」であるとはっきり出てきます。



===長官の隠し子って誰?!=====

一方、行方不明の娘の方も、長官の部屋には「イーザ、イザベル」と名前が登場します。

サウス・フォートの時点では娘の名前はイニシャルすら出て来なかったので、状況証拠からの推測に過ぎませんでしたが、今回で確定ってことでいいんですかね?

サウス・フォートの時点でなぜイザベルだと予想できたか?
なのですが、推測の根拠には二つの点が挙げられます。

①娘はアノマリー誘発体質だった←とってもイザベルっぽい
②隔離されていた部屋は、所在が一定しない「霧の中の部屋」だった←《Isabelle's Secret イザベルの秘密》によると、イザベルは子供のころ「景色の変わる奇妙な部屋」に隔離されていた

これ、②の予想が結構難しかったんですね。霧の中では建物の位置が固定されず、勝手に移動するらしいというのが過去に2回ほど出て来ていたのですが、さらっと出て来ていたことに加え、管理人の翻訳ミスも重なってとても分かりにくかったと思います。



===霧の中では建物が移動する?!=====

管理人が覚えている限り、その記述は2回きりだと思います。
一つ目は最初も最初、アッパー導入当時の郵便局のサブクエ
【On for Peace 平和の守護者】のラスト、長官のセリフ
"Judging by the information obtained after our manipulation of the pneumatic mail, they are alive, but the building itself was displaced by the fog."
「ニューマティック・メールの操作によって手に入れた情報から判断するに、彼らは生きてはいるものの、建物そのものは霧によって位置をズラされている模様である。」

二つ目もかなり初期のお話、アトリエ・デラモードのメインクエスト
《Another's Soul 別の誰かの魂》の4章ラストのアンジェリークのセリフ
"The fog moves the buildings around, so it was difficult to find the workshop, but tonight I managed to do it."
「霧ガ建物ヲアチコチニ移動サセテイルセイデ、工房ヲ見付ケルノハ簡単デハアリマセンデシタガ、今夜ドウニカソレヲ見付ケルコトガデキマシタ。」

コレ、元のストーリーを読むと分かるのですが、かなりさらっと出て来ていて、霧の中で建物が移動する事はあまり重要視されていません。単なる事実として語られているので、よほど気を付けて読んでいないと見落としてしまうような小さな記述です。

どちらもかなり初期のクエストなので、この設定がまだ生きているのかは定かではありませんが、霧の恐ろしい特性が良く出ているエピソードだと思います。

さて、建物が移動するならば、その建物内部から外を見たならば「景色が勝手に変わる部屋」になるのではないか?と言うのが、イザベルのいた部屋に対する推測だったワケです。

こんな偉そうなことを言っておいて、この予想を立てたのは全て強力サポーターの「巻戻り太郎さん」だったんですけどね?
管理人はその指摘まで、翻訳ミスにも気付いてなかったんですけどね?

管理人の翻訳ミスについての件は
2022-05-25の「急遽訂正いたしました!申し訳ございませぬ…(冷汗)」
の投稿にあります。
管理人の恥をさらすような投稿ではありますが、結末を知らされていないミステリーの翻訳というのはそれだけ難しいと思って頂ければ幸いです。なにしろ読んでいる管理人も訳も分からず翻訳しているのですから…。



===あれ、筋書きが違う…?!=====

さて、最初の話に立ち返ると、今回の「ブラック長官の部屋」と《Guises of Evil 悪しき者に扮して》では、ちょっと筋書きの違う部分がありました。

具体的に言うと、《Guises of Evil 悪しき者に扮して》では娘がシティの脅威になると思ったブラック長官は、自ら娘を隔離するためにスカベンジャーに引き渡しています。
ところが長官の部屋のエピソードでは、スカベンジャーに攫われたことになっているんですね。
どちらが本当なのか、あるいは、この二つの話の溝を埋めるまだ知られていない事実があるのか、そこは分かりません。

シナリオライターの心境などまで勝手に考察してみると、長官の部屋でのエピソードの方が、読み手に与える印象はマイルドだろうなとは思います。
備考欄でも書きましたが、自ら我が子を隔離したのに比べると、攫われた間に行方不明になった方が、話として穏当ですもんね。
シティの安全の為に自らの娘を隔離した判断が統治者として間違っているとは思えないし、自分を押し殺してでも全体を優先する長官らしい判断だと管理人は思いますが、全年齢向けストーリーとしてはシビア過ぎるとシナリオライターが判断したのかも?読む人によっては長官が極悪人に映る可能性もありますし。

ただ、こういうシナリオライター事情みたいなので話と話の溝を埋めてしまうとなんでもアリになってしまうので、書かれていることを真実として裏設定を推測していきたいなぁ。

《Guises of Evil 悪しき者に扮して》は捜査手帳の早い段階にあることを考慮すると、この本編から今回の「長官の部屋」までにはシティではそれなりの時間経過があるのかもしれません。

真実の雫を使って語られていた内容は嘘を吐けないだろうことを考えると、今回の誘拐話は主人公へ説明するための「耳障りのいい裏事情」なのかもしれません。
要するに、長官は裏事情を教えると言っておきながら、自分に同情票が集まりそうな話に一部中身を改編している可能性があります。
そういうのも長官らしい気がしますけど、どうでしょうね?

ただ、元嫁であるマーガレットとよりを戻したいと思っているのも本当なのではないでしょうか?当初殺されかけた事から恨みに思っていたけれど、仕事ばかりの人生にちょっと嫌気がさして来たのかも?

そうは言っても人間そんなにすぐに丸くはなれるものではありません。
長官みたいな自分勝手な男は結婚向きではないとも思うので、たまに会って食事するくらいに留めておいた方がお互いの為じゃないかな?

ちょっと話が食い違う部分があっても、長官らしいエピソードではあったので、面白いお話を聞けました。

その一方で…、もう一つ気になるのは、ミストレスです。
ミストレスが「唯一本気で愛した男」はレオナルドだったはずです。

まあ、必ずしも本気の相手と結婚するわけではないでしょうし、愛のない結婚が必ずしも不幸になるとも限らないので、別にブラック長官と結婚しててもいいとは思うんですが、レオナルドはどうなるのかが気になる所です。

長官が復縁を望んでいても、ミストレスは相も変わらずレオナルドを追い続けている可能性も無きにしも非ず…。

既に「いい大人」の管理人としては、大人の恋愛事情盛りだくさんでもぜんぜん構わないので、あまりその辺を気にせず是非とも上手く話をつなげて欲しいなぁ。

一番大事なのはキャラクターの性格だと思うので、それさえ守られていれば、多少の設定の食い違いには目をつむりましょうとも!

シティのストーリーの素晴らしさは、長官やミストレスなどをはじめとするその他強烈なシティのキャラクターたちの人物像の「奥行」だと思います。

ブラック長官はその中でもかなり強烈です。



===ブラック長官の人物像=====

かなりのリアリストで、使えるモノは人でも物でも何でも使う効率優先の合理主義者。だからこそ、出自や肩書を気にしないで部下を登用していく良い面もあるのでしょう。用心棒出身のキラや、どう考えても出自の怪しい主人公を採用しているのもその表れだと思います。
一方で、自分自身はかなりのエリートでちょっと庶民の気持ちが分かっていない所も見え隠れしますし、また、なんでも自分を基準に考える所があって、周囲への説明が足りていない感じもします。
頭のいい人って、これくらい誰でも分かると思ってるフシがありますからね。長官もその例に漏れず、批判に対し、説得ではなく力尽くで封じ込めるワンマンタイプ。だから独裁者とか呼ばれるんだよなぁ。
それでも、シティの未来のために自らの人生を犠牲にして来たその熱意はホンモノなのでしょう。ちっとも周囲に理解されてないからもっと人気取りをしたらいいのにと思わないでもないけど、そういう所が長官の面白さであり、「らしさ」でもあるので、このまま突っ走って欲しい所です。

ここでは長官だけを取り上げましたが、各キャラクターにそれぞれかなりの奥行がありますよね。シティのキャラクターたちはかなり強烈な変人ぞろいですが、それでも皆ちゃんと背景があって「生きている」所が面白い。

さあ、強烈なる生き生きとしたエピソードが、これからどう展開していくのでしょうか?

あなたの好きなキャラクターは誰ですか?
一緒に考察してみませんか?なーんて(笑)

光の軍勢がやって来た ヤァ!ヤァ!ヤァ!

すっかりご無沙汰してしまっております。


ちょっとヘンテコ日本語訳のあれやこれやを投稿しようと思っていましたのにすっかり時が過ぎ、もたもたしている間に管理人様が日本語版でプレイなさって、膨大な面白日本語訳をアップして下さったので、それならば管理人様もお気に入りだったアルフォードとダヌー館長のオカルト対決日本語版でも投稿してみようかなどと考えていましたところ・・・


光の軍勢 Forces Of Lightが唐突にやって来ましたので、参考になるかと思いまして緊急投稿です。

・・・と言ってもクエストは無く、纏めだけが出た状態です。もしかして今から新規で始めたらちゃんとクエストがあったりするんでしょうか。謎です。


剣が出てきて縁がキラキラしています。纏める時に出てくるヤツですね。

https://imgur.com/a/dTD0chL


マーサにアーサー王について聞かれます。

https://imgur.com/a/Hv9xQpO


纏め画面。本当に光の軍勢 Forces Of Lightです。驚き!

https://imgur.com/a/hJTkB2H


纏まった!

https://imgur.com/a/zdMsFL8


最後のセリフ。

https://imgur.com/a/neWtHNE


ちなみに最初のマーサのセリフの日本語版

https://imgur.com/a/0PDMwf9


自分は最後のマーサのセリフは何と言われたのかわかっていません(笑)

管理人様、後は頼みました!

探索アイテムよもやま話

みなさま、あけましておめでとうございます。

かれこれ何か月ぶりでしょうか?管理人です。
日本語版の翻訳について、yukajiiさんから2023年8月22日に書き込みを頂いて、その時思い付いた分をほんのちょっと書いたのが最後ですね。

日本語版の日本語訳についての修正案をと打診されるも、管理人はほとんど日本語版を知らないせいで、日本ロケ探索アイテムの「Amulet」とインベントリのブースター「Rainbow Signet」の二つだけ。
なんとも頼りない意見です。

でも、久しぶりに確認したら修正されていましたよ!
英語版はAmuletもRainbow Signetもそのままですが、日本語版は

アミュレットは「てるてる坊主」に!

[虹色の認印]の説明は
「探索場面またはミニゲームをクリアするとタイマーに20秒追加されます。15秒間有効。」
から
「探索場面とミニゲームのタイマーを20秒増加させる。15分間有効。」
に修正されていました。

yukajiiさんを経由してここの意見が拾われたのか、別からも意見が上がったのかは分かりませんが、どちらにしてもありがたい事です。

いまさらですが感謝申し上げます。yukaijiiさんありがとう!

そして日本語プレイヤーの皆さんにちょっとだけ朗報です。
英語版だけしか機能していなかったインベントリの検索ウィンドウが、日本語版でもちゃんと機能するようになっていました。
カタカナ、ひらがな、漢字のどれもが一致していないとダメなので、漢字一文字「虹」とか「オバケ」とか、単語の一部のみで検索するのが良いと思います。
「オバケ」が含まれるアイテムの場合、「お化け」とか「おばけ」は不可です。

それでも検索ができるとだいぶん便利になりますよね。


日本語プレイヤーのフレンドからチャットで教えてもらったところによると、「てるてる坊主」以外でも、
「塩を入れた小皿」→「盛り塩」
「お弁当」→「重箱」
になったらしいです。

「盛り塩」はシブい日本語ですね。
あれは悪い物を祓う一種の結界を作り出すおまじない。よく割烹とか小料理屋とかの入り口で見かけます。
お葬式から帰って来た人にも「清めの塩」をかけたりしますが、そう考えると悪霊って塩に弱いのか?
ちょっとなめくじみたいだな…。悪霊はじめじめしてるから水分多めだったりして(笑)

さて、12月のシナリオは全て終わってしまって消化試合になりつつある管理人。
日本語で探索なんて全くしていなかったのですが、日本語での探索アイテム名とかロケ名とかが気になって、何年かぶりに日本語でロケ探索をしてみました。

日本語探索に慣れていないため、無駄にアイテムを消費しつつ探索してみると…
自分の想像と結構違う!

面白い探索アイテム名もちらほら。
最初意味が全く分からなかったのが「危険なかみそり」。

確かに剃刀(かみそり)は危険でしょうけど、「わざわざそれ言うか?」と目が点になりました。
じゃあ危険じゃないかみそりって何だろう?と思ったところで意味が分かりました。
T字型の剃刀を「安全かみそり」って言いますよね?
多分、T字じゃない剃刀って意味で「危険なかみそり」なんでしょう。
いやー、面白かった!一頻(ひとしき)り腹を抱えて笑ってしまいました。
で、時間切れ(笑)←ただのアホ

さて、「危険なかみそり」ですが、英語版では「Straight Razor(ストレート・レザー/まっすぐなかみそり)」です。
なるほど、これを日本語にするのは難しい…。
管理人ならどうする?考える事数秒…

「一枚刃の剃刀」か「折り畳み式かみそり」ですかね?
「床屋さんのかみそり」でもいいかもしれません。

「危険なかみそり」は正しい日本語ではないでしょうが、面白いので無理に直す必要はないかもしれません。


もう一つ違和感を覚えたのが、「Wonderful Cat Café あっぱれ猫茶房」の「Mask」。
日本語版では「仮面」になっていましたが、あれは日本語では「お面」じゃないかな?
日本の狐面は、99%の日本人が「狐のお面」と呼ぶと思います。

と、ここで一つ疑問が。
じゃあ「仮面」と「お面」の違いってなんだろう?

シティに出て来るMaskを列挙してみましょう。

・Several locations 各種ロケ:Venetian Mask ベネチアの仮面(目元だけ隠すマスク)
・Halloween locations ハロウィーンロケ:Zombie Mask ゾンビのお面。←仮面と呼べないこともないがちょっと違和感がある?
・Cat Café 猫茶房:Kitsune Mask 狐面。狐のお面。←絶対に仮面とは呼ばない。

・Negotiation Room 交渉部屋:African Maskアフリカのお面。←仮面と呼ぶ人もいるかも?
・South Fort サウス・フォート:Festive Mask お祭りの面。←仮面でもお面でもよさそう。
・Movie Theater シネマシアター:Frankenstein's Monster Mask フランケンシュタインのモンスターの面←お面と呼ぶ人の方が多そう。でもマスクと呼ぶ人の方がもっと多いかも。フルフェイスだから?
・Antique Store アンティーク・ショップ:Plague Mask 黒死病の面。←これは仮面かも?
★Plague Mask(プレイグ・マスク):アッパーのアンティーク・ショップにある顔の前面が鴉の嘴(くちばし)みたいになっているMaskのこと。黒死病患者の治療にあたる医者が被っていた。黒死病患者はたいていすぐ死んでしまうために、死の象徴みたいな扱いになっている。

こうしてみると、民族色が強くて顔一面を覆うタイプは「お面」と呼ぶことが多いのでしょうか?
映画の「Mask」に出て来た「ロキの面」も日本語なら「お面」であって「仮面」とはあまり言わない気がします。
対して、仮面舞踏会の目だけ覆うMaskとか、黒死病の医者のPlague Maskとかは「仮面」な気が。Plague MaskはMasquerade(マスカレード)でよく見るから?マスカレードで見るやつが仮面で、それ以外はお面?曖昧なのも結構ありますね。

大雑把に言って目だけ隠すタイプが「仮面」で、顔全体を隠すのが「お面」。あるいは、エキゾチックな民族色の強い面が「お面」で、西洋色の強い面が「仮面」かな?

いずれにせよ、猫茶房のMaskは「お面」あるいは「狐面」でしょう。


さて、それ以外にも気になるアイテムは色々ありました。訳を直して欲しい物も若干ありましたけど、どっちかというと、そのアイテムについての補足がしたくなるものが結構あったりして。

で、それを書き出していたのですが、とてもじゃないけど書ききれないのと、書いている途中でうっかり半分くらい消えてしまったので、どこか別のページを作ることにします。

そのうちできると思いますので、のんびりお待ちください。


で、探索アイテム名については脇に置いておいて、もう一つ、日本語で探索してみての感想です。

管理人は「Distortion 歪み」とか「Abracadabra アブラカダブラ」では日本語が圧倒的有利だと思ってたんですが、茶室を歪みのアノマリーで探索してみたら意外と難しくてびっくり。

カ× ←一文字消えてる

亀?貝?柿?傘?
「カ×」だらけ。スカッ、スカッ。いーっぱいあるのにどれも違う!

結局、「カモ(鴨)」でした…。

くっそう…!
なるほど、カタカナとかひらがなにすることで一文字にならないようにして、同時に探索難易度も上げたと…。よくできてるじゃないか!

全ロケとまではいかないまでもあちこち日本語で探索してみて思うのは…、2017年頃に比べると漢字一文字が随分少なくなった気がします。


《日本語版のロケ名》
管理人は日本語版のロケ名も良く知らなかったのですが、大体同じみたいなので一安心。

びっくりしたのは「ファラオの回廊」、英語版では「Pharaoh's Gallery」。

管理人とまったく訳が一緒。
Galleryは美術品のギャラリー以外に、寺院とかの建物を繋ぐ回廊とか、寺院のホール上部にあるバルコニーという意味があります。
Pharaoh's Galleryはロケの外観から言って、通路というより寺院にくっついているバルコニー部分なのですが、バルコニーだと分かりにくい上に荘厳さも減少するので、管理人は「回廊」にしたんですねぇ。
日本語版の人も同じような思考を経て回廊になったのかも?だとしたら嬉しいです。

ロケ名ってビミョーに困るんですよねぇ。
英語版に忠実であるべきなのか、ロケのイメージが分かればいいのかも悩みます。
管理人はもう割り切って、最近はロケのイメージ優先ですが(笑)

日本語版は、Mezzanine(メザニン)を「ロフト」にしていました。なるほど。
シティのロケでMezzanineが付いているロケは2つ。
蜂蜜タンクがあるイースターの「Mezzanine」とクリスマスの屋根裏部屋の「Cozy Mezzanine」です。
Mezzanineは大きな施設とかで一部中二階になっている部分とかを指すので、ロフトはかなり近いです。きっとメザニンは日本語ではほとんど浸透していないカタカナなので、ロフトにしたんでしょう。葛藤が見えます。悩んだんですね、きっと。分かります。←勝手に共感

管理人はイースターの方は「中二階」、クリスマスの方は「快適な屋根裏部屋」に。
正直、クリスマスの方は階下が全く見えないので、Mezzanine(中二階)ではなくAttic(屋根裏部屋)だと思いますが、英語ではAtticよりMezzanineの方がオシャレな感じがするので、敢えてMezzanineにしたのかな?と思います。


《Headquarters 本部ってどこだ!》
なんでいきなりロケ名の話をこんなにしてるかと言うとですね…。今年いきなり昨年のクリスマスロケ「Christmas Department(クリスマス・デパートメント)」が「Christmas Headquarters(クリスマス・ヘッドクォーターズ)」に名称変更されていたからなんですねぇ。

コレ、昨年もちょっと悩んだんですよ。Departmentと言われると、日本語では真っ先に百貨店のデパートを思い浮かべますが、英語ではDepartmentの第一の意味は政府の省庁とか、大企業の営業部、総務部とかです。
一瞬「省庁」かな?と思ったものの、なんかオフィスと言うより、アマゾンの配送センターっぽいというか、見学もできる工場っぽいというかだったので、ちょっと変わった百貨店なのか?と思っていたのですが…。
Headquartersに名称が変更されたということは、結局「クリスマス・(配送)センター」みたいな意味での「Christmas Department」だったのでしょう。

管理人はこのロケを昨年「クリスマス百貨店」にしていました。
今回日本語版をプレイしてみたら、「クリスマスデパート」になっています。
同じだよね。うん。←ちょっと安心。自分だけじゃない!

で、今年2023年、まさかの「Headquarters(本部)」…。
実はいきなり「Search Headquarters(本部を探索せよ)」という指示がデイリークエストで出て、
「どこだそれ?」
になったんですね。「そんなロケあったか?」と。

最初アッパーのOctopus Citadel(オクトパス・シタデル要塞)とかかと思って覗いてみるも、やっぱりCitadelのままだし…。
「あれ?本部なのに、政府機関じゃない?本部って何の本部なんだ?」
「まさか、クリスマス関連のロケなのか?」
と思って片っ端から見てみたら、DepartmentがHeadquartersになってる!

げげ。じゃあやっぱり部署名だったのか!
これで、Department Storeのセンは消えました。

もしや、「ロケ名を見直せ」というシティからのお告げでは?
承知いたしました。修正いたしましょう。

という訳で、当サイトはめでたくロケ名変更になりました。
あー、めんどくさかった!
でも、「これ、配送センターじゃね?」という疑問が一年越しで解消されたのでよしとしましょう。

それでもまだ一つウジウジ悩んでいることがあります。

「クリスマス本部」より「クリスマス・センター」の方が良かったかなぁ?

でもちょっと「クリスマス・センター」ってアトラクション名っぽいというか、ネタっぽいというか…。
カッコよさが「本部」に比べるとイマイチな気がして却下したのですが、シナリオにはぴったり合うんだよね…。

まあ、今更ですけど…。

みなさま、どう思われます?

日本語訳の問題点について その2

不思議に感じた日本語訳を思い出したので投稿致します。


[Case No.85:Troubled River Wind 激流に吹く風]の2章の② [PERPETUAL HEAT 冷めない熱(日本語版)]でのセリフで・・・


Li Ling:The herbalist's letter says the magical flower needs the warmth of a hearth. Let's take the family brazier our baker put on the boat for me to warm myself in the cool evening on the river. Help me find it. It's been covered in gifts.

李鈴:薬草師の手紙には、魔法の花に暖炉のぬくもりが必要だと書かれていました。パン屋さんが船に乗せてくれていた家庭用のかまどを持っていきましょう。川の涼しい夜でも暖まれます。かまどを見つけてください。贈り物の中にあるはずです。(日本語版)


Li Ling:Thank you! This is the right brazier. Our baker was very proud of how perfectly it retained heat. This is just what we need for the panda peony. Let's plant the flower here! I hope it grows up fast. My city's time is running out...

李鈴:ありがとう!このかまどですね。パン屋さんはこのかまどは完璧に熱を保ってくれると誇らしげでした。まさに、パンダの牡丹に必要なものです。ここに花を植えましょう!はやく大きくなってほしいですね。私の街に残された時間はどんどん短くなっていますから・・・(日本語版)



日本語版では ”our baker” を ”パン屋さん” と訳していました。確かにこの単語だけ見ると間違いではないように思いますし、壺状のかまどで焼くパンもあります。代表的なものですとインドのナンなどがこれに当たるかと思います。しかしこのお話は中国が題材ですので、パン屋さんはあまり相応しくないのではと感じました。

こちらのサイトでは ”our baker” は ”うちの料理人” 、 ”the family brazier” は ”我が家の火鉢” と訳されておられます。こちらの方がしっくりくるように思います。


もうひとつ気になった訳がありました。これは訳が間違っているわけではないのですが、ちょっとドキッとしたものだったのでお知らせ致します。

同じく[Case No.85:Troubled River Wind 激流に吹く風]の5章の⑥ コレクションを纏めた後の老子様のセリフで・・・


Monk:Li Ling is ready to return home. The forces of good triumphed over evil on this holiday. I won't deny it - I've grown attached to Li Ling. But I will gladly see her off, knowing that she will be happiest at home. Farewell, Li Ling!

老子:李鈴の帰郷の準備が整った。このめでたい日に、善の力が悪に打ち勝ったのだ。私が李鈴に好意を抱いたことは否定しない。だが故郷に戻る彼女の幸せを思って、喜んで見送ろう。さようなら、李鈴!(日本語版)


”好意を抱いたことは否定しない” などと唐突に言われてとてもびっくりしました。”好意を抱く” 事は悪い事ではありませんし、実際老子様だけでなく、この場にいた他のシティ住民もプレイヤーも李鈴には同情と良い感情を持った事でしょう。ですが、この様なセリフだとまるで恋愛感情を抱いたかの様にも受け取れて少々困惑しました。

「老子様、お気は確かでしょうか?」などと要らぬ心配をしてしまいました。

こちらのサイトでは ”I've grown attached to Li Ling.” を ”確かにわしは李霊を孫娘のように感じ始めておった。” と意訳して下さっています。老子様の人柄からしてもこの様な表現の方が相応しい様に思いましたし、読んでいて安心です。


連続での投稿になってしまいました事をお許し下さい。

また気付いた、或いは思い出した事がありましたらご報告致します。

日本語訳の問題点について

Hello,yukajii

こんにちは、yukajiiさん。

日本語でプレイしている者です。日本語訳の問題点をお知りになりたいとの事ですが、いざとなるとすぐに思い浮かばないものですね。


間違った訳という程ではないのですが、意味がよくわからないものがあります。

Hall of Fame 名声の間 の Achievements 実績 の一覧にある ”Alternative Model 代わりのモデル” です。この訳だと、何の代わりなのだろう?と疑問に感じてしまいます。それならばカタカナにして ”Alternative Model オルタナティブモデル” とした方が、どの道意味は通じないかもしれませんが、coolなのではと思います。

もうひとつ、同じ一覧の中に ”Souvenir Bomb 爆弾のおみやげ” があります。Souvenirはお土産(おみやげ)と訳される事が多いですが、お土産(おみやげ)とは本来、どこかに出掛けた先で買ってどなたかに差し上げる物、あるいは自分への記念に購入する物の事なので、この場合は ”Souvenir Bomb 爆弾の記念品” の方が適当かと思います。


それとこのゲームの重要な登場人物のひとり、”Huntress 狩女” ですが、以前の彼女は ”女性狩猟家” と訳されていました。この ”狩女” は何と読む前提で名付けられたのでしょうか。どのように読むべきかわかりません。こちらもカタカナで ”Huntress ハントレス” もしくは ”Huntress 女性ハンター” で良いのではないかと思っています。いっその事 ”ハンター” でも良いかもしれません。

オブジェクトやアイテムの事ではありませんが、登場人物の口調も統一されると嬉しいです。


英語が不得意なので日本語で書かせて頂きました。上手く伝わりましたら幸いです。

About mistranslation in the Japanese version of the game 日本語版でのゲーム内誤訳について

Thank you for your message, yukajii-san
(念のため、これの下に日本語概訳と日本語ユーザーへのメッセージを載せてあります。)

I have almost no idea about Japanese problems in the game because I don't play in Japanese at all...

But I think "Amulet" in Japanese Garden should be called "Good Weather Amulet" in English and "てるてる坊主" in Japanese respectively.

Also, the Japanese description of "Rainbow Signet" in boosters is wrong.
One of the guests of this forum said about it before, so I checked it in the game in Japanese now.

Japanese description in the game
[虹色の認印]
探索場面またはミニゲームをクリアするとタイマーに20秒追加されます。15秒間有効。
After completing locations and mini-games, 20 sec are added to your timer. Lasts for 15 sec. (Completely nonsense translation...)

The guest grumbled reading the description,
"The expiry time is shorter than the added time, how does it work? What's more, completely meaningless if you get additional seconds after completing!"

English description in the game
[Rainbow Signet]
Adds 20 seconds to the timer for completing any location or mini-game. Lasts for 15 minutes.

I'd say it should be correct below
[虹の印章リング]
ロケとミニゲームの残りタイムを20秒増加させる。継続時間15分
(Adds 20 sec to the allotted time for any locations and mini-games. Lasts for 15 minutes.)

Maybe other mistranslations are among many items.
I will let you know as soon as I get some information.

一応日本語訳を

管理人は日本語で全くプレイをしないため、日本語版Hidden Cityの誤訳についてほとんど何も言えません。情報がありません。
でも、日本庭園のアイテム「アミュレット」は「てるてる坊主」が良いと思います。
英語についても「Amulet」より「Good Weather Amulet」の方がいいのではないでしょうか?

あと、以前このフォーラムにいらした方が書いていたのですが、「Rainbow Signet(日本語名「虹色の認印」)の説明が間違っています。
いまさっき日本語に切り替えて確認しましたが、今もそのままでした。

英語版では
[Rainbow Signet]
Adds 20 seconds to the timer for completing any location or mini-game. Lasts for 15 minutes.

日本語版では
[虹色の認印]
探索場面またはミニゲームをクリアするとタイマーに20秒追加されます。15秒間有効。

その方は
「追加される秒数より有効期限が短い…何の意味が…?しかも、クリアした後に秒数追加って…?」
と不満をおっしゃっていました。

正しくは以下ではないでしょうか?
[虹の印章リング]
ロケとミニゲームの残りタイムを20秒増加させる。継続時間15分

まだ他にもたくさんのアイテム説明の中には間違っているものもあるかもしれません。
情報が入り次第お伝えいたします。



さて、よろしければぜひ日本語でプレイしている方は、フォーラムに報告を上げてみてください。
管理人はあれこれ書きましたがもっと簡単でいいです。これ違う、あれ違うだけでもいいと思います。
英語で書く必要もありません。
必要とあらば、管理人が英語に翻訳しますよ!

みんなで楽しくHidden City!

タイトルなし

Hello, dear fans of Hidden City!
I accidentally found your forum and thought I might help. I know someone who is involved in translating Hidden City into Japanese. If you'd like - I can pass your feedback to them. So if there are problems with Japanese language that you want the developers to fix, especially in hidden objects on different locations, or other items, please let me know.
They might understand it better in English, but feel free to write in Japanese if it's more comfortable for you.
Thank you!


こんにちは、Hidden Cityのファンの皆さん!
偶然このフォーラムを見つけました。Hidden Cityを日本語に翻訳している人を知っているので、何か手伝えることがあればと思っています。もしフィードバックを彼らに伝えたい場合、私を通して伝えることができます。特に隠されたオブジェクトや場所、その他のアイテムに関する日本語の問題点があれば教えてください。

英語での返信が理解しやすいかもしれませんが、日本語での返信がより快適であれば、日本語でお気軽に書いてください。
ありがとうございます!

Dancing fools or watching fools, which is the best? 踊るアホウに見るアホウ、同じアホならどっちがいい?

前回からすっかり「踊るアホウ」な管理人。

日本も夏真っ盛り、皆さん踊ってますか?

踊るアホウに見るアホウ、同じアホなら踊らにゃソンソン~♪
Dancing fools or watching fools, which is the best?
If both are fools, you should dance, or you'll miss out on the fun!

徳島の夏、阿波踊りの一節です。

夏祭りと言えば盆踊りに阿波踊り、やっぱり見てるより踊る方が楽しい!
踊ったモン勝ちですよね?



さて、今回のイベントのお話です。

イベント名:《Melody from the Fog 霧から流れ来る調べ》
事件名:《Dance of Summer Spirits 夏至の悪魔の舞い》

たいていはここで用語解説とかなんですが、今回はちょっと趣向を変えて登場人物の人物像に迫ってみましょう。
今回ははるか遠くの国(たぶんウクライナ)から来たユーリーと、その兄オレストのお話。

シティのお話はどの登場人物もかなり詳細に人物設定が為されている感じがします。性格にブレがないですもんね。
オレストとユーリーの兄弟も、随分深い背景が感じられる物語でした。
でも、セリフに出て来ない部分も多かったので、兄のオレストがどういう人物なのかが掴み切れないと、イマイチ色んな場面でユーリーがどうしてそんなことを言うのかがピンときづらいかもしれません。
備考欄にもちょこちょこ順を追って人物像の解説を入れていましたが、ここできちんと整理してみましょう。

・Orest オレスト:オカルトに極端に傾倒する吟遊詩人でユーリーの兄。シティに辿り着いたのも、「夏至の悪魔」を探すため。直情的で乱暴者だが、ちょっと憎めないヤツ。でも決していい人ではないので、あちこちで問題を起こしているっぽい。特に女にだらしないせいで、ユーリーはその尻拭いをずっとしてきたらしい。一方で、弟分の面倒見はいいのだろうと思われる。ユーリーもなんだかんだと兄を慕っている様子が見え隠れする。

・Yuri ユーリー:耳の聞こえないバーレルオルガン奏者。自分で作曲してバーレルオルガンを作ってもいるので、作曲家であり製作者でもある。忍耐強く、人当たりも良く、兄のオレストの対局のような性格。オカルトに傾倒する兄に対する反面教師からか、迷信には懐疑的。耳が聞こえないせいか、人が何を言いたいのかを察する能力も高い。聞いた話を鵜呑みにはしない慎重な一面があるが、温厚なので頭ごなしに否定したりもしない。自分より他人を優先する紛うかたなき「いい人」なせいで、いつも貧乏くじ引いてる感じが否めない。

要するに、揉め事ばかり起こす俺様兄貴と、その尻拭いに奔走する人のいい弟のお話なんですね。
ここから具体的に順を追ってセリフを見て行きましょうか。


冒頭、職務質問を受けたユーリーはシティに来た経緯を説明しています。

Yuri: Okay, I won't torment you any longer. I know what about me actually confuses you.
You're probably thinking, "A hearing-impaired musician? That's absurd!" Well, I had perfect hearing until I was thirteen, but then...
ユーリー:了解、僕だって別に君らをこれ以上困らせたいワケじゃない。まあ、君らが実際僕の何に困惑してるのかってのは分かるよ。
きっとこう思ってるんだよね、「聴覚障害の音楽家?バカげてる!」って。どう言えばいいかな…、僕にも13歳までは完璧な聴覚があったんだけど、そのあと…。

ユーリーは直接「バカげてる」と言われたわけではありません。でも、相手の顔色からそれを察して質問されるより前に先にそれに答えています。恐らくは今までもこういうやりとりはしょっちゅうあったのでしょう。読唇はある程度できるものの、完璧ではないため、何を言いたいのかを察することで、耳で聞こえない分を補っているのだと思われます。しかも相手がそれを不快に思わないよう配慮して会話を進めています。

本人の説明から類推するに、ユーリーの聴覚障害は鼓膜への外傷によるものだと思われます。恐らくは耳小骨は問題がないので、音の振動を直接頭蓋骨に伝えれば、音を聴くことが出来るのでしょう。

その辺の詳しい話は、このフォーラムの3つ下「ベートーヴェンと聴覚に関する勝手解説」をご参照ください。
追加変更履歴8/1おまけから跳べます。



サブクエストの【Father and Two Brothers 父と二人の兄弟】で判明しますが、ユーリーが聴力を失った時、オレストはその場にいたんですね。
父親は「どうして弟をちゃんと見ておかなかったんだ」とオレストを責めたようですが、ユーリーの中では兄のせいではないとちゃんと気持ちの整理がついています。

キラとヴェラに説明する時には、ユーリーはその事を一切言っていません。オレストのせいではないとユーリーは納得していることに加え、オレストが必要以上に「危険人物」だと思われないように配慮しているのだと思われます。

ユーリーはオレストを探してあちこち旅をしていたわけですが、オレストがいなくなった時点で、ユーリーはひとりぼっちになってしまったんですね。

まず、母が亡くなり、父が失踪し、兄が旅に出て、ユーリーはただひとり故郷の村に残されてしまった。

ユーリーは温厚で怒りを外に出さないタイプですが、置いて行かれたことについて、哀しいよりも怒りが勝っていたのでしょう。
寂しかったんでしょうね。だから寂しくて寂しくて、つい「どうして置いて行ったんだ」と思ってしまう。

サブクエをではそのやるせない気持ちが垣間見えます。



さて、これまでにシティの英語はずいぶん品行方正だという話を何度かしてきましたが、今までに比べると今回は珍しくラフな表現が多かったです。


大変印象に残ったのが

box your ears: 横っ面を引っぱたく、ぶん殴る
*このboxはboxing(ボクシング)のbox。古ギリシャ語で握り拳のこと。箱のboxも同語源。

という表現。シティではあまり出て来ない乱暴な表現なので最初からちょっと目立っていました。


この表現はオレストの手紙の中と、最後の方のユーリーのセリフと2回出てきます。

Orest's letter: But don't touch my diaries, or I'll box your ears.
オレストの手紙:だが俺の日記には指一本触れんなよ、でねえとぶん殴るぞ。

しょっちゅうこういう事を言う兄貴だったんだろうなぁと言うのが垣間見えますが、ユーリーが慕っている所からして、そんなに悪い兄貴でもなさそうです。

そして5章の①では、この同じ表現をユーリーがオレストに対して使っています。

Yuri: I don't believe my Orest is gone. The rascal is too hardy.
As soon as I calm the fog maiden, I'll find Orest and box his ears. And I don't care if I am his younger brother.
ユーリー:僕はあのオレストがいなくなったなんて信じないぞ。あんな厚かましい迷惑男があっさり消えるわけないだろ。
霧の乙女を落ち着かせたらすぐにでも、オレストを見つけ出して、ぶん殴ってやる。僕が弟だからって構うもんか。

*The rascal is too hardy (to be gone.)
あの迷惑男は(いなくなるには)厚かまし過ぎる。
→あんな厚かましい迷惑男があっさり消えるわけないだろ。


どうしてオレストを「ぶん殴る」になるのか。

ユーリーはオレストに置いて行かれたこと、また、心配させたことを「怒って」いるんですね。それだけ深い愛情をオレストに対して持っています。本当に大事に思う人がいなくなると、「哀しみ」より「心配」より「怒り」が湧いて来る。それがよく分かる感動的なセリフです。

ただし、ユーリーがちょっと困った兄貴のオレストを実は「大好き」なことがちゃんと分かってないと、乱暴に聞こえてしまうかもしれません。

「ぶん殴ってやる」の直前で、オレストがいなくなったなんて信じないぞと言っているのも、オレストの事を「迷惑男」呼ばわりするのも、ユーリーのオレストに対する深い愛ゆえです。
多分、ユーリーは普段「box your ears ぶん殴る」なんて乱暴な言葉は使わない人物です。そのユーリーが敢えて、オレストの口癖である「ぶん殴る」を使う所がイイ。


さて、オレストがちょっと困った兄貴だというのが、ユーリーのセリフの端々から感じられます。
その部分をピックアップしてみましょう。


キーワードは「someone to charm イイ女」という砕けた表現

オレストが「困った女ったらし」なんじゃないかと言うのが最初に窺えるセリフが2章の②の完了画面

Yuri: The fog maiden? I wouldn't be surprised if it was she who started the madness. Orest somehow found someone to charm here, too.
ユーリー:これが霧の乙女?僕は今回の狂気を引き起こしたのが彼女だったとしても驚かないけどね。どういう訳か、オレストはこんなとこでも女の子を引っかけてたんだな。

ユーリーは「someone to charm here, too. 」とtooを付けています。「ここでも」と言ってるんですね。つまり、今までにも似たようなことがあったという事です。

ここでユーリーは恐らく、
「オレストに振られた女の子が原因でこうなってるのでは?」
と懸念しています。
「よもや「夏至の悪魔」が女性だからって口説いたんじゃあるまいな?」と。
この辺からオレストはかなりのクセ者であることが分かります。怖いもの知らずというか、天性の女好きというか。相手が超常の存在でも口説けるというのは、ある意味才能かもしれないですが、その結果がこれならたしかにいい迷惑で、ユーリーが「迷惑男」呼ばわりするのも仕方がないかもしれません。


その後3章の⑥ではっきり女ったらしだと分かるセリフがあります。

Yuri: Yep, Orest is known for getting into trouble with girls.
ユーリー:あちゃ~、オレストは女の子と揉め事を起こす事で有名なんだよ。

はっきりとは出て来ませんが、おそらく人妻だろうが何だろうが「someone to charm イイ女」だと思うと手を出すタイプだったんでしょう。

オレストが軽薄な無責任男だと分かるセリフが他にもあります。

続く4章の③、オレストはなんと永遠の愛の証である「Guelder Rose ゲルダ・ローズ」を霧の乙女に贈っていました。本来であればオレストは本気だったんだなと思える逸話のはずなんですが、ユーリーは過去のオレストを知っているが為にはなっからオレストの本気を信じていません。

Yuri: Has the fog maiden bewitched Orest? He made a marriage vow to her - that doesn't sound like my frivolous brother.
ユーリー:霧の乙女はオレストに魅了の魔法でもかけたのかな?兄さんは結婚の誓いを乙女に立ててたけど…、それって気が多くて軽薄な兄さんらしくないんだよね。

オレストはあっちこっちで女を口説くも、決して「本気の愛」なんて語らない男だというのが分かるセリフ。困ったやっちゃ。
でも、別れるのはあんまりうまくなさそう。だから「女と揉め事を起こすので有名」なんでしょうねぇ(笑)。


…こういう男って別にすごい二枚目でもなかったりするんですよね、不思議と。

管理人のかつての同僚にも4回だか5回だか結婚してるアメリカンな男がいましたが、不細工ではないものの決して二枚目ではありませんでした。
「趣味、結婚。特技、離婚。」だそうで…。
いや、マジで尊敬しましたよ。全然懲りてねえ(笑)。
そういうタフさが、モテるコツなのか?
あれで純日本人なんだからすごいよな…。

その後のセリフから、オレストもそう言う意味でそうとう「タフな男」らしいことも窺えます。

4章のラストでは、霧の乙女がオレストを恋しがるせいでメロディーが歪んでいると分かります。
オレストは女で身を滅ぼしたんだなというヴェラに対し、ユーリーは…、

Yuri: I don't think Orest is dead... It's more likely that he didn't want to fulfill his commitment. He was quite the heartbreaker.
ユーリー:なーんか、オレストは死んではいない気が…。それよりずーっと、約束を守る気が失せてしまったとか言う方がありそうな話だよ。兄さんはかなり無責任な女ったらしだったし。

オレストはいちいち結婚したりしない分だけ、管理人の元同僚よりは誠実なのかもしれません。比較対象が悪いかもしれませんが。
ともかく、過去の行動パターンからユーリーは全くオレストの本気を信じていないようです。

続くセリフがユーリーらしいというかなんというか…。

Yuri: But I know how to deal with the madness - it won't be the first time I've comforted a girl after she's had an affair with Orest. I'll write her a song.
ユーリー:ともかく、これでこの狂気に対処する方法が分かったぞ-オレストが手を出した女の子を慰めるのは、今に始まった話じゃないんだ。僕が彼女に歌を作るよ。

*have an affair with 人:人と関係を持つ。 はっきりと言わないまでも、性的な何かがあったんだなと感じさせるフレーズ。シティにしては随分大人っぽい表現。

過去にもこんなことがしょっちゅうあったんですね…。
オレストが手を出した結果、怒り狂ったり泣きわめいたりする女性たちを兄貴の代わりに歌で慰めてきたんでしょう。
ユーリー、苦労性だなぁ。

ユーリーの方がいい男だと思うんですが、オレストみたいな軽薄な男が好きなタイプにはユーリーみたいな誠実な男はモテないんでしょうね。まあ、ユーリーはモテたいと思ってやってるワケじゃないでしょうから、むしろユーリーみたいなタイプを好きになった女性の方が大変かも。
オレストは簡単に女の誘いに乗るタイプでも、ユーリーは多分オレストと真逆でちっとも誘いに乗らないタイプ。

それでもユーリーはオレストが大好きなんでしょう。こんな困った兄貴を見捨てないんだから。



サブクエの
【Father and Two Brothers 父と二人の兄弟】
には、喧嘩ばかりしていても肝心な所ではとても絆が強かったと出てきます。
具体的なエピソードはありませんでしたが、ユーリーがいじめられたらオレストがかばってやったりしてたんじゃないでしょうか?
ユーリーの代わりに相手を殴りに行くくらいしてそうだなと思います。

このサブクエ、最後まで読むとユーリーはとても強い人であることが分かります。

管理人が感動したのが、⑤のラスト

…and my life became perfect.
そうして僕の人生はパーフェクトになったのさ。

というユーリーのセリフ。

DisabilityであるユーリーからPerfectと言う言葉がでるのがスゴイ。

彼はきっと耳の事がなくても素晴らしい人間に成長したはずだろうと思いますが、果たして自分も同じ境遇になったとして、ユーリーほど強く生きられただろうか?と考えさせられてしまいます。


今回はとてもとても深い話でした。分かりやすい例として障碍者を出していましたが、本当のテーマは健常者も含め

「Perfect Lifeを生きる方法」

なのではないかな?と管理人は思っています。


世の中不満を感じるとキリがありません。

もっと頭が良かったら。
もっと背が高かったら。
もっとお金持ちだったら。

でも、世界の捉え方ひとつでユーリーのように「Perfect life パーフェクト・ライフ」になるかもしれません。
だからユーリーには耳が聞こえない卑屈さが欠片も感じられないのでしょう。そうなるまでにはきっとオレストを含め、家族の支えがあったのだとも思います。

全ての人が、「Perfect life パーフェクト・ライフ」を送れますように。


The problem is not "lack of ability," but "feeling of inability."
And that is true for all humans, including the able-bodied.
問題は欠けている事ではなく、欠けていると「思う」事である。
そしてそれは全ての人間に言える真実なのだ、健常者も含めて。

by 管理人

Maybe it's all the work of the Collective Unconscious? ひょっとして全ては集合的無意識の為せる業だったりして?

音楽って良いですよね!

音楽は情感が乗りやすく、映画でもTVでも、人をあっという間に没入させる力を持っているなぁと思います。

記憶に残りやすいという特性を使って、TVCMではキャッチフレーズにメロディーを付けたものが多用されていますもんね。

やめられない止まらない、・・・えびせん♪
・・・イレブンイイ気分♪
チョッコレート、チョッコレート、チョコレートは・・・♪
コ、コ、ロ、も満タンに、コ、ス、モ、・・・♪
おねだん以上、・・・♪
・・・の部分、簡単に思い出せるのではないですか?


シティのBGMにもかっぱえびせんならぬシティえびせん的魔力を感じますので、霧から抜け出せなくっても仕方ないのです。

そんなわけですっかり「踊るアホウ」な管理人。


どうしてこんなに色々作れるんだろう…。


どのロケの音楽も好きなんですが、一番はやっぱり旧ホテルでしょうかねぇ。
あんまり聴きすぎて、ソラでも思い出せますもんね。

あとはアッパー全部!
でも敢えて選ぶなら、
郵便局
点灯夫の作業場
満月の塔
オクトパス・シタデル
アーティファクト中央銀行
正義の司法宮…
多い!多いって!←選んでないだろ!

今回の壁絵の家は、その集大成とも言うべき音楽がテーマのお話ですが、ここにその感想を書くにはまだちょっぴり早いと思いますので、太郎さんの書き込みへの感想を…。


管理人に予見能力はカケラもありませんが、フォーラムで印象に残ったエピソードが、次のロケに偶然出てきたりすると、なんだか妙に嬉しいですよねぇ。

孔雀の羽は、年齢とともにあの目玉が増えて行くのだそうで、若いと2つ3つしかなくて、ヒジョーにさみしいのです。
当然派手な方がアピール力が強いので、目玉のいっぱいある羽を持つ年嵩の雄の方がモテるんですねぇ。
そのモテるモテないの落差たるや、見てるコッチが泣けてくるほど(泣)
自然界は残酷です。

モテると言えば…、ホーホケキョの囀(さえず)りで有名な鶯も、ホーが長いほどモテるんです。
でも若いとうまく伸ばせないもんだから、

ホケキョ、ホケキョ

になってしまって、ちっとも相手にされない(泣)
年を重ねた鶯は、

ホーーーーーーーーーーーーーーーー(いつ終わるんだ?)
…ケキョ

貫禄が違う!

鳥類はおっさんの方がモテるというお話。
アピール力って大事なんですねぇ…

管理人は人間世界でも、やたらアピール力の高い人の背後に孔雀の羽が広がっているのを幻視するときが(笑)

孔雀はさておき、管理人が偉い偶然だなと勝手に思ったのは、動物園の「落とし物」です。

動物園ではアヤシイ落とし物から話がスタートしましたが、日本では落とし物って交番に届けるじゃないですか。だから落とし物で誰もが一番に思い浮かべるのはきっと交番であって、新聞じゃないですよね?
そうすると、落とし物を拾ったら新聞広告を載せるって感覚がほとんどの人にないだろうなぁと。
シャーロックホームズとかでも、落とし物広告のエピソードはよく出てきます。
広告と言ってますけど、日本の伝言板に近いですね。
ちょうど正義の司法宮の後、日本と海外の落とし物事情の違いをフォーラムで話していたあとだったので、解説が楽でした。

不思議な偶然て、あるものです。
これもシティの霧の為せる技でしょうか?

心理学者のユングは人は潜在意識で繋がっていると言っていましたし、仏教哲学でも人は共通の阿頼耶識(あらやしき)を持つのだと説いています。

*ユング:心理学の祖フロイトの弟子だった人で、人間には共通の潜在意識があると説いた人。
*阿頼耶識(あらやしき):大乗仏教における唯識論(ゆいしきろん)で提唱される概念。
唯識論では、世界は人の五感からの情報を認識する事で存在するとされる。要するに、唯識論において、世界は人間のイメージの産物であり、実体のない「空(くう)」なのである。
そして五感や深層心理、そのすべてを生み出す元になっているのが阿頼耶識であり、ここで人は繋がっているのだとか。

実際、解剖学的に考えても、人間は五感から得られたデータを元に脳みそで再構築された世界を「認識」しているので、唯識論はある意味真実であるともいえる。世界が「空(くう)」なのかは別として(笑)
じゃあ科学的な見地から阿頼耶識はどこにあるのか?というと、DNAなのかなぁと言うのが管理人の意見。もしかすると人間どころか生物全体が共通意識を持ってるかもしれないよね。

おまけで言っておくと、西洋哲学では五感とは別に「心」という目に見えない実体があるという前提で話が進む。英語のspiritsはそういう概念であるという事を考えると、ちょっと面白いかも?

だから、デカルトの
I think, therefore I am (我思う故に、我在り)
になるんですね。

考える事で人間は存在していると言えるというのが西洋哲学の根底にあります。


心があるからこそ、存在していると説く西洋哲学
全てはイメージなのだから、実体はないという仏教哲学

何のかんのと言って、どっちも同じことを言っている気がしますが…、
どちらにも共通しているのは、

・目に映る(五感で感じる)ものだけが世界ではない
・どっかでつながった全体意識みたいなものが深層意識にある

ってことでしょうか?


そう考えると、似たような嗜好や志向を持つ人間が同時に同じ事を考えることもさほど不思議な事ではないのかもしれません。
預言者というのは「共通の潜在意識を読み取るのに長けた人」なのかもしれませんね。
マーサもよくastral plane(アストラル・プレイン)で瞑想していますし、そこには言葉にならない人々の想いが渦巻いているのかも?

*Astral plane アストラル・プレイン:オカルト用語で、精神世界のような、あの世とこの世の境のような感じの場所。マーサが良く使う用語だが、なかなかマニアックな概念なので人によってとらえ方が違うかも。管理人は阿頼耶識のようなものだと思っている。


ちょっと脱線しましたね。←ちょっとか?

ここからようやく本題です。←遅い!

前回、太郎さんからなんとも気になる話題が上がりました。

・シティでは何度か大規模な「火災」が起きている
・[Raven/レイブン/大鴉(おおがらす)]を意匠にした組織が存在する

という2つ。

言われてみるとたしかに気になります。←言われるまで気にしてなかったくせに!

気になると整理しないと気が済まないのが管理人。
いったんまとめてみましょうか。

《シティでの大規模火災》
確かにシティでは度々火事が起きています。

・長官が死にかけたという火事
・レイドンが子供の頃に体験した火事
・アーキテクツガーデンのP-2セキュリティシステムによる大火災
・火災屋敷の火事←これはボッチを拗(こじ)らせた天からの火が原因ぽいので除外
・人形師パペティーアの工房で起きたという大火事←情報が少なすぎるので一旦除外

上の3つが関係あるのかないのか?ですよね。
長官が昔消防士だったのも驚きだったのですが、消防士がhero的職業の典型であることを考えると、自己顕示欲と正義感が混在している長官なら、あり得る選択肢かもしれません。
むしろ秘密警察の方が表立って活躍する場面があまりありませんので、意外と目立ちたがり屋な長官には不向きかも?

さて、アッパーの火事の検証です。
レイドンの年齢は分かりませんが、長官はFacebook情報によると壮年のミドルエイジ(45〜50歳位?)らしいです。
見た目的にもそんな感じですよね。

長官のFecebook情報はこちら
http://shadowcity.starfree.jp/C00-newsfeed.html#Mr.%20Black


レイドンは、両親を失った火事の時にせいぜい5歳位だったであろうことを考えると、もしその火事が長官が消防士を辞めた原因なら、最低でも15歳位は年齢に開きがあることになります。
この年齢差がネックだったんですが、長官とあまり年の差がなさそうにみえるレイドンも、もしかすると意外と若いのかもしれません。
発言の端々からまだ独身ぽいことからして、30台前半くらいなのかも?

太郎さんはレイドンの生家の火事が長官の大やけどの火事と同じだったなら?を提唱されていましたが、管理人はむしろアーキテクツガーデンの火事とレイドンの両親の失踪が関連してるのでは?と疑っています。
要するにレイドンとアーキテクトに何かしら繋がりがあるのでは?と思っているんですねぇ。
ついでに天文学者スターも関係してそう。

なんでそう思うかって?

【Unknown Power】で金の林檎のアーティファクトに星空が記録されていたからです。
http://shadowcity.starfree.jp/_U03lamplighters_workshop10_unknown_power.html

あの話は残念なことに挿入会話での画像が間違ってたっぽいのですが、わざわざ画像まであったことからしても、重要な話なのでしょう。

金りんごに星空を組み込んだ理由は何なのか?
クラリッサ婆さまは魔女であって天体観測者ではありません。
ならば誰がそれを入れたのか。
スターだったんじゃないのか?と思っているわけです。

ここからは完全に妄想の域ですが、
クラリッサの娘がアーキテクトで、天文学者スターの妻だったならどうでしょう。

この妄想は以前にもチラッとフォーラムでしたことがありますね。あの時はマスターとの関連からそれに触れたに過ぎませんでしたが、ここではもっと掘り下げてみましょう。

アーキテクトには電雷の力があったっぽい記述がちらほら見受けられます。
アーキテクツガーデンを護っている雷球からしても、雷と無関係だとは思えません。
スターの娘であるヘレンもまた雷の力で自家発電をしているらしいです。
そしてそういう力は母から遺伝するとのだとミストレスが警戒していました。
ヘレンの母もMの刻印入り懐中時計を持っていましたねぇ。つまりマスターとつながりがある。
ミストレスはヘレンの母に面識はないまでも、心当たりがあるのではないでしょうか?
その心当たりが、同じ魔女であるクラリッサなのでは?

つまりヘレンの母がクラリッサの娘。その娘婿がスター。レイドンとヘレンはクラリッサの孫で、クラリッサがレイドンを引き取り、スターがヘレンを引き取って下界に移住したとか。

この妄想だとレイドンとヘレンは兄妹と言うことになります。

この妄想の欠点はクラリッサとマスターの関係性が弱いことでしょうかね?
娘とその娘婿が五賢守護団であるだけでも理由にはなるかもしれませんが、直接Мの刻印入り鳩時計を贈るかな?
マスターは元々あんまり社交的ではなかったんじゃないかと思えるんですよね。
色々性格を拗(こじ)らせてそうな感じから言っても。
そんな男が同僚の母なんぞに時計を贈るだろうか?
そんな社交的ならもっとマスター製の時計があちこちに寄贈されてるはずじゃないか?


もう一つの仮説は、クラリッサが結婚した「平凡な男」が天文学者スターだったと言うもの。

もしかするとクラリッサがアーキテクト本人なのでは?
ただこれだとレイドンはクラリッサの孫なのですから、ヘレンがレイドンの母になってしまう。あのヘレンがお父様以外の男に目が行くとも思えない…。←ここがネック

しかし、しかしですよ?

もしクラリッサが「婆さま」ではなかったならどうでしょう?
クラリッサは正体を隠すため、年齢を大幅に偽って婆さまのフリをしていただけで、実はレイドンの母だったら?←なんかトンデモないこと言い始めたぞ!

レイドンが尊敬する女性は二人、婆さまとアーキテクトです。

この二人が同一人物なら、レイドンの敬愛にはまったくブレがないことになります。
壮絶なマザコンてことにもなりますが、ファザコンヘレンの兄ならば、納得です。

火事に話を戻すと、アーキテクトが失踪したP-2セキュリティーシステムの火災とレイドンの両親が失踪した火事が同じだったらどうでしょう?

アーキテクトがクラリッサだった場合、その火災に乗じて失踪し、息子のレイドンには両親は亡くなったと伝えて、祖母として育てる。

何故身を隠す必要があったのか?
何かを護るためだったのか?
夫がスターならば、なぜヘレンのみを連れて下界にいたのか?

魔女の力を受け継いでいることを隠したかったのでしょうかね?
誰から護りたかったのでしょう?
シャドウになってしまったマスターから?
世界を征服しようと誘いに来るグッドマンから?

「P-2火災」と「レイドンの生家の火災」と「長官の大やけどの火災」は同じなのでしょうか?

「婆さま=アーキテクト」なら面白いですが、妄想に妄想を重ねていますので、ちっともかすらない可能性も大きいです。


《Raven/レイブン/大鴉(おおがらす)》
シティでは度々登場するRaven 。Crowより一回り大きいカラスで不吉の象徴です。
生物学的な分類ではないので、あくまでデカくて不気味ならRaven 。

Ravenと言うと有名なのが、エドガー=アラン=ポーの『The Raven 大鴉(おおがらす)』という詩。

ポーは『黒猫』という小説で有名な怪奇小説作家です。ミステリーの原典を作った人ですね。

『The Raven』は詩なので韻を踏んでいて、繰り返しがしょっちゅう出てきます。

Quoth the Raven "Nevermore."
大鴉は言えり「ネバーモア」。
*Quoth (クォゥθ): 古英語の特殊表現で意味はsaid。Quath+主語+"セリフ"の順番でしか使わない。

ポーが『The Raven』を発表する前からRavenは不吉だったんですが、この詩が決定的だったんじゃないかなぁと思います。それくらい有名です。

この詩では、陰鬱な主人公が、Nevermoreとしか鳴かないRavenに、ぽつりぽつりと話しかけます。
常に「Nevermore(二度とない)」としか答えないRaven。
答えは分かっているクセに暗い質問ばかりを投げかけて行く主人公。
負の連鎖に陥っている人間の思考パターンを見事に再現していて、どよーんとした気持ちにどっぷり浸かれる詩です。

全文はこちら。音声付きなのでどういうのがverseなのかが良く分かる
https://en.wikipedia.org/wiki/The_Raven

韻を踏む形式の事を[verse 韻文(いんぶん)]と言い、この表現はMural Houseでの伝説の詩にも使われていました。でもここでその話をすると長くなるのでまた次回←十分長いぞ!


ハロウィーンの時に珍品堂で売っているブースターの一つに
"Nevermore" Amulet 「ネバーモア」アミュレット
というのがあって、それにはRavenが描かれています。


まあとにかく不吉の象徴なんですが、ここではハロウィーンは脇に置いておいて、太郎さんが問題にしていたのは「血塗れのクラリッサ」が所属していた組織の名前ですよね。

一番気になる所としては、Old Cottage にはマップ上にもシーン内にも大きなレイブンがいます。

《Guest from the Past 過去からの客人》でのセリフでRavenが出て来るのは一カ所だけで、具体的な組織名は出て来ませんでした。

Goodman: Clarissa and I were in the same secret organization. See the special raven sign I have? Search and you'll find one in Clarissa's house too.
グッドマン:クラリッサと僕は同じ秘密の組織にいたんだ。ほら、僕の持ってる特殊な大鴉(おおがらす)のマークがあるだろ?探してみたまえよ、クラリッサの家にも同じモノがあるはずだぜ。


Antique Store アンティーク・ショップ❿【Night Guest 夜更けの訪問客】
ではレイブンがクラリッサの所持品を集めていました。
このRavenはどうもクラリッサの使い魔っぽい…。
ここでも組織名は出て来ません。

《Wonder Hunters ワンダー・ハンターズ》では誰がリーダーなのかは触れずに、組織名がいきなり出てきました。

Danu: The idea of creating the Pavilion came to me after college. I thought I couldn't get smarter, but then the Raven Order contacted me. Here's their badge. See the key on the Raven Order's badge? It symbolizes the unraveling of world mysteries. The Order offered me a job as a fairy specialist.
ダヌー:箱庭を作るってアイデアは、大学を出たあとに思い付いたんだ。これ以上頭でっかちになってもと思ってたら、大鴉(おおがらす)がシンボルマークのレイブン・ギルドがコンタクトを寄越してね。ほらよ、これがそのバッジだぜ。な、レイブン・ギルドのバッジには大鴉と一緒に鍵が描かれてるだろ?これは世界の謎を解き明かすことを象徴してンのさ。ギルドは俺に妖精のスペシャリストとして仕事を依頼してきたんだ。

前回の太郎さんの指摘を受けて、「レイブン=大鴉(おおがらす)」と分かるように訳を足しました。←ズルい(笑)

大幅な変更はしていませんが、修正ができるというのがサイト翻訳のいい所でしょうか。ゲームそのものだとこうはいきませんので、中の人は大変だと思います。なかなか修正されないところからして、修正権限が日本にないっぽいですし。

太郎さんにはカッコいいとお褒め頂いた「レイブン・ギルド」ですが、原文ではRaven Orderです。

組織名というのはシティで何種類か登場していて、そのたびに悩むんですよねぇ。

《シティでの組織名》
・Secret Society 秘密結社:コレクターの所属する組織名として最初に登場。Secret Organizationの前の表現
・Secret Organization 秘密組織:正式名称ではないがコレクターの所属する組織として登場
・Order of the Five 五賢守護団:コレクターの所属する組織の正式名称。組織名としてOrderが使われている。ちょっと古風。
・Order of the Defenders ディフェンダーズ騎士団:公安局の前身になった組織。ここでもOrderが使われている。
・Security Service 公安局:アメリカならCIA、イギリスならMI5(国内)/MI6(国外)、旧ソ連ならKGB、現ロシアならFSS (Federal Security Service)。いずれも国内国外の諜報活動を行う組織。最も近い表現をしているのはロシアなので、シティの公安局はとってもロシアのFSSっぽい。ちなみに現在のロシアの大統領は言わずとしれた元KGB。
・Fellowship of Lamplighters 点灯夫ギルド:カルロスが[Chief Lamplighter 点灯夫頭(てんとうふがしら)]を務める組織。Fellowshipは団体くらいの意味だが、ここでも訳にギルドを使ってしまった…。【Fellowship of Lamplighters】に登場
・League of Researchers 研究者連盟:Dr. Barryの所属するアングラ研究者組織。Leagueはスポーツ連盟とか科学者連盟とかある分野をまとめる組織に使う表現。[Secret of the Perfect Taste], [Mysteries of the League]に登場
・League of Secrets シークレット・リーグ:主人公が現実世界でジェイコブと一緒に参加していたミステリー研究サークルの名称。Leagueと名前が付いていることから、結構大規模な組織だったのかも?単に大袈裟な名前だっただけかもしれないが。【Secret League シークレット・リーグ】に登場
・Black Lily Clan 黒百合ギルド:Agent Jonesの宿敵Green Snakeの所属する組織。Clanというのはサークルみたいな同一の趣味の組織みたいなのに使う名称。一部ゲームだと守護団のチェストみたいなフレンド同士の団体に使われている名称でもあるが、日本語での浸透度がそこまでなさそうなので、これもギルドに…。【Searching for a Woman】に登場
・Raven Order レイブン・ギルド:ダヌーの箱庭に出資した組織。組織名にOrderが使われている事から、ちょっと古風な団体っぽい。ここでも訳はギルドに…。
・Shadow Cult シャドウ教団:教祖シャドウの率いるアヤシイ教団。Cultはほぼ日本語のカルト集団と同義でアヤシイ宗教団体のこと。

管理人がギルドと訳してしまった団体は3つ。
Fellowship, Clan, Order。どれも英語はギルドではありません。
Guildという英語はとっても中世っぽい言葉なので使われていないのだと思います。
日本語で浸透しているカタカナでないと、組織名だと分かってもらえないし…。それでついつい「ギルド」を多用しているのですが、本当はもっとバリエーションが欲しいと悩み中です。

さて、「Raven Order レイブン・ギルド」がダヌーの妖精の箱庭に出資したと出てきますが、この2つが同じ組織ならオモシロイ事になりますね。

ちょっと黒い影の見え隠れするクラリッサの組織が、妖精研究に加担した理由は何なのか?
果たしてそれはクラリッサの指示だったのか、部下の暴走なのか。

Raven はまだ登場回数が少ないので情報不足ではありますが、注目に値することは間違いありません。

「火事とレイブン」
この2つのカギを握るクラリッサ=ストルクの動向が気になる所です。

ここに派生して、管理人は「マスターのMの刻印入り時計」にも注目しています。

先のアッパーの火災の検証の中でも触れましたが、マスターはその性格から言って、あちこちに自分の時計を配って回るタイプではない気がします。

《Timepieces engraved ”M" Mの刻印入り時計》
今までMの刻印が入っていた、あるいはマスター製だと判明している時計は全部で5つ
・下界のメインクロックである駅の大時計
・ハントレスの父が持っていた懐中時計
・ヘレンの母が持っていた懐中時計
・オールド・コテージにあった鳩時計
・猫のクロッキーが首に提げていたストップウォッチ

猫は除くとして、もしマスターが時計を渡した相手が全部「五賢守護団」メンバーだったなら?

なんでこんな突拍子もない事を言い始めたかと言えば、それなら「刑事の部屋」でコレクターの麾下(きか)に特殊能力を持つ狼男がいたことも説明が付くからなんですね。
http://shadowcity.starfree.jp/City7.1_Detective's_Room.html

ハントレスの父=コレクターならどうでしょうね?

「刑事の部屋」の時にはまさかまさかの可能性として触れましたが、それがまさかではなかったなら?

ヘレンの母=アーキテクト=クラリッサ
だけでもトンデモ妄想なのですが、どうも気になって仕方がない。

そして…、駅のメインクロックを管理するのは誰でしょうね?
コンダクターなのでは?

管理人はずーっと彼が「Simon サイモン」なのではと疑っているのです。
Simonは《Another's Soul 別の誰かの魂》のラストでアンジェリークが名前を挙げた人物です。
アンジェリークのプロトタイプを注文していた人物。
五賢守護団の封筒を持っているのに、五賢守護団のメンバーの名前には含まれていない人物。

Angélique: Here is the customer's letter. These are the parameters by which I was made, and an indication that the mannequin is required to work as a secretary. The signature is illegible, something like "Simon." The sign of the Order of the Five is inside the envelope. But there is no one with this name in the Order.
アンジェリーク:コレガ依頼人ノ手紙デス。コノ中ニ私ヲ作ルノニ使ワレタ各項目ノ数値ト、秘書トシテ働ク為ノまねきんデアルトノ指示ガアリマス。署名ハ滲ンデイマスガ、「さいもん」トアルヨウナ。封筒ノ内ニ入ッテイルノハ五賢守護団ノまーくデス。シカシ守護団ニハソノヨウナ名前ノ人間ハイマセン。


《Dark Side of the Secret 秘密における闇の側面》
で、実は五賢守護団にはそれを取りまとめる6人目がいることが分かっています。
ちょっと長いですが引用しますね

Letter description: ... I would have never thought that we would go from being a group of enthusiasts who risked everything for the Dream, to defenders of the City. The Order of Five. Sounds nice, eh? Proud, flashy, a little funny. Perhaps we should call ourselves the Order of Six, as this is more accurate.
One of us stands in the center. The one who assembled us and gave us hope and inspiration. And we, the Order of Five, surround him. Ready to answer for what we have done and protect those involved.

手紙の記述:…私たちのグループが夢に全てを賭けるマニア集団から、シティを護る者になると思ったことなど一度としてなかったよ。「五賢守護団」か。いい響きではないか、ふふん?誇り高く、華々しく、ちょっとおかしな感じだ。おそらくは私たちのことは「六賢守護団」と呼ぶべきなんだろうね、こちらの方がより正確だろう。
私たちの中心に立つ者がいる。その人物が私たちを集め、希望とインスピレーションを与えてくれた。そして私たち「五賢守護団」は彼をぐるりと取り囲んでいる。私たちのしてきたことは何かという問いに答え、巻き込まれた者たちを守る覚悟はできているさ。


フツーの予想ならこの6人目はレオナルドです。
ですが、管理人は前にも言ったとおり、彼は五賢守護団の5人のメンバーの一人なのでは?と思っているんですね。

新たにここで五賢守護団のトンデモ予想を再度
《五賢守護団のメンバー予想 2023》
1.コレクター=ハントレスの父←実はドイツ人?
2.人形師パペティーア←異次元を放浪中
3.天文学者スター←シャドウに囚われ中
4.アーキテクト=ヘレンの母=クラリッサ←どこかからレイドンを監視してる?
5.ジェイコブ=レオナルド=マスター=シャドウ←全部同じだったらスゴイことに
6.コンダクター=サイモン←いちばんのトンデモ説

まあ根拠はマスターの性格くらいしかないんですけどね。
あとはまあ「Conductor コンダクター/指揮を執る人」っていう渾名かな?

そうだったら面白いのに…フフフ

いかん、そろそろ管理人の妄想に皆さん疲れて来ている頃でしょう。

皆さんはどんな妄想をされていますか?

阿頼耶識は繋がっているみたいですから、そのうちあなたの夢にもサイモンが出て来るかも?

あのう・・映画化はいつでしょうか?

動物園大好き水族館はもっと好き植物園も美術館も大好き太郎です。勿論博物館も大好き。生きていてもいなくても骨だけでも皮だけでも石になってても好きです。それとキノコも好き好き大好きです・・図鑑は流石に持っていませんが。



先ずは自分からも管理人様に御礼を。

この様な素晴らしいサイトを運営して下さって本当にありがとうございます。2年程前、次元を超えた迷子(笑)になってしまった自分に大いなる支えと希望を与えて下さいました。毎回のイベントを翻訳してアップしているだけでも大変な作業でしょうに、シティの変更点やミニイベ、最近ですとBGMまで載せて下さっていてもう痒い所に手が届きまくり!で本当に感謝しております。このフォーラムでも知りたがり太郎にお付き合い頂き、また沢山の事をお教え下さりありがとうございます。

シティの変更点などは読み始めるとハマってしまって、気付くとあれもうこんな時間?!トラップが仕掛けられていますけれどね。


BGMも新旧両方あるのはとても嬉しいです。自分は「Pier 桟橋(日本語版は埠頭)」や「The Hotel ホテル」「Easter Picnic イースター・ピクニック」のBGMがお気に入りだったんですがいずれも変更されています。ちなみにアッパーですと「Cabaret キャバレー」がお気に入りです。あの気だるい雰囲気がぴったりですよね。現在はBGM無しがデフォルトになっていますし、探索時間も気にしないといけないのでこちらでゆっくり聴けるのはありがたいです。巻き戻り前はBGMを聴きたいが為に、最後の1コ残しで時間ギリギリ一杯まで楽しんだものです。



前回のイベントはまさかまさかの動物園! イベントはおそらくかなり前以って企画・制作しているのでしょうから、自分が驚いたのは管理人様に対してです。


「管理人様は予言者様なのか?」


昨年末に人としての在り方について、孔雀の羽で例え話をして下さいましたが、直後に始まった「Artifact Bank アーティファクト中央銀行」イベでは探索物に「クジャクの羽」が登場して、この時もすわ予言か?と驚きました。シティでは「鳥の羽」の種類の1つとして孔雀の羽っぽい形状のものが出て来る事は今までもありましたけれど、鳥の羽の種類を指定してきたのは記憶がありません。なのでこの時も鳩が豆鉄砲食らったかのように目が点になりました。鱗が落ちたり点になったり、目が忙しいです。

で、今回動物話で盛り上がった所で「Wildlife Park 幻想サファリ・パーク」です。どこかでこっそりイベ情報をリークされているのでなければ予言としか言いようがありません。


今や管理人様は太郎の中では「予言をなさる旅人」とクレジットされています。


「エキドナ」と言われて思い浮かぶものは自分には何一つありません。何かが思い浮かぶだけで尊敬に値します。生き物なのかさえも想像がつきませんでした。ギリギリひねり出してJRの新しい切符の買い方かな?くらいです。いやゲーム関係ないじゃん!(笑)

日本語版では和名の「ハリモグラ」でしたので、迷う事はありませんでしたが、ネズミだけじゃなくてモグラもいる事に驚きました。しかも卵生なんですね!自分も卵生の哺乳類はカモノハシしか知らなかったのでびっくりです。

管理人様が気に入って下さった「温かい亀の子たわし」ですが、太郎発信のワードではございません。ハリネズミをペットにされておられる方の動画をどこかで見た折、このような記述を見かけまして、何とわかりやすい!と記憶していたものです。言葉足らずですみません。でも言い得て妙ですよね。

シティですと下界の「Golden Daisies Alley 黄金色のデイジーの小道」に探索物の1つとして hedgehogハリネズミが登場しています。どのポーズのコも可愛いです。


ストーリーもなかなか凝っていて楽しめました。まさか? やっぱり!・・う~ん、まぁでもどうせ最後には改心しちゃうんでしょ?いつぞやのアブナー氏みたいにさ・・・などと思っていたら予想外の展開でした。それにあんな明るい雰囲気の動物園にあって、飼育されている不思議な動物たちが元々は人だったのか?と思うと怖いお話でもありましたね。しかも旦那が若いコとデキてしまうお話はいいのか?と自分もちょっと心配してしまいました。

のろまを働くとヌルヌルの何かに変えてしまう『M』のあのお方よりはまだ良いのかもしれません。あちらは旦那を消し去っています。


管理人様もウケた5章の①

Roger Doubledeal :This predator's crown is in fact a childish toy, but Claudie clearly liked feeling like a queen, and I played along in every possible way. We started dating, and things were progressing towards engagement.

ロジャー=ダブルディール :実のところ、肉食獣の冠は子供用のおもちゃなのですが、クラウディは女王様のような気持ちになるのが好きで、私はいろいろな方法で彼女を女王様扱いしていたのです。交際が始まり、婚約まであと一息というところでした。(日本語版)

predator's crownはそのまんまの「肉食獣の冠」と訳されていました。しかしながら自分のツボは・・・


”うっかり "I played along in every possible way"を
「ありとあらゆる女王様プレイに興じてしまいましてねぇ」
にしそうになりました。”


いいですねぇ、振り切った訳です(笑) でもロジャーとクラウディのあの感じからしてこれを連想せずにいられましょうか。

いろいろな方法でねぇ・・ええ(笑)

あ、決して自分はそちら方面の気はありません。そういうモノを想起させるようなお話が面白かったなぁ~といいうだけですから!


そしてこれは声を大にして言いたいのですが、ご褒美アバター或いはイベ通貨で購入できるアバターにはクラウディになでなでされているワニも加えて頂きたかった。運営の方、もし万が一にもこれを読んでいましたら是非よろしくお願い致します。




もうすっかり時間が経ってしまいましたがパビリオン「Pavilion of Providence お告げの箱庭」も面白かったですね。

初見はアッパーらしからぬ・・と言いますかシャドウ=シティらしからぬ雰囲気に戸惑いましたが、なかなかどうして趣深いロケ地でした。薄ぼんやり発光する半透明のキノコやタコの卵のような形の照明器具、そしてお人形達や我々が愛してやまないカエルにカタツムリ。中でも太郎的感動ポイントはパビリオンのガラスに打ち付けられる雨水の流れや雷の光る様です。こんな所もこんなに凝って作り込むんだなぁと感銘致しました。探索に夢中になって見てない方もいるのではと思える程のさり気なさ。自分はいつまででも見ていられるんですけれど、のんびり眺めていられないのが残念です。

そしてこれも驚きだったダヌー館長のビジュアル。コーンロウもなかなかでしたが、何と指先がガ・・ガスバーナー?! シティ住民お馴染みの喫煙パイプらしきも見受けられます。凄いぞ、炙り焼きとかキャラメリゼとかすぐ出来そう!←食いしん坊発動(笑) しかも妖精さんを探しているのにその腰にぶら下がっているのは一体?・・ですが「探し物はすぐ目の前にあるのに得てして気付かないものである」という暗示なのかもと思い直しました。深読みし過ぎでしょうか。

このパビリオン、日本語版では『摂理のパビリオン』でして、これまた仰々しく来ましたねと当初は思いましたが、摂理などと言われるとそんな深読みももしかしたらアリなのかもしれません。


ここで気になった訳が

Herbert Danu:The idea of creating the Pavilion came to me after college. I thought I couldn't get smarter, but then the Raven Order contacted me. Here's their badge.

ハーバート=ダヌー:パビリオンを建てるという考えは大学を出てから思いついた。研究が行き詰っていた頃、カラス団から連絡があった。これがそのバッジさ。(日本語版)


唐突のカラス団にかなり面食らいました。管理人様の「レイブン・ギルド」の訳の方がカッコいいじゃんと思いましたが、自分はカラスと言えばクロウしか思い浮かばなかったので「the Raven Order」を日本人に伝わるように訳すのは難しかったのかもと想像します。今までもravenはカラスと訳されてきているので今更「レイブン」にも出来ないのでしょう。で苦肉の「カラス団」だったのかもしれません。


サブクエ Pavilion of Providence⓻[Who Is Stronger? 強いのはどっち?] でのダヌー館長とアルフォードの掛け合いは面白かったですね!日本語版は管理人様訳より大人しめでしたが、それでも十分可笑しさは伝わりました。うっかりスクショしてなかった事を悔やんでいますが、太郎第3のアカウントが控えているのでその内に3回目をやります(笑)

続く Pavilion of Providence⑧[Fairy Hunt 妖精狩り] でのルーカスとのほっこりエピソードも良かったです。ルーカスの良き兄貴分を発揮していて、見た目はちょっとばかりパンチが効いていますが、なかなか良いヤツですね。



虫じゃないけどでんでん虫ことカタツムリですが、最近シティでの出現率が高いですね。しかも結構リアルなヤツが!「猫カフェ」では所謂でんでん虫でしたが「パビリオン」ではアフリカマイマイ風のヤツが登場でおお!っとなりました。一時期はアッパーも下界もタコ率高めでしたが、カタツムリブームがキテるのでしょうか。そもそもタコは海の生き物ですし「アッパー海ないじゃん!日本エリアも内陸だよ。何か陸の生き物でぬるぬるしててちょいキモくて皆が知ってるヤツないかな・・あ!」という流れなのか知らんと推測しています。


でんでん虫と言えば・・・管理人様の妹君はなかなかユニークでいらっしゃるのですね。女郎蜘蛛を捕まえて堂々提出なさった件、思わず笑ってしまうと同時に感心致しました。いやいや、結構大きいですよね女郎蜘蛛。自分も昆虫は好きな方で捕まえるのも問題ないのですが、女郎蜘蛛はちょっと躊躇します。

自分も恐らく管理人様に負けないくらいの田舎で育ちました。朝玄関を開けたら結構な大きさの蜘蛛がびっくりするくらいの立派な巣をばばーんと張っている事もしばしばありました。そんな時は何か適当なサイズのバッタなどを捕まえてきて巣に引っ掛けますと、すぐさまぐるぐる巻きにされてチューチューされるのですが、それを見ているのが好きでした。カマキリも捕食している様が好きで、バリバリいわせながらバッタとか蝶とか食べているのをず—ーっと眺めていました。「あん?何見てんだよ」とでも言わんばかりにめっちゃメンチ切られるんですけどもね。

昆虫で思い出深いものでは「お蚕さんを飼育しよう」というのがありました。ひとりひとりに5匹程が支給されたと記憶しています。時々学校へ持って行き、皆で成長具合を確認したりしていました。きちんとお世話をして丸々太らせている子もいれば、あれ?君んちのスレンダー過ぎじゃない?なサボり気味の子もいました。お蚕さんは新鮮な桑の葉さえあればご機嫌で脱走もほぼしません。和菓子などの浅い紙箱などでも十分飼育できますので、水が苦手とかちょっとした注意事項を守れば飼育自体は難しくありません。

そして自分が受け取った全個体が無事に繭を張り、神々しいまでの真っ白なもふもふさんが1匹だけ羽化しました。勿論飛べないので紙箱の中で産卵して天寿を全うしました。その卵が孵化する事はありませんでしたが貴重な体験でした。

昆虫話でもうひとつ。

自分はカマキリも好きなのですが、ある時カマキリの卵・・卵嚢ですね・・を産み付けられた枝ごと持ち帰り、何の気なしに玄関の下駄箱の上に置いてあった花瓶に差し、その事をすっかり忘れ去ってしまうのです。

そして冬が過ぎ、春が来ました。

当然太郎家の玄関にも春がやって来ます。春が来れば、冬眠していたものは目が覚め、卵は孵化します。もう管理人様は笑い始めているかもしれません。ご存知の通り、カマキリは不完全変態の昆虫です。孵化してきた時から自慢のカマを振り上げてきます。あんなマシュマロくらいの大きさの卵嚢にどんだけ産んだんだよってくらいの数が一斉に孵化してきたそうです。もう玄関中ちびっこカマキリだらけ!あっちでもこっちでもぴょこぴょこのフリフリで大騒ぎ。

この惨事は自分が学校にいる間に起こったので、この素晴らしい(?)光景を自分は見る事が出来なかったのです。そして更なる悲劇が・・・

このタイミングで太郎の爺様がお出掛けするため玄関に向かったのです・・・。

学校から帰宅後母親からこっぴどく叱られました。「おじいちゃん、玄関でびっくりして腰抜かしちゃったじゃないの!カマキリ外に出すのも大変だったんだから!もうカマキリの卵禁止!!!」

爺様ごめんなさい。でも見たかったなぁカマキリパニック(笑)


”そんな幼い頃のことはすっかり忘れた妹は、今では蜘蛛にキャーキャー言っているので、不思議なものです。”

あるあるですよね(笑) 食べ物も大人になると好みが変わる事がありますから、それに近い感覚なのでしょうか。

食の好みが変わる→必要な栄養素が変わる。嫌悪感を感じる対象が変わる→自分にとって不利益になる対象が変わる・・とか。



最近気になっている人物がいます。

アッパー=シティの良心ことレイドン=ストルクです。

今4度目(笑)の[U-No.16:Guest from the Past 過去からの客人]をやっているのですが、3章の①の


Mr. Goodman: Actually, I have an important mission. A secret one! But I'll let you in on the details, because I need your help. Clarissa and I were in the same secret organization. See the special raven sign I have? Search and you'll find one in Clarissa's house too.

グッドマン氏: 実は、僕には重要な任務があるのさ。極秘の任務がね!でもこっそり詳細を教えてやるよ、何故って僕は君らの協力を必要としているからね。クラリッサと僕は同じ秘密の組織にいたんだ。ほら、僕の持ってる特殊な大鴉(おおがらす)のマークがあるだろ?探してみたまえよ、クラリッサの家にも同じモノがあるはずだぜ。(管理人様訳)


スクショ取ったつもりだったのに取れていなくて、軽くショックを受けていますが(涙)、日本語版では大鴉(おおがらす)はカラスと訳されていました。このカラスのマークを持つ組織とはハーバート=ダヌーをスカウトしたあのレイブン・ギルドと同じ組織なのでしょうか。そうだとするとダヌー館長はもしかするとこの自称グッドマンやクラリッサ婆様の事を何か知っている可能性もあるのではないでしょうか。


そしてサブクエ Old Cottage⑧[Incomplete Biography 未完の来歴(らいれき)] ではレイドンの両親の行方について言及されます。自宅が火事に遭い全焼、原因は不明で夫妻は行方不明との事なのですが・・・

この火災に U-No.8[Guises of Evil 悪しき者に扮して] にて明かされる「若い頃消防士だった」ブラック長官が関わっていたという事はないでしょうか。長官とレイドンの年齢設定が今一つはっきりわかりませんが、長官が何か知っている気がして仕方がないのです。原因不明の火災・・長官が大火傷を負ったのも普通の火災ではなかったはずです。この時の火災は一体何処で起こったのでしょうか。


アンティークショップのサブクエ Antique Store⑩[Night Guest 夜更けの訪問客] ではアルフォードがクラリッサ婆様のブレスレットを所有するも大鴉に盗まれていた事が発覚します。ここでも大鴉とクラリッサ婆様が関係がありそうな匂わせをするもアルフォードがどう関わっていたか言及されずに終わります。

アルフォードもクラリッサ婆様と何某かの関係があるのでしょうか。あちこちで繋がりそうで繋がらないこのもどかしい感じに、いけずを感じつつも更なる深みにハマるんですね。




”トルコの春”

日本で生まれて日本で暮らしている人の殆どは暴動に遭遇した事はないのではと思います。自分は暴動はおろか、デモ行進ですら実際に見た記憶がありません。ニュースの中で起きているあまり現実味のない出来事という感覚です。

でも管理人様のこのお話はとてもワクワクしながら読みました。自分は本を読む時、映画を見るような感覚で、シチュエーションや登場人物、時には声の調子なども想像しながら読む癖があります。なのでとても読むのが遅いのですが、今回もいかついおっちゃん(髭メン)を自分なりに想像しながら読みました。


”誘拐されたこともありませんし、銃を突き付けられたこともありません。
銀行強盗に出くわした事もないし、死体の第一発見者になったこともありません。
ミステリーは始まらないなぁ…。”


ミステリーは本や映画などで安全な所から楽しむのが一番ではないでしょうか。日本でそぉっと暮らしている自分にはミステリーの始まる要素は皆無です。今のところ、息をしていない人を見た事があるのは大往生した爺婆様のみですが、とても幸せな事だとも思っています。そんな自分からしたらこんな面白い・・いやもとい、大変な体験をされたなんて何それ凄すぎるー!状態です。

タクシム広場も検索してみたら想像してたよりずっと大きな広場で、ここが群衆で一杯だったの??ひえぇ~・・これは震えます。


で、映画化はいつでしょうか?(ワクワク)

How do you hear with your bones? どうやって骨で聞いてるの?

★Beethoven is the most famous deaf musician. By the time he composed his Fifth Symphony, "Fate", he was already quite deaf, and by the time of the Ninth Symphony, he was completely deaf. However, it is said that he did not compose completely without listening to any sounds.
If tympanic membranes are damaged and cannot catch any sounds, the auditory nerves are still alive. The hearing system works by amplifying air vibrations with tympanic membranes, transmitting the vibrations to the auditory ossicles, converting them into electrical signals, and sending them to the brain. Therefore, if sound vibrations are transmitted directly to the auditory ossicles, sound can be heard without tympanic membranes.
Some biography tells that Beethoven seems to have used something like a mouthpiece to convey the vibration of the piano strings to his mouth.
However, from his post-mortem autopsy, it also turned out that his auditory ossicles seemed abnormal, so it is amazing that he might have composed completely based on his imagination around the time of the Ninth Symphony.
In any case, he was an unparalleled genius.
*auditory ossicles: tiny bones in your ears attached to the tympanic membranes.

And if you want to know about Beethoven's legend, it is worth reading this article!
"If Beethoven was completely deaf, how did he compose music?"
https://www.classicfm.com/composers/beethoven/guides/deaf-hearing-loss-composing/



《どうやって骨で聞いてるの?》
★解説:一番有名な聴覚障害の音楽家はベートーヴェン。第五交響曲「運命」を作曲した時にはすでにかなり聴覚が弱っており、第九の頃にはもう完全に聴覚がない。しかし完全に音を聞かずに作曲していたわけではないと言われている。
鼓膜に障害があって音が聞こえなくなった場合、聴覚神経そのものはまだ生きている。聴覚というのは、空気の振動を鼓膜で増幅し、その振動を耳小骨という骨に伝え、振動を電気信号に変換して脳に送っている。耳小骨に音の振動を直接伝えれば、鼓膜がなくても音を聴くことはできるため、ベートーヴェンもピアノの弦の振動を口に伝えるマウスピースの様なモノを使っていたという伝記もある。ただ、彼の死後の解剖から、耳小骨そのものに異常が出ていたらしいことも分かっており、そうなると第九の頃には完全に想像だけで作曲をしていた可能性も捨てきれないのがスゴい。
いずれにせよ、不世出の天才だったことだけは確かである。

「彼に完全に音の聞こえない聴覚障碍があったのなら、どうやって交響曲を作曲していたのだろう?」
https://www.classicfm.com/composers/beethoven/guides/deaf-hearing-loss-composing/
ベートーヴェンの伝説をもっと知りたければ、一読の価値あり。
一番下の動画の曲 "Große Fuge, Op. 133" は完全に聴力を失ってからの曲。聴力があるかどうかは、素晴らしい音楽を生み出せるかどうかには関係ないのが良く分かる。

そう言えば…
むかーし、ツーカーという携帯電話会社が「骨伝導」という手法を使った携帯を大々的に売り出した事がありましたねぇ。耳に当てずに頭蓋骨(頭頂部)に当てても聞こえるという優れモノだったのですが、実際に使っていた知人の感想が面白かった。

たしかに「聞こえる」、けど「話せない」

確かに頭蓋骨じゃ話せないわな。(笑)
でも、ご本人は気に入って使ってらしたので、本当に聞こえやすかったのでしょう。

よろしければシティまでご一緒しませんか? Would you like to accompany me to the City?

いきなり怪しげなタイトルで申し訳ございません。
Sorry for the weird title from the beginning.

いやまあ、管理人のフォーラムタイトルがアヤシイのは今に始まった話ではないのですが…。
Well, it's not a new story that my forum title's entry is silly, though.

ここに書き込むほどでないささやかな感想や疑問をチャットで出来たら楽しいかもなぁとふと思い立ち、こんな伝言をしています。
I suddenly came up that it would be fun if I could have a chat with you about tiny impressions and questions that aren't worth writing here, so I am writing this message.

ログインIDは
「Main K」です。
My Player ID is
"Main K"

I'm looking forward to seeing you in the City.
シティでお会いできるのを楽しみにしております。

管理人
The site administrator

Would you like to feel a queen? 女王様気分はいかが?

皆さん動物園はお好きですか?
管理人は結構好きです。
動物園も水族館も植物園も。生き物はいいですね。
博物館も好きなので、生きてなくてもいいのかもしれませんが。

今回はミョーに早く全ての翻訳が終わりました。
良かった良かった。
でも、中国イベの話をスルーしてしまったなぁ。余裕があったらしたいかも?←時間切れのフラグ?

まあ、先ずは6-7月イベントのお話を。
最近のシティのロケには必ずと言っていいほど動物が出て来るなぁと思っていたら、今回は動物たちオンパレードの動物園!
動物好きの方々には大ウケなのではないでしょうか?
左の虎がカッコいいですねぇ。海ドームをのっけた陸ガメも素敵です。

備考欄にもつぶやきましたが、管理人は最初「Echidna エキドナ」が分かりませんでした。
いや、ギリシャ神話のエキドナは知っていたのですが、まさか違うよな?と思いつつも、ちょっと蛇っぽい生き物を探してしまい、よもや「温かそうな亀の子たわし」にしか見えないあの動物がエキドナなのだとは…。
みんなすぐ分かったんだろうか?

気になってHidden Cityの公式じゃないの方のFacebookを覗いたら、やっぱりヤマアラシだと思っている人が世界中にいて、思わず「うん、うん」と頷いてしまいました(笑)
公式じゃない方のFacebookはこちら
https://www.facebook.com/groups/512505585623111/

エキドナは管理人にとってはギリシャ神話の半分女性で半分蛇の怪物の名前でしたが、そもそもギリシャ語では毒蛇という意味なのだそうで、ギリシャの人は毒蛇を探してしまったとのこと。←Yes, yes, so do I!(うん、うん、同じ!)

ちょっと前にこのフォーラムでも管理人はHedgehogがハリネズミなのかヤマアラシなのかすら分かっていない無知を晒したばかり。
その管理人に「じゃあ、これはどうだ!」と言わんばかりの「エキドナ」。

ヤマアラシはPorcupine(ポーキュパイン)でした。pork+spineでporcupine。意味はトゲトゲ豚。
spineはウニとかみたいな固いトゲトゲで、いかにも痛そう。
hedgehogじゃありませんでした。←まだ引きずってる
ヘッジホッグは温かい亀の子たわし。←太郎さんのこの表現が気に入ってしまった管理人

Wikipediaの解説を読んでいたら、なんと卵生哺乳類なのだそうで、二度びっくり!
へー。
卵生哺乳類はカモノハシだけかと思っていたら、他にもいるんですねぇ。
オーストラリアはかなり早い段階で他の大陸から分断されただけあって、固有種の宝庫です。

知りたがり太郎さん程ではないにせよ、管理人も知りたがりなので、こういう珍しい動物の話とかが仕入れられるのもこのゲームの面白い所。
あまり知られていないであろう動物を普通にぶち込んで来るその遊び心が好きです。

なんでそんなヘンな名前なんだ?と思ったら、

「卵を産む→哺乳類と爬虫類の両方の特徴を持つ」

という連想からその名が付いたのだそう。道理で見た目はちっとも似ていない。面白いなぁ…。

きっとロケーションやストーリーが製作されるのは、フォーラムで「温かい亀の子たわし」状動物が話題に上がるよりずっと前でしょうから、たまたま似たような動物が探索アイテムに現れただけの偶然なのでしょうが、驚きのあまり思わず口がドナルドダックに。(笑)

ヤマアラシとハリネズミ以外にもトゲトゲ動物がいるなんて!

まさかこのフォーラムを読んでいる訳はないよな?と思いつつ、タイミングがいいなぁ。
太郎さんにせよ管理人にせよ、このゲームが大好きなので制作側と感性が似ているのかもしれません。←図々しい?

そしてストーリーは結構「大人向け」でしたねぇ。特にここ数年の下界は、児童書ばりの品行方正さだったのに、急にどうしたんだろう?
個人的には大歓迎ですよ!

管理人的に一番ウケたのがこちらのセリフ

Roger Doubledeal: "Claudie clearly liked feeling like a queen, and I played along in every possible way."
ロジャー=ダブルディール:「クローディは女王様気分を殊(こと)の外お気に召したようで、わたくしはあれやこれやと女王様遊びにお付き合いしましてねぇ。」

うっかり
"I played along in every possible way"を
「ありとあらゆる女王様プレイに興じてしまいましてねぇ」
にしそうになりました。←いや、さすがにこの訳はマズいだろう!(汗)

ロジャーのように胡散臭い男がどうしてクローディに気に入られたのか、このセリフが出てくるまで懐疑的だったのですが、なるほど!
理由がえぐい!いやエロい?でも納得。
人間の奥の深さというか、業(ごう)の深さというか…。

念のために言っておくと、ガチでR指定の女王様プレイは英語ではMistress Playです。
ご安心ください、シティは大人の遊技場ではありません。←ヤバいのは管理人の脳内

管理人が嫌だったのは、ロジャーと好みが被りそうな所…。
ミストレスとかハントレスも好きなタイプなんじゃないか?

やばい、またヘンタイだと思われてしまう…。
あれですよ、お話の中ならってだけですよ!

多少のヘンタイもアリでは?なーんて能天気に喜んでいる管理人と違って、制作側はストーリーの内容とか文章レベルについて、かなり頭を悩ませているのかもしれません。

なにせ今回は
Let's make in-game text better (ゲーム内の文章を向上させよう)
というアンケートまで来ましたから…。
これが英語プレイヤーのみだったのか、全員に来ていたのかは分かりませんが。

まあでも、
内容についても、英語レベルについても、ムリに抑えない方が面白いというのが、管理人の勝手な持論ですけどね。

シティの面白さは、ちょっと変な人がいっぱいいる所ですよ!
この「ちょっと」の匙加減が難しいのかもしれませんが(笑)

ヘンな人度合いを上手く伝えるには口語表現は欠かせないのでは?

と言う事で…

《英語での口語表現》
管理人の勝手な印象で言うと、最近のシナリオでは
ダヌー館長の出て来た《Wonder Hunters ワンダー・ハンターズ》の口語度が一番強かったような?
まあ、ダヌーやキラはキャラクター的に口調がラフなせいもあるでしょうが。

ワンダー・ハンターズでのいかにも口語らしい表現をいくつか
Danu: Morgan le Fay's castle was done for me.
ダヌー:妖精モルガンの城に俺はすっかりやられちまってね。
*be done for me: すっかりやられちまった

Danu: Here's some cold tea to wash down the salty bread.
ダヌー:ほらよ、食ったら冷たい茶でも飲んで塩パンを胃に流し込んどけ。
*wash down 食べ物:飲み物で食べ物を胃に流し込む

キラにもいくつか
Kira: so for now we play by his rules.
キラ:なら、ここは敢えてヤツのルールに乗ってやろうじゃないか。
*play by one's rules: 人の非常識なルールに敢えて乗ってやる

Kira: Danu was determined, I'll give him that!
キラ:少なくともこれだけは言える、ダヌーの信念は相当のモンだぜ!
*I'll give him that!: ~は絶対だぜ!←直前の言葉に対する念押しの定型表現

《英語でのフォーマル表現》
ダヌー館長が面白いなというのは、最後で館長らしく畏まったセリフを吐いている場面がある所なんですね。

Danu: I look forward to working with the citizens in the future, so... I would like to publicly apologize to the City.
ダヌー:当方と致しましては今後も街の方々といいお付き合いを望んでおります、そういうわけで…、シティに対し公式に謝罪を申し入れたく存じまして。

これ以外のセリフでダヌーは特に丁寧な口調ではありません。なのにここだけ
I look forward ※口語ならI'm looking forward
I would like to apologize ※口語ならI want to say sorryかI'd like to say sorry
この二つはとてもフォーマルな表現。完全にビジネス英語です。

ここまでクソ丁寧な英語を話すのは、他にはアンジェリークぐらいでしょう。
彼女の英語もかなりのフォーマル英語。

《Another's Soul 別の誰かの魂》のラスト
Angélique: They are familiar to you, are they not?
アンジェリーク:アナタニ馴染ナジミノアルモノデハゴザイマセンカ、如何デスカ?
*~, are they not?: ~, aren't they?のフォーマル版

お気付きになられましたでしょうか?フォーマルになると、英語ではアポストロフィの省略がなくなります。
通常必ずアポストロフィを使う付加疑問ですら、フォーマル英語になると省略が消えるのです。


《口語とフォーマルの違い》
英語は日本語ほど口語とフォーマルが分かれている訳ではありませんが、それなりにフォーマル表現があります。

口語ではdo, go, make, take, have, get などの超基本動詞にdown, up, off, away, in, of , outなどをくっつけてニュアンスを足した熟語が多用される傾向が強く、むしろ一語で長い動詞はほとんど使われません。
よく「会話は100語も単語を知っていればできる」みたいな極端なキャッチフレーズを見かけますが、そりゃそうでしょうとも。その代わり組み合わせが無限にあるんやぞ?その無限組み合わせを覚える必要があることを言わんのは、詐欺じゃないかい?まあ単語を新たに覚える必要はないよと言いたいのでしょう。

意外かもしれませんが、converse, enjoy, apologize (イギリスではapologise) などはフォーマルな動詞で、口語ではほぼ使いません。なのでこういう単語を使うキャラクターは限られてきます。下界ではマーサとか捜査官とかですかね。花子やレディも固いです。アッパーでは長官がダントツ?

じゃあ口語ではどういうのか?
代わりにtalk, have fun, say sorryを使います。

口語では多用されるアポストロフィを用いた省略形もフォーマルではあまり使われません。
例えば
It's me. という口語表現も、フォーマルでは
It is I. になります。

前回の龍舟イベントで李霊が登場時に言っていましたね。
つまり彼女の英語もけっこうフォーマルです。
まあ、初対面ということもあるでしょう。

さて、英語版なんか気にしないぜと言う方もおられる一方で、ちょっとは英語も気になる、或いは簡単に身に付いたらいいなぁと言う方もおられるでしょう。
そんな方にちょっとアドバイスめいた事を言うならば…

口に出して読みましょう!

この一言に尽きます。

日本の英語教育は、単語量、文法、構文、そのすべてにおいてかなりの分量を教えています。
中学レベルでもかなり基本はできています。
高校英語まであれば、たいていの場面で自分の要求を通すくらいのことはできます。
勉強量は十分です。その自信は持って大丈夫。

しかし、いざとなると言葉が出ない。

なぜか?
忘れてるから?
違います。

それが証拠にほとんどの単語は見たことがあるはず。
見たことがあるなら、覚えてはいるのです。
すぐ出て来ないだけです。

なぜ出て来ないのか?←問題はここ。

「口に出さないから」ではないかと、管理人は思っています。

日本語に置き換えてみましょう。
読めない漢字を覚えられますか?読めないまま覚える方が難しいでしょ?

同じ理屈です。
読めない英語は覚えられない。

黙読じゃないですよ!

黙読は発音があやふやな単語に気付きにくいので、声に出して読みましょう。

声に出せばそれを耳で聞くことになりますので、耳からも覚えられます。

意味だけ知っていても単語は覚えられません。このサイトがちょいちょい発音を載せているのには、そういう背景があります。別に正しい発音にこだわっている訳ではアリマセン。
ちょっとウザイかもしれません。すみません。

なので、発音の再現レベルは気にしなくてOKです。会話で重要なのは発音ではなく中身。発音は単語を記憶するために重要なだけです。

喋る方が難しいと思われやすいのですが、正直リスニングが要らない分、実際には喋る方がずっと簡単です。乱暴な言い方をするなら、言いっぱなし上等なワケですから。
だからスパイになりたいのでもない限り、ネイティブ並みの発音を身に着ける必要はありません。

そう、スパイになって、諜報活動をするのでもない限り!
アッパーに行って潜入捜査をするなら、ナチュラルな発音は必須!
そして、ブラック長官から嫌味満載の檄が飛ぶのです!←話がズレてるぞ!

喋るのにリスニングは不要と言いましたが、口に出していれば、聞き取れるようにもなります。
リスニングなのに聞かないの?と思われるかもしれませんが…

「喋れないモノは聞き取れない」

これに尽きます。

単語を覚えるのにも、リスニングをするのにも、
「口に出す」
これだけです。

注意点を一つ。
英語は文章になると前後の単語がくっつくというイヤーな特徴を持っています。
自然な英語は必ずくっついていますので、それ込みで読み上げましょう。
それだけ。

シティでちょいちょい出て来る
What are you doing here? (なんでここに?)も
ワラユドゥーイン’ ィア?⤵
みたいになります。

英語読み上げのポイントはいくつかあるのですが、まあ、これだけは押さえておこうというのを。

鉄則1:母音(あいうえお)で始まる語は前の語とくっつく
Come on in. (どうぞ/入って)
カモニン(ニにアクセント)

鉄則2:最後がtの単語は弱いd(ほぼrに聞こえる)になる
What are you going to do? (どうする?)
ワラユゴーイン’ トゥドゥ⤵
注:アメリカ人はtがdになっていると説明するが、日本語のdほど強い発音ではないので、日本人が発音するならrと言うつもりくらいでちょうどいい。イギリス英語ではそこまでdっぽくならない。

同じく真ん中のtも弱いdになる。
You’d better hear me. (言う事聞いとけって)
ユッベラヒァミー

このルールだけでも守って読み上げていると、聞き取りも勝手に上達するでしょう。

英語は早口になるとどんどん短くなります。短くなった版を知っていると更に聞きやすくなるかも。

この先は知っていれば聞こえないと悩まずに済む部分。
なので、自分でこれをマネして読み上げる必要まではありません。

おまけ1:hが良く落ちる
here ィア、him ィム、her ァー
聞こえない気がする?大丈夫、そもそも発音してません。

おまけ2:語尾が落ちる
What are you talking about? (何バカ言ってんだ?)
ワラユトーキナバゥt⤵(トにアクセント)
*talking about トーキナバゥt←gが落ちた上にnとaがくっついている


おまけ3:極端な発音省略
I should’ve heard her. (彼女の言う事聞いときゃよかった…)
アィシュdvハーdハー←普通
アィシュダハーダー←早口版
*should’ve/ could’ve/ would’ve
シュdv/クdv/ウdvは短くなるとシュダ/クダ/ウダになってしまう

Do you wanna a cup of tea? (お茶でもどう?)
デュワナカパティ⤴
*cup of カパ/ bottle of ボルラ←ofはァになりやすい

簡単にアメリカ英語のアクセントを聞く方法があります。
適当なテキストをグーグル翻訳にぶち込んで、スピーカーマークを押してください。
バリバリのアメリカンイングリッシュで読んでくれます。
それをマネして読めば、少なくともそのフレーズは聞き取れるようになりますよ。

あとは独り言を英語にしていけば、ひとり英会話教室になります。
暗い?
Well, don't worry 'bout that. (ま、気にすんなって)
ウェㇽ、ドンウォーリィバゥザッt

さーて、亀の子たわしを探しに行くか!
ん?なんか忘れてるな…。

"I will! Come!" 「行ってやる!乗れ!」

やっと終わった!なんとかイベント終了に間に合いました!
いやあ、危なかった危なかった。間に合わないかと思ったよ!

今回は通常のイベントに加えて、もう一つ捜査手帳にメインシナリオが追加されましたので、そっちに時間を取られたのかなぁと…。

嘘です。最近ついついシティに入り浸ってる時間が長いからです。
BGMも好きなんだけど、意外と思い出せないんだよなとか言って、聞きに行ったりしてるもんだから、ほら。

思いの外難しいのが、最初のBGMは何だったのか?なんですねぇ。
あんなに何度も通ったはずなのに、変わっていても存外気付いていなかったりしてて、shooock!
容量を気にしていたくせにうっかり全ロケのBGMを載せてしまいました…。だってどれをとっても素晴らしいBGMだよね!
最近のでは[Pavilion of Providence お告げの箱庭]のBGMも幻想的だし、[Artifact Bank アーティファクト中央銀行]も何かが迫り来る感じがいいし…。←ハマり過ぎ


オカシイなぁ、たしか最初に始めた時は「ハマりすぎ注意」と肝に銘じていたはずなのに…。
どこで道を間違えたのだろうか?
《Music of the Master マスターの旋律》辺りからな気がする←めっちゃ初期

それでついついサイトの方がおろそかに…、愚かな管理人をお赦しください。


さて、忘れない内に、先にお礼を言っておこう!

当サイトに来てくださっている皆々様には大変励まされております。
ありがとうございます。
日本語のフォーラムなのに各国語でお礼を言っても意味はないかもですが、いちおう。

Thank you!
Merci beaucoup!
Vielen Dank!
Ďakujem mnohokrát!
Много вам хвала!
Большое спасибо!
ขอบคุณมาก!
आपका बहुत-बहुत धन्यवाद!
மிக்க நன்றி!
非常感謝!
정말 고마워요!

好きな事は苦にならない管理人でも、時々やる気が起きない時もあったりしまして…、そういう時、ストーリーに興味を持っているお仲間がいると思うと、とっても励みになるのです。
攻略にはほとんどと言っていい程役に立たないこのサイトに足を運んでくださっているということは、きっとシティのストーリーを気にしておられるということで、シティのストーリーを愛して已まない管理人としましてはこのストーリー仲間が増えた感がなにより嬉しかったりします。←勝手に仲間認定

唐突になんだ?と思われそうなんですが、お礼っていうのは意外と思った時に言っておかないとタイミングを逃してしまいがちなので…。

ぽつぽつ感想をここに書き込んでくださる太郎さんなんて、そりゃあもう感謝感謝。
いつもくだらない管理人のよもやま話にお付き合いいただいてありがとうございます。
そして、巻戻り前に到達おめでとうございます!
2年以上かけての巻き返し、沼の深さが分かろうというもので…。素晴らしい!

太郎さんは管理人のせいでより深みにはまっているとのことですが、管理人も少なからず太郎さんに引っ張られている感はありますので、きっとこう言うのは足を引っ張り合って沈んでゆくのでしょう。ずぶずぶ(笑)


さて、本題の物語の感想に入る前に、先に太郎さんのご質問への回答を。


[Case No.83:Golden Secret of Spring 金色にきらめく春の秘密]

Cardsharp:So it's just energy? Cardsharp washes his hands! I'd better go cheer myself up by playing slot machines...
カードシャープ:じゃあただのエネルギーだってのか?ならばカードシャープ様はここで降りさせて頂く!なーんてこった、こうなったらスロットマシーンにでも興じて気分を揚げに行くしか…。
*wash one's hands: 厄介事から手を引く、面倒な事に巻き込まれるのを拒む、責任を回避するために降りる。

この [Cardsharp washes his hands!] のhis handsが、なぜour handsやmy handsではないのか?
なんですが、これは太郎さんの予想通り、主語がCardsharpだからなんですね。
カードシャープには、第三者の話をするがごとく、自分のことを I ではなくCardsharpと言う口癖があります。主語が第三者になっているのであれば、その一文は全部第三者として統一します。
なので、ここはhis handsになります。
他人行儀と言えば他人行儀ですが、自分の事を他人事のように話すという、ちょっとコミカルな独特の雰囲気が出ます。

余談ですが、日本語にもよく似た「足を洗う」という表現がありますが、こちらは既にどっぷり浸かっている悪事をすっぱりやめる時にのみ使うので、やってもいない事から降りる時や、責任を回避する時に使うwash one's handsとは似て非なる表現です。それでも発想が似ている感じが面白いですよね。

そして、太郎さんの感想の感想。
いやいや、太郎さんの沼の方がもしかすると管理人より深いのでは?
3アカウントで全部コンテスト一位はかなりキテいます。
もはや賞品は関係なくなってますよね?

管理人は何故かAdder Stoneがお気に入りなので、あれが賞品にあるとつい本気を出してしまいます。
効果が気に入っているのではなく、見た目が好きなんです。←バカだなぁ(笑)
・Adder Stone アダーストーン:真ん中に穴の開いた天然石で縁起がいいらしい。Adderは、ヤマカガシよりちょっと小さいくらいの小蛇の種類。ヤマカガシより短いけど、もうちょっとずんぐりしてるのだそう。


管理人はウォシュレットが日本発祥ではなかったのを知らなかったので、ちょっとびっくり!
へー。

Hedgehogってそうか、ハリネズミなのか。ヤマアラシとハリネズミの違いがよく分かってなかった…。カフェのアメリカ人親子に日本語ではMounten-Stormって呼ぶんだ、強そうだよねとかって、うっかりヤマアラシの話をしてしまったぞ!←やっちまった(汗)
今更だなぁ…。
ハリネズミって小さいんだな。温かい亀の子たわし…。たしかにそりゃ可愛らしいなぁ。すごい可愛かったって満面の笑みで嬢ちゃんが言ってたもんな。
今更だなぁ…。
次回から気を付けよう。←次回っていつだ?


しかし、それよりなにより、アマガエルの好きなポイントが同じ!
そう、あの体に対して大きい手と吸盤が可愛いんだよね。
太郎さんの言う派手な色の毒ガエルとはヤドクガエルの事かと思いますが、あれも大変フォルムが美しい。
そんなわけで管理人はRainforest Allianceのカエルマークも好きです。
森林保護のコーヒーとかに付いてるトレードマークです。

最近のロケには漏れなく可愛らしいアマガエルがいるんですよねぇ。最高です。
管理人の中での蛙ベストショットは、お告げの箱庭のカップに入ってるヤツですね!ああいうオーナメントが欲しい!ティーカップの端っこに引っかけられるようなのとか、吸盤でくっつくのとか、欲しいなぁ。きっとティータイムが楽しくなること請け合い。

ああ、いかん、きっと蛙は好き嫌いがあるのに…。


箱庭と言えば…、
《Wonder Hunters》の冒頭では市民の暴動が起こっていました。
皆さんは暴動って出くわした事ありますか?
あんまり出くわすものでもないかもしれないですね。

実は管理人、あちこちで火の手の上がる派手な暴動に出くわした事があります。
こんなことを書くとアブナイ奴と思われそうなんですが、これでも管理人のモットーは「君子危うきに近寄らず」。

なのに、犬も歩けば棒に当たるってことなんでしょうか?

今が2023年と言う事は、ジャスト10年前のお話。
2013年のちょうど今頃、6月1日。
ふと思い出してしまったので、その時の管理人のトホーに暮れる気持ちにちょっとだけお付き合いください。

その日管理人はのんきに成田発イスタンブール行ターキッシュ・エアラインズに乗っておりました。
事前の渡航情報でも何も問題はありません。
トルコはパンとオムレツが世界一美味しい、食べ物でハズレを引かない国。
管理人は飛行機の中で、空港に着いたらまずは伸びるトルコアイスかメメネン(トルコオムレツ)かを真剣に悩んでおりました。

ところが、ほんの十数時間のフライト中にいったい何が起きたのか?
空港に降りてみたらいきなり全ての鉄道駅が閉鎖、バスも全て運休。タクシーは行先を告げただけで全員が「ハユル!(No!)」。理由を聞いても「Dangerous!」としか回答が来ず、トルコ語の通訳はいない。←結構手詰まり

空港でもロクな情報は得られず、トホーに暮れてホテルに電話してみたら、電話口か聞こえるのは焦ったようなホテルクラークの声…

Hotel clerk: "First, please come to the hotel in some way, and I will explain. I assure you that the hotel is safe."
「先ずはどうにかホテルにお越しください。こちらにいらしてからご説明いたします。ホテルは安全であるとお約束します。」

えー、結構不穏な回答やなぁ。どうにか言われても…。

管理人:"But how can I get there? All stations are shut down, and all buses are also out of service."
「言うても、どうやって?全ての駅は閉鎖されとるし、バスも全部運休しとるし。」

Hotel clerk: "Never use any other transportation than a taxi. It's dangerous. Find a taxi to the hotel by all means."
「危険ですので、タクシー以外の交通手段を決して使わないでください。なんとしてでもホテルに向かうタクシーを探してください。」

そう、多分ホテル側は移動手段がほぼないのは分かっていて[by all means なんとしてでも]と言ってるのです。今直ぐ理由を教えてくれよ!場合によっては出国するから!

管理人:"But every taxi declines to get to the central square, saying dangerous... Do you have any ideas to get there?"
「けど、どのタクシーも危険だっつって中央広場に行くのを断って来るんだが…。何か方法はありませんかね?」
注:このホテルは中央広場のすぐ裏に建っています。

Hotel clerk: "I'm not sure, but... try to tell them to want to get to the Hotel, not the square. It is the square that is dangerous."
「私からは何も言えませんが…、広場ではなくホテルに行きたいと伝えてみてください。広場が危険なんです。」

広場がダメ?意味が分からんぞ?新市街の一等地で、イスタンブールで最も安全な場所のはずじゃないのか?
この時点でも何が起きてるのかいまだ分からず。ただ事ではない雰囲気だけはビシバシと伝わるものの、テロなのか、災害なのか、戦争なのか、さっぱり情報はない。

悩んだ末、断られたタクシーの運ちゃんたちのたむろする乗り場にもう一度行き、再度お願いしてみては「ハユル(No)」と断られを延々繰り返していたら…
一人のガタイのいい髭面のおっさんが現れて

"Say, where do you wanna go?"
「おい、どこに行きてえんだ?」

って言ってくれたんですね。あ、好感触?

"I'd just like to go to Hyatt Hotel behind the square."
「広場の裏にあるホテル・ハイアットに行きたいだけなんですが…。」

まわりの運ちゃんたちがどよどよっとしています。みんな不安そう。
ムリか?
と思った瞬間、おっさんは仏頂面のまんま、顎で後の座席を指したんです。

"I will! Come!"
「行ってやる!乗れ!」

これほどカッコいい"I will!"を聞いたのは初めてでした。

ホテルまでは空港から30分くらいのはずが、ハイウェイは危険なので回り道をするというおっさん。
タクシーの窓から見えるのは、炎上するバス、飛び交う火焔瓶に催涙弾、鳴り響くサイレンの音…。周囲にはもうもうと煙が立ち込めて、場所によっては視界も危ういほど。
そっりゃあどのタクシーからも断られるはずです。

車内にまで煙が入って来て正直苦しい。ゴホゴホ。
そう、煙の中を走るのに、なぜかおっさんはドライバー席の窓を全開にして、ぶっとい腕をその窓にかけて運転してるんですね。
最初は「なんで閉めないんだ?」と思ったんですが、途中で理由が分かりました。あちこちの車の窓ガラスが割られている。
「開けてるから割るなよ」というアピールだったようです。

途中、荒っぽいバイクの若者が道を封鎖していて、先に進めない。
トルコ語なのでさっぱり分からないものの、どうやら危ないから引き返せと言っている?
進めないのか?と不安になりつつ待つこと数分。
どんな交渉をしたのかおっさんの車だけは通して貰えました。←おっさんドヤ顔。すごいよ、おっさん。

30分のはずがあれやこれやで2時間強。
おっさんも緊張気味で、お互いほぼ無言だったんですが、ぽつぽつ話してくれた内容で様子が見えて来ました。

この騒ぎで管理人が一番気にしていたのは、外国資本の排斥テロ。
日本なんてアメリカの次に標的になりそうじゃないか!
『地図に残る仕事』とかつって、トルコで海峡トンネル掘ってたよな?←不安でいっぱい(涙)

でもおっさんは、あんたは大丈夫だと言ってくれました。
外国人は標的じゃないと。
じゃあ、誰が標的なんだ?

すると、これはDemocratic Demonstration(民主化デモンストレーション)なのだと…。燃やされているのは全て国営のバス、国営のテレビ報道車、警察のパトカー。駅も国営。

つまり標的は政府。
イスラム過激派とかのテロなら旧市街が標的になりやすいので、本来なら高級ホテルの集まる新市街の方が安全なはずでした。

標的が分かってもまだ理由が見えない。
このころのトルコはコロナ前ということもあって経済成長も著しく、外国人である管理人からしてみると、なんの不満があるんだ?って感じ。

ちっともこんな過激なデモの理由が見えない…。
そのあとあちこちで色んなトルコ人たちに話を聞いて、CNNのニュースを流しっぱなしにして、ようやく見えてきました。
当時のニュースは世界中でこればっかり状態だったはずなので、覚えている方もいるかもしれません。

トルコはイスラム教国ということになってますが、正直あんまりイスラム色は強くありません。
日本のなんちゃって仏教徒みたいな、なんちゃってイスラム教徒だらけで、戒律もゆるゆる。
色んな部分で日本ともよく似ています。
おいしいごはんに力を入れていて、仕事熱心で、宗教より経済優先。
西洋とイスラムの玄関口であり、多様な文化の混ざる穏やかな国。

それが当時急激に首相がイスラム回帰を打ち出したせいで、民衆の不満が爆発。
標的は政府というより、その陣頭指揮を執っていたエルドアン首相。
この暴動鎮圧にも催涙弾をばんばんぶち込む、かなり強引な手に出ていました。
※注:今は大統領になったエルドアン氏ですが、当時は首相。

細かい理由についてはここで言及し過ぎると難しい話になりかねないので割愛しますが、この民主化デモの象徴になった公園は、新市街の中央広場に隣接していたんです。管理人の泊まったホテルはすぐ裏に建っていましたから、ホテルの窓からは集まった群衆が見渡す限りに広がっていて…。

管理人が飛行機に乗った2013年6月1日は、タクシム広場というトルコ経済発展の象徴である広場から、首相官邸に向かって蜂起した民衆が大規模なデモ行進を繰り広げたその日だったんですねぇ。

たったの十数時間のフライトの間に、まさかの群衆蜂起。←最悪のタイミング
行先はその渦中のタクシム広場。←最悪の場所

ちょうど10年だったのと、先月の箱庭の話が暴動スタートだったので、ちょっと回想。
おっさん、カッコよかったなぁ…。←これが言いたかった

太郎さんの書き込みを読んでみて…、
管理人の今までの足跡を列挙してしまうと、なんかヘンな奴ですねぇ。

でも、経験と言うにはささやかです。
誘拐されたこともありませんし、銃を突き付けられたこともありません。
銀行強盗に出くわした事もないし、死体の第一発見者になったこともありません。
ミステリーは始まらないなぁ…。

映画の端っこに映っている通行人A。それが管理人。

ほんっとーに無駄話でしたね!すみません。


やっと本題。
メインシナリオ《Fog Attacks in Pictures 写し絵の中の霧の襲来》の謎

さて、今回の追加シナリオは疑問が満載の内容でした。シャドウについて新たにちょっと分かった代わりに、謎は一層増えてしまったような…?

この減るようでいてちっとも減らない謎が、シャドウ=シティのミステリーの面白さであり、もどかしさでもあります。

ミステリーらしく情報が小出しにされているのと、抽象的な表現も多くて、なにがなにやらな感もありますので、まずはちょっと話を整理しましょうか。
整理しないと管理人もさっぱり分からんぞ!

エピローグでちょっとだけまとめましたが、
・シャドウは「talent(才能)」を盗む手段を持っている。
・シャドウが「Bride(花嫁)」と呼ぶ女性は、テレパスで霧との交信が出来る。
・メリーが肖像画とトランプに描いた霧の被害者は、Brideのテレパシーによるものだった。
・コレクターはかつてtalentを扱う実験を行い、マーサとBrideはその参加者だった。
・Brideは実験の参加者の誰かを探しているらしい。

そして一番の問題は時系列。
この№84は、実は時系列的には相当早い段階での話なのではないでしょうかね?
これをきっかけに霧が記憶を盗むようになったという始まりの話なのでは?

そうすると、
「じゃあアンジェラの最初の事件はいつだったんだ」とか
「マスターの話はそれより前なのか?」とか、
他の時系列がぐちゃぐちゃなりそうではあるんですが、
「霧がどうして記憶を盗むようになったのか?」
というただ一点だけを考えた時には、ここが出発点なのではと。

最初っから霧が記憶を盗む性質を持っているところからスタートするアッパーのお話は全部これよりあとのストーリーなのかもしれません。

で、これらを踏まえて、ここからは気になった点と推測を。

このストーリーでは、シャドウがtalentを盗むことができるというのが、あたかも既知の事実のように扱われていましたが、これ、初出ですよね?
後から更に話が追加されるとこの溝が埋まるんでしょうか?
それともこのまましれっと進むんでしょうか?
それともすっかり忘れているだけで、どこかでその話が出てきているのでしょうか?

コレクターのtalentを扱う実験も気になります。
似たような実験をレオナルドがやっていなかったでしょうか?
関連があるのかないのか?
時系列的にどっちの実験が先なのか?
マスターの時間を盗む実験との関連性はあるのか?
シャドウが再現したがっている実験は、果たして何なのか?


そしてこの話はおそらく
№54《Shadow and Soul》の続編なんだろうと思われます。
それに合わせて邦題を《魂とシャドウ》に変えました。
たぶんこのShadowは、教祖シャドウであり、影でもあり、その両方なんでしょうが、№84の話ともかなり関連性が強そうなので、シャドウを前面に出す事に。
そもそもこの話が登場した時にも邦訳をカタカナにしようか日本語にしようかだいぶん迷ったんですよねぇ。
ざっくり読み直してみるとかなりシャドウ色の強い話で、悩む必要あったか?って感じではあるんですが、《シャドウと魂》だと魂が一文字なので座りが悪いんだよな…。
いっそ《シャドウ&ソウル》にしてしまおうか。←まだ迷ってんのかよ!

この《Shadow and Soul》に登場する砕かれた魂が、テレパスであるBrideの魂なのでは?というのが管理人の推測。←いや、妄想か?

この魂、かなりマーサの姉であるエリンっぽい。

この推測のネックはエリンの年齢。
管理人の中ではエリンのイメージってせいぜい12歳程度で止まってるんですよ。
実は死んではおらず、眠り姫状態なんだとして、当時まだ子供だよね?
《Shadow and Soul》のラストでも子供の魂だと出て来たし…。

それが「Bride 花嫁」でいいのか?若すぎないか?
寝てる間に成長したのか、全然別人なのか。


ところで皆さま、
《Music of the Master マスターの旋律》
《Secret of Time 時の秘密》
で、気になる登場をしておいて、その後杳(よう)として行方知れずのマスターを覚えていらっしゃいますでしょうか?

彼は最後、マスターの名と下界で一時「Black Castle 黒の城」と呼ばれていた研究室のある建物を捨てて、どっかに消えちゃいましたよね。
研究室には薔薇の紋章のある開かずの扉があるんですよ。あれ、何処に通じてるんでしょう?
薔薇って言われると、アッパーのバックストリートが気になりますが、ちょっと無理があるかな?
むしろ、アッパーの霧の中にあるShadow’s Castleに通じてそうな…。

マスターが現在は何と名乗っているのかも気になる所ですが、今の所はっきりとは出てきていません。でも、84-4②の挿絵は…、限りなくMのあの人っぽい。
マスターのGrand Goalとやらも気になります。そのゴールの為に彼は下界を捨てたんですから…。

仮に現在のカルト教団の教祖様(Sのあの人)と黒の城のかつての主(Mのあの人)が同一人物なんだとして、教祖のtalent蒐集はGrand Goalの一部なんでしょうかね?

ここからは完全に妄想ですが、マスターはマスターと名乗る前は何と呼ばれていたのでしょうね?
候補は何人かいます。

・【City Portals シティの次元の扉】に出て来る「有望な若者」
・《The Outlaw 法に外れし者》に登場したAdamの兄Cain。
・実はレオナルド
・実はジェイコブ

最後の二人はそうだったら面白いのにという妄想中の妄想ですが(笑)

ただ、今回のMerry Darkmoodの落書きの似顔絵が、ちょっとジェイコブに見えないこともないような…。あんな小さな絵ではさっぱり分からないんですけども。

ああちっとも謎が減らない…。
それでも今回みたいにちょいちょい話が進んで行くと、楽しくてしかたないんだよなぁ。

こんな壮大なストーリーの製作者たちに敬意を表しつつ、さあ、カエルとたわむれに行って来ようっと~♪

もちろん霧のシティです!・・・・・ぅううわぁぁ!(ゴボゴボゴボ・・・)

本当の事を答えたのにまんまと沼に引き込まれ太郎です。


元より気に入った事にはとことんハマる性格だと自覚していましたが、こんなにもこのゲームにハマっているのは管理人様とこの様な交流を始めた事も大いに関係しているのではと思っています。

「なんかこの沼グイグイ足を引かれるんだけど何でだろ?」

恐るべし管理人様のタコ足!


そう、太郎は恐れていた事をし始めているのです。それは「ジュリーの部屋を3パターン全部やる」です。また毎回ではありませんが「コンテスト系ミニイベ3アカとも1位取る」「デイリー3アカ全部やる」も不定期開催してしまっています。お部屋訪問第2弾の「ジュリーの部屋」は調度品や生地・ニットなどの質感が格別に美しく、単発のミニイベの様な扱いなんて勿体ないよ、これイベにしちゃえばいいのに!と思った程です。この雰囲気やクオリティなら某掲示板でもやいやい言われまいにと思ったり。巻き戻り先もまだ健在の当方としては「何だかんだ言っても今の方が格段に・・いや断然に絵は奇麗だよ」と思っています。趣きはありますけれども。

で・・・アカウント3つあるよな・・どうしよう・・いやいや管理人様の所でまた読ませて貰えばいいじゃん・・でも気になる・・気になる・・ならやっちゃえー!

只でさえイベはギリギリでクリアしているくらいのペースなので、3パターン制覇は中々難易度が高いのです。実際には1パターンの1アイテムだけどうしても無理だったので完全制覇は出来なかったんですけどね。次回はバレリーの部屋で、その次もあるようなので今から戦々恐々としています。次のイベは下界の様なのできっと期間中のどこかで盛り込まれるでしょう。

そんなこんなで自分も「あれ?もうこんな時間?!」の毎日です。こんなに期間があいてしまったのはいつまでもモタモタしてお返事してない太郎のせいです。タイムリーなイベ話が全然出来ないじゃないか、自分!



《債権/債務の補足》

追加の解説ありがとうございます。


『「債権」はプラスの権利ですが、「債務」はマイナスの義務』との事。

「債権回収」とか「債務整理」などの言葉は聞いた事がありましたが、どちらがどの立場で使う言葉なのか気にした事はありませんでした。管理人様の解説を読ませて頂いて「そうか、債権は回収するけど債務は整理はしても回収はしないものなんだな」と理解出来ました。


ただ、長官に「私の債権」と言われて全く違和感を感じず、しかも「債権」と言われているにもかかわらずちゃんと「債務」の認識で読んでいました。

『日本語では売却となると「債権」と言う表現を使うという暗黙の了解みたいなのがあります』

なるほどそれで合点がいきました。本来は「債務」が正しい用法だけれども「債権」で意味が通じるので『債権』が採用されるも、正しい用法を学んだ太郎がちょっと混乱しました。でも知らなくても良かったじゃんとはミジンコ程も思いません。何せ3歩歩いたら忘れるクセに知りたがり太郎なもので(笑)

毎度の事ですが「雰囲気が伝われば良し」なのでしょうけれど、管理人様の解説が興味深く、且つ面白いのでついつい引き込まれてしまうのです。


《アボカドのシティ改造計画》

アーティファクトの集まりやすい場所!そうか!なるほど~!それは思い付きませんでした。アンティーク・ショップがこの中に入っていない理由が泣けてきます。確かにもうほとんど残っていなさそう。

気付いたらアボカドのページが新たに追加されていましたが、キャラの画像なんてあったっけ?と思いながら覗きましたらば・・・!!!(笑) これを使うのか!アボカドのピンブローチ!これいいですよね。欲しいなぁ・・。



[U-Case No.U25:The Outlaw 法に外れし者]

こちらもいつの話だよってくらい時が経ってしまいましたが(汗) 法廷の四方山話もありがとうございます。知っているようでやっぱり知らなかった情報が満々載で大変読み応えがありました。

日本で「裁判員制度」が始まった頃、アメリカで採用されている「陪審員制度」とは違うんだという事くらいは知っていましたが、どこがどう違うかと問われると「あれ、どうだったっけ?」という頼りない記憶しかない状態でした。

戦前の日本で陪審員制度があった事に先ず驚きました。裁判官と弁護士だけでなく検察官も司法試験を受けるんですね。一緒に法廷に立つのですから考えてみれば当たり前です。検察官や検事を辞めて弁護士になる方を「ヤメ検」などと呼んでいるのをTVドラマなどで聞いた事がありましたが、司法試験はパスしてるのですから転職し易いって事なんでしょうか。

2章の最後でバイオレットが自身の疑いを否定するかのように登場し、キンディの弁護をすると言い出しました。管理人様の推察では公安局員は検察官に近いかもとの事で、そうすると弁護士資格もあるかもしれないので出来ない事はないのでしょうね。訴えてる側が弁護もするのは確かに有り得ませんが、キンディ家と親しくしていたようですし、ストーリー上必要だったのでしょう。


Violet: What are you implying?! Octopus has many blonde agents. I'll investigate myself. You've messed up this case enough already.

バイオレット:何が言いたいの!?オクトパスに金髪なんてたくさんいるわ。私が自分で調べる。あなた達のせいで、事件の捜査が台無しよ。(日本語版)

Violet: Kinde's arrest is a mistake. Since you're not in control of the situation, I'll act as a lawyer and prove Kinde is innocent.

バイオレット:キンディを逮捕したのは失敗だった。彼はすぐに釈放されるべきだったけど、法廷が審理を始めてしまったから、手続きは法に従って終わらせないといけない。(日本語版)


日本語版だとやや高飛車感が抑えめです。そして出番が済んだらさっさと居なくなる早わざ!(笑) でもここでキンディ家と親しくしていたバイオレットが登場する事で、兄(日本語版では弟)の存在自体は妄想ではなく、実在する人物なんだと印象付けられたと思います。

しかしながらアダムの中にいたトモダチ=アーケインは「誰」だったのか「何」だったのかはっきりしないまま分離されてしまいました。アダムの中の別人格なのかそれとも・・?まさか兄が霧のせいで実体がなくなって意識だけが漂って戻ってきたなんて事は・・ない・・ですよね?

5章の⑤の「the elixir of lightness 軽快さの秘薬」は「体から魂を切り離し、魂が精神世界を旅して簡単に戻れる状態にしてくれる」ものなので、もしこれが他にもあれば兄本人が漂ってきた可能性もあるかもしれません。

いずれにしても自分の中の「悪」の部分を取り出して、ああ良かっためでたし~にして果たして良いものなのか考えさせられる結末でした。もちろん犯罪はいけませんが、善も悪も良いも悪いもあってこその自分だと思うのです。分離されたのがアダムが創り出した人格ならそれもヤベーですし、漂ってきた本人だったとしてもやっぱりヤベーです。管理人様が仰っていたようにそっくり双子の入れ替わり説も十分有り得ると思います。バイオレットがもっと何か知っているはずだと思われますが、そうだったとしても簡単には教えて貰えないでしょう。

アダムが乗っ取られていた時の暗号分の原文を見て驚愕しました。何だこれ!めっちゃ読み難い・・と言うか読めない!英語って大文字小文字をランダムに表記するとそれだけで暗号感出ますね。ちなみに日本語版はこちらでの所謂アンジェリークスタイル(平仮名・片仮名反転)でしたので読みやすかったです。


さてこのストーリーで面白かったのは管理人様も取り上げていた


Pawnbroker:I could offer my updated memory extraction technology... as long as we forget about the tax misunderstanding, of course.

質屋:俺が最新の記憶抽出技術を提供してやってもいいが…、まあ、なんだほら、税金に対する意見の相違ってのを忘れてくれるんならな。(管理人様訳)


うっかりスクショしていなかったのですが、日本語版でもおおよそこの通りでした。日本語版では質屋の主人もアルフォードも「ですます調」ですが、質屋の主人のあの強面での丁寧口調はちょっと威圧感もあってこれはこれで悪くはないかなと思っています。それはそうと、いかにも質屋らしいセリフで面白かったですね。長官が渋い顔をして許可を出す姿が目に浮かぶようです。協力は惜しまないけれどタダでは動かない抜け目のないこの感じ、イイです。


The Minds of Billy Milligan (邦題:24人のビリー・ミリガン)は有名な作品なので、邦題とビリーが行った事もない国の言語を流暢に話すとか、別人格同士でやり取りもする・・くらいは何となく知っていましたが、もっともっと複雑怪奇だったんですね。怪力とか信じ難い!心霊現象や怪奇現象と呼ばれる事象については大抵の場合、そんな風に見えた理由や原因があるものだと考えていますが、どう考えても説明のつかない事もある事を否定はしません。行った事もない国の触れた事もない言語を流暢に話せるなんて自分に降りてきて欲しいくらいです。

シティにハマる人はおおよそこの系統のお話が好物の方が多いのではと思います。


ストーリーとは直接関係はしませんが、日本以外の国の警察事情のお話もとても興味深かったです。

日本ではどこにでもある交番が海外にはないという事は聞いた事がありましたが、国によっては落とし物や迷子は警察の仕事じゃないという事に驚きました。確かに言われてみれば事件じゃない!交番がなければ届ける先も無いし、100円玉拾って警視庁クラスの場所に届けるってのも現実的ではありません。時折、IDとかの入った貴重品を拾って何マイルも車走らせて、途中でSNSなどで呼びかけもしつつ持ち主に届けたなんて美談をネット上で見かけますが、届ける所がないから自分でやるしかないんですね。それか知らん顔のどちらかで。

それにしてもですよ、イギリスとフランスの国境にある国際鉄道ユーロスター乗り場では硬貨の両替が出来ずに吠えているおっちゃんに遭遇したり、フランスではパリ市警で被害届を出していたり、とある有名ホテルの支配人からこっそり「Dr Jekyll and Mr Hyde ジキル博士とハイド氏」英語版初版本を譲り受けてたり(小声)、法務省矯正局の方と話していたり、色々な所で色々な事をなさっているんですね。何故こんなにも多くの事にお詳しいのかといつも思っていますが、沢山のご経験がベースにおありなのでしょう。そんな管理人様と、交番のある平和な日本でのんべんたらりとしてきた自分と同じ沼に落ちてしまっている事がとても可笑しく思えます。



《翻訳道場・・時として人生道場》


前回ご報告の折に管理人様より「いい感性をしている」とお褒め頂きうっきうきの浮かれ巻き戻り太郎ですが、そうなんですこの・・


[Palace of Justice⑧ Love Behind Bars 牢屋越しの愛]

Mr. Black: Kira, I can't believe I allowed you to get involved in this ridiculous investigation. What are we doing in the Palace of Justice, anyway?

ブラック長官:キーラ、私としたことが、こんなバカげた捜査に君を巻き込んでしまって済まないな。それはそうと、法廷で我々は何をするんだったかな?(日本語版)


だとまるでお昼ご飯食べたのに忘れて催促しちゃう爺様のようです。しかも続くキラのセリフとも何だか噛み合わない。それにあの長官が捜査に関する事で部下にこんな風に謝る事も何をするのかわかってないなんて事も考えられません。


ブラック長官:まったく…、担当でもない君がなぜこのくだらん捜査に首をつっこんでいるんだね、キラ。だいたいどうして私まで正義の司法宮に来なくてはならん?(管理人様超意訳)


これですよこれ!凄くピッタリくる訳だと思います。長官らしさがとても感じられて痺れます。

日本語版は ”I can't believe” のニュアンスがズレているのと ”anyway” が文頭に来た時の訳を当ててしまっているのと ”What are we doing” のdoingの解釈がポンコツだったという事なんでしょうか。しかしこれは自分には責められません。何故なら・・


What are you doing here? (なんでこんなとこにいんの?)


doingとは「何かをする・している」の意味だと自分も今の今まで思っていたからです。何でこんなところに「いるのか」の意味になるとは、またもや目から鱗落ちまくりです。

このdoingの解釈が太郎レベル(笑)だったので「お昼ご飯はまだかね?」訳を招いたという事なんですね。う~ん、勉強になります。続くキラのセリフ・・


Kira:We're helping an unlucky young man prove his innocence so he can get out of prison and marry his beloved.

キラ:私たちは、不運な若者の無実を証明して監獄から解放する手助けをしています。そうすれば、若者は愛する人と結婚できます。(日本語版)


これも管理人様の訳を読んだ後では何だかなぁな感じではあります。この後キラのセリフが更にややあって、最後の長官のこのセリフ・・


Mr. Black:Kira, you have a good heart, that's outrageous. But you're right. Let's check the evidence and hurry to find the real thief.

ブラック長官:キーラ、私に指図するとはいい度胸だ。だが、君の言う通りだな。証拠を調べ、真犯人を急いで見つけるとしよう。(日本語版)


ここは一転してちゃんと上から目線!(笑) 「いい度胸」はかなり意訳だと思いますが長官らしさは出ています。



[U-Case No.24:Secrets of the Order of the Five 五賢守護団の秘密] のサブクエ Artifact Bank⓻[Second Life 第二の人生]でも気になった訳がありました。4章の


Alford Stone:These magic ingots are stronger than they seem. But since we need to extract the magical element, we can dissolve them. The gold will dissipate but the magic should remain. There's a vial of "Dragon Acid" in the bank. Find it to see what the ingots hide.

アルフォード=ストーン:この魔法のインゴットは見かけによらず丈夫なようですな。だが、魔法のエッセンスを取り出すのであれば、インゴットを融かしてやればいい。金は失われてしまいますが、魔法は残り続けます。銀行には「竜酸」の瓶があります。それを手に入れてインゴットの秘密を暴いてやりましょう。


"Dragon Acid"を何と「竜酸」と訳していてユニークだと思いました。意図してこの訳なのかglitch グリッチなのか判断付けがたい所ではありますが、金属を溶かす溶剤っぽくもあるのでアリでしょう。



今年の日本ロケはまさかの猫カフェ。そう来るのか!と思うと同時に、今年は見えない試練は来なかったよと安堵したりして(笑)

どうなんでしょう猫カフェって日本発祥なんでしょうか。でもラーメンも餃子もウォシュレットだって日本発祥ではないので、大元の何かがあって日本で猛烈に発展した可能性もありますね。

Hedgehog Caféは恐らく・・と言うか絶対ハリネズミでしょう。ヤマアラシと触れ合うのは無事では済まないと思います。すんごい尖った針(ゴム長靴くらいなら余裕の貫通)が生えているはずです。ハリネズミは大きさとトゲトゲ具合が温かい亀の子束子なのでペットにされている方もいらっしゃいます。お子さんも安心して触れ合えますね。

アマガエルカフェ!面白いですけど防音設備が必要な可能性がありますねぇ。以前アマガエルの皮膚感がお好きと仰られていましたが、自分もカエル好きです。と言うか爬虫類や両生類は全般的に好きです。自分はカエルの皮膚のウェット感もさることながら、あのフォルム、形が好きです。手足の指先の粒々の所とか脚、折り畳んでしゃがんでいる時の脚や、水に浮かんでぴろーーんと伸びている時の脚もイイですね。ふれあいは難しくなりますが、毒のあるカエルの派手派手しい色も好きです。

[U-Case No.10:Mysteries of the League 連盟を巡る謎] に登場する女性アバターの腕に乗っているカエルや男性アバターの持っている瓶に入ったキノコをアバターにしてくれないかなと思っています。ついでに申し上げると、[Case No.51:Marta's Secret マーサの秘密]のソウル・テイカーが手にしている仮面や[Case No.68:While Cherry Trees Still Bloom 桜咲くその刹那]のリュウの腰にぶら下がっている能面とかもアバターにして欲しいです。でも能面でフレンドに訪問したら怖がられてしまうかもしれません。カオナシみたいになるかも(笑)

運営さん、これを見ていたらどうぞよろしく。


話が逸れましたが、サブクエ Cat Café⑥ [Wanderer in the Fog 霧の中を彷徨う者は]での気になった訳は・・


Madame Miyuki:I don't know anything about this spirit but I'd like to help it. Purr. The kitty must be so lonely since everyone's so afraid of her.

深雪夫人:この幽霊の事は知らないのですが、できれば助けてあげたいと思っていますニャ。子猫の霊も、みんなに怖がられて寂しいでしょうし。(日本語版)


ニャ。唐突にニャ(笑) メインのストーリーではそれなりの緊迫感がありましたが、どうした事かサブクエでは急に猫語で面食らいました。これは原文を確認せねばとウキウキでスクショしました。今頃のご報告ですけれども(笑)


もうひとつ Cat Café⑧ [Children of Twilight 黄昏(たそがれ)の申し子たち]の6章、コレクションを纏めた後のセリフ・・


Madame Miyuki:Thank you for your help! Now that the cradle is enchanted and the moon lights glow from above, the twilight kittens and their mother can sleep peacefully. Artificial clouds will hide them from view and illusory fish will entertain them before going to bed. Purr-fect!

深雪夫人:ありがとうございました!ゆりかごに魔法がかかり、ムーンライトの柔らかな光が差し込んで、黄昏の子猫とその母猫は安心して眠ることができるようになりました。人工の雲が人目を遮って、幻の魚が眠りにつく猫たちを楽しませてくれます。ニャンペキですね!(日本語版)


管理人様はこの ”Purr-fect!” を ”完璧にゃーん!” と訳されておられました。これは珍しくどちらもかわいいです(笑)


[Case No.83:Golden Secret of Spring 金色にきらめく春の秘密] では冒頭にカードシャープが登場で自分も「おおお!」となりました。ヘルガも久々登場で、昨年のイースターイベのキャラだからだとは思いましたが、まさか本当に運営さんがここを見ているって事はないよね?とチラッとよぎってしまいました。

カードシャープが謎のキラキラしたものに吸い寄せられている様が可笑しくて仕方がありませんでした。しかも何かやべーなというのはちゃんと感知しているのがまた凄い。そして金目のものでないとわかるや否や即退却(笑) その後一切関わって来ない徹底振り。やっぱり面白い男ですね。ここでは英語の用法について気になった事があります。1章の①のPrecious Particles 貴重な粒子がエネルギーだとわかった時のセリフ・・


Cardsharp:So it's just energy? Cardsharp washes his hands! I'd better go cheer myself up by playing slot machines...

カードシャープ:じゃあただのエネルギーだってのか?ならばカードシャープ様はここで降りさせて頂く!なーんてこった、こうなったらスロットマシーンにでも興じて気分を揚げに行くしか…。(管理人様訳)


この ”Cardsharp washes his hands!” ですが、管理人様解説で

wash one's hands: 厄介事から手を引く、面倒な事に巻き込まれるのを拒む、責任を回避するために降りる。

とありました。カードシャープが自分の事をCardsharpと言うのはあるとして、この ”his hands” はmyでもounでもなくhisなんですね。自分の事ですがCardsharpと言っているので用法としてhisが来るのでしょうか。何というか自分の事を言っているのに他人行儀な感じがして気になりました。




チャットが日本語入力可になったと聞いてびっくり!いつの間にそんな事に?!早速確認・・凄い本当に入力出来る!という事は守護団の説明文も日本語入力出来るのか・・おお!出来ました。早速変更しました。ただコレクションの検索窓はまだまだですね。でもそこはそんなに期待していません。チャットもほぼしませんが、進歩は素晴らしい事です。


もう終わってしまう今回イベや妹君のナイスな昆虫話、キノコの話などまだまだお返事したい事が山ほどありますが、それはまた次回に致します。でないといつまでもお返事が書き終わらない(汗)


最後に・・・巻き戻って早2年程が経ちましたが、この時のイベだった[U-Case No.18:Playing to Live 命がけのゲーム]にようやく辿り着きました。この時のレベルにも追いつくのもそう遠くはなさそうです。今度こそ長官とレイドンをお救い致します。

やっとここまで辿り着いた感慨深さにちょっとばかり浸っている太郎です。継続は力なり、ですね。

Do you wanna go through a looking glass? 鏡を通り抜けてみてえのか?

いやぁ、5月のクエストとサブクエ、やっと全部掲載が終わりました。

今回イベントクエストの後、サブクエ掲載に随分と間が開いてしまってすみません。この場を借りてお詫び申し上げます。いやまあ、こんなサイトのすみっこでお詫びしても誰も気付かない可能性大なんですけれども…。

前は一通りのクエストを終えたら一息ついてたんですが、どうも毎日デイリークエストがあるとついついやってしまって、「ハッ、もうこんな時間!」を繰り返しているうちにですね…。巻戻りさんじゃありませんが、いやはや、恐ろしいゲームです←完全にダメな大人

ふと気が付くと、前回の書き込みから二か月近く経過しています。4月のイースター・イベントロケである「Spring Mill 春の水車小屋」にもかなり入り浸っていたのですが、補足はあまりいらない内容だったことから完全スルー状態に…。

補足はないので感想だけ述べると、下界らしいストーリーでいいお話でしたねぇ。
冒頭はカードシャープが出てきたせいか、会話も軽妙で面白かった!ここでやり取りしている巻戻り太郎さんとの公開交換日記内でも大人気だったカードシャープの登場には、管理人も思わず「おおお!」と沸き立ってしまった!制作側がオール日本語のここの感想を見てるなんて、そんなワケはないと思うので…、となると、やっぱりカードシャープは根強い人気があるのかも?

4月5月とあまり補足はないのですが、どちらも「カッコいいスパイダー(蜘蛛)の特性」が登場しましたね。人によっては嫌いな虫筆頭かもしれませんが、スパイダーマンとかを見ても分かるように、あの虫はなかなか侮れない能力を持っています。

管理人は蜘蛛の糸がかなり強靭であることは知っていましたが、蜘蛛が空を飛べるとは知らなかったので、4月のエピソードでそれを知った時には、そりゃあもう驚きました。風に乗って海を渡るとは!

蜘蛛というと、管理人には忘れられないエピソードがあります。ちっともシティには関係ないのですが、管理人の妹のお話。

子供の頃、管理人はえらい山奥に住んでいまして、昆虫マニアにはそりゃあもう夢の環境だったんですね。そんなもんで、夏休みの宿題に「虫を捕まえてきましょう」ってのが出るのもそんな不思議なことではありませんでした。こういう時、普通みんな「カッコいい虫」を捕まえて見せびらかそうと必死になります。クワガタとかカブト虫がその筆頭。カマキリの子もいましたね。

ところが何を思ったか、うちの妹は「でんでん虫」を捕まえて持って行こうとしてたんです。←それ、虫ちゃうぞ!いや、名前に虫は付いてるけども!(汗)
で、「それは虫じゃないから」と言ったら、今度は5㎝ほどの女郎蜘蛛を捕まえて来て、学校に持って行ってしまいました。「捕まえるの簡単やったよ」とか言うて。←そういう問題ちゃうぞ(汗)。
クワガタを捕まえてやるからと言ったんですが、なにしろ一回でんでん虫を却下している手前もあって、「これかて虫やん」の言葉に家族全員何も言い返せず(笑)。

でも、虫かごに入れておいたら、綺麗に蜘蛛の巣を張ってたりしていて、「これもアリかな?」と思ったのもいい思い出です。
学校でバカにされるのではと心配したのですが、本人が得意顔だったこともあって、意外と大丈夫だったみたいでした。

いやまあ、それだけの話なんですけどもね。妹が自慢するだけあってなかなか綺麗な女郎蜘蛛だったんです。都会では見掛けない蜘蛛ですねぇ。
そんな幼い頃のことはすっかり忘れた妹は、今では蜘蛛にキャーキャー言っているので、不思議なものです。お前、昔飼っとったやん(笑)

ついでに5月の「Pavilion of Providence お告げの箱庭」イベの感想も…。

これもなかなか面白いお話でした。アリスを彷彿とさせるロケシーンには好き嫌いがあるようですが、管理人は幻想的でいいなと感じています。キノコ図鑑を持っているくらい、キノコも好きですし。

U26-5②の備考欄にも書きましたが、キノコと言うのは、なかなか不思議な生き物でして、あれは野菜売り場に売っているのに植物ではないんですね。
キノコが菌類であることはなんとなくみんな知っていると思いますが、いしづきの下にも菌床の根を張っていることは意外と知られていないかも?

せっかくキノコのお話になったので、キノコよもやま話を少し。

《キノコってどうして美味しいの?》
キノコからは美味しい出汁(だし)が出ることはご存じかと思います。
キノコの旨味成分はグアニル酸(guanylic asid)というアミノ酸です。
昆布やトマトのグルタミン酸(glutamic asid)や、鰹節のイノシン酸(inosinic acid)に並ぶ、三大旨味成分の一つです。

人間の味覚は5種類ありまして、
①塩味 (saltiness)
②甘味 (sweetness)
③酸味 (sourness)
④苦味 (bitterness)
そして
⑤旨味 (umami/savoriness)

⑥辛味(pungency)は、味覚ではなく痛覚なので、これが6つ目にカウントされる時とされない時があります。

旨味が追加されるまでは味覚は4種類と思われていて、旨味が追加されたのは一番最後。提唱したのは日本人なので、英語でもまんま「Umami」と言います。
英語のWikipediaにはその辺もちゃんと解説されています。
https://en.wikipedia.org/wiki/Taste#Basic_tastes

西洋に旨味がなかったワケではなく、フランス料理ではブイヨンなど旨味たっぷりの調味料を使いますし、イタリア料理ではグルタミン酸を多量に含むトマトをよく使ったりしますが、日本のように出汁を別に取って後から加えるという事をしていなかったので、知覚されにくかったのかもしれません。

味覚は基本的には、人の体に必要なモノを美味しい(嬉しい)と感じるように、危ないモノをマズい(やばい)と感じるように働きます。

塩はホルモンバランスなどを整えるため人体には欠かせませんが、多すぎるとかえって毒なので、適度な塩味を美味しいと、過度な塩味は「塩辛い(マズい)」と感じるようにできています。
糖分はエネルギーの源泉ですし、適度な酸味はビタミンCだったり、クエン酸(TCA回路というエネルギー回路を回すのに必要)だったり、体に不可欠な成分ですが、これも過度だと体に毒なので、やっぱり濃すぎる味は「甘っ!」とか「酸っぱ!」とかなって、美味しくは感じなくなります。特に酸味は、腐っている食べ物とか危険な酸を感知するのにも役立っています。

さて、キノコの旨味成分であるグアニル酸ですが、これもアミノ酸の一種です。
実は筋肉を作っているタンパク質の材料はアミノ酸なんですね。アミノ酸がいーっぱいくっついて繋がるとタンパク質になります。

ちなみに、ブドウ糖がいっぱいくっついて繋がったのが、お米とかお芋とかに含まれるでんぷんです。だからそういうのをまとめて糖質と言い、成人病のコントロールでは糖質制限とかいって、「ご飯は一杯まで」とか制限されちゃうんですね。
でんぷんをいっぱい摂取してしまうと、ぜーんぶ体内でブドウ糖になってしまうので、お菓子を食べているのと変わらないワケです。
余ったブドウ糖はもう一度くっつけられてグリコーゲンになり、いったん肝臓に貯められ、更に余ると脂肪に変換されて行きます。

《ブドウ糖と脂肪の関係》
人間のエネルギーは全てブドウ糖にして賄われていますので、運動した時に使われる順番も、ブドウ糖に近い順。
先ずはブドウ糖、そのまんま使えますので、血中に漂っているブドウ糖を使います。
次が果糖などの単糖。単糖というのは、ブドウ糖、果糖など、一つの糖分子で出来ている糖類。果糖はその名前の通り、果物に含まれている糖分です。ブドウ糖に変換しやすく、これも優先的に使われます。
他にも二つの糖で出来ているショ糖(いわゆるお砂糖)とか三つ以上の糖(オリゴ糖)で出来ている蜂蜜とか糖にも色々あるのですが、体内にそのまま貯める事が出来るわけではないので、どれもこれもいちどは全部バラバラにされてブドウ糖にしてから、グリコーゲンにして肝臓に貯められてしまいます。なので、運動で消費する時には直前に食べたのでもなければ関係ありません。

で、運動の時は、基本、まず血中の糖を使い、それがなくなると肝臓内のグリコーゲンを優先的に使い、それもなくなると、ようやく脂肪を分解して使い始めます。
つまり、肝臓内のグリコーゲンを使い切ってないと脂肪はちっとも燃やされないワケで、有酸素運動20分というのが、グリコーゲンを使い切る目安だったりします。

じゃあ、その順番てひっくりかえせないの?と言うと、無糖カフェインを摂取してから運動すると、順番がひっくり返って脂肪が先に消費されるようになるという話を聞いた事があります。
つまりブラックコーヒーを飲んでから運動するといいってことですね。ただし、一緒に糖とか脂肪を取ってしまうと、順番が変わらないそうなので、一緒にチョコレートを食べたりするとアウトですし、カフェラテも牛乳の脂肪分がアウトです。

保健体育の先生をしている方から聞いた話ですので、かなり信憑性はありますが、ちゃんと検証していませんので、管理人は責任が取れません。←あ、ズルい!

肝臓内グリコーゲンは脂肪の蓄積にも大いに関係しています。
そもそも肝臓内のグリコーゲンはせいぜい一日分くらいしか貯蔵できないので、いっぱいいっぱいにグリコーゲンを貯め込んだ状態で、更にブドウ糖を追加してしまうと、すぐに脂肪になってしまいます。
ってことは、ちょいちょいグリコーゲンを減らしておくと太らないということになりますが、肝臓にグリコーゲンメーターが付いているわけではないので、難しいですねぇ。

ちなみに空腹感は血糖値の落差によっておこるため、空腹(血糖値がぐいーんと下がる)→ドカ食い(血糖値がぐいーんと上がる)の循環は、次に空腹を感じやすくなって食べる量がよけいに増えるのだそう。
「ご飯はよく噛んでゆっくり食べましょう」というのは、消化が良い以外にも効用があるみたいです。ゆっくり食べれば、血糖値はゆっくり上がるので、満腹になり易く、お腹も空きにくいとか。

あれ?アミノ酸の話だったはずなのに、いつのまにかグリコーゲンの話になっとるぞ?

いかんいかん、話をキノコの旨味成分グアニル酸に戻しましょう。

《美味しいキノコのお話》
キノコには美味しいアミノ酸が含まれています。だからキノコを入れると美味しくなるんですね。特に干すとグアニル酸がぐーんと増えるので、和食でおなじみの干しシイタケとか、イタリア料理で定番の干しポルチーニ茸とかは最高だったりします。

料理に旨味を足すのと足さないので、どれほど変わるかというと、ちょっと面白い話があります。

旨味を足さないで塩だけで味を付けると、それなりの量を入れないと塩味を感じません。ところが、ここにグルタミン酸とかの旨味を入れると一種類入れただけで、数十倍、二種類入れると200倍ほどにもなるのだそう。

200倍とかってどうやって確かめるの?

と思ったら、なんと、旨味を入れた塩水をどこまで薄めて味を感じるかで確かめるのだそうです。
グルタミン酸とイノシン酸を入れた塩水は、それを入れない塩水を1/200まで薄めても味を感じられるのだと。

おうちでパスタソースなどを作っていて塩が薄いと思った時、騙されたと思って、塩を加える前に昆布だしとか鶏がらスープの素とかを加えてみて下さい。確かにちゃんと味を感じるようになります。
「騙された!ぜんぜん味薄いままやん!」と思ったら、本当に塩が足らないのかもしれないので、それは塩を足して下さい。←なんて無責任

ところで…、キノコには食べられるキノコと食べられない毒キノコがありますよね?
あの毒ってなんなんでしょう?疑問に思ったことはありませんか?
ない?まあまあ、そう言わず。

《食べられないキノコの美味しいお話》
毒キノコで有名な「天狗茸(てんぐだけ)/Fly Agaric(フライ・アガリック)」。真っ赤な笠に白い斑点で、探索アイテムにもしょっちゅう出てきます。どこぞのゲームのマリオさんもよく食べています。

あれの毒成分はイボテン酸というアミノ酸の一種。昆布とかの旨味成分であるグルタミン酸と構造が似ているために、人体で吸収できてしまうのですが、別物なので分解できない。しかも精神系に強く作用して興奮状態を引き起こし、更には中枢神経に作用し呼吸困難や嘔吐などを併発します。

このイボテン酸、グルタミン酸に似ているだけあって、毒性が強いくせにとても旨味の強いアミノ酸だったりします。
そう、テング茸は旨いのです!イボテン酸の旨味は実にグルタミン酸の20倍と言われています。つまり、グルタミン酸より旨い!

キノコ図鑑はなかなか奥が深いです。もっとも奥が深いと思う所は、毒キノコにまで味が書いてあるところ。←食ったんかい!

気持は分かります。
管理人も青梅の毒成分が青酸(シアン化カリウム)だと知って齧ってみたり、蛇イチゴがアルカロイド系だと聞いて口にしてみたりしたことがあります。
こんなことを書いていますが、さしもの管理人もテングダケは食べた事がありません。さすがにキノコはシャレになりません。

なので、試すのはやめましょう。まったくもって命の保証ができません。←そんなアホウは管理人くらいだって!

ちなみに、青梅の毒成分である青酸は種部分に集まっているので、実の部分をやまほど食べてもせいぜいお腹を壊す程度らしいです。食べた後に祖父に言われました。
そう言えば、なぜ爺さまは知っていたのだろう?
管理人の爺さまはちょっとレイドンのクラリッサ婆さまを彷彿とさせる人でした。厳格なくせに、結構ムチャをしても意外と怒らない時があって、今にして思うと、自分も通った道だったからなのでは?という気も…。
やっぱり血は争えないってことでしょうか?


はてさて、以前太郎さんが無駄話上等とおっしゃって下さったことに乗じて、すっかり無駄話ばかりをしています。←いいのか?こんなことで

話をキノコからゲームに戻すと、5月の箱庭ロケは、ひじょーにアリスっぽかったですねぇ。
管理人はオマージュ大好きなので、アリスも大歓迎です。

さすがにアリスを知らない方はいないでしょうから、物語の大筋解説は必要ないと思われますが、ここまで有名でも英語圏での浸透度と日本でのイメージには温度差があるかなとは思います。

《アリスの笑えないお話》
日本語で『不思議の国のアリス』と訳されたお話の原題は
Alice's Adventures in Wonderland (ワンダーランドでのアリスの冒険)
です。

続く続編の邦題が『鏡の国のアリス』で原題は
Through the Looking-Glass, and What Alice Found There (姿見を抜けて、そこでアリスが見付けたモノは)

この二つはナンセンスな物語でありながら、随所に大人社会を風刺するような話が散りばめられていて、さまざまな分野で引用に使われていたりもします。

単なる子供向けの童話だと言い切れない部分があるんですね。ここが少し日本での印象と異なる部分かもしれません。

特に有名な引用をご紹介しましょう。

《Red Queen's Hypothesis 赤の女王仮説》
生物学の分野で、『赤の女王仮説』と呼ばれる引用があります。

鏡の国のアリスには「赤の女王」という暴君が出てきます。庭園の白薔薇を赤にペンキで塗り直せとムチャ振りをする女王様ですね。

赤の女王はお城でレースを開催しますが、その中で女王が宣(のたま)う有名なセリフがありまして…。

"Now, here, you see, it takes all the running you can do, to keep in the same place."
「フフン、いいかい、ここではね、同じ場所に留まり続けたければ、走り続けるしかないんだよ。」

「生物が生き残るには、進化し続けなければならない」という進化の説明の引用に使われるセリフです。

このセリフには、実は続きがあります。

"If you want to get somewhere else, you must run at least twice as fast as that!"
「お前がどこか別の場所に行きたけりゃ、少なくとも周囲の二倍のスピードで走らなくっちゃならないのさ!」

この部分は進化の「赤の女王仮説」では使われない部分ですが、現代の競争社会に置き換えてみるとなんとも考えさせられるセリフです。

同じ場所にいるだけでも走っていなければならない、そして、そこから動きたければ、更に速く走らなければならない…。

もう思わずため息がでそう。ハァー…。

長く生き残る童話というのは、こういう風刺を多く含んでいたりします。

スウィフトの『ガリバー旅行記』しかり、ミヒャエル=エンデの『モモ』しかり。

・ガリバー旅行記:小人の国や巨人の国をガリバーが冒険するお話。作中に出て来るラピュタ国は、高い文明を持ちながら、慇懃無礼で感じの悪い国。文明の高さがそのまま人間性に通じるわけではなかったりするところがなんとも考えさせられる。

・モモ:アヤシイ男たちに時間を盗まれた人たちの様子が変わって行ってしまう様子を描いた物語。時間に追われる現代社会を痛烈に風刺している作品で、子供が読むのと大人が読むのではだいぶん印象が違うと思われる。


子供の時はなんとも思わなかったちょっと面白おかしい記述も、大人になって読むと思わずドキッとしたりして。ああ、大人になってしまったと痛感するなぁ(笑)


あかん、ゲームのストーリーにほとんど触れてないやん!

なにが印象に残ったかって…、そうですね、
ハーバート=ダヌー館長、とてもいい味出してましたねぇ。

なんか骨董屋のアルフォードを彷彿とさせるなぁと思ったら、サブクエ【Who Is Stronger? 強いのはどっち?】でその二人の言い争いが登場。
いやあ面白かった!

なにが面白いって、シティでは滅多に見られない嫌味の応酬!
いい子ばかりではない会話の方がメリハリがあっていいですね。喧嘩している割に息がぴったり合ってそうな所もイイ!

Herbert Danu: Your stubbornness insults me as a scientist. Even a fool should be able to see that fairies are stronger than some pathetic witches!
ハーバート=ダヌー:しつこいヤツだな、てめえ、そりゃ科学者たる俺への冒涜かよ。妖精の方がみすぼらしい魔女なんぞより強いのなんて、アホウですら分かりそうなモンだろうが!

Alford Stone: "Pathetic," you say? Your flower babies are only good for scaring garden mice. A witch, on the other hand, is a spawn of evil in human form!
アルフォード=ストーン:「みすぼらしい」だとぉ?お前の言うお花のベイビーちゃんの方こそ、お庭の鼠どもを怖がらせンのが関の山じゃねえか。フン、魔女はな、そんなんと違って、人間の姿をした悪の申し子なんだよ!

のっけから嫌味全開です、いいぞ!
全年齢対応ゲームなので、もちろんfuckin' words(ファッキン・ワード)はなく、かなり品のいい悪口ではありますが、そもそもシティではdisapproval words(非難がましい語)も稀ですからねぇ。

stubbornness: 頭の固いヤツ
insult: 侮辱する
pathetic: みすぼらしい
大して強いdisapproval wordsではありませんが、この程度ですらあまり出て来ないので、随分単語に気を使ってるんだなと思います。


で、言い争いをしてる割には終始微笑ましい雰囲気なところが、素晴らしい。パチパチ(拍手)
程度が難しいのかもしれませんが、もっとこういう話も増えて欲しいなぁ。

ダイレクトな悪口を使わない(使えない)となると、言い争いの場面を嫌味の応酬にせざるを得ないため、品は良くなる代わりに翻訳難易度はグンと上がる気がします。そうなると、英語以外に翻訳された場合のニュアンスの伝わり度合が気になりますが、まあ、キャラクターの性格は絵柄からでも結構伝わってるので、きっと大丈夫なのでは?

それにファッキンワードがないのは日本語向きかも。日本語は英語に比べると、格段に品のない言葉が少ないですから、その手の用語全開で来られると、なんでもかんでも「クソッたれ」とか「クソ野郎」にするしかなくなりそうです。
日本語は「クソッたれ」程度で下品度レベルいっぱいですが、英語はそれでレベル1って感じだと英語圏の人に言われて、確かになぁと妙に感心したことがあります。英語はその上にレベル10くらいまであって、バリエーションも豊か、しかもレベルが上がるにしたがってどんどん単語が長くなる(笑)

でもまあ、日本語にはその代わりに嫌味がいーっぱいあることを考えると、どっちもどっちでしょう。

さて、残り数日、どうやって過ごしましょう?
管理人は最近各ロケのBGMにハマっています。
実は一部のロケについては、サイトの各ロケページにBGMを載せています。
ロケの音楽はオフィシャルのYou tubeサイトもあります。

City Hallはこちら
https://www.youtube.com/watch?v=2f_Uw3x9o34

ただ、残念なのは一部のロケは音楽が同じになってしまったこと。
ああー、録音しておけばよかった!どの音楽も素敵だったのに(泣)。
これも容量削減の一部なのでしょうか?音楽が素晴らしいだけにもったいないなぁ。

どこのBGMも秀逸なので、今ある分だけでも全てのロケのページにBGMを載せたいような、容量を圧迫しそうで怖い様な…。

悩んでてもしょうがないから、シティに行ってあちこち聴きに行ってこようかな~♪←やっぱりダメ人間

Is it the Golden City or the Silver City that you were dropped at? Or... the Foggy City? あなたが落ちたのは、金のシティ、銀のシティ?それとも…、霧のシティ?

ああ忙しい忙しい…、と言いながらついつい猫茶房に入り浸っているダメ管理人です。

知らない内にフレンドとのチャットに日本語が入力できるようになっていたことを、今頃知りました。
自分で気付いたのではなく、フレンドに教えていただいたんですけどね(笑)
チャットに日本語で返事が来てびっくりして聞いたら、フツーに入力できたと…。
ずっと日本語は入力できなかったのに、日々進化してるんですねぇ。すごいぞG5!
コレクションの検索窓が日本語対応になる日も近いかもしれません。

チャットと言えば…
いつ頃からかGoogle translateが使えるようになったので、世界中の人たちとおしゃべりが出来ます。素晴らしい!
ドイツ語、フランス語、イタリア語、ロシア語…。
英語でチャットが来ますけど、インドネシアの人だったりインドの人だったり、世界中にシティの住人がいるんだなぁ…。感動。

元の言語と切り替えることが出来るお蔭で、ちょっとロシア語覚えました。
偉そうなこと言って、
Спасибо スパシーボ= Thank you/ありがとう

Не за что ネ・ザ・シュトー = My pleasure/どういたしまして
だけなんですけどね(笑)

でもきっとこれでロシアに行っても乗り切れます!←超ムダな自信
現地語でのありがとうは最強ですから。
ロシア語は試した事がありませんが、ヨーロッパと東南アジアでは大丈夫でしたので、きっと世界共通でしょう。
どんなにカタコトでも日本語で「ありがとう」と言われると嬉しいですもんね。
うんうん。

でもGoogle translateは超直訳なので、謎翻訳も多いです。

ロシア語を翻訳したら「to health(健康に?)」となってしまって、「???意味不明」だったので聞いてみたら
It's not difficult to help. お手伝いは難しくない
という意味なのだとか。
こなれた日本語にするなら、「大した手間じゃないよ」とか「気にしないで」位なんでしょうかね?慣用句は奥が深いです。

管理人は現在「Hall of Fame 名誉の殿堂」のトロフィー集めにハマっているので、フレンド様様です。
「Box Cabinet」というコレクションを800回合成するというトロフィーが手ごわいので、フレンドたちと協力して送り合いっこしています。
事情を説明すると結構協力してくれるものですねぇ。なんとありがたい。

手ごわいと言えば、Hall of Fameのトロフィー三大難関は
Anomaly Generator, Egyptian Box, Clockie the Cat
ではないでしょうか?

・Anomaly Generator アノマリー発生装置:アノマリーのミニゲームを400回クリア←アノマリーにガッツポーズをするようになるなんて!
・Egyptian Box エジプトの匣:モンスターの宝物庫の宝箱を1700個開ける←シティが屍の山に(怖)
・Clockie the Cat 猫のクロッキー:ロケ探索で50万秒節約←もはや狂気(笑)

いつ終わるのやらという感じなので、暫く楽しめそうです。

いかんいかん、巻戻りサクサク沼太郎さんにお返事をする予定だったのに←相変わらず無計画



今回もお返事楽しく読ませて頂きました!

《シティのとある沼の傍らにて》
ずぶずぶと沼にハマる巻戻り太郎さんのサムズアップを思わず幻視…。
ひょっとすると管理人は竜宮城のタコよろしく、太郎さんの足に絡みついていたりして(笑)
沼の底のタコつぼに管理人は住んでいるのかもしれません。

Is it the Golden City or the Silver City that you were dropped at? Or... the Foggy City?
あなたが落ちたのは、金のシティ、銀のシティ?それとも…、霧のシティ?

きっとその沼から現れるのは女神ではなくオクトパスでしょう。



お返事を読んでいて…

《債権/債務の補足》
過ぎた話で恐縮なんですが、念のため補足を入れておくと、
そもそも売買が可能なのは「権利」とか「物品」といったプラスの資産。
あたりまえですが「義務」とか「損失」みたいなマイナスを売る事はできません。
「債権」はプラスの権利ですが、「債務」はマイナスの義務。
そのためか日本語では売却となると「債権」と言う表現を使うという暗黙の了解みたいなのがあります。日本語版はそこを重視したのでしょう。

ローン契約も銀行からすれば権利の一種なので銀行が売る事はできますが、借りている側(債務者)にはその契約をどうこうできる権利はありません。哀しいかな、銀行が破綻してローンを売り飛ばされても口を挟めないし、特別条項を発動されて一括返済を求められても従うしかないのです。

Mr. Black: Curses... If Avocado gets my debt, he'll create a disaster for the City. My debt must not be sold!

ブラック長官:クソっ・・・もしアボカドが私の債権を手に入れたら、街は大変なことになる。私の債権は絶対に売ってはならないんだ!(日本語版)

ブラック長官:クソッ…。アボカドが私の債務証書を手に入れれば、シティの災厄となってしまう。私の債務は決して売られてはならんのだ!(当サイト訳)


巻戻りさんがこんがらがった要因は、日本語版が「私(=長官)の債権」にしてしまったところではないかと。債権者は銀行であり、長官ではありません。この「債権」、長官の側から見たら「債務」になりますので、長官が「私の」と言えるのは債権ではなく債務です。

先のセリフを敢えて債権に変えるなら…

ブラック長官:クソッ…。アボカドが「私に対する債権」を手に入れれば、シティの災厄となってしまう。「私に対する債権」は決して売られてはならんのだ!

でしょうか。

でも、これだといきなり債権という言葉が出て来て、これがブラック長官の債務と同じものだというのが、セリフ内で説明できません。
「債務を売却する」は「頭痛が痛い」みたいなヘンな日本語ではあるのでそのままでは使えません。
さりとて「債権者は誰なのか?」という説明もなしに「債権を売却する」と翻訳したとして、金融とは無関係のシティ住民が混乱しないとも限りません。
さっきまで債務と言っていたローンを急に債権と言い換えて、それが同じ契約を反対側から見たものなのだと理解しろというのも乱暴かもしれないじゃーん?←考えすぎ?

これ、管理人が一番悩んだ部分だったんですよねぇ…。
長官の my debt を、売却という表現と馴染みのよい債権にしようとすると、全面的にセリフを書き変える必要が出てしまいそうで、翻訳の範囲を超えてしまうかもと危惧した結果、「債務」は売れなくても「債務証書」は売れるじゃーん?物品だし?という強引な翻訳に。
…余計に混乱が広がったかもしれません。すみません。


これはどうやら日本語固有の問題らしく、ちゃんと調べてみたら債権整理の場合、英語はたいてい
Creditors sell debts という言い方をしていて、
Creditors sell credits とは言わないんですね。

そうか、大人の配慮からcreditsを使わなかったワケではなかったんだな。←完全に邪推
分かりにくいとかボヤいてすみませんでした。シナリオライターは悪くありません。

どうやら、なんの疑問も抱いていなかった
debts=債務、credits=債権
という単純翻訳そのものに語弊があるようです。

英英辞典をいくつか覗いてみると
debts=借りているお金の総量 or 借金をしている状態
credits=貸しているお金の総量 or お金を貸せる余地 (与信力/分かりやすく言えばクレジットカードの限度額)

であって、義務や権利というニュアンスがない。あれ?

そうか、それで売買になると「sell debts」はヘンでなくても、「債務を売る」はヘンなのか…。大抵の場合は[debts=債務/credits=債権]で齟齬が出ないもんだから、微妙な概念の違いが問題にならないだけだったんだなぁ。
これ、めっちゃどうでもいい話ですね…。

ああ、またどうでもいい話を掘り下げすぎてしまった!
概念の翻訳はなかなか難しい、というお話です。ハイ。


さて妄想全開太郎さんの妄想ですが…、面白い!

《Mistress the Black Widow 黒い未亡人ミストレス》
「興味が無くなった男の使い道って・・ないわね」←ひゃー

イイぞ!めっちゃミストレスっぽい!

全年齢ゲームであることを考慮すると、ここまで黒いセリフはなかなか吐けないのでしょうが、ちょっと期待してしまいそう(笑)



《英語の不満表現フレーズ》
太郎さんはいい勘してます。いい感性を持ってると言った方がいいかな?

[Palace of Justice⑧ Love Behind Bars 牢屋越しの愛]
Mr. Black: "Kira, I can't believe I allowed you to get involved in this ridiculous investigation. What are we doing in the Palace of Justice, anyway?"

この冒頭のセリフの訳
ブラック長官:「キーラ、私としたことが、こんなバカげた捜査に君を巻き込んでしまって済まないな。それはそうと、法廷で我々は何をするんだったかな?」(日本語版)

を見て、長官ぽくないという違和感を持ったと。
この「違和感」はとても大事。

この訳そのものには大きな間違いはありません。文脈とかキャラクターによってはこういう訳もあり得ます。
でも、長官はキャラ的にそういう事を言いませんし、この訳だと次のセリフにうまくつながらないのが問題なんですね。
あんまり掘り下げすぎると、翻訳道場みたいになってしまうので、ちょっとだけ←のつもり

このセリフで何がニュアンスを決めているかというと、
"I can't believe"と"anyway"
です。

どちらもめっちゃ簡単な表現であり、どこにも悩む余地なんかなさそうなんですが、
この二つ、とても感情が載りやすいフレーズなんですねぇ。

I can't believeはたいてい、驚きとか不満を現しています。つまり「そりゃスゴイ!」とか「どういうことだそりゃ」みたいな場面です。
日本語でも「嘘だろ?」と言う時、別に内容を疑っている訳ではなく、そこにあるのは驚きか不満ですよね?「I can't believe」は「嘘だろ?」にかなり近いニュアンスがあります。

anywayはニュートラルな意味なら「ともかく」とか「いずれにせよ」と言う意味ですが、
カンマの後の文末に来ると、話の大前提を問い質(ただ)すニュアンスが強いのです。
というか、そういう時に使うのがanywayなんですね。
「そもそもなんで~なんだ」とか「だいたいどうして~しなくちゃならんのだ」みたいな不満をこぼす時にくっついてくるんです。

それで当サイトでは
ブラック長官:「キラ、まったくどういう事だ、こんなバカバカしい捜査に君を巻き込む許可を出すハメになるとは。そもそも、なんでそろいもそろって正義の司法宮に来なければならん?」
という訳に。

もしもっと大胆に意訳していいなら、
ブラック長官:「まったく…、担当でもない君がなぜこのくだらん捜査に首をつっこんでいるんだね、キラ。だいたいどうして私まで正義の司法宮に来なくてはならん?」
という感じに。

で、次のキラのセリフ
「不運な若者の無実を証明してやるためです、そうすれば~」
に繋がるんですね。

長官がブチブチ言っている理由は、キラが担当ではないから、そして軽犯罪の捜査に自分まで駆り出されているから。

もう一つ英語の慣用表現について

What are you doing here? (なんでこんなとこにいんの?)

英語では、どうしてこんなとこに?と言う時にdoingを使います。
これもたいてい不満や驚きを現します。
hereにアクセントがあり「こんなとこ」という感情がこもります。
実はこの表現は人でなくても使うんですねぇ。

What is it doing here? なんでこれがこんなとこにあんの?(おかしいだろ!)
物はなにもしませんので、これは完全に「なぜここにあるのか?」と言う意味。

この使用例が一つだけシティのお話にもありました。
[Call of the City Dungeonsシティの地下迷宮の呼び声]の一章④のレイドンのセリフです。

Rayden Storke: "The look of that dream catcher on the wall is bugging me. What is it doing here?"
レイドン=ストルク:「壁にかかっているあのドリーム・キャッチャーを見ていると、なんだか落ち着かない気持ちになる。なんであんなものがこんな場所に?」

《Cogito, ergo sum 我思う、故に我在り》
「どうしてここにいんの?」がなんで
What are you here?
じゃダメなのか?というと難しいんですが…、
備考欄にも書いたように、このフレーズは「存在意義」を問うニュアンスが強いんです。

デカルトの『方法序説』という本に出て来る有名な言葉に

Cogito, ergo sum コギートー、エルゴ・スム

というのがあります。
ラテン語で、「我思う故に我在り」
という意味なんですが、これの英語訳は

I think, therefore I am.

「人は考えるからこそ、存在しているのだ」という深ーい言葉です。
be動詞は単体で使うと時に「存在している」という強い意味を持つんですね。

翻訳で前と後ろが繋がっていないとか、なんか違和感がある時、それは文化の違いとかいう問題ではありません。
たいていは訳のニュアンスの問題。

管理人は同じ場面での典型的な反応に、文化の違いはほぼないと思っています。
少なくとも、英語と日本語では。
文化の差<個人差
です。

そして「人は自分の鏡」でもあります。
自分がいい人としてふるまうと、周囲は優しくいい人になります。
自分が悪い人としてふるまうと、周囲は意地悪く苛烈になります。

福沢諭吉も著書『学問のすゝめ』のなかで
「愚民の上に苛(から)き政府あり」
と言っています。「政府の政治がヒドイのは、民が愚かだから」だと言うんですね。政治は民の鏡であると。
痛烈です。アイタタ…。
「だから学問をして、知に昏(くら)き者から、知に明るき人になれ」と。人間いくつになっても「学ぶ姿勢」を忘れてはダメなのでしょう。

おっと、「翻訳道場」どころか「人生道場」みたいになっとるぞ…。
これは管理人が自分に対して課している戒めみたいなものだったりします。

『学問のすゝめ』はなかなか痛快で面白い本ですよ。何しろ当時100万部も売れた大ベストセラーだったのだとか。字が読めない人は字が読める人に読んでもらって知りたがるほどに流行ったというからスゴイ。
読んでみると分かるのですが、「学問とは市井(しせい)にあるべきモノで、学者のためのモノではない」と言っています。福沢諭吉の言う「学問」は、「学ぶ姿勢」であって、こむつかしい屁理屈ではないんですね。

無理やりシティの話に置き換えると、
いろんなフレンドさんがいると思いますが、チャットで穏やかに話しかけ、なにかを貰ったら必ずお礼を言っておくと、それだけで相手も優しいフレンドになってくれます。
そうするとお互いハッピーになれるし、ゲームも楽しく進みますよね?


《アボカドのシティ改造計画》
そう言えばアボカドの計画ではいくつかの場所がなくなっていました。
管理人はアーティファクトが集積しやすい場所を潰しているのかと思っています。

公安局・質屋・シネマシアター・サウス・フォート、そして当該中央銀行

いずれも共通するのは、アーティファクトがありそうな場所だなと。
施設そのものの危険度より、アーティファクトの方がずっとアボカドにとって障害になるのではないでしょうか。
シネマシアターのキャピュシン夫妻は五賢守護団に友人がいたそうですし、サウス・フォートはいまでこそ憩いの場でも、かつては砦ですから、なにか隠されたアーティファクトが残っていてもおかしくはないですし。
まあそんな事言ったら、アルフォードのアンティーク・ショップも危険かもしれないんですが、一回ごっそりアーティファクトを盗まれていますから、もうあんまり残ってないんじゃないでしょうか。共同経営者だったフレッチャーはアボカドに通じてたみたいですしね。
社交クラブとサーカスはアボカドの息がかかっているので、OKなのでは?
サーカス団長のDiggsに犯罪を唆したのもアボカドでしたし…。

などとつらつら考えていたら、アボカドは結構前からあの手この手でアーティファクトを集めていたんですねぇ。キャラクターページにアボカドを作った方がいいかもなぁ。
アボカドの加担してたストーリーを集めると何か見えてくるかも?



《一部プレーヤーβ版説》
[Case No.80:Mysterious Route ミステリアスな道筋]
において管理人のお題を見て、巻戻りさんは「自分と違う!」となったとのこと。
どうやら管理人は名誉にも「β版プレイヤー」に選ばれたようですね。

β版:製品の販売直前の完成品で、試用品としてバグのあるなしや、反応を試すためのバージョンのもの。Windowsなんかは発売後にちょいちょいバグを修正するもんだから、Windows永久β版説なるものが存在するが、あながち間違ってないと思う。

某掲示板だけでなく、Fandomでも話題に上がっていますが、どうも一部のプレイヤーで反応を見ているみたいです。
前回の[The Outlaw 法に外れし者]イベントでは、入場券アイテムがランダム値でしたが、今回は戻っています。あれも一部だったとかいう話もありました。
更にちょっと不思議に思ったことには、今回FandomでCat Cafeの代わりにPalace of Justiceを指定する指示になっていた人がいたことです。実際の探索場所はCat Cafeなので、単に指示間違いだったらしいのですが、管理人はちゃんと猫茶房だったんですねぇ。
これは別にβ版で試す必要のない問題な気がします。

単なるglitchなのか、β版プレイヤーに選ばれたのか。
管理人はデータさえ吹っ飛ばなければどれも楽しんでますよ!

*glitch グリッチ:本来あるべき状態から外れたささいな問題。日本語のバグに相当するが、なんとなくちょっとニュアンスが違う気がする。日本語のバグには悪意を感じるが、glitchに悪意はないような…。←単に管理人がそう感じるだけかも。glitchはmistakeと言うのを避けているように聞こえるんだよね。

それでもglitchが怖い、データのバックアップが欲しい!と思う方に…、
バックアップとはちょっと違いますが、一つだけ近い手があります。
PCの方はWindowsの別アカウントを作ってそっちでも同じG5アカウントに切り替えて同期を取っておけばよいのです。
入るたびにThis deviceとServerのどちらを選ぶか聞かれますので、問題ない時にServerを選んで同期を取り、万が一ふっとんだら、This deviceを選んで巻き戻ればいいというワケ。
ただし暫く同期を取っていないと、けっこうやり直さないといけないハメにはなりますが(笑)

いちいちWindowsで別アカウントを作るのがめんどくさいと思ったアナタ!
朗報です。

あなたがもし、Microsoft storeでHidden Cityをダウンロードしたのなら、G5から直接Hidden Cityをダウンロードして来ましょう。別ルートからだと、別プログラム扱いになるらしく、同じWindowsアカウントにもう一つHidden Cityが現れます。

G5 Storeはこちら
https://www.g5e.com/games/hidden-city

でも見た目が全く同じなので、どっちがどっちだか分からなくならないようにご注意を。
G5 Storeの方はデスクトップにショートカットが現れます。

でも結局時々は同期をとっておかないとならない事には変わりがありませんので、本当に万が一の時用です。
G5に復旧を頼むよりは手間が省けるくらいに思ってください。

それでも管理人はこれに助けられました。
日々のサブクエストのリセットくらいならたいして動じない管理人ですが、さすがにHall of Fameの進捗がリセットされた時には面食らいまして…。
だって、Clockie the Catの50万秒もリセットされちゃったんだぞ?
イベント半ばでそのイベを一からやり直さなくてはならなくなりましたが、それくらい屁でもありません。
クロッキーのトロフィーが遠のく方がずっと痛い!

このバグは先月の間に修正されたとのことでもう発生しないそうですが、いやはや、さしもの管理人もビビりました。でもAB Gamesだって悪気があってglitchが発生している訳ではないのです。大事なのは取り返す姿勢です。結構すぐに修正版が出ましたから、頑張ったんでしょう。←応援してるよ!でも焦るからなるべく気を付けてくれると嬉しいな!

G5 store版で一から始めると、CityのChapter 4 の半ばで市長の提供する特別クエストが始まります。それをクリアすると【Mystery Solvers 謎を解く者たち】という限定アバターも貰えてちょっとおトクかも?
現行のアカウントに切り替えると、そちらにもちゃんと【Mystery Solvers】のアバターがありますよ!

そういえばこの特別クエストのエピソードはどこにも載せてなかったな…。
ヘンな事に気付いてしまった。その内追加しよう。←大丈夫か?また忘れるパターンじゃないのか?

そして…
コインの音の話をまともに取りあげて頂いてありがとうございます。
確かに高い澄んだ音はみんな好きですよね。
この手の音に生物学的メリットは思いつかないから、ますます不思議。
おなじ高音域でも、ガラスをひっかく音には鳥肌が立つのになぁ。

ちゃりーん、(あ、10円?)
管理人が単にさもしいだけだったりして(笑)

Where did Cain go? カインは何処へ行ったのか?

みなさま猫まみれ茶房を楽しんでいらっしゃいますでしょうか?

猫茶房に入り浸りですっかりダメ人間と化している管理人です。
管理人は他にも、アオガエル茶房とかあってもダメ人間になれる自信があります。←ただでさえダメ人間なのに…(哀)
そして相変わらずのタコ(笑)

もしかして猫カフェって日本発祥なんでしょうかね?
そういえば、日本の原宿には[Hedgehog Café ヤマアラシカフェ?ハリネズミカフェ?]もあるのだとか。←まだあるのか?
管理人は行ったことありませんが、カフェで隣になったアメリカ人親子から「Hedgehog Caféに行ってきたんだ!」と嬉しそうに話しかけられて、こういうのももしかするとある意味「日本らしい」場所なのかも?と思ったことがあります。

さて、すっかり周回遅れの解説コーナーです。
前回法廷ネタはまた今度とか言ってすっかりなおざりになってました。
約束を守らない奴はロクな死に方をせんぞ!

…すみません(汗)
その時はなんか思い浮かんでたんですが、終わってしまうとついつい「あれ?なに書こうとしてたんだっけな?」になってしまいまして…。じゃあ、すぐ書けばいいじゃんって話なんですが、変に早過ぎても自由な妄想の妨げになるのでは?なーんて思っててですね←言い訳が見苦しい

巻戻り悶絶サクサク太郎さんの書き込みも気になるところですが、まずはわずかにでも記憶の残っているうちに法廷よもやま話をしたいと思います。

金融用語よろしく法律用語もまた普段馴染みのないモノなのではないでしょうか。

前回の法廷は前々回の銀行ほどややこしくはありませんでしたが、それっぽい雰囲気になるように、随所に法律用語が散りばめられていました。雰囲気は出ますけど、厳密には意味が分からん用語がぽろぽろあったのでは?←ちょっと心配
管理人はとかく雰囲気重視なため、こういうストーリーになると読みやすさが犠牲になっているかもしれません、すみません。異論は受け付けます。

ところで…、司法制度は基本各国似たり寄ったりではありますが、それでもちょっと違いがあります。特に「陪審員」というのが如何にも外国っぽいと響くかも?

アメリカの法廷モノとかでよく見かける「陪審員制度」ですが、日本で最近(でもないか?)導入された「裁判員制度」とどう違うの?と言う方もおられるのではないでしょうか。
今回のストーリーに陪審員は単語くらいしか出て来ないので、ほぼストーリーと無関係な知識ではありますが、例によって管理人のおせっかい勝手解説です。

《外国の陪審員制度と日本の裁判員制度》
実は日本でも戦前には「陪審員制度」の方を導入したことがあったのですが、根回しが足りていなかったのか、法曹界(ほうそうかい/法律関係の人たちの世界)そのものが反発して立ち消えに…。制度は作ったものの裁判官や検事、弁護士がこぞって陪審員に辞退を促すような本末転倒状態に。当事者が「めんどくせーよ」となってしまったワケで、新制度を根付かせるのって難しいんですねぇ。

そんな訳で、現在日本では米英式の陪審員制度ではなく、ドイツやフランスに近い裁判員制度を採用しています。過去の教訓を踏まえて、原則辞退できません(笑)

・陪審員制度:市民から選ばれた12人の陪審員が「有罪/無罪」を決める。裁判官は関わらない。また有罪の場合でも量刑は裁判官が決める。評決(verdict)は全員一致が原則(つまり多数決なし)なので、決まるまでがなかなか大変。アメリカ・イギリスなどが採用。イギリスは10人以上の多数決でも可らしいが、結局ほぼ全員。
・裁判員制度:日本で採用している方式で、市民から選ばれた6人の裁判員と3人の裁判官の計9人。裁判官一人を含む多数決での決定も可。ドイツやフランスも裁判員制度とよく似た制度を採用していて、有罪/無罪だけでなく「量刑」も協議する。

英語で注意のいる用語としては
・verdict 評決:裁判官あるいは陪審員の有罪/無罪の評決のこと。量刑は含まない。
・sentence 判決:禁固3年とか、懲役5年とかの量刑を含む最終決定。裁判長が伝えるものであり、陪審員は関わらない。
の二つ。

アメリカもイギリスも陪審員制度を採用しているので、判決前に有罪無罪を決める評決があるんですね。この辺が辞書を読んでも「なんなの?」って感じだろうかと思います。
verdictには量刑を含まないというのがミソですね。日本では「陪審員制度」ではなく「裁判員制度」であるがために、ちょっとこのverdictが分かりにくいかもしれません。判決とどう違うのさ?って感じで。
ややこしいですが、陪審員の絡まない裁判で、裁判官の中で評決を取る場合もverdictと言いますので、必ずしもverdictが陪審員の評決だけを指すわけではありません。どうでもいいですね。

陪審員制度について良く分かる面白い古典映画があります。
[12 angry men 12人の怒れる男たち]:法廷ではなく陪審員の討議のみに焦点を当てた、ずーっとひたすら言い合いをしていく映画で、場面展開もほぼ皆無なのだが不思議と飽きずに見られる。段々人間模様が分かっていくのが面白い。

これのオマージュ映画で[12人の優しい日本人]てのもあるのですが、これまた結構面白い。そこまで古い映画ではないのですが、現在の日本の「裁判員制度」が導入される前に、「日本に陪審員制度が導入されたら」という仮定に基づいて製作されたもので、日本人の陥りそうな打ち合わせ風景がリアルに展開されています。脚本は三谷幸喜、主演は豊川悦司。

うーん、いい具合に話がどんどん逸れてるなぁ。困った困った。←反省ゼロ


ようやく刑事裁判で判決が出るまでの流れを…の前に用語解説。←まだ進まないんかい!

《刑事裁判と民事裁判》
いちおう断っておくと、裁判には犯罪を裁く「刑事裁判」と、犯罪とは別の名誉だとかお金だとかの当事者同士の争いごとに決着をつけるための「民事裁判」があります。

・刑事裁判:原告は国などの公的権力。被告は犯罪の容疑で起訴された人。日本では被告人の弁護に就く人は特に「弁護人」と呼ぶ。
・民事裁判:原告は訴え出た人。おめーの家の柿の枝がこっちの敷地に入ってんだよ!と揉めた結果、裁定をお上に訴え出るならこの人が原告。訴えられた柿の木の持ち主が被告。双方弁護士をつける事ができる。弁護人とは言わない。

で、ストーリーは刑事裁判だったので、刑事裁判の場合ですが…、海外の例を持ち出すと混乱するので、ここからは日本に絞っていきましょう。

《日本での法律事情:司法試験》
で、裁判所のお話になるとどうしても欠かせないのが裁判官です。

裁判官というのは、ややこしい法律を駆使していろんな揉め事やら事件やらの最終決定を下す訳ですから、当然「各種法律を完璧にマスターしている」というお墨付きが必要です。日本ではそのお墨付きを「司法試験」と呼んでいます。
法律は山ほどありますが、その中でも特に大事なのが「六法」と呼ばれるメインの法律で、憲法・刑法・刑事訴訟法・民法・商法・民事訴訟法。それがぜーんぶ載っているのが、「六法全書」なんですね。全6600ページ、重量にして4kg…。漬物石になりそうな重量です。しかも司法試験に出題されるのは六法全書だけではないので、そりゃあもう大変。

今回の「正義の司法宮」にもどでかい「Book of Justice」というのが置かれていますが、法律の書かれた書物というのはバカでかいというのは世界共通イメージなのでしょう。

さて、そんなトンデモナイ量の法律知識をマスターして司法試験を通過した人にしかなれない職業というのが日本には三つあります。
裁判官・検察官・弁護士です。検察官が一番分からないかもしれませんね。

《司法試験必須の職業》
・裁判官:裁判所で判決を下す人。判事とも呼ばれる。国家公務員で勤め先も裁判所。裁判所は全国にあるので、裁判官も3000人くらいはいる。それでも国民比率からするとアメリカの1/4。訴訟の数が少ないからか?
・検察官:検察庁で警察から来た犯罪調書を見て、裁判に回すか回さないかを決める人。検事とも呼ぶ。国家公務員で、法務省管轄の検察庁に所属している。検察官は、実は捜査権も逮捕権も起訴権も持っているというマルチなお仕事なのだが、日本全国でたったの3000人くらいしかいないため、捜査も逮捕ももっぱら警察官のお仕事。ちなみに警察官は日本全国で26万人。
検察官の数は国民比でアメリカの1/6だが、国民比における警察官の数ではアメリカとほぼ一緒。だから日本では警察官が捜査の大半を担うのだが、アメリカでは検察官も捜査する。そういう点の違いもあってか、日本では警察での供述とか調書がとっても重要だが、アメリカでは法廷での証言と証拠が絶対だったりする。
・弁護士:刑事裁判で被告人の弁護をする、民事裁判で原告・被告双方の弁護をするお仕事の人。日本は弁護士が少なすぎ、ということでちょっと前に人数を増やして今は4万人くらい。でもアメリカはなんと140万人。人口が日本の約3倍いることを考慮しても10倍相当。さすが訴訟大国。

裁判官・検察官・弁護士の数を見ても日本て平和ですねぇ…。
実際、人口当たりの犯罪件数で見ても、殺人は約1/5、強盗に至っては約1/60だそうで。


《日本と外国のお巡りさん事情》
日本では警察官が犯罪捜査ばかりでなく、落とし物や迷子の人のお手伝いをしてくれていることも治安維持に貢献しているのかもしれません。落とし物を警察に届ける習慣があるのは日本くらいなのではないでしょうか?
そもそも日本の交番みたいな場所が海外にはほぼありませんしね。

管理人はちょっとひどい目にあってパリ市警に行ったことがありますが、入り口でいかついおっさんたちにライフルで制止されてかなりビビった経験があります。交番がないので、いきなりパリ市警に行くしかない。日本で言ったらいきなり警視庁。ハードル高いなぁ…。日本のお巡りさんはフレンドリーでいいですね。
パリ市警の名誉の為に言っておくと、被害届には英語のできる優しい警察官が対応してくれましたから、中はそこまで怖くありません。これであなたも大丈夫。←被害届の時点で大丈夫もクソもない(汗)
日本人が被害届を出しに来るのが珍しいのか、なんの関係もない若者のパリジャン警官がやたらと質問してきてちょっとなごみました。住所に道路の名称がないのは何故か?とか、それでは郵便物が着かないじゃないか、とか。入り口が面してる道路が住所になるんだぞ?と教えられて、なるほど入り口のない建物はないもんなと妙に納得したのを覚えています。
言われてみるとパリではどんなに小さな通りにも名前が付いていて、住所も通り名+番地で分かりやすい。確かに日本の住所はブロックに名前を付けるせいなのか、自分がどこにいるか分からず、よく迷子になります。でもちゃんと郵便が届くのは逆になんでなんだろう?郵便屋さんの努力?後日ちゃんとパリ市警からの書状も日本に届きました。全文がフランス語でゲゲッて感じでしたが…。

落とし物ですが、少なくともイギリス、フランス、ドイツでは落とし物は警察の仕事ではありません。犯罪ではないから、という理由みたいです。駅とかには、いちおう「Lost and found 落とし物取扱所」という掲示もあるんですが、どの程度戻って来るのかは…、天命を待ちましょう。
迷子も犯罪ではないですね。そう考えると日本のお巡りさんはサービス精神にあふれています。


裁判にかかわる職種の次には、裁判にかかわる役所の名前について

《裁判関係の役所の名称》
・裁判所:立法権・司法権・行政権の三権のうち、裁判を取り扱う司法権を司るのが裁判所。霞が関にある最高裁判所をトップとする機関で、司法権の権化。最高裁の下に地方裁判所、家庭裁判所、簡易裁判所などがある。裁判所は国家機関ではあるが、三権分立の原則により国から独立しているので、どこの省庁にも属さない。東京の霞が関に行くと最高裁判所が法務省のお隣に建っているのだが、法務省管轄ではない。でも仲は悪くなさそう。
・検察庁:検察官(検事)が所属する。警察からきた調書をもとに裁判にかけるべき事件を起訴して、裁判所に送り込む仕事をしている行政機関。霞が関に行くと法務省の左隣にまるで双子のようにほぼおなじ建物が建っている。いちおうは法務省の管轄。とはいったものの、検察庁はかなり独立性の強い機関であり、法務省のトップである法務省事務次官より検察庁のトップである検事総長の方がエラかったりする。名前も偉そうだよね。
・警察庁・警視庁:どっちも警察官の所属する庁。全国の警察を所管しているのは警察庁なのだが、東京だけは首都という特殊性から別組織で警視庁。それぞれトップは警察庁長官と警視総監。役職的には警察庁長官の方が偉いはずなのだが、なんとなく警視総監のほうがエラそうに聞こえるから不思議(笑)

シティに当て嵌めてみると、公安局員は日本で言うと「検察官」に近いのかもしれません。公安局員は捜査権・逮捕権・起訴権全てを持っている感じがしますもんね。公安局員はシティではエリートであるという扱いも検察官ぽいですし。
公安局員が検察官相当なのであれば、弁護士資格を持っているので、バイオレットが2章の終わりでいきなり「弁護人」に立候補したのにもある程度説明が付きます。と言っても検察官が弁護人になるなんて聞いた事ありませんが。だって原告が公安局で被告人を訴えてるのに、被告人の弁護も公安局員がするなんて本来ならあり得ないもんね。

Violet: Kinde's arrest is a mistake. Since you're not in control of the situation, I'll act as a lawyer and prove Kinde is innocent.
バイオレット:キンディの逮捕はミステイクだよ。状況は君たちの手に余るようだから、私が弁護人を務めて、キンディが無実であると証明してやろうではないか。

相変わらず強引かつ傲慢だなぁ、それでこそバイオレット!いいぞ!

まあ、「Dictator 独裁者」と揶揄(やゆ)されるブラック長官の率いる公安局は、立法権・司法権・行政権の三権全部を掌握しているっぽいですから、なんでもアリかもしれないんですけどね。

ここで念のため三権分立の三権をおさらい。

《三権分立ってなんだっけ?》
・立法権:法律を作る権利。日本では国会が持っている。シティでは別名「Law of Black ブラックの法」なる行政法が公安局によって策定されており、実質的に公安局が立法府でもある状態。
・行政権:政府の定めた法を実行する権利で、日本では内閣が持っている。シティでは実質的にブラック長官が一人内閣府。
・司法権:政府の定めた法により裁く権利で、日本では裁判所が持っている。シティでは「正義の司法宮」が再稼働する前は、ブラック長官が裁判長よろしく裁定を下していたらしい。

この三権、国などの統治機関による権力の濫用を防ぎ、国民の自由を保障するため、お互いに独立させ、権力を一つに集中させないことが近代国家の要件。

ところがどっこい、シティでは霧やらモンスターやらの侵攻のせいで、各種行政機関がマヒ状態に陥った結果、唯一生き残ったっぽい公安局がその三権全てを掌握しています。公安局のトップはブラック長官であり、つまり、ブラック長官が、総理大臣で、国会議長で、裁判所長官でもある状態。ブラック長官が「Dictator 独裁者」と揶揄されるのはこうした事情からですが、この三権のトップが不在では無政府状態となりとても危険なのもまた事実なワケでして…。

Mr. Black: Someone had to take care of the citizens. I took this burden upon myself.
ブラック長官:誰かが市民を守らねばならなかった。だからこの私が自らその責を負ったのだ。

仕方がなかったんだよね、長官?


The Outlaw 冒頭の新聞「Hidden City Times ヒドゥン=シティ・タイムズ」で、

Now Black won't be able to pass sentences like he used to.
これでブラックはもう今までのように勝手に判決を言い渡す事ができなくなるだろう。

とありましたから、今後司法権だけは「正義の司法宮」に委ねられるのであれば、ちょっと民主的になるのかも?


さて各種用語の意味を押さえたところでようやく本題の刑事裁判で判決が出るまでの流れ。つまらなくて寝てしまった人がいたらごめんなさい。

《判決までの流れ》
まず最初、何かの犯罪で容疑者が取っ捕まります。とっ捕まえるのは基本、警察のお仕事。
警察官は捜査権と逮捕権を持っています。
この容疑者(=犯人候補者)は、ちゃんとした用語だと起訴されるまでは「被疑者」、起訴されたあとは「被告人」と呼び名が進化します。

被疑者が警察でぶち込まれるのが「留置場」。警察署の中にあって、留置場にいる間に取り調べが行われます。
取り調べが終わって調書が出来上がるとそれが証拠品とともに検察に回されます。

さて、検察に書類が行くと、裁判にかけるかかけないかが決まります。
裁判にかけることを「起訴」といい、裁判にかけるのに証拠が足りないとか、そもそも人違いだったとかだと「不起訴」になります。「不起訴」は犯罪未満ですので、前科にはなりません。なりませんが、検察庁にはデータが残っていますので、不起訴になったという記録は残ります。この辺が裁判の結果「無罪」となった場合と違う所です。不起訴は無罪ではありません。単に立証できなかっただけと言う場合もあります。

起訴されると、犯人候補者の呼び名は「被疑者」から「被告人」へと変わります。
それとともに身柄が警察署の「留置場」から、法務省所管の「拘置所(こうちしょ)」へと移送され、裁判が終わるまでは原則「拘置所」で過ごす事になります。

まあ、逃亡の恐れがなくてちゃんと裁判所に通うとなれば、保釈金と引き換えに帰してもらうこともできますけどね。保釈金は逃げないための担保のお金なので、裁判が終わればちゃんと戻ってきます。

あれ?拘置所って検察庁じゃないの?と思ったアナタ!鋭い!
そうなんです。裁判が終わるまで入れられる拘置所は、検察庁でなく法務省矯正局という所が持ってる施設なんですね。法務省矯正局は刑務所も所管していて、この手の施設の管理は一手にここが引き受けているんです。だから拘置所は刑務所とよく似ています。同じく塀の中にありますし。
それはそうと矯正局ってすごい名称ですよねぇ。管理人は初めて矯正局という表示を見た時に、「何を矯正するんだ?…ああ、人間か…」と思ってちょっと引いた記憶があります。
いや、この解釈が合ってるのか合ってないのか分からないんですけれども。多分矯正局の方にも聞いてみたはずなんですが、なんと答えが返ってきたのか、曖昧です。それだけ「矯正」という言葉のインパクトが大きかったのかも。

あと死刑囚がいるのも刑務所ではなく拘置所です。本来は裁判で刑が確定したら、速やかに執行されなくてはなりません。禁固刑なら刑務所に移送されるのですが、死刑は禁固刑ではありません。そのせいで刑務所には行かないで、拘置所にずーっといることに。
死刑も一応6か月以内に執行することになっているのですが、死刑執行には法務大臣のハンコがいるんですね。自分のハンコで人が死ぬのはいい気分がしないからなのか、そもそも死刑廃止論者なのか、死刑の執行は先送りされがちでなかなかハンコが押されません。本来6か月のところが、執行まで平均8年くらい。それで、死刑囚はいつ執行になるかも分からないまま、ずーっと拘置所に入れられている、というワケです。いいんだか悪いんだか…。
これは死刑制度そのものが良いとか悪いとかと言うのとは別問題です。現在施行されている法律で刑が確定したのであれば、本来大臣の一存で先送りにすべきではないと管理人は思います。それが法治国家というものであり、法の大原則だと思うのですが…。まあこれは重い話なので止めておきましょう。

いかんいかん、したかった話はもっと楽しい話だったはず…
固い話は暗くなりやすいのでストーリーの話をしましょう!


《The Outlaw 法を外れし者を読んで》
「正義の司法宮」のストーリーは面白かったですね!
セリフも性格が良く出ていて良かったですし。

多分管理人は英語の表現うんぬんより、性格の反映されたセリフなのかどうかが、面白いと思うか否かの分かれ目になっているのだと思います。

openingでアルフォードのセリフ

Alford: Though his crime is obvious, he claims to be innocent. What game is he playing?
アルフォード:ヤツの罪状は火を見るよりも明らかだってえのに、無罪を主張してやがる。舐(な)めてンのか?

性格出てますねぇ。迷信深くておっかない人に見えて、けっこう単純で人の話を信じやすく、意外と人がいい。


質屋の性格が最も出てたのは、3章の最後

Pawnbroker: I could offer my updated memory extraction technology... as long as we forget about the tax misunderstanding, of course.
質屋:俺が最新の記憶抽出技術を提供してやってもいいが…、まあ、なんだほら、税金に対する意見の相違ってのを忘れてくれるんならな。

特にこの「as long as we forget about the tax misunderstanding」て表現がイイ。
「お互いに税金に対する意見の相違ってのを忘れるんなら」(笑)
依頼でもなく、条件でもなく、主語がweなんですよね。あくまでもお互いの自主性でってことなんですが、さすが一筋縄ではいかない感じが出ています。
ダイレクトに税金を免除しろとは言わないところがイイ!

しかし、税金は税務署の管轄であって、本来公安局の仕事ではないはずなのですが、アッパーは色んな行政機関が霧に呑まれてしまった結果、なんでもかんでも公安局が代行しているんでしょう。

そう考えると、シティの諜報官て大変ですねぇ。事件の捜査解決から、税金の取り立てまで。もはやなんでも屋。


《The Outlawの元ネタ?》
ストーリーの話ついでに…
本編の備考欄でも書きましたが、このお話、「カインとアベル」、「ジキルとハイド」、更には「24人のビリー=ミリガン」を彷彿とさせるモノでした。

・Cain and Abel カインとアベル:聖書に登場する話で、アダムとイブの子供たち。善なるアベルを妬んだ兄カインが弟アベルを殺害してしまう。カインは悪の象徴のようであるが、嫉妬に駆られやすいごく普通の人とも言える。

聖書を読むと分かるのだが、カインは最初からそんなにアブナイ奴ではなく、何故神は公平でないのかと不満に思っていただけ。神はアベルの供物だけを受け取り、カインの供物を受け取らなかった。素直だからという理由だけでアベルばかりが可愛がられており、明確な理由もない。そういう不満が鬱積した結果アベルを殺してしまい、しかも、「アベルをどうしたのか?」という神の問いに「知らない」と嘘を吐いてしまうのである。これが「人類最初の殺人」にして「最初の嘘」。カインの罪はアベルを殺した事、そして、嘘を吐いた事。

キリスト教徒でないからかもしれないが、管理人は子供の頃に聖書を読んで、結構カインに同情してしまった。←ここだけの話、「神様なのにちょっと心狭くないか?」と…。
この話が有名なのは、カインが絶対的な悪とは思えない人が数多くいることが関係しているのではないかしらん。←あくまでも個人的見解ですよ!

オマージュとしても良く使われる題材で、ジェフリー=アーチャーの小説「Cane and Abel ケインとアベル」が有名。
ん?と思ったら、先の「The Outlaw 法に外れし者」の解説ですっかり「カインとアベル」でなく「ケインとアベル」にしてたことに今ごろ気付いてしまった!
いや実は英語ではCainもCaneも発音は「ケイン」なんですよね。でもふと、そう言えば日本語ではカインと訳されていたことを思い出して…←遅い!
こっそり直しておこう…←ずるい!

ちなみにAbleの英語での発音はアベルではなくエィブㇽです。

日本語でケイン・エィブㇽでなくカイン・アベルなのは、何語から翻訳したんだろうとちょっと気になって調べてみました。

聖書の原典は英語ではなく旧約聖書がヘブライ語、新約聖書がギリシャ語です。ヘブライ語ではケイン・ヘベルみたいなので、英語ともちょっと違います。
ギリシャ語ではカイン・アベルに近いですが、なぜ旧約聖書に出て来るこの二人の名をギリシャ語の発音で訳したのか?と更に疑問に思ってポルトガル語も調べてみたんですね。
日本に最初にキリスト教を持ち込んだのはポルトガル人だったので。
思いっきりカイン・アベルでした。ポルトガル語か、ギリシャ語から翻訳したのか…?

その割にはアダムとイブは英語読みなんだよなぁ…。どうも日本で通用している聖書の登場人物の名前はどうしてそう定着したのかが簡単には分からないものが多い感じがする。
今まであんまり疑問を持たなかったけど、なんと不思議な…。←話が逸れてるぞ!


・Dr Jekyll and Mr Hyde ジキル博士とハイド氏:二重人格を扱った有名小説。善人の表の顔を保ちつつ、欲望のままに生きる快楽を手にするため、ジキル博士は悪人ハイドに変身する薬を開発し、二重生活を送っていたが、段々と制御し切れなくなりハイドが自殺して終わる。ジキル博士は自分自身がハイドになりたがっていた所に哀愁がある。
実は管理人、ひょんなことからこの本の英語の初版本を持っていたりする。とある有名ホテルの支配人からこっそり譲り受けた品で、管理人の宝物。きっとうちにある物の中で一番高価だが、売るつもりは決してない。死んだらどこかに寄贈しよう。内緒だぞ?

・The Minds of Billy Milligan (邦題:24人のビリー・ミリガン):かつて世界中で話題をかっさらったダニエル=キーズ著のノンフィクション小説。裁判でやったのは別人格と犯人が証言したことから、大騒ぎになった実話が元になっている。なんと24人もいたというからスゴイ。
「ビリー=ミリガンと24の棺」という続編も出ているが、まあとにかく面白い。

ビリー=ミリガンの何がすごかったって、普通、多重人格と言っても別人格の国籍が違うなんてことはないのだが、アメリカ人ビリーの別人格には完全なクインズ・イングリッシュを話すアーサーというイギリス人や、スラブ訛りの英語を話すレイゲンという移民がいたりするのである。
東京生まれ東京育ちの人間が、生粋の大阪弁を喋る難しさを考えて欲しい。同じ英語と言っても、アメリカ人がイギリス人のフリをしたところで、普通はすぐにバレるものである。ところがアーサーはイギリス人にしか思えない英語を話し、6か国語に堪能でアラビア語までできたのだとか。慇懃無礼なアーサーに対し、レイゲンはかなりラフな人格で、アドレナリンを自在に操つり、便器を素手で引っこ抜ける怪力だったりと、他人格がとにかく普通じゃない。
しかも主人格であるビリーには自殺願望があるせいで、他の人格たちが結託してずーっとビリーは寝かせていたというから、また話がややこしい。

平時はアーサーが表に出て交渉事を引き受け、牢屋の中など危ない場所ではレイゲンが表に出たりして、途中までは上手くやっていたのだが、数いる人格の中に犯罪傾向のある人格がいたせいで話が一転。裁判で一躍時の人になってしまい…。←これでノンフィクション(驚)!

ビリーも「The Outlaw」みたいに全ての人格を切り離せればよかったのになぁ…。


どれも管理人の好きな話だったんですねぇ。常々思うんですが、シティのシナリオライターは趣味がイイ。
というか管理人の好きなテイストど真ん中なだけ?
是非オトモダチになりたいなぁ(笑)

さて、みなさんはこのストーリーの感想はいかがでしたでしょうか?

《読み終わっての感想は…》
管理人の一番の疑問は、

じゃあ「ホンモノの兄貴」はどこにいるのか?

です。

本編のエピローグにも書きましたが…、
まず、アーケインはあくまでもアダムが創り出した人格であって、ホンモノの兄貴ではないですよね?ってことは、家出した兄貴はどこにいるんでしょう?
勝手な管理人の妄想ですが、その兄貴がアダムと双子だったなら?
アダムになりすましてコレクターに弟子入りすることも可能だよね。
そいつが【City Portals シティの次元の扉】に出て来る「有望な若者」だったとしたら?
管理人はこの兄貴を勝手に「Cain」と呼ぶことにしました。

はてさて、今後この兄貴は登場するのでしょうか?気になる所です。

うん、今回も書きすぎた!←もう反省するのも諦め
巻戻り悶絶サクサク太郎さんへの返事は次回にしよう!←まーた、そんな事言って覚えていられるのか?

よし、猫と戯れて来ようっと♪

どうしても人はコインの音に振り返ってしまうものです

PC追加購入してサクサクログイン出来る毎日に喜びを噛みしめている巻き戻りサクサク太郎です。


まさか画面の向こう側から⦅いっそもう一台買っちゃえよ!GO!GO!⦆と念が送られているとは思いもよりませんでしたが、優柔不断な自分にしては決断が早かったので、きっと念を受信していたのでしょう(笑)

自分も容易な事ではこのシャドウ=シティという沼からは抜け出せない予感がします。巻き戻って一からのスタートになって尚、それはそれで楽しいと思えたり、自分はシティに選ばれし者なのではあるまいか?と思ってみたり、色々とヤベーです(笑)

辛うじてサムズアップした片手が沼からギリ出てるかなー?くらいでしょうか。そして自分の足元の遥か下の方に管理人様が居る気配がします。深すぎてお姿は確認出来ませんけども(笑)



年明け最初のイベは恒例の中華ロケかしらんと思いきやまさかのアッパー、しかも銀行!今回も解説と補足説明ありがとうございます。知ってるようでやっぱり知らない銀行のあれこれになるほどね~の連発でした。

[credit(クレディット) 債権]と[debt(デット) 債務]の解説については思わず唸りました。そうか!預金者から見た資産と債務は銀行からしたら逆なんですね!確かに預金者が預けているお金には利息を払わなくてはいけません。銀行にとっての資産とは利益を生んでくれるローンの方なんですね。目から鱗がポロポロリンです。自分の目はこんなにも鱗で覆われていたのか・・(怖)

銀行に万一何かあった場合・・あっては困りますけれど・・決まった金額の元本とその利息を保護、それ以上についてはその時の金融機関の資産状況によって支払われる預金保険制度なるものがあったかと思いますが、ここで言う資産とは銀行にある現金ではなくローンの事で、しかもローンって売れるんですね!そもそも銀行にはお金が無いというのも、電気代とかが払えずにお金借りちゃうというのも面白い!言われてみれば現金置いていても意味がないんですもんね。

かつて銀行にお勤めの知人から「預金を預けてるだけじゃ銀行は儲からないの。お金借りてくれないとね。銀行なんて所詮金貸しなんだから」とやや自虐的に言われた事を思い出しました。そうか~こういう事だったんだと至極納得しました。


2章の⑥ コレクションを纏めた後の長官とジェンキンズ頭取のやり取りの中で


Mr. Black:Curses... If Avocado gets my debt, he'll create a disaster for the City. My debt must not be sold!

ブラック長官:クソっ・・・もしアボカドが私の債権を手に入れたら、街は大変なことになる。

       私の債権は絶対に売ってはならないんだ!(日本語版)


と訳されていたのですが、ここで言う「私の債権」は本来は「私の債務」と言うべきところだったんですよね。それともアボカドから見た場合の意味で「私の債権」と言っているのでしょうか。でも原文は「my debt」だからやはり正しくは「私の債務」ですよね。ただ管理人様解説を読むまでは「私の債権」を特に疑問も持たずに読み進めてしまっていましたから、今回の長官のようなシチュエーションで「債権」と言われても違和感ない方は少なくなかったのではないでしょうか。

ちょっと驚いたのが長官のあの今の性格はアーティファクトのお陰だという事です。消防士だった事、あのお方(多分)と婚姻していた過去とか、ソフィアとの一件や[U-No.8:Guises of Evil 悪しき者に扮して]ではダンスしてて大事な鍵をスラれたりしていましたから、本来はもっと違った性格なんでしょう。でも今更「本来はこうでーす!」と言ってはっちゃけられても悶絶しそう(2回目)。どうかこのままでいて欲しいです。アーティファクト万歳。

2章の⑤に出てくる「Avocado's Manipulation Lever アボカドの操作レバー」には質屋、シネマシアター、サウス・フォート、公安局がないとの事でしたが、質屋や公安局はともかく何故シネマシアター、サウス・フォートを無くしているんでしょう。危険な場所にはとても思えないのです。サーカスやキャバレーの方がよっぽどヤバそうな場所です。ここはアボカドの息がバリバリ掛かっている場所ですから無くさないでしょうが、前出の2か所は寧ろ健全で楽しい市民の憩いの場だから「目障りだし潰しておけ」という事なのでしょうか。


この[U No.24:Secrets of the Order of the Five 五賢守護団の秘密]はいつもにも増して右側の管理人様解説が充実していて、中でも「fishy: きな臭い」の補足でへぇ~と感心していた所へ「いずれにせよ臭いのである」の一文で噴出してしまいました。何回読んでも笑ってしまうんです!太郎のツボがここに!(笑) 直後のシティ銀行の綴りの解説の「ギリギリ大丈夫です(笑)」や、ちょっと前後しますが冒頭のキラのセリフ「Mr. Black, you're rather late.」に対しての「おせーよ言うてますね」にも笑ってしまいました。あれ何だったっけなぁと読み返しにお邪魔して、うっかり読んでまたその度に笑ってしまうんです。今も笑っています。




《A subtle age called "girl" 「女の子」と言う微妙な年齢》問題について

太郎の妄想にお付き合い下さいましてありがとうございます。

何故管理人様は「girl」を「若イ女性」と訳されたのだろうかと思っていましたらそういう事だったのですね。日本で言うところの「女の子もしくは女子はいくつまでか問題」は英語圏にもあるのですね。日本でも複数人の女性の宴を「女子会」などと言って幅広い年齢層で使用しています。

「ladyって呼ばれると、なんか「若くない」って言われてるみたいでムカつくけど、この年でgirlって言われるとバカにされてる気がする」には思わす笑ってしまいました。なるほどそれを加味すると確かに「girl」も「lady]もお気遣い必須の単語で、該当者の幅も広がりますね。

新旧合わせて4回 [Case No.15:Doll Story 人形物語]をやり終えてまだ日が浅いものですから「これはもしや!」とひとりで色めき立ったのですが、まぁ可能性の選択肢の1つとしてはある・・かなぁというところでしょうか。



《Mistress the Black Widow 黒い未亡人ミストレス》について

もう一つの妄想(笑)ですが、ミストレスとジュリーの関係が分かった時、[Case No.41:Dangerous Ballet 危険なバレエ]でどうしてジュリーを引き取ったのか疑問だったのです。普通・・普通はそもそもそんな事はしませんが・・その家を乗っ取ろうとする時、一族は根絶やしにしておくのがセオリーだと思います。変に情けをかけて寝首を掻かれてはいけません。この時も放っておけば学園長が勝手に殺ってくれて手間が省けたはずなのです。

ミストレスが領主の館の正当な所有者ではないにしろ、館に住まう者からの正式な招待状を受け取ったのにも関わらず開かない扉があるという事は、あの館自体に魔法が掛かっているのではと推測出来ます。あのミストレスを以てしても如何ともしがたいとなるとかなり強力なヤツです。その館に言う事を聞いて貰う為に真の主は必要なのでしょう。ただもしかすると、館の真の主は館に居る必要はないのかもしれません。バレエの寄宿学校に出されていた(もしくは既に入学していた)事を鑑みると存在しているだけで良いのかもしれません。ただその場合でも死んでは困るわけです。学園長に殺されそうになったのでやむなく迎えに行った。助けて貰う為にジュリーが何某かの条件を飲んだようですが「またうっかり殺されたりするといけないから手元に置いてやるけど、記憶を消して召使としてこき使ってやるわ。いい気味ね」だったりするともの凄く黒くてシビれます。

ジュリーが飲んだ条件も「お前の父親も母親も死んでしまって、私とは血の繋がりはないのだから、この屋敷に居たくば召使でもせよ」だったりして・・・それでも殺されるくらいならと手紙を出したのではと妄想しています。

ミストレスも何故そこまでしてあの館に住んでいるのでしょう。別宅などいくつもありそうに思います。何らかの理由で彼女はあの館から逃れられないのかもしれません。何かを維持する・・もしくは達成するためとか。

自分はこの Pharaoh's Gallery⑦ [Invitation for a Vampire ヴァンパイアへの招き]をやって軽く殴られたくらいの衝撃を受けました。「Dangerous Ballet 危険なバレエ」での伏線をこのサブクエでしれっと回収したんじゃないのか?!と感じたからです。

それなら男爵を生かしておけば良かったのにとも思いましたが、死んでしまってから館の事に気付いた可能性もあります。もっと黒い事を申し上げるなら「興味が無くなった男の使い道って・・ないわね」かもしれません。


すみません、妄想がやや暴走しております。



《The Detective's Room 刑事の部屋》

これも驚きました。まさか自分(プレーヤー)の部屋の次は刑事の部屋が登場するなんて!しかしながら途中までは頑張ってみたものの、箱を1つ開けるのが精一杯でクリアなどとても無理でした。しかも複数選択肢があるものはセリフが違うじゃないですか。自分もたまたま別アカで違う選択をして気付きました。

という事で早々に諦めてこちらで読ませて頂く事にしてしまいました(笑) おんぶにだっこ作戦発動です。

とても刑事っぽい部屋でしたね。ちょっと屋根裏部屋風で丸窓がとてもお洒落でした。ここどこなんでしょうね。


それにしても黒幕がコレクターだったなんて驚きです。今後何かの伏線になるのでしょうか。只でさえマスターとコレクターはややこしくなるのにドクターも加わるのか・・さぁ一層ややこしくなって参りましたー!(笑)



管理人様によると、近頃のシティでの英語はとても教科書っぽくてつまらない状態に逆戻りしているとの事。英語を基軸にして多言語に翻訳する場合、可もなく不可もないものでないとトンデモ翻訳が頻発してしまうのでしょう。これは日本語への翻訳に限った話ではないと思います。


There's no room to swing a cat!
猫をぶん回す隙間もねえ!


「人出が多すぎて身動きがとれない」の表現としてこれを使われたら意味不明になるでしょうね。下手をするとどこぞの愛護団体に乗り込まれそうです。

[Secrets of the Flamesite 火災屋敷の謎]は英語版はとても自然な嫌味と嫌味の通じていない人との至極自然な会話(笑)だったようですが、日本語メタメタは確かに困りますけれど、ブラック長官やカードシャープ(最近あまり出番はありませんが・・)が普通になるのもつまらない。前回イベのサブクエ [Palace of Justice⑧ Love Behind Bars 牢屋越しの愛] の冒頭・・


Mr. Black:Kira, I can't believe I allowed you to get involved in this ridiculous investigation.

     What are we doing in the Palace of Justice, anyway?

ブラック長官:キーラ、私としたことが、こんなバカげた捜査に君を巻き込んでしまって済まないな。

       それはそうと、法廷で我々は何をするんだったかな?(日本語版)


うー-ん・・ヘンテコ翻訳という程ではありませんが、長官らしくありません。ストーリーを進める上での皆様のストレスは少ないかもしれませんが、不満を感じる訳です。太郎的スクショ案件ですね(笑) 案の定こちらで確認しましたらニュアンスが全然違うじゃないですか。むぅぅ。

管理人様がワクワクしてしまうような良い子はマネしちゃダメな嫌味を長官には放って欲しいものです。その場合の日本語訳はすっとこどっこいになってしまうんでしょうけれど(笑) 自分はどの道こちらで確認するのですから、もういっその事思いっきり突き抜けて頂きたいです。


ストーリーとは関係のない事になりますが、昨秋イベ [Case No.80:Mysterious Route ミステリアスな道筋] にて、おいおいシティから出られない設定はどうした?という突っ込みは一先ず置いておくとして(笑) 一部の方は特定のモードや時間節約、イベ通貨集めでコレクションアイテムを受け取る仕様だったようですね。某掲示板で話題に上がっていましたが、こちらにいつものように確認に来て、こんなお題が出されていたのかと驚きました。当方は2アカとも今までと同じ特定のアノマリーが3回来る仕様で、このイベでは3回ともミリアドでした。

[U No.24:Secrets of the Order of the Five 五賢守護団の秘密] では1アカのみWinなのにスマホのように画面下に探索物が表示される仕様が発動しました。このイベ中は全てのロケがこの表示になりました。勿論2アカとも同じデバイスですし、ほぼ同時刻にイベを開始しています。

これってランダムに仕様を変えてどれだけ反響があるか調査しているのではないかと思うのです。一辺に全員仕様を変えてしまうとパニックと問い合わせが殺到してしまうので、一部の方のみ仕様変更してみたのではないかと推測しています。

盛大なるバグの可能性も否定出来ないのが悲しい所でもありますけれども。



どうして人はコインの音に振り返ってしまうのか?自分なりに考えてみました。人はあのチャリンチャリンという高音域が単純に好きなのではないでしょうか。某掲示板でもクリスタルのシャリンシャリン音が好きという書き込みを見た記憶がありますし、自分も好きです。最近では「宝石保管庫」「掘削」に登場するガラス玉のシャリシャリパリンパリン音もとてもツボです。それに風鈴やウィンドチャイムなど、人々は昔からこの系統の音が好きですよね。

コインは金属製で薄く丸いのが更にいい音を醸し出しているのではないでしょうか。カギなどを落としてもシャリンと音はしますがコインの様な高音の響きの良い音にはならないように思います。指輪なども近しい良い音がしますね。

コインの音に振り返ると言うよりは「良い音がしたからつい振り返る」とコイン率が高いという事ではないかと妄想致しました。

ほぼほぼ妄想しかしてないやん、自分(笑)


[Palace of Justice 正義の司法宮]のよもやま話、楽しみにしております。

Objection! 異議あり!

皆さん、正義の法廷の傍聴は楽しんでおられますでしょうか?

ヘンなアイテムを見付けて、思わず
「Objection! 異議あり!」
とか叫んでないですか?

なぜサイ?どうしてサイ?
違法なハンターによって絶滅危惧にあるサイが法廷に訴えに来ているのでしょうか?
こういうのもシュールで好きですけど(笑)

さて、[Palace of Justice 正義の司法宮]のよもやま話はまた今度するとして←誰も頼んでない(笑)

今回のイベントはシティ8周年と色々連動してるみたいです。
起動画面のトリビアも差し替えられました。
ちょっと補足を入れようとしたら備考欄に入らなかったので、ここに追記。

★8 Years Trivia's Trivia:
Players have spent over 127,000 years in the City.
127,000 years is enough to fly around our galaxy 5 times at the speed of light.
- 8th anniversary trivia on booting-up screen
💬It's a complete nonsense comparison, but I like it, like this! hahaha
I'd like to travel to the center of the Milky Way! XD

Our Solar System is located at a radius of about 27,000 light-years from the Galactic Center (the Milky Way), so 127,000 years would be enough to travel to the center 5 times at the speed of light. (27,000×5=135,000)
However, our Galaxy's diameter is approximately 87,400 light-years and its circumference is over 270,000 light-years, so even 127,000 years wouldn't be enough to travel around the entire Galaxy, I'd say.

*a light-year is the distance that light travels in a vacuum in a year.
1 light-year = 9.46 trillion kilometers (9.46×10¹² km), or 5.88 trillion miles (5.88×10¹² mi)


★8周年トリビアのトリビア:
プレイヤーたちは127,000年をシティで過ごして来たんだよ。
12万7千年て言ったら、光のスピードで僕らのいる銀河系を5回飛び回れるほどの時間なんだぞ。
 -起動画面の8周年トリビアより

💬全く意味のない比較だけど、好きだよ、こういうの(笑)
天の川の真ん中に旅行したいなぁ…。あれが銀河の中心だからね。

我々の太陽系は、銀河系中心から約27000光年の距離にあるので、127000年あれば光速でなら中心まで5回行けることになる。
しかしながら、銀河系全体の直径は推定87400光年、外周は270000光年以上もあるため、127000年あってもまだ銀河系一周には足らないんじゃないかなと思って見たり…。

*光年:光が一年間に進むことのできる距離。きっと一番長い距離の単位のはず。
1光年=9.46兆km (9.46×10¹² km)

すみません、タイトルは法廷を見てるとつい、「Objection!」と言いたくなっただけです。
シティには楽しく通っていて、全く異議はありません(笑)

さて、トリビアはこの辺で正義の司法宮に傍聴に行って来ようっと。
ああ、サイがまたいる!

刑事の部屋とその他もろもろ

さて、全ての翻訳も終わった所でようやく一息つきました。

いい気になって銀行に付いての補足解説というか、勝手考察を書き込んだらエラい分量になってしまって、ちょっと反省…してたクセに、一旦書き込んだ後、冒頭の《フツーの銀行》のあとに《英語版イベントストーリーでの「Debts 債務」について》と《債務における一括返済の特別条項》を付け足してしまいました。←反省ゼロ


銀行以外にも気になることはあったはずなのですが、どうやらシティを徘徊中に霧を吸い込んだらしく記憶が曖昧なので、銀行補足の前に頂いた巻戻り太郎さんの年賀日記にお返事する形で思い出していきたいと思います。

で、巻戻りさんてば、シティのためにもう一台PC買っちゃったんですね(笑)。いいぞいいぞ!

いやー、実は画面の向こうで
(いっそもう一台買っちゃえよ!GO!GO!)
と思っていたので、もう可笑しいやら嬉しいやら。

人がずぶずぶと自分と同じ沼にハマるさまはなんと楽しいのでしょうか(笑)。←ヒドイ

管理人も随分とシティにハマってしまっていますので、周囲はきっと生暖かい目で眺めていることでしょうが、沼はハマってこそ楽しいのです。←異論は認めない!

しかしブラウザ版はログインに5分とは…、随分と遅かったんですねぇ。そういう人様の沼事情も面白い。それでもシティに行こうという根性もスゴイ(笑)←これで誉めてるつもり


さて、この所遠ざかっていたシティのストーリーのへの妄想話ですが、

Atelier Delamode⓱ 【Striking Resemblance 顕著な類似点】
アンジェリークが自分のルーツを探るお話です。ありましたねぇ、そんな話。

そのラスト、
Angeliqué: "Another thing that caught my eye was the photo of the girl found in that mannequin. Her facial features are a 94% match to mine."
アンジェリーク:「モウヒトツ気ニナッタノハ、アノまねきんノ中デ見付カッタ若イ女性ノ写真デス。彼女ノ顔ノ特徴ハ私ノ顔ノソレト94%合致シマス。」

言われてみるとアンジェリークのモデルって誰なんでしょう?確かにかなり思わせぶりなセリフでした。
市長の行方不明の娘サラかもしれないとは、全く妄想もしてなかったので、書き込みを読みつつ、思わず「おおお!」と唸ってしまいました。

ところで、このセリフには巻戻りさんが気にしていた、英語での「girl」が出てきます。管理人はこれを「若い女性」としました。「少女」じゃないのかい?って思いますよね。

コレ、意外と難しいんですよ…。なにが難しいって、「girlはけっこう範囲が広い」ってことなんです。太郎さんはツッコみどころがイイですねぇ。←困ってるクセに嬉しい

《A subtle age called "girl" 「女の子」と言う微妙な年齢》
実は「何歳まで[girl]と呼んでいいのか?」と言うのは英語圏でも色々意見が分かれていて、非常に悩ましい問題なんですよ。
でもおおよそ20代くらいまでという意見が主流じゃないでしょうか?人によっては30代でもアリかも。段々範囲が上がっている感じもあります。
これは日本語の「何歳まで[女の子]と呼んでいいのか?」という問題と同種のものです。

本来の定義で行けば、[girl]も[女の子]も「少女」、ちゃんと言うなら「性別が女性の子供」のはずなんですが、日本語の口語でも、十分に大人な女性を「女の子」と言う事があるように、英語でもすっかり成人年齢に達した若い女性を「girl」と呼ぶことが多々あるのです。

会社とかでフツーに言うでしょ?「飲み会?女の子何人来るの?」とか。
この時の「女の子」って少女じゃないですよね?
girlはそれと同じなんですよ。困ったことに(汗)

それ以外にも英語には「ladyって何歳くらいから?」って言う問題もあります。
いわゆる「大人の女性」をよく「lady」というのですが、ここにも複雑な女心が絡んでいて、「ladyって呼ばれると、なんか「若くない」って言われてるみたいでムカつく」というご意見もあるのです。
でも、「この年でgirlって言われるとバカにされてる気がする」という女性もおられますので大変です。←じゃあどうしろって言うんだ!(笑)。
微妙なお年頃の女性は、洋の東西を問わず、取り扱いが難しいということです(泣)。

まあそんなわけで、シティの話だけでもgirlという表現はしょっちゅう出てきます。下界ならジュリエットもハントレスもバレリーも、アッパーならキラだってgirlです。ソフィアみたいな色気たっぷりなタイプはあまりgirlとは呼ばれない傾向があります。既婚者にもあまり使いませんが、その辺は話す人の気分です。

管理人が「若い女性」と訳したのもそういう事情からでして…、悩ましい。

この様な背景から、英語では
・はっきり子供の時は、[a little girl 小さい女の子]
・ティーンエイジャー(18歳くらい)は、[a young girl 若い娘]
とわざわざ形容詞を付ける傾向があります。
はっきり決まっている訳ではないですが…。

まあなんにせよ、アンジェリークは子供のサラが大人になった姿を予想して作られたモノなのかもという妄想はとっても新鮮!

さっそく忘れないように
サブクエシリーズ#100 《There Remain Secrets Unrevealed》 未解決の謎が残るまま
に追加しておこう…。

これホントは別のページを作るべきなんだろうな(笑)
でも、気付いてないとか忘れてるとかで載せきれてない伏線もいーっぱいありそうだからなぁ…。


《Mistress the Black Widow 黒い未亡人ミストレス》
Pharaoh's Gallery❼【Invitation for a Vampire ヴァンパイアへの招き】のラスト。

Shaad: "The magical verdict stated that the Mistress is not the Manor's rightful owner. These doors are still closed to me, but not for long."
シャード:「超常なる力による宣告は、ミストレスが領主の館の正当な所有者ではないと告げました。この二枚扉は未だにわたくしには閉じたままですが、今しばらくの辛抱ですわ。」

コレ、まだストーリー上では分かっていないことになっているものの、管理人の中ではもう判明しているので、気にしていませんでした。
巻戻り太郎さんはこの話を読んで、ミストレスがなぜ「彼女」をメイドとして使い続けているのかに思い至ったとのこと。素晴らしい!

気付いていなかった方は、事件簿[Dangerous Ballet 危険なバレエ]の手紙を読み返してみましょう。そこにフルネームが出てきます。

まあ、ずばりの答えに気付いていなくても、ゲーム起動時のトリビアにも、大きなヒントが出ていましたから、それで気付いた方も大勢おられるのではないでしょうか?

そのトリビアですが、今回からちょっとだけ変更されて、ヒントが小さくなりました。
トリビアは一部が三つ連続です。①~30% ②30~60% ③60%~ みたいな感じで文言が切り替わるのですが、G5がデータの軽量化に努めた結果、現在①と③はやたらと読み込みが速いので、PCのスペックが高いほど読む前に消えてしまう。

イベント・デイリークエのお題がランダムになった直後から①の読み込みが急に速くなったので、多分そこにイベントデイリーのデータが入っていたのでしょう。
③はファントムクエがコンテストになった時に速くなったような?

で、誰が男爵家嫡子なのかのヒントになるトリビアについて…

2022年12月までは
①Juliette's past is shrouded in darkness, and even the rare images in it are fragmentary.
ジュリエットの過去は闇に包まれていて、僅かに残る過去のイメージですら断片的なんだ。

②The Mistress mistreats her, but Jul doesn't have the courage to leave.
ミストレスにこき使われても、ジャルはその許を離れる勇気を持てないでいる。

③Besides, the Manor seems very dear and familiar to her for some reason...
それだけではない、領主の館はどういう訳か彼女にはとても懐かしく見慣れたものに感じるもので…

という3連続でした。このローディング画面のヒント③はfandomのキャラクターページでも気にしている方がいましたね。

でもこのトリビア、2023年1月からちょっとだけ変更されたんです。
多分上記③のようにいきなり「Besides それだけではない」とかから始まると、③だけでは意味が通らないからでしょう。それだけってどれだけ?みたいな。
一応全部確認してみましたが、変更されたのはどれも連続トリビアの②③に当たる文だけで、①は変更されなかったですしね。追加トリビアもなし。

変更後は
②Juliette has been working as a maid in the Manor for as long as she can remember.
ジュリエットは彼女が思い出せる限りずーっと領主の館でメイドとして働いているのさ。

③The Mistress treats Jul badly, but she can't find the courage to leave.
ミストレスはジャルに辛く当たるけれど、ジャルはミストレスの許を去る勇気が持てないでいるんだ。

と、ヒントが小さくなりました。

さて、ミストレスがジュリエットを手元に置いている理由は、
「館の真の主が館内にいた方が都合がいいから」←巻戻りさん天才!

なるほど!確かにとってもミストレスっぽい動機。
密かに情が湧いているのか?と漠然と思っていた管理人ですが、そっちの方が断然黒い!いいぞ!
まあ、ミストレスは究極のツンデレですので、あれでミストレスなりの親愛の情なのかもしれませんが、確固たる理由がある方がしっくりきます。

実は管理人、[Pieces of a Scattered Fate 砕かれた運命の欠片]を読んだ時、ちょっと引っかかってたんですよ。ミストレスは後継者以外は結構サクサク殺っちゃってるっぽいのに、どうして一番邪魔なはずの後継者を生かしておくなんてヌルいことするんだろう?って。だって殺しちゃった方が確実で手っ取り早いじゃーん?←やだね、発想がブッソウで(笑)

全年齢ゲームだからそういうのはダメなのかなぁ?とか
殺しちゃうと始まる前から話が終わっちゃうからか?とか
物語とは別の大人の事情に答えを見出して納得しようとしてたんですが、「都合がいいのでは」との指摘に、それこそ目をぱちくりと5回ほど瞬きしてしまいました。巻戻りさんの良く使う表現のマネっこですが、こういうのを目から鱗って言うんだなぁ。

素晴らしい考察(妄想)力!←それって誉めてるのか?

そうですよね、[Dangerous Ballet 危険なバレエ]でわざわざ学院長の手から救い出したのですから、ちゃんとした理由があるのでしょう。うんうん。



《Winged Octopus 翼を持つオクトパス》
[Gargoyle Treasures ガーゴイル族の宝物]ラストのオクトパスについては、管理人はすっかりバイオレットのオクトパス隊の方に意識が行っていて、サウス・フォートのバーレルオルガンにはちっとも目が向いていませんでした。確かにあれにも翼があるぞ!あれもパペティーア製か…。
太郎さんはあのバーレルオルガンがお気に入りなだけあって、よく見てますねぇ(笑)

これも#100に足しておこう…。
こうやって謎が増えて行く(笑)いいぞ!


…役に立ちまくりじゃないですか、太郎さん。
どうしよう、管理人は妄想力も注意力も足りてません。
管理人失格?
いいんです、管理人はあくまで見守る人なのです。←あ、ズルい!


翼付きオクトパスのバーレルオルガンじゃないですが、シティは色んなロケにシティの登場人物たちや今までのエピソードが盛り込まれたようなアイテムが散乱していて、そういうのも面白いんだよなぁ。

[Hall of Fame 名誉の殿堂]に時間の節約トロフィーができてしまったせいで、ゆっくりコチコチ言うまでロケを堪能しきれないのが切ない所です。

そう言えば今回の改編で[Chronometer クロナマター/精密時計]は、制限時間が切れた時のみに使用方法が変更に。お蔭でどっさり使って節約したことにするという荒業が使えなくなってしまいましたねぇ。
管理人は「ちまちま節約して、そのうち様子を見て使おうかな」なーんてのんびりしたことを考えてる内に手を打たれてしまいました、ハハハ…、ちぇ。
まあ、「正攻法で達成した方が感動が大きいかな?」とも思っていたので、いいんですけどね。←負け惜しみ


《日本語版と英語版と翻訳アレコレ》
ストーリーついでに…
巻戻り太郎さんによれば、今回は日本語版の迷走翻訳が格段に減ったとのことですが、実は英語版のレベルは逆戻りしてました。つまりまた教科書っぽくなったのです。
シティの英語はそもそも口語が主体の簡単英語なので、難しいとか難しくないとかいう表現はあまり適切ではないのですが、なんというか、今回のは外国語をGoogle翻訳で英語にしたような印象を受けました。
英語独特の慣用句がほとんど出て来なかったので、そりゃあ翻訳は楽だったんですが、会話としては説明的で物足りないというか深みがないというか…。今回は時間が足りなかったんでしょうか…。残念。

どういうのかイメージを挙げるなら

①「部屋は大変混んでて、とても困ったんだ。」
 ↑翻訳はとっても簡単だが、ツマラナイ

②「部屋は鮨詰め状態で、お手上げだったんだ。」
 ↑単語は簡単でも直訳では通じない。でも会話としては自然。

管理人は教育現場の人間ではありませんので、ちゃんとした難易度スケールを持っているわけではありませんが、管理人が簡単だけどツマラナイと感じるのは①みたいな英語です。ずーっと①みたいなセリフが続いてみてください。意味は分かるけど、退屈でしょ?
翻訳してても疲れてきます。

②だって別に単語の難易度が高い訳でもないんですが、その言い回しを知らないと意味が通らないから翻訳ミスは起きやすい。でも会話ではそっちの方が自然なんですよ。読んでいても断然面白いし、情景も浮かびやすいので、翻訳も飽きません。というか翻訳してるという感覚もあまり持たずに済みます。

シティ英語は英単語レベルそのものはそんなに高くありません。というか、そもそも口語会話と言うのはよほどのインテリゲンチャでもなければ、そんなに難しい単語を使うものではありません。
シティで言うと、マーサやブラック長官はたまーに難易度の高い単語を使っていましたが、刑事とかバレリーは基礎的な単語しか使ってないんじゃないですかね?

でも、基礎単語しか使わないことと誤訳が出にくいというのは別の話だったりします。

刑事がお花見横丁で言ってたとっても刑事らしい表現があって

There's no room to swing a cat!
猫をぶん回す隙間もねえ!

超簡単英単語だけでできているのですが、これは②のタイプの表現で慣用句。行楽地とかで「人出が多すぎて身動きがとれない」という意味です。これは直訳の方が面白いし、いかにも刑事が言いそうな雰囲気が出ますけど、意味が通じないので翻訳としてはOUTです(笑)


ちょっと人の悪い考えかもしれませんが、今回の日本語版が読みやすかったのは、英語版が①みたいな教科書英語だったからかも。逆に英語版が②みたいな自然な英語になるほど、直訳で対応しきれなくなって謎翻訳が増えてしまうのでは。
つまり、①で英語版の質が落ちると日本語版の質が上がり、②で英語版の質が上がると日本語版の質が落ちるという、イヤ~なシーソー関係になっている気がします。

これは悩ましいですねぇ…。管理人は会話が面白い方がありがたいので、そりゃあ②寄りな自然な英会話に戻して欲しいのですが、日本にだってそれなりの数のプレイヤーがいる事を考えると、日本語版が迷走するのもあまりよろしくないような…?

まあ、今までの翻訳も口調が安定しなかったり、男女が入れ替わったりと迷走しながらここまで来ているようなので、ストーリーさえ面白ければなんのかんのと乗り切れるのでは?なーんて。←自分が戻して欲しいからってなんて身勝手な(笑)

ここ最近の英語版で一番面白かったのは、会話の掛け合いがとても自然だったアッパーの[Secrets of the Flamesite 火災屋敷の謎]ですが、日本語版の評判はイマイチだったみたいですもんねぇ。

ストーリーで言うと、下界の方が話が素直な傾向があります。多分火災屋敷の後、日本語版謎翻訳が減ったのは、下界ストーリーだったからというのもあるかと。そもそも登場人物がひねくれていないからでしょうね。

多分謎翻訳になりやすいのは、人で言うと、アッパーなら長官、下界ならカードシャープです。
二人とも、相手や内容によって口調が変わる、慇懃無礼な時がある、嫌味だったりの含みがあるという、Google翻訳にとても不向きな話し方をしますから。

それでも、いかに翻訳しづらかろうとも、この二人は口調を変えないで欲しいなぁ。

というワケで、アッパーストーリーで長官が出て来るダブルコンボになると、謎翻訳が多くなりそうな感じですが、今回の長官は嫌味の少ないフツーの人でした。
もっと辛辣でいいんだぞ!善人なんてツマラナイ人を目指しちゃダメだ!嫌味を言わない長官なんて、そんなの長官じゃない!長官が刑事みたいにハキハキ明朗に喋ったら、気持ち悪いじゃないか!←ほぼ偏見


《The Detective's Room 刑事の部屋》
刑事と言えば…、
主人公のおうち[Hall of Fame 名声の間]で驚いていたら、なんと今度は[刑事の部屋]!
しかも模様替えができるなんて!←カンドー(涙)

どうも探索ロケは見た目が既存ロケと同じだけの特設ロケみたいで、イベ用入場券も出なければ、「名声の間」の時間節約トロフィーにもカウントされません。でも、久しぶりに時間を気にせずゆっくり探索ができましたので、結果オーライです。

二つ目金庫で

Detective: "Curses! I thought my safe was as safe as... a safe!"
刑事:「クソッ!俺のセーフ(金庫)は…、セーフ(金庫)と同じくらいセーフ(安全)だと思ってたのに!」

訳しにくいですが、こういうのがいかにも刑事っぽくてイイ。
これをまんま日本語の会話にしてしまうと不自然なので、該当のページではもっと意訳してありますが、やっぱりこういう方が面白いんだよなぁ。

そんなこんなで…フンフーンと楽しく進めていたら、なんと…、三つ目の電話でまさかの選択肢登場。←ヤな予感
別アカウントでやり直してみたら…、げ、やっぱり!

選択肢でセリフがちがーう!

ええ、そんな管理人泣かせな…
全部は読めない仕様なのに、どうしてそういうことをするのか←るるる―(涙)
こんなのどれを読んだとしても他が気になるに決まって…


全部読むしかないじゃん!←気になる病全開、でもちょっとメンドウ(笑)

ええ、ここで引っ込まないのが管理人ですとも。
こんな所で諦めているくらいなら、そもそもこんなサイトを運営してないのです。
相棒である刑事のエピソードなんて、一つたりとも見逃してやるものか!←まるでストーカーのセリフ

で、結果、


…これ、本当にどれか一つっていう前提なのか?
が管理人の感想です。

⑥のカーテンなんて、⑥-1の緑を選ばないと狼男のエピソードが出て来ないぞ?
しかもなんかメモ帳の説明がズレてるし…。いやまあ、勝手にサイトで修正するからいいんだけどさ。

管理人的に面白かったのは⑦モデルカーでしたね。特に真ん中の⑦-2水色のヤツ。
あれはちょうど刑事が来た1960年頃のアメ車で、その時代を描いたアメリカ映画とかに高級車の象徴として出てくるエポック・カーなんです。

"This isn't a collectible, of course, just a child's toy."
「そりゃあ、これはビンテージものじゃなくて単なる子供の玩具さ。」

このセリフはもちろん、実寸大の車のことではなく、この小さなモデルカーが蒐集(しゅうしゅう)用ではないと言っているのですが、コレクター向けモデルカーは過去に一世を風靡した車で作るわけで、今走ってる車では作らない。そういう意味で、刑事にとって「今走ってる車」であるこのモデルは、ビンテージではあり得ないんですね。
アメリカ人とかモデルカー好きならピンと来るだろうというのを狙ってるんでしょうか?管理人の好きなテイストです。←こんだけ言っておいて、管理人が選んだのは①の赤(笑)。だってインテリアとしては①がカッコいいやんか。

各ステージに2-3回アイテムを3つから選ぶ場面が出てきますが、どれを選んでも、刑事の人となりや彼を取り巻く人々との関係が垣間見えるようになっています。

マーサの助言、ジュリエットからの親切、コンダクターとの友情、ハントレスとの連携、クローゼットに物は少なく、意外とDIY好きで、細かい事は気にしない。
なにしろタイプライターに動かないキーがあることも、ライトがチカチカすることも、ナイトテーブルがぐらぐらすることも、あんまり気にしていなかったんですから。全部盗聴器のせいだったのに。
きっと掃除もあんまりしていない。コーヒーポットは最後にいつ洗ったのかも思い出せず、カーテンは色が変わるほど洗っていなかった。

そして…、結末はもう、びっくり!えええ?

刑事の部屋は今回やらないと読めないエピソードなので、ネタバラシをしてしまいますと、最後スパイはコレクターだと判明。
しかもどうも「Psi-werewolf 特殊能力を持つ狼男」が手下として動いている。

これ、どういう意味を持つのでしょうね?
狼男の人体実験をしていたのは「ドクター」であって、「コレクター」ではなかったはずです。

ドクターの作品であった特殊能力を持つ狼男は、現在シャドウの麾下(きか)にあるのでしょうか?コレクターもシャドウに囚われていて、その指示で刑事を監視しているとか?

あるいはシャドウは関係なく、ドクターの作品を勝手にコレクターが手足に使っている?

そしてまさかのまさか、コレクター=ドクターとか?←さすがにこれはないか?

アッパーの満月の塔にいる仮死状態の狼男が、ドクターなのかと思っていましたが…、満月の塔にいる狼男はハントレスの父ではあっても、下界のドクターと同一かには触れられていませんでした。あまりにも特徴が酷似していたために、ハントレスの父=ドクターだと思っていましたが、それだと一部辻褄が合わないのも事実。

謎が謎を呼び、面白くなってきました!

さて、次はジュリエットのお部屋ですね。女の子のお部屋に侵入です!いい匂いがしそう。ワクワク。←変態っぽいぞ、大丈夫か?

アブないヤツだとジト目で見られる前に、銀行に行って来よう。そうしよう。
では、皆さん、太郎さん、アディオース!←そそくさ

どうして人はコインの音に振り返ってしまうのだろう? Why would you turn to a clink of a coin?

はっと気づいたらもう1月が終わろうとしています。

皆さん、銀行イベントはいかがでしたか?
銀行と言うのは誰もが利用する割に、カウンターの奥では実際何が行われているのかはあまり知られていない世界なのではないでしょうか?

今回理解しづらかったのが、「Artifact Bank アーティファクト中央銀行」が普通の銀行とどう違うの?という部分でしょう。管理人だけ?

さて、本編を読み進める際に細かい銀行知識はなくても支障はありませんが、あったらあったで別に邪魔にもならないはずなので、例によって管理人の勝手斟酌によるおせっかい解説です。
銀行にお勤めの方は、今更なので読み飛ばしてください(笑)

アーティファクト中央銀行の業務について考察する前に、まず基本として銀行って何してるの?という根幹の部分から…

《フツーの銀行について》
街中で見かけるフツーの銀行の業務は多分皆さんの想像通りです。
一般の人から預金を集めて、それを元手に企業ローンや住宅ローンとしてお金を貸しています。
ですので、普通 [debtor(デッター) 債務者]と言うのは、企業や住宅ローンを借りている人を指し、[debt(デット) 債務]とはそのローンの事です。ただしこれはあくまでも「借りている人」から見た場合の表現です。

ここで混乱しやすいのは、[credit(クレディット) 債権]と[debt(デット) 債務]という双子の表現。
この概念はどちらの立場から見るかで表現が逆転することに注意。

・Credits 債権:価値を受取る権利。お金とは限らない。
・Debts 債務:価値をを支払う義務。お金とは限らない。

銀行でなくフツーの会社が破綻した場合に競売に掛けられるのは、その会社に残っている財産(資産)です。ですので、競売で売られるのは、建物やら美術品やらといった「お金になるモノ」です。

銀行破綻の話の何が一般の人にとってややこしいかと言えば、フツーの会社の破綻と表現が逆になるからなんですねぇ。
銀行預金は一般顧客から見れば債権なんですが、銀行から見れば債務なんです。

フツーの会社にとっては、預金は資産(=債権)で、ローンは負債(=債務)です。
でも、銀行にとっては、預金は負債(=債務)であり、ローンが資産(=債権)。

破綻したときに競売に掛けるのは残っている資産だと言いましたが、じゃあ銀行にとっての資産とはなんなのか?
銀行の持つ「銀行にとっての」資産というのは、預金ではなく貸しているローンの方なので、お金を受け取る権利である「Credits 債権」も美術品と同じく売る事が出来るんですね。そしてそのローンが売れないと、預金も返せないというのが銀行破綻です。



《英語版イベントストーリーでの「Debts 債務」について》
じゃあ、ストーリー中ではなぜ銀行が破綻した場合に競売にかけられるローンを「債務」と言っていたのか?なぜ「債権」じゃないのか?

イベントの英語版ストーリーでは競売に掛けられる品がずっと[debts 債務]で統一されていましたが、多分ここで銀行視点の表現である「Credits 債権」が読む人になじまないとの判断から、借りている人(長官など)視点の表現である「Debts 債務」に統一したのでしょう。
(これが管理人にはかえって分かりにくかった…、ブチブチ)

銀行が債権を売り飛ばして別の人(例えばアボカド)がそれを購入すると、銀行に代わって購入者がその債権に書かれたお金なり資産なりを受け取る権利を得ます。

アボカドがアーティファクトを集めていたことから考えると、ストーリーで言っていた「債務」とは「長官が銀行にアーティファクトを返す義務」の事です。
銀行からみると「債権」で、「長官からアーティファクトを受け取る権利」です。
この権利がアボカドに渡ってしまうと、長官はアーティファクトをアボカドに渡さなくてはいけなくなってしまう、というワケ。直接アーティファクトが競売に掛けられていたのではない所が、読む際の分かりにくさを助長していました。

セリフの関係上これを細かく説明できなかったのでしょうが、せめて[Artifact debts アーティファクト負債]とか、[Debts on artifacts アーティファクトに関する負債]としてくれれば、もう少し分かり易かったのにと思わないでもない。

まあ、雰囲気重視で細かいことは気にしないのが一番いいのかも。
実際、債権というのはかなり特殊な用語なので、一般の読み物には適さないかも?という判断には管理人も納得できますし。ローン契約を一般顧客視点から見た「債務」とした方が、財務の知識がない人には分かりやすいかもしれませんからね。

でも、そのローンがお金じゃなくアーティファクトだというのはどこかに入れて欲しかったぞ?住宅ローンならぬアーティファクトローン契約なんて概念は普通の人にはないんだから!そこまで斟酌(しんしゃく)してこそ、愛なのでしょうか?シティへの愛を試されているような気がします。


《債務における一括返済の特別条項》
本編2章の②で、「アルフォードは借金を一括清算できるほどの現金がなかったために、アーティファクトを返却せざるを得なかった」というくだりが出て来ることから、顧客はアーティファクトを借りる代わりに、月々お金を返済していたのだと思われます。
イメージは住宅ローンですが、シティではアーティファクトローンなのでしょうね。

で、破綻時には一括返済をするとの特別条項があったのでしょう。競売にかけられるような時、よくこういう事があります。
一括返済に関する特別条項とは、「特定の条件になると、債権者は債務者に一括返済を求めることが出来る」という条文で、契約に最初から盛り込まれていたりするのです。
たいていは関係ないのですが、返済が遅延したり、債権者が変わったりするとこの条項が発動します。

日常の例で言うと、住宅ローン返済を債務者が遅延したりすると、銀行は一括返済を求める権利を発動できるようになります。ですが、そもそも返済を遅延する人が一括返済が出来るわけもなく、大抵担保である家が競売にかけられてしまいますが。

銀行が破綻して債権者が変わっても特別条項が発動することがあるので、アルフォードはアーティファクトを手放して、一括返済の代わりにしたということなのでしょう。

じゃあ、長官だって一括返済すればアーティファクトを手放さなくてもいいのでは?という疑問が発生するのですが…、まあ、そもそも契約形態がアルフォードと違うとか、レア過ぎるアーティファクトのため一括返済額が事実上不可能な金額とかかもしれません。あんまり突き詰めて考えてはいけない部分かも?

さて、現実の銀行の話に立ち返ってみると、日本の銀行がつぶれたとしても、今回のイベみたいに債務をバラバラに競売にかけて解体、なんてことには普通なりません。一括して引き受けてくれる銀行とかを探すことになりますし、多分そうなる前に政府や日銀が口を出してくることでしょう。

街中の銀行はそんな感じですが、じゃあ、日本銀行みたいな中央銀行って何してるの?と思いませんか?思わない?まあ、そう言わず(笑)


《夢の無いお金のお話》
為替介入とかで度々ニュースに登場する中央銀行=日本銀行、略して日銀(にちぎん)。
で、この先の話にあんまり関係ありませんが、市場の裏っ側の話をちょっと。←こういう話をするから長いんだよ

日銀は日本銀行券と称される日本のお金(紙幣=お札)を発行している発券銀行です。でもお金を刷っているだけじゃあないんですねぇ。

実は日本の銀行は全て日銀に口座を持っています。というか銀行だけでなく保険会社も証券会社も、金融機関と名の付くところは大抵日銀に口座を持っていたりします。
また政府の国家予算の預け先も日銀です。

銀行だって会社ですので、日々のお金が必要になったりでお金を借りたいことがあります。
でも銀行が他の銀行からお金を借りるなんて、聞いた事ないでしょう?
そういう時どうするのか?

こう言う時銀行がお金を融通してもらう先が、[Interbank Market インターバンク市場]という金融機関専門の市場です。で、その決済口座があるのが、日銀なんですねぇ。
ちなみに銀行がお金を借りる先はたいてい保険会社です。

銀行というのはお金を持っていそうでいて、持っているお金はぜーんぶ貸出に使ってしまいますので、日々の電気代とかが手元にありません。
意外とお金がないのです。しかもドーンと何千万円も貸してしまいますので、一つ貸し倒れるだけで結構大変。お金を貸さないと利息収入がないので、一円でも多く貸したいけれど、貸し倒れると元も子もないのですから…。
その点、保険会社は逆に先にお金を集めて、後からお金を払う仕組みを持っているので、金融機関の中ではお金持ちだったりします。
なので、保険会社は銀行にお金を貸して利息をもらい、銀行は逆に保険会社からお金を借りて利息を払っています。
とは言っても、インターバンク市場の金利はとっても安いので、特に昨今の日本の超低金利だとあんまりインターバンクが機能しなかったりするのが、日本の銀行事情の頭の痛い話だったり…。

ニュースでよく耳にする「異次元緩和」とか「マイナス金利」とかは、日本の超低金利によって発生してしまった金融異常フィールドを表現したものです。
そう言えば、今回のサブクエ【Bank Keeper 中央銀行の金庫番】でもアーティファクト中央銀行の鉄壁の防御壁にブラックホールの穴が開いていましたねぇ。
侵入できる穴ではありませんが、異常フィールドという意味でのブラックホールなら、日本の銀行のカウンター奥にもあります。それもどデカいのが(笑)。
フツーの金融常識の通用しない「ブラックホール」状フィールドが、今の銀行のカウンター奥には漠々と広がっているのです。

日本の銀行が最近やたらと副業に手を染めているのは、こういう日本のブラックホール事情が裏にあったりします。
まあこれは「夢の無いお話」なので、この辺で止めておきましょう(笑)

さてさて、ここまでは現実世界の銀行のお話。

じゃあ「アーティファクト中央銀行」って?
なぜ管理人は「Artifact Bank」を「中央銀行」としたのでしょう?



《中央銀行ってどんなとこ?》
これには市場に流通する紙幣を発券する「発券銀行」という中央銀行の役割が大きく関係しています。

先に銀行のカウンターの奥のお話の冒頭で、日銀が日本の発券銀行だと触れました。

ちなみに正式な国際通貨として認められるのは、日銀が発行する日銀券=お札だけで、コインは正式な通貨じゃありません。あれは「補助通貨」といってオマケ通貨なので、空港で別の国の通貨に両替とかもできません。
コインを発行しているのは、日銀ではなく財務省の造幣局という国の機関です。

正式な通貨の日銀券は民間銀行である日銀が発行するのに、オマケ通貨は政府が造っているのです。不思議ですねぇ。

なので、海外に行って国境で両替をする前には、なるべくコインは使い切りましょう。

管理人はかつてイギリスとフランスの国境である国際鉄道ユーロスター乗り場で、1ポンドコインを20枚くらいずつ積んだ山をいくつも並べて、

"Why won't you exchange this money!"
「両替できないとは何事だ!」

と叫んでいるおっさんを見た事があります。
当時1ポンドは200円くらい。縦に20枚として一列4000円。そんなのが何列も…、数万円分はあったでしょうか。
一生懸命カウントしやすいように積み直すのですが、そういう問題ではない。それは通貨じゃない(泣)。
コインを両替できないことを知っている周囲の見物人たちは、ヒクヒクしながら見ていました。笑っちゃいけない、笑っちゃいけない、…。気持ちは分かるのに、我慢が…ぷぷぷ。
どうしてそんなにたくさん1ポンドコインを持ってるんだろうっていうのも疑問でしたが(笑)

ところで…、勘違いされやすいのですが、中央銀行というのは政府から独立していることが大事なので、どこの国でも政府直轄の機関(○○庁とか)ではありません。中央銀行が国のいいなりになってしまうと、市場が崩壊してしまう恐れがあるからです。「建前としては」政府の言う事を聞かなくてもいいことになっているんですね。
とは言っても日銀の場合、半分は国が出資しているのでグダグダですが(笑)

アメリカのFRB(連邦準備銀行/連銀)とかはもっと顕著に政府の意向で動いています。昨年末にも政府の意向を聞きまくりで、金利を5%近くまで急激に引き上げていました。インフレ抑制です。

逆に独立性が高い中央銀行ってどこでしょうね?

かつて先進国で最も独立性が高いと言われていたのは、ドイツ中央銀行のブンデスバンクでした。
政府からの出資を一切受けず、当然政府の意向も全く聞かず、独自の経済理論で鉄壁のインフレ抑制を敢行する「空気を全く読まないモンスター中央銀行」でしたが、現在はユーロ連銀との兼ね合いからちょっと独立性が落ちている感じがします。

おおっと、どんどん話が横道に逸れて大変なことに…。いかんいかん。


《お札の価値って書いてある数字じゃないの?》
さて、なんでこんなに中央銀行の話を持ち出しているかと言うと、その国の金融市場を統制しているのが中央銀行だからなんですね。中央銀行は紙幣を発行したり、金利を変えたりして、市場を統制しています。
言い換えると、その国で流通する「価値」をコントロールしているのが中央銀行なんです。

お金の価値って券面に書いてあると思うじゃないですか?
でも、インフレになるとお札一枚の価値は目減りして、同じ1万円で買えるモノは少なくなってしまいます。
パン一つの「価値(Value)」は常にパン一つなのに、「価格(Price)」は変動しますよね?つまり額面は「価値(Value)」ではない。

ドイツ中央銀行のブンデスバンクが大のインフレ嫌いなのも、そこにあります。第一次大戦後のハイパーインフレの時、ドイツではパン一つの値段が実に1兆円になってしまったのですから…。1923年がそのピークで、ちょうど100年前のお話。第二次世界大戦でドイツがヒトラーを産んでしまった背景には、そういう悲惨な経済状況がありました。

お金は、額面の価値があると信じる人がいかにたくさんいるかという、「信用」で成り立っています。
ちょっと宗教的?
でも拝金主義の信者はかなり多いので、お金の価値は辛うじて崩れないでいます。

お金は思ったよりあやふやな価値で成り立っています。
完全に作られた通貨である「ビットコイン」が流通してしまったりするのも、お金という「幻想」の不完全性によるものです。


《どうやってお札の価値を信じてもらうの?》
さて、そんなあやふやな紙切れに価値があるとどうやって信じてもらうのでしょう?
一昔前まではただの紙切れでしかない通貨の「価値」を裏打ちするのに、中央銀行は「金本位制(きんほんいせい)」と言うのを採用していました。

本当のお金は金貨であり、でも金貨は持ち運びが不便だから、その代わりに紙幣を使う、というやり方です。発行する紙幣と同等の金を中央銀行は保有していて、いつでもその金と交換できるので「価値」は保存されるというカラクリ。

紙幣信者を増やそうという国の思惑が功を奏して金より紙幣を信用するようになったことや、大恐慌があったりなんだりという背景を経て、「金本位制」はなくなってしまい、結果「価値」が不安定な紙幣だけが残っているという現状があります。それを支えるのが「信用」とか「経済」とか言う名の「お金に対する信仰心」です(笑)。


《価値を保証するモノ》
で、話は戻りますが、シティではその「価値」の裏打ちに、「ゴールド」の代わりに「アーティファクト」が使われているのではないか?と管理人は感じたんですね。←やっと本題。なげーよ!

「金本位制」ならぬ「アーティファクト本位制」です。

だって、金はキラキラしてて綺麗なだけだけど、アーティファクトは実際に途轍もない使用効果があるんだぞ?紙幣よりゴールドよりずっとはっきりした「価値」があるよね?

まあ、本当の意味で金に代わるのは、アッパーの場合アーティファクトより「抗霧クリスタル」だと思いますけども…。アーティファクトは美術品みたいな物品なので、異なる効果を持つアーティファクトどうしの価値をどう比べるのか?という問題が残ってしまいますが、クリスタルならその重量だけでいいので、ゴールドのように銀行の準備金にできますからね。実際、交渉部屋のアタッシュケースにもお金でなくクリスタルが詰まってましたし、クリスタルにもゴールド的な価値があるのでしょう。ただ、抗霧クリスタルは公安局がその全てを保有している関係から、流通はさせられないためアーティファクトが金の代替品なのだと思われます。

ともかく、そういう「動かない価値」を体現するものとしてのアーティファクトなら「資産」になり得るので、それ用の銀行も成り立つし、そういう銀行はアッパーの市場価値を管理する「中央銀行」であるべきだと思ったという次第でございまして、ハイ。

ああ、長い…。ただそれだけの説明のためにこんな行数を…。

まあ、「お金とは何か?」というのもまた面白いものがあるので、そういう世界の一端をご紹介できていれば幸いです。



…イベントの解説をするはずだったのに、どうしてこうなった?!


まとめると、「アーティファクト中央銀行」はアーティファクトの価値を背景に、アッパーシティに通貨を流通させ、アッパーの市場をコントロールしている銀行なのではないかと。

本来は中央銀行は個人顧客を持たず、市中の金融機関だけを相手に裏で操作していますが、アッパーは国と称するには小さいので直接介入していると思われます。

発行した紙幣と同等のアーティファクトを大金庫の奥に保管することで、シティの市場に流通する紙幣の裏打ちをしているのでしょう。
また、その保管しているアーティファクトを、顧客に対しアーティファクト債務証書と引き換えに貸し出すことで、アーティファクトの活用もしてもいるようです。貸し出す際にはきっちりその「価値」を銀行が査定してもいるのでしょう。

こうすれば、アーティファクトの価値が暴騰したり暴落したりしないように管理できるだけでなく、一種の資産として金のようにアッパー市場にアーティファクトを流通させることができます。

まあ、難しいことを考えなくとも、
・アッパーでは「アーティファクト=絶対的な価値(Gold 金)」みたいな物。
・アーティファクト中央銀行が、アッパーシティの市場をコントロールする役目を担っている。
としておけば丸く収まります。

次回こそはもっとちゃんとシティの話を!←計画性なさすぎだろ

試練は乗り越える為に有り

明けましておめでとうございます。

新年のご挨拶を申し上げるにはかなり遅くなってしまいました。今年も何卒宜しくお願い致します。


こちらに出会って(正確には正面玄関を見つけて、ですが)もう1年以上が経つのですねぇ。最初の頃のこのフォーラムへの書き込みの何と短い事!(笑)

我々のこの関係を友情と仰って頂けて感激です。ただ少々おこがましい気も致します。自分にとって管理人様は先にシティに辿り着いた先輩住民であり、このフォーラムや解説で様々な事をお教え下さる先生のように感じております。最近はお手伝い係として大した仕事が出来ておりませんで申し訳ないくらいです。また自分の拙い書き込みを楽しみにして下さっているとの事で嬉しい限りです。自分も管理人様の解説、ぼやき、フォーラムでのシティに関係した事・してない事のお話など大変楽しみにしております。


また当方の環境についてもご心配頂きまして有難うございます。ブラウザ版のアップデート終了をアナウンスされ、慌てて公式インスタを見に行きましたら既に話題になっていました。そこには「Win8だが大丈夫か」との質問に「大丈夫なはず。ダメなら問い合わせて」という趣旨の回答がなされていた為ちょっと安心していたのです。ただ当方には巻き戻り先があるものですから、ステッカー取得出来なかった問題と合わせて運営さんに問い合わせをしました。ですが明確な返答は来ず・・・そうこうしている間にイベントは終了し、途方に暮れる羽目に。

舞い戻って既に1年以上が経過し、最早メインは舞い戻り先になっており、今更イベントが発生しないシティにいられるのか・・・12月の時点ではブラウザ版でゲーム自体は出来ていたので、粛々とメインやサブをこなすという選択も出来ました。巻き戻り先を諦めてアンインストールするか、Win10にアップグレードする事でクリスマスを迎えられる可能性はありましたが、いずれにしましても今の環境でどっちもプレイしたいという欲張りはもう許されないのだとの結論に至りました。でもどっちかなんて選べない。もう方法は1つしか思い浮かびません。


ええい、もう1台買っちまえ!(笑)


今からWin8搭載のPCを手に入れるのは大変そうですが、Win10或いはWin11搭載機なら安価なものもあります。そもそも今時Win8.1などという化石のような環境でいること自体がどうかしているのですが、さほど困らなかったもので現在に至ってしまいました。Win8.1もこの1月を以て完全サポート終了するそうで、だからと言って使用出来なくなるわけではないのですが、まぁこれで良かったかなと思っております。

大袈裟なタイトルを付けて長々と申し上げましたが、結論としましてはシティの為だけにラップトップ2台持ちになり、皆様からまたしても遅れを取りましたが無事クリスマスイベントに参加し、トーテムを育てる事が出来ました。巻き戻り先も元気にしております・・・あんまり進められていませんけれども(汗)


いざ新PCからアプリをダウンロードして始めてみましたら驚きの連続です。は、早い・・あっという間にログイン出来る!ブラウザ版は立ち上がりが非常に遅く、リンクをクリックしてからログイン出来るまでおよそ5分程掛かります。トイレにも行けますし軽食くらいなら食べ終わります(笑) 何をするにも一々時間が掛かり、ログインまでに表示されるシティ・トリビアも固定です。トリビアが始まった当初は色々出てきましたが、いつの間にか固定になりました。そして最も驚いたのは・・・み、みんな動いてる!?もしかして今までずっと動いていたんでしょうか?ブラウザ版では誰も動かず静止画です。動いているレディ=ピーコックにまたお会い出来るなんて!

イベントのギフトBOXですら開けるのが大変でしたから何もかもがサクサク動いてくれて快適です。これを機に巻き戻り先からまた1つアカウントを連れて来ました。流石に3アカウント分をやり込むのは無理なので、心を鬼にして(笑)そっと置いてあります。

こちらに移転後すぐに[Hall of Fame 名声の間]のイベントが始まりました。我々シティ滞在の長い者は「今までどこで寝泊まりしていたのか?」と思ってしまいますが、現在は新参者にはすぐに住まいを当てがって頂けるようです。自分もプレイヤー(自分)はどこにいたのかを考えました。刑事もカードシャープもバレリーもキャラクターとしては面白いのですが、同居には向いてなさそうに思います。そもそもカードシャープには固定の家があるのかも怪しい。そうするとシティにいると思われる名も無き市井の人々のお宅を転々としていたか、もしくはここ1年くらいならアブナー氏を頼るという選択もアリかもです。彼は資産家のはずなので不動産もお持ちなのではないでしょうか。或いは「寺 Temple」や「日本庭園 Japanese Garden」のお堂などに間借りするのも静かで良いかも・・と楽しく妄想致しました。

ミストレスに足蹴にされ・・・うーん(笑)・・でも罵られながらも何だかんだジュリーと一緒にお屋敷の掃除したり幽霊を追い払ったりうっかり壊した壺とか直してあげたりしてしまいそうです。



前回の書き込みで少しだけ触れましたが、[U-No.23 Secrets of the Flamesite 火災屋敷の謎]の解説&フォーラムにて、硫化水素と硫黄と燐についてとても詳しく解説して下さってとても興味深く読ませて頂きました。しかしながら一番驚いたのは「ご飯の炊ける匂いは硫化水素の匂い」だという事です。ご飯の炊ける匂いってそんなにいい匂いじゃないんだよなぁと薄っすら感じていたので、そういう事かー!ととても納得致しました。それ以来、ご飯が炊ける度に「硫化水素だね」と思いながらよそっています。

家が燃えるお話だったので、ブラック長官の消防士だった過去のエピソードが出てくるかもと期待していたのですが、サブクエも含めて一切触れられておらず、ちょっと残念でした。その代わりサブクエの[Bachelor's Breakfast 独身男の朝食]は思いがけず面白い組み合わせで自分も楽しめました。アリはアリゲーターとも仲が良いようなので、今後も意外で面白い組み合わせでの登場を期待します。アリとイーライにアルフォードも交えて"アッパーにおける3アミーゴス"としてシティを引っ搔き回してくれたら面白そう。抱腹絶倒間違い無し!

管理人様がご紹介下さったリンクも見に行ってきました。ステーキも美味しそうでしたが、リアルトースターナイフ凄かったですね!ナイフというよりは糸ノコ風ですが、きちんと作り込まれていていました。肝心のトーストについては燃やしている感が強めですけれど(笑) 乾燥機とトンネルも見ましたが、管理人様も仰っておられましたが何より機械類が凄い!アルミの角パイプでしょうか、少しづつ曲げていく機械が超クール!トンネルなどは個人が趣味でやるレベルをはるかに超えていますよ。梯子とか出入り口の蓋(?)の作り込みもカッコイイ。でも最後のオチ(?)でクスっときます。



5章②の「helium burner ヘリウム・バーナー」と合わせて太陽の膨張・終焉についての解説を有難うございます。水素の核融合がどんどん進むと中心部分が小さくなるので、重力の影響力も小さくなるから外側の熱々部分が膨張してくるという事なんですね。自分の理解度もかなり大雑把であるかと思いますが、重さ別の"なれの果て"解説リンクも併せて読ませて頂いて少しは知識度が上がったと思っています・・・多分、いや絶対(笑)

望遠鏡と言えば小学生の頃、1度だけ望遠鏡で太陽を見た事があります。先生が校庭に設置していたのを物珍しさから覗かせてもらったのです。何の目的で設置していたのか覗いてどんな風に見えたのかはもう記憶に無いのですが「普通は望遠鏡で太陽を見ちゃダメだけど、これはフィルターが入っているから大丈夫なんだよ」と言われた記憶はあるんです。あの時もしかしたら緑色の太陽と黒点を見ていたのかもしれません。
月を観測するにもフィルターが必要なんだというのは意外で驚きでした。確かに満月ですと影が出来るくらい明るいですもんね。

日中の青空がシーツを被せた様だというのは中々ユニークな発想ですね。自分はどこかの惑星のイラストで、太陽が出ているのに空が夜というのを見た時にも衝撃を受けました。



新イベをやりながら下界やアッパーのメイン・サブクエのやり直しをやっているわけですが、下界の初期のサブクエ・・「幽霊公園 Haunted Park]や「劇場 Rapture Theater」「寺 Temple」などのサブクエはまだやった事がなかったので、新鮮な気持ちでやっています。やったはずのクエストを忘れているものも多く、これもその1つなのですが Atelier Delamode's collection⑰ [Striking Resemblance 顕著な類似点]のコレクションを纏めた最後に出てくる

Angelique:Another thing that caught my eye was the photo of the girl found in that mannequin.

      Her facial features are a 94% match to mine.

アンジェリーク:もうひとつ気になったことがあります。あのマネキンに入っていた少女の写真です。

        彼女の顔は私の顔と94%一致しています。(日本語版)


あれ?!こんな事言われてたんだ、全然記憶にない!コレクションを纏めた後にかなり重要な事を言われたりするんですよね。でも忘れてる・・・。

管理人様はこの”girl”を女性と訳されておられましたが、日本語版では「少女」でした。これが「少女」と解釈出来るとなると思い浮かぶのは只一人。

市長の娘、サラです。

彼女は Case No.15 [Doll Story 人形物語]にて7歳の誕生日パーティーの翌日に失踪していた事が明かされます。アンジェリークは流石に7歳ではないでしょうが、人形だとしても顔付きがやけに幼いよなぁと登場当初から思っておりました。7歳の少女を基にしているのならそれもあり得ると思えます。5章①にて失踪人の公示を見つけ出し、プレーヤーと恐らくハントレスもこれを見ているはずなのですが、ハントレスはともかくプレーヤーはアンジェリークと頻繁に会うのに気付かないものだろうかというのが引っかかる点ではあります。

もし万が一これが当たりで、市長とアンジェリークが出会ったりしたら市長が驚きと感激のあまり成仏してしまっても困るので、まだ暫くは謎のままでいいかなと思ったり・・思わなかったり(笑)



ハロウィーンのイベントはまさかのエジプト風で予想外の面白さでした。何しろお菓子がどれもこれも美味しそう!エクレアはシティ初登場だと思いますが、色鮮やかでユニークでした。そして刑事がまさかのミイラスタートで登場すらせず!(笑)

ハロウィーンイベントで気になったのはサブクエの Pharaoh's Gallery⑦ [Invitation for a Vampire ヴァンパイアへの招き]でコレクションを纏めた最後に「ミストレスが領主の館の正当な所有者ではない」と告げられた所です。ミストレスがジュリーを手元に置いている理由がこれなのではないでしょうか。Case No.41[Dangerous Ballet 危険なバレエ]にてジュリーを連れ帰ったのも、自分は正当な所有者ではないけれど、正当な所有者が一緒に居ることによって何か都合の良い事があるからに他ならないと思うのですがどうでしょう。

同じくサブクエのPharaoh's Gallery⑥ [Little Ones on the Run ちびっこたち逃走中]にて、ジャックにちびっこ達を「にゃんこ」と呼ばせていて悶絶必至でした。可愛過ぎてニヤけてしまいましたよ。 ちなみに日本語版は「little fidgets=いたずらっ子たち」で「here, kitty-kitty=おいで、子猫ちゃん」でした。やっぱりにゃんこですよね~。


古代語の読みについての解説もとても読みごたえがありました。最も興味深かったのは「間違った翻訳部分から類推する」というものです。思わず「あ~!」と声が出ました(笑) もちろんこれも確認方法の1つなのでしょうけれどめまいがする程地道な作業です。管理人様は暗号解読をしているようだとおっしゃっておられましたが、自分はまるで考古学の発掘作業のようだなと感じました。


近頃のシティでは英語を自然な会話にし始めているそうで、[U-No.23 Secrets of the Flamesite 火災屋敷の謎]の時の超絶迷走日本語訳もこれが原因かもとの事でしたが、このイベ以降ヘンテコ日本語訳が格段に減りました。多少「んん?」と思う訳はありますが、びっくりするほど口調がおかしいとか所謂グーグル翻訳丸出しの様な訳はなくなりました。余程苦情が来たのか日本語が堪能な方が加わったのかわかりませんが、有難い事であります。自分は基本的に「おや?」と思った箇所を忘れないようにスクショしているので最近はスクショが減りました。


それと登場人物の再登場については、一時期メインキャラの人減らし(!)までされましたが、サブクエにロジャーやパク司祭長が登場したりして自分もちょっと驚いていました。しかも動いています(笑) この調子で密偵ジョーンズやヘルガにもまた出てきて欲しいです。何ならジョーンズにはアッパーに登場してもらっても良いんですけどね。彼ならハントレス同様、飛行船にしがみついて来れそうです。ヘルガにはまた予言をして欲しい・・ゴツいシフと一緒に(笑)


Case No.12 [Gargoyle Treasures ガーゴイル族の宝物]にてコレクションを纏めた最後に出てくる「Special Unit Badge 特殊部隊のバッジ」ですが、翼のあるオクトパスと言えば「South Fort 南の砦」にあるバーレル・オルガンの上に鎮座している太郎お気にのタコさんには翼があります。あれは確かパペティーア製でしたね。色と顔付きは異なりますけれども、何か関係があるのでしょうか。ただパペティーアが絡むと良くない事が起こりそうな気がするのであまり嬉しくはならない発見ですけれど。

あーくわばらくわばら。



取り急ぎ無事に頑張っているお知らせをするだけのつもりだったのに、あれもこれもお伝えしたい!と欲が出て長いわ遅いわになってしまいました。

最早『いつもの事』ですね(笑)

I wish your happy new year! 良いお年を!

シャンシャンと言うジングルベルの音も遠のき、ひたひたと新年の足音が聞こえる中、怒濤の2022年もようやく終わろうとしています。

この一年当サイトにいらしてくださった方々、シティでお会いした方々、図らずもコンテストで競い合った方々、シティを作ってくれた霧(G5)の皆様に心より感謝申し上げます。
そして、しょっちゅう掲示板に書き込みを下さった巻戻りさん、お蔭で今年も楽しくサイトを運営出来ました。なんというか知らない内に書き込みを心待ちにする自分がいて、この感情にどのような名前を付けたらいいのでしょう。シティはよく友情がテーマになっていますが、いやあ、友達っていいですね。←勝手に友達認定。気分はもう大親友(笑)

さて今年一年本当大変でした!
コロナ渦はあちこちで巻いてるし、北方の戦争が終わらないせいで原油価格が高騰しちゃうし、どこぞの大国が漁夫の利とばかりに武器輸出で荒稼ぎをするもんだから為替がトンデモないことになっちゃうし!←いいのかそんな事言って。誰も大っぴらに口にしないのは、暗黙の了解があるからなんだぞ、きっと。

でもエネルギー資源大国でもある北の大国を締め出す不安から原油価格が高騰しているのも、そちら方面に価格にして数千億ドルもの武器が流れているのも事実です。正直どこぞの大国に武器の輸出の一切を禁止する法令を施行させれば、問題は一挙に解決する気はします。景気が悪くなると戦争を起こさせるのは、あの国のお家芸ですが、それは大人は言っちゃいけない話なのかもしれません。管理人は大人げないので、書いちゃいますが。

さて、夢のない地球空間のお話はさておき、シティもけっこう変わったのではないでしょうか?

管理人的2022年一番のTopicsは[Hall of Fame 名声の間]でしたねぇ。
主人公はどこに住んでいるのだろうか?と常々夢想していたら、あんな素敵な住処が手に入るとは!

実際のところ、名声の間に落ち着くまでのここ数年間はいったいどこにいたのでしょう?
下界はみんなクセがあって(アッパーもだが)、同居人にするのは大変そうなんだよなぁ…。
管理人的にはコンダクターが一番気が合いそうなんだけども、ときどき帰れない鬱を爆発させそうでちょっと怖い。そして何よりコンパートメントにロジャーがいるのが鬱陶しい。
レディは上品だし素晴らしいけども(マンションは広いだろうから部屋はいっぱいあるはず)、漏れなくついてくるドアキーパーが結構めんどくさそう。
ハントレスに飼ってもらうのも悪くなさそうなのですが、うっかりするとルディのご飯になってしまいそうな心配があるし…。

個人的にはミストレスにぐりぐり足蹴にされる生活も悪くはなさそうだったのですが…。そういうのは人生のスパイスだからいいのであって、毎日だとお腹いっぱいになっちゃうよね。

アッパーなら人の良さにつけ込んでレイドンのうちに転がり込むか、フォギー・オアシスのお手伝いとしてパク司祭長に弟子入りするか…。
いっそ覚悟を決めてブラック長官の下僕になるか。
しかし同居人になるとすると勇気が要ります。体力・知力・戦闘力・対応力・忍耐力なんかが否応なしに鍛えられそうではあるから一時的にならありかも?でも能力が低いとあっという間に捨てられてしまいそう(泣)

そんな妄想はさておき、せっかく始まったブラウザ版でしたが、サービスを終了してしまいました。数か月前、ファンダムの掲示板でその話題に触れている方がいて、巻戻りさんが気になっていたんですよね…。
漠々としたシティに佇む巻戻りさんを想像したら、なんとも切ない気持ちに。でもとてもシティっぽい。古いシティも新しく発展したシティも好きな管理人は、どちらに行こうかと揺れる気持ちに共感。いや、一人佇む寂寥感は、正直体験したいのかしたくないのか微妙な感じなのですが。


さて、きっと今年最後になるであろうこの書き込みにあたって、フォーラムの書き込みをざっと下ってみて、管理人はハロウィーン以降のストーリーに触れていないんですね。
以前巻戻りさんがおっしゃっていたように、下界はファンタジー優勢、アッパーは超科学優勢な感じであるため、下界のストーリーにはあまり解説が要らないせいでもあるのでしょう。

ザバッと読み返してみてもストーリーに補足は要らなさそうな感じがするので、あまりストーリーに関係はないですが、珍しく科学にも化学にも天文にも関係ない勝手解説をしてみましょうか。

今回は《古代語の読み(発音)》のお話

シティには時々古典語とかシティにとっての外国語が出てきますよね。
ラテン語とかギリシャ語とかエジプト象形文字とかルーン文字、果ては中国語だったり、日本語だったり。

ところで現在残っている言語ならいざ知らず、ラテン語のようにほぼ廃(すた)れた言語の発音って果たして分かるの?って疑問に思ったことはないでしょうか?
管理人もその辺が気になって色々調べてみた事があります。古ラテン語の発音やもう死語である古代エジプト語の発音がどうして分かったのか。今辞書に載っているラテン語の発音は果たして正しいのか。

色々調べてみた結果分かったのは、意外な事に発音は数千年を経ても変化しにくいものであるということなんですね。これについては日本人が一番ピンと来やすいかもしれません。

日本に漢字が輸入されたのはもう千年以上前の話です。それでも日本語での音読みと現在の中国語の読みは似通っています。

天山 テンザン:日本語
天山 ティァンシャン:中国語

輸入されてから優に1500年は経っていることを考えると、この程度の違いで済んでいるというのは驚きではありませんか?

じゃあどうやって書き文字から読みを解読するのでしょう?発音は載っていないのに?
これにはいろいろなアプローチ法があります。
例えば、地名、人名。
他言語への翻訳が残っているというのが大前提になりますが、地名や人名は通常「音写(おんしゃ)」になります。音写というのは、音のみを写し取って意味は翻訳しないというもの。

例えば「太郎」はfirst child(一番目の子供)という意味ですが、普通Taroとして意味は度外視します。そうすると発音が分かるのです。
日本語のカタカナは音写用の文字ですので、日本語には音写が溢れていますが、他言語はそれほど音写だらけではありませんので、探すのは大変です。

音写と言えば、カタカナ以外で割に音写を見かけるのが、仏教用語です。般若心経の最後に真言(マントラ)として出て来る

羯諦羯諦波羅羯諦(ぎゃーていぎゃーていはらぎゃーてい)

も、仏教の原典であるサンスクリット語(インドのラテン語みたいな言語)の音写です。お経は有難いお言葉なので、意味を翻訳するのではなく原典そのままの発音が大事ということで音写になっているのですね。どうでもいいですね。

さて、名前などの音写以外にも、間違った翻訳部分から類推するという方法もあります。言い間違いというのはどの言語でもある話ですが、翻訳にもそういうものが紛れていて、もとが類推できるということなんですね。

たとえば英語は通常意味が違うと綴りを変えてきます。

gorilla ガリラ(アクセントはリ):動物のゴリラ
guerrilla ガリラ(アクセントはリ):ゲリラ豪雨とかのゲリラ。ゲリラ兵の事

英語での発音は同じですが、日本語の発音は違います。
ゲリラのはずのところでゴリラが出て来ると、ゲリラとゴリラが同じ発音なのでは?という類推が出来るというワケ。

この手法は古ラテン語の発音研究に使われていて、現在もせっせと間違い部分を探して古い発音や意味を検証しているのだとか。終わりの見えない研究ですが、ひたすら暗号解読をしている感じでそれはそれで楽しそうでもあります。

そういえば、日本語も古代は母を「ババ」あるいは「パパ」と読んでいたらしいです。これが分かったのが、とある古い文書にあったなぞなぞで、
「父で会わず、母で会いたるは、なに?」
というものなんですね。これ、答えがなかったらなんのことやらなのですが、答えがあったんです。

答えは「唇」

でも現代の発音である「ハハ」だと唇を合わせる事がありません。昔は濁点がなかったので、「HaHa ハハ」でも「BaBa ババ」でも「PaPa パパ」でも「ハハ」と表記していました。だからどこかで発音が「ハハ」になってしまったのでしょうが、このなぞなぞの時代は唇を合わせて発音していたということは、「ババ」だったということなんです。面白いですね。


さて、発音から外国語翻訳全般に考えを広げてみると、外国語翻訳と言うのは暗号解読と大変良く似ています。こちら側から見ると暗号にしか見えない言葉の羅列も、反対側から見れば、それを母国語にしている人たちがいるというだけです。

それでも翻訳を読んでいて感覚が理解できないことはほとんどないのではないでしょうか?違う言語を話していると、考え方まで違う気がして、ついつい民族や人種の違いが大きいように思いがちですが、同じ人間ですので、考える事は似たり寄ったり。同じ五感を持つのですから、感じ方だってほぼ同じ。
文化によって重視される事柄がビミョーに違うとき、それに驚くことはあるでしょう。でもそれだって結局は社会性動物である人間が、群れの中で何をもってステータスを誇示するのかという「手段」が違うだけで、誇示したいという気持ちは同じという気もします。孔雀の羽根が、社会によっては金だったり、地位だったり、人徳だったりするだけで、どれが優れているという話でもないだろうと。
誰しも「(同じ言語を話しているのにも関わらず)ちっとも分かり合えない」と深く嘆息したことがあるのでは?管理人は文化や人種の差よりも、ずーっと個人差の溝の方が大きいと感じています。時にマリワナ海溝より深い溝を感じる時すら。

けれど、「分からない」ことの答えは常に中ではなく外にあります。二次元で見えない高さ、深さも三次元になると見えてきます。
人の考えが違うように見えるとき、「違い」を分析して非難するよりも前に、「なせそう考えるのか」の背景を探ると新しい何かが見えて来るかもしれません。
人間は社会性の生き物です。背景にあるのは「孔雀の羽根」を大きく見せようとしているだけだったりします。正しい羽根と間違った羽根があるのではなく、受け入れられる羽根と受け入れられない羽根があるだけ。
見栄なんて張って何になる!という考えもありますが、なんだかんだ言って孔雀の羽根は目玉が多くてぶぁさーっと広がってる方が綺麗ですよね?見栄えがするという事は、どの世界でも力になります。さてあなたの「孔雀の羽根」は何ですか?

脱線しましたね。はい、いつものことです(笑)

そういえばここ数か月の傾向ですが、一時ひとつのストーリーの登場人物を極端に絞っていたのをまたすこし増やしている感じがしますね。英語も完全アメリカ英語ではなく、ちょいちょいイギリス英語が混ざっていて、インターナショナル英語って感じ。初期のシティの英語はこういうちゃんぽん英語だったので、なんだか変な意味でちょっと懐かしい。

ちなみに、現在はアメリカの国力を反映して、どっちかと言うと世界もアメリカ英語寄りな感じはありますが、ヨーロッパはイギリスに近いせいで、もともとはイギリス英語寄りです。でも若い世代はアメリカ英語ですね。ハリウッド映画とかの影響でしょうか?就職を意識して発音のトレーニングを受けているような人は特にアメリカ英語だったりします。まあ給料がいいですもんね。


さてストーリーですが…、10月にハロウィーンのエジプト、11月にトウモロコシ迷路、12月にクリスマス百貨店と、どれもなかなか面白かったですね。特にクリスマス百貨店はなかなかシニカルで面白かった。現実のクリスマスと照らし合わせると、壮絶な皮肉のようで(笑)
個人的に大うけだったのが、12月イベントシナリオでのアデラインのセリフ

"You have to understand that the essence of Christmas is not in garlands, special offers, or quality assurance!"
「クリスマスの本質は、街中の飾り付けや大特価セールや、品質の星の数にはないってことを貴女は理解しなくっちゃ。」

しょっちゅうSPECIAL OFFER!やら評価の★やらのオファーが来るG5の事を考えると、それ言っちゃう?とどうしても笑いが漏れてしまいます。

そしてまた、便利な世の中になっていく過程で、時に昔の不便さが懐かしくなることってあるものだよなぁとしみじみ共感してみたり。
管理人は子供の頃分解君でしたが、現在の機器類は保護ケースがはめ込み式になっていたりして、昔ほど簡単に分解できなかったりして、そういう所でも随分変わったなぁと思います。

ついこの間、クオーツ置き時計が止まって、あれ、電池切れたか?と電池を交換しても動かず、久しぶりに分解君に。
ところが時計を分解しようとして、さあ大変。プラスチックケースががっちりはまっていて、ケースの爪を割らないとケースが開かない!正直買い直した方が早いのでしょうが、こうなったらもう意地です。
クオーツ時計なんて単純な構造なのに、ただケースが開かないだけで直せない。腹立たしいことこの上ない。癇癪を起してハンマーでたたき割ってしまいたくなる衝動をこらえつつ、格闘する事1時間以上。なんのことはない、単にオシレーターに電池からの電力が流れていなかっただけの接触不良だったので、ケースが開いたら5分も経たずに解消。なんでケースを開けられるようにしておかないんだ!
買い直せってことなんだろうなぁと、こんな所にも消費優先の資本主義の片鱗を見てしまった気がします。

さて、2023年はどんな年になっているのでしょうか?
来年もまたシティでお会いしましょう!
良いお年を!

試練は続くよどこまでも

大変ご無沙汰しております。前回の書き込みからすっかり時間が経ってしまい、その間にイベが丸々2つ終わってしまいました。


えーっと・・自分何していたんだっけ・・いやいや毎日元気にシティに通っておりました。近頃のシティはミニイベントが盛り盛り沢山で、言われるままに取り組んでいるといくら時間があっても足りないくらいです。週末ともなると、今やお決まりの所謂 "わんこクエ"に刑事コンテストかファントム(今はイベ毎に名称が違いますが)もしくは守護団などが被せられる事も多く、更にデイリーもあるというちょっと厳しめ仕様です。でもついついやってしまう(笑) それなのにハロウィーンイベではアバターが、収穫祭イベではステッカーが実績のカウントがなされなかったせいで受け取れずという憂き目に合い、打ちひしがれている太郎なのであります。ええ、愚痴ですとも。ただの愚痴なのです・・(涙)


そんなこんなでここ最近はミニイベやデイリーをこなすのに精一杯で、メインイベ・サブクエ果てはイベクエまでもがちっとも進まず、やっと始められた[No.12:Gargoyle Treasures ガーゴイル族の宝物]もご多分に漏れずで、時々思い出しては再開してやっと終えられました。でも本当にこちらに出合えてて良かった。お話を復習しながら出来るって素晴らしい。

管理人様も仰られていた通り初期にありそうなお話でしたね。今から始める方には「初期のお話」になるのでしょうから、それを見越した展開にしてあるのかもしれません。カードシャープがらみの他の初期のサブクエと前後してやると違和感なく出来そうです。お宝を目前にしたカードシャープのやる気みなぎる感じと不信感バリバリのハントレスとの対比、しかしながら上手く巻き込んでいく狡猾さが面白いと感じました。

このクエストでは、これも管理人様ご指摘の通り鍛造と鋳造とを両方施すという摩訶不思議設定でした。折角モールドで型抜きした鍵を叩いちゃうの?!鍵が潰れたりしないのか?と思わないではなかったですが、それもシティだからと言われるとそうなのねと言わざるを得ません。何しろ鍛造するのに不思議な混ぜ物をしていますし(笑) で叩いて目が眩むほどの光が放たれた様ですが、でもこれ叩いたのは鍵ではなくてアーティファクトの方ですよね?鋳型に流し込んだ後、アーティファクトをその上に置いて叩いたかのように読めます。

ここで思い浮かんだのが、[U-No.5 Broken Clock Case 止まった時計の事件簿]でのあの竜頭とルモントワール、[U‐No.23:Secrets of the Flamesite 火災屋敷の謎]における手紙の上で燃える化学物質についてです。いくつかの要素の「より『らしく』受け取られそうなもの」を採用しているのではと思えてきました。管理人様が懇切丁寧に解説して下さった竜頭とルモントワールの関係や、硫化水素と硫黄と燐との違いを読むに、自分の様な燃えるものによって炎の色が違うよね~と何となく知ってる程度の残念化学力ですと、硫黄と言われるよりは硫化水素の方がヤバそうに感じますし、黄色い炎よりは青白い炎の方が、無臭よりは異臭がした方がより怪しく感じます。もしかすると金属も溶かしたり叩いたりしてみせた方がそれっぽく受け取られるのかもしれません。或いはハンマーを登場させたかったとか。モールドに流し込んで終わりだとちょっと工程が少ないですしね(笑)


このガーゴイルのクエストで自分が面白いと思ったのは

Huntress:It has an eye. That means we've created a demon! I knew the unknown author was manipulating us.

      Someone used us to create a monster! Let me go! I'll destroy it!

ハントレス:鍵には目がついてる。つまり、私たちは悪魔を生み出してしまったのよ!やっぱり、メモを書き込んだ誰かに私たちは操られていたんだわ。

      誰かが私たちに怪物を作らせたのね!邪魔しないで!こんなもの、私が破壊してやる!

Cardsharp:No! Wait! So what if it has an eye? What harm could it do?

カードシャープ:駄目だ!待て!目があるから何だって言うんだ?何も悪さなんてしてないだろ?

Huntress:Only demonic keys have eyes. Their behavior is unpredictable. As long as you have it, we're all in danger!

ハントレス:目のついた鍵は悪魔の鍵なのよ。どんな行動を取るか、予測なんてできない。あなたが鍵を持っている限り、私たちは

      みんな危険に晒されているってことよ!

Cardsharp:Let's act quickly then! We'll study the map and look for the entrance to the dungeon. Hmm... Maybe I should get the key to look at it?

カードシャープ:それならさっさと行動に移ろう!地図を調べて、ダンジョンの入り口を探すんだ。ふーむ…もしかして、鍵に見てもらえばいいんじゃないか?


訳は日本語版のものです。鍵が危険だと言うハントレスに危険ならさっさと片付けてしまおうと言うカードシャープ。彼の目当てはお宝であって、いつまでも鍵を持っているつもりもないのでこのセリフなのでしょう。止めるのではなく何かある前にとっとと終わらせようと言う所がらしくていいですね。

このお話の前半部分で「Chapel Basement 礼拝堂の地下室」が出て来て驚きました。まさか復活するのか?と思いましたが流石にそれはなかったですね。古参のシティ住民はさぞや驚いた事と思いますが、もう存在すら知らない住民も多いのではないでしょうか。地図も出てくるので知らなくても問題はないのでしょうけれど。ただハントレスが2章の④で「あそこはガラクタだらけで、モンスターが跋扈(ばっこ)してるから(以下略)」と言っている事からして、こちらからは「礼拝堂の地下室」は霧に飲まれて無い事になっていますが、シティ的にはまだ存在しているようで驚きです。

3章①に出てくる「フォギー=エクスプレスの火室」は日本語版では「霧特急の火鉢」と訳されていました。「霧特急」と挿絵で、ああ機関車に石炭をくべるあれか!とわかりましたが「火鉢」は中々無理のある訳です。でもこのお話でヘンテコ訳だと思ったのはここだけなのでとても良く訳されていた部類でしょう。


Huntress:But aren't we supposed to purify the metal before we try to forge anything?

ハントレス:でも、何かを鍛造で作るなら、普通は金属を精錬するんじゃないの?


このセリフの日本語訳は寧ろちゃんとし過ぎていて、急に専門的です。「鍛造」や「精錬」も日常で使う用語ではないですからちょっと難しく感じます。自分はこちらのフォーラムを先に読んでいたのと、管理人様の丁寧解説もありましたので「なるほどね~」と思えましたし「鍛造 たんぞう」の読み方も製法もわかった上で挑めました。本当に有り難い事であります。

そう言えば、狩女って何と読む想定なんでしょう。もしかしたら読みは考えられていない可能性もありますよね。理系女子=リケジョなどと言いますから、カリジョとか(笑)


昔々、まだカジノの建物があった頃に今の「温室」と「ホテル」の辺りに地下に降りる階段がありました。もちろん随分前から既に無くなっていますが、今回の地下迷宮の入り口というのはここの事でしょうか。礼拝堂の地下室といい、懐かしく思うシティ住民は数多くいらっしゃったのではと思います。

5章の⑤で「眼鏡とリンゴの芯」が出てきます。眼鏡はシティに着いてすぐのにガーゴイルからジェイコブのサングラスを取り戻すクエストのオマージュ的なものかなと思ったのですが、リンゴの芯にもうっすらとしたと記憶があります。これも確か最初期のクエストで、ガーゴイルが屋根でリンゴを食べていて芯を投げつけてきたという件がどこかにあったと思うのですが、どのクエだったのか見つけられませんでした。何でしたっけねぇ・・う~ん・・・。


それはそうと、宇宙にも黒点にも機械時計にも更に日本刀にもロマンが一杯なんですね。自分はあの鍵のモールドが欲しいです。チョコレートとか流し込みたい(笑) 氷を作ってもいいかもしれません。それで水割りとか乙ですねぇ。あ、呪われるかも(笑)


ルモントワールのリンクもありがとうございました。読ませて頂きましたが・・なるほど・・む、難しい(笑) でも本職の方でも難しいとの事なので気にしない事に致します。管理人様は話が長いかもと気にされておられますが、読ませて頂く側としましては、長くて寧ろ有り難いです。面白くてとても為になって、尚且つ読み易い!お話が上手でいらっしゃるよなぁといつも感心しております。長文上等・脇道逸れまくりでお願い致します。




前回イベ[No.80:Mysterious Route ミステリアスな道筋 収穫祭]がそろそろ終わろうかという頃、巻き戻り以降最大の試練がやって参りました。唐突にお知らせが表示されまして、12月2日(収穫祭イベ終了日)を以ってブラウザー版の更新が終了するとの事でした。ななな何だってー?!ゲームを更新したくばアプリをダウンロードせよとの事。公式インスタによるとWin8.1も対象ブラウザになっているようですが、当方には既にアプリが入っています。そう巻き戻り先です。ブラウザ版にログインするとお知らせと共にリンクが張られていて、そこから直接ダウンロードできるようになっていますが、ダウンロードはできても開くことは出来ませんでした。ストアからダウンロードしようとすると「既にこのアプリは取得済」となってしまいます。つまり巻き戻り先を維持したままクリスマスは迎えられないという事のようです。

更新の止まったシティに佇む太郎・・この光景には覚えがあります。画面の右側にはバナーが1つだけで何にもない静かな世界。巻き戻り先を取るか、クリスマスを取るか、悩める太郎なのであります。

《Secrets of the Flamesite 火災屋敷の謎》と赤色巨星と工作機械

ハロウィーンイベントもあと一週間足らず、サイトの改変に忙しかったのも一段落して、さあなにをしようかな?という感じになっています。

サイトの改変て何がそんなに大変だったんだろう?と思い返すと、宝箱の表を作り直すのが結構面倒くさかったのかも?
でも、テーブル表がないと管理人はすぐ何がなんだか分からなくなってしまうので、自分が欲しかったんですね。で、作ってみたものの…、中身はかなり流動的なので、参考程度です。
でも、前に比べると鍵が集めやすくなったような気がします。


思い付いた内容をつらつらと書き連ねているために、フォーラム投稿内容がシティの時系列に追い付いていない感じはありますが、前回イベントだった《Secrets of the Flamesite 火災屋敷の謎》はなかなか面白い話でした。

おそらくは火を信仰していたゾロアスター教などをモチーフにしているのだと思いますが、それにちょっと科学っぽい話が散りばめられていて、会話も軽妙で良かったですね。

日本語版ではブラック長官がですます調だったことに違和感を持った方もそれなりにいたみたいですが、逆に違和感があるということは、「上から目線で偉そうなブラック長官」というイメージがちゃんと日本語版でも浸透しているということで、ストーリーさえしっかりしていれば、口調が多少ブレても皆さんキャラクターをきちんと掴めているんだなぁと皆さんの「脳内変換力」に感動してしまいました(笑)

補足しておくと、ブラック長官は職務質問の時はそれなりに丁寧にしゃべっています。慇懃無礼な感じも否めなくはないですが。丁寧ではあるものの、断定的で嫌味っぽい。ところが、嫌味というのはストレートな悪口ではないため、それがちゃんと伝わるかどうかは相手によるわけで、イーライにはあんまり伝わってない感じでした。イーライは良く言えば素直、悪く言えばニブイ人なんでしょうね。

嫌味が通じてないなぁ(笑)というのが分かる会話が

Mr. Black "Defenders, give me strength... Why would the house set itself on fire?"
ブラック長官「ああディフェンダーズよ、もう勘弁してくれ…。何をどうしたら、屋敷が自分に火を放つなどという事がある?」

Eli "It's hard to say yet."
イーライ「それがまだ何とも言い難いのですよねぇ。」

長官はオカルトチックな話に頭痛が抑えきれず、「そんなワケあるか!」という嫌味で言っているのに、イーライには通じておらず大真面目に答えています。
ちゃんと解説すると、Why would...?とwouldが入っているのは、長官は単に疑問を持っているのではなく、それがあり得ないと思っているからなんですね。単なる疑問ならwouldは入りません。

対して、ハーパーにはしっかり嫌味が通じているために、終始剣呑なやり取りに。

嫌味満載のブラック長官のセリフは、訳しづらい部類に入るのではないでしょうか。管理人はそこが好きなんですが(笑)

さて、このお話にはちょいちょい化学物質の名前や性質が出てきました。
会話では雰囲気さえ伝わればその細かい性質はさほど問題ではないと思いますが、いちおう補足しておきます。

この手の話は、どこまで補足すべきか、あるいは、どこから説明すべきかが悩ましい所ではありますが…。

ストーリーの備考欄にも入れましたが、このお話内のセリフと実際の性質が噛み合わない部分があります。ストーリー上さして重要ではありませんし、よいこが真似をしないように敢えてそうしているのかもしれません。まあ、真似したくても材料がそんなに簡単には手に入りませんが(笑)

該当のセリフは一章の①

Mr. Black "I can smell the faint odor of hydrogen sulfide when I rub the paper. It ignites when exposed to air and burns blue. The paper remains intact until the layer of the substance burns out."
ブラック長官「紙をこすると微かに硫化水素の異臭がするな。硫化水素は空気に晒(さら)されると発火し、青い炎をあげるのだ。表面の硫化水素の層が燃え尽きるまでは紙は燃えないままさ。」

ここのセリフは一部「硫黄(いおう)」か「燐(りん)」が混ざったような説明になっています。
いずれも可燃性の物質ではあるのですが、それぞれの性質の前にまず、引火点と発火点について説明しておきます。
似たような名前で分かりにくいですが、

引火点:火を近付けた時にポッと火が付く温度。
発火点:火を近付けなくても勝手に燃え上がる温度。自然発火する温度。

ふつう[引火点<発火点]となり、発火点の方が温度が高いです。
紙の燃焼温度はだいだい400℃くらいなので、それ以下の温度でなら、紙は燃えずに付着物質だけが燃えるということはあり得ます。

・Hydrogen sulfide ハイドロジェン・サルファイド/ 硫化水素(りゅうかすいそ):
化学式H₂S。ほんのちょっとでもがっつり異臭のする気体で可燃性。温泉のある硫黄谷とかでする卵の腐ったような匂いもコレ。有毒気体だが、ご飯の炊ける匂いは実は硫化水素の匂いなので、ちょっとくらいなら平気。でも銀を硫化させてしまうので、銀製品のそばでご飯を炊くと黒くなってしまうぞ。
引火点:34℃
発火点:260℃
炎の色:薄青色
匂い:卵の腐ったような強い異臭。
燃焼するには確かに酸素が必要だが、空気に触れたからといって発火するわけではない。引火点の34℃に比べて発火点は260℃と高く、放っておいて発火するようなものではない。ここがセリフと食い違うところ。

・Sulfur サルファー/ 硫黄(いおう):
元素の一つで元素記号は「S」。常温で黄色い個体の非金属。どぎつい色のくせに無味無臭。硫黄そのものはさほど危険ではないのだが、火を付けたり、酸をかけたりすると二酸化硫黄(SO₂)やら硫化水素(H₂S)やらといった有毒気体を発生させるため取扱注意。
引火点:160℃
発火点:230℃
炎の色:青
匂い:なし
青い炎を出すところが特徴に合致するが、発火点がそこまで低くないうえに、無臭なのがセリフに合わない。

・Phosphorus フォスフォラス/ 燐(りん):
元素の一つで元素記号は「P」。燐は分子構造(原子の繋がり方)によっていくつか種類が存在する(同素体)。代表的なのが黄色と赤で、黄燐と赤燐と呼ばれている。

黄燐(おうりん):淡い黄色の固体で強い毒性があり、手で触れるだけで火傷をする。塊を空気中に放置するだけで勝手に熱を持ち最終的には発火する。夏場のゴミ袋なんかに入れて外に放置したら一発。昔は黄燐マッチという何と擦っても火が付くマッチに使われていた(たとえば、ジーパンでシュッと擦っても火が付く)が、事故が後を絶たなかったため、現在黄燐マッチは製造禁止。黄燐自体も、危険物として大きく使用が制限されている。
余談だが、墓場に出る人魂の正体は、土葬の死体内の燐が自然発火したもの(燐光)だと言われている。だから人魂は夏場に出るのだろう。現在は火葬なので出ないはず。
引火点:20℃
発火点:30℃~40℃
炎の色:黄色~オレンジ
匂い:ニラの腐ったような強い異臭
空気に触れているだけで発火し、異臭がするという性質がセリフと合うが、炎の色が青くないのが難点。

ちなみに赤い燐は安全で、マッチ箱の横に塗られているアレである。こちらは空気中に放置しても発火しない。安全なので、昔の危険な黄燐マッチに対して安全マッチという言い方もする。

長々と解説しましたが、要するに、長官のセリフは硫化水素と言いつつ、硫黄と燐の説明が混ざっている感じがします。いずれも危険物であるため、よいこがマネをしないための長官の配慮なのかも?


めちゃめちゃ余談ですが、同じ元素だけでできている分子でも繋がり方が違うと性質が変わります。そういうのを「同素体/ Allotropy(アロトロピー)」と言います。先の燐の解説で出て来た燐同素体「黄燐と赤燐」の他、炭素同素体の「鉛筆の芯(黒鉛/グラファイト)とダイヤモンド」や、酸素同素体の「酸素(O₂)とオゾン(O₃)」などが有名です。

日本語だと一字違いの「同位体/ Isotope(アイソトープ)」は、同じ原子で中性子の数が違うもののことです。中性子の数が違っても同じ原子なので性質は同じ。同素体と同位体は英語だとアロトロピーとアイソトープで全然違うのですが、日本語だと混乱しやすいかも。放射性同位元素を英語で[Radio Isotope レディオ(ラジオ)・アイソトープ]と言ってるのは聞いた事があるかもしれません。


ここから[化学 chemistry(ケミストリー)]ではなくちょっと範囲が広がって[科学 science(サイエンス)]のお話に…。

五章では炎が天からやって来たという暗示になるものが随所に出てきます。
火災屋敷の本体である「火床(ほど)の焔」は落雷によってもたらされた焔だったわけですが、天から降って来たということで太陽が連想されているのでしょう。

五章②の「Prominence Compass 太陽プロミネンス・コンパス]のプロミネンスとは、太陽表面からブォーッと吹き上げている火柱です。

この②のアイテムの事をハーパーが「helium burner ヘリウム・バーナー」と呼んでいますが、挿絵が太陽っぽいことから言っても、太陽の事を指しているのだと思われます。

何故、太陽=ヘリウム・バーナーなのか?

備考欄にも書きましたが、ヘリウムというのは元素周期表の一番右、希ガスに位置する超安定気体であって、燃える気体ではありません。ですが、太陽中心部にはいっぱいヘリウムがあると思われています。
以前このフォーラム(http://hiddencity.starfree.jp/responsive-bbs-v3.3/index.php#:~:text=水素→重水素→ヘリウム→炭素→…→鉄)でも書きましたが、太陽は原子核融合を起こしながら熱を大量のエネルギーを放出して燃えています。その過程で水素がヘリウムになるので、ヘリウムがいっぱいあるんですね。ヘリウムは燃えなくても、太陽ほどの質量があれば、自重で潰れていくので、水素がくっついてヘリウムになってしまいます。
なので、ものすごい語弊はありますが、太陽をヘリウム・バーナーと言えないこともない。
解説抜きでいきなりヘリウム・バーナーなので、かなり乱暴な感じはありますが、分かる人には分かるということなんでしょうか(笑)

せっかくなので、ここで太陽の最期のお話を…。
太郎さんの気にしていた「赤色巨星」についての解説です。

太陽は非常に重い天体なので、中心に向かって引っ張られる重力も地球の比ではありません。だから原子がつぶれてくっついて、水素がヘリウムになってしまったりします。その時にちょっと軽くなるので、その差がエネルギーとして放出されて燃えているように見えるのです。「見える」と言ったのは、厳密に言うと酸素を必要とする燃焼とは違うからで、アレはどでかい核融合炉です。アインシュタインが相対性理論で証明したように、質量はエネルギーに変換できるのです。実は太陽は1秒に430万トンずつ軽くなっています。

赤色巨星がなぜ膨張するのかなのですが、最初に謝っておきます。ごめんなさい。「端っこがつぶれるスピードに追い付かなくなる」はかなりイイカゲンな説明でした。

重さ別に恒星の末路を比較的簡単に説明したサイトがこちら。
https://www.neomag.jp/mailmagazines/topics/letter201803.html
膨張する理由も書かれているのですが、そこがちょっと難しいかもしれません。

頑張って簡単に説明してみます。
気体はそもそも熱すると急激に膨張します。太陽の中心部は1600万℃もあるので、本来はスゴイ勢いで膨張するはずなんですが、それが大きな重力で中心に引っ張られることで膨張力と釣り合っています。

で、水素原子4個が原子核融合を起こしてヘリウム原子1個になってしまうと、ヘリウム原子1個の重さは水素原子4個分ちょっとマイナスになりますが、大きさは水素1個より若干大きい程度で、ほとんど水素1個と変わりません。つまり原子核融合を起こし続けると中心部はどんどん潰れて小さくなっていってしまいます。

さてここで、中心に引っ張る力の重力なんですが、地球に重力圏があるように、太陽にも重力圏があります。重力の強さは中心からの距離の2乗に反比例し、中心から離れれば離れるほど弱くなくなります。
中心(コア)が小さくなっていくという事は、コアから外側への距離も離れていくという事で、コアが全部ヘリウムになるころには、コアの外側では距離が離れることにより、膨張しようとする力よりも重力が弱くなってしまって、膨張し始めてしまいます。

これでもまだかなり大雑把な説明であり、「その説明、大丈夫か?」という感じは否めませんが、だいたいこんな感じです。
まとめると、そもそも太陽は大きくなろうとする力が働いているのを、重力が押しとどめているのです。このバランスが大きく崩れるタイミングが水素を使い切ったとき。それが太陽の赤色巨星への始まりであり、地球に終焉の角笛が響く時です。

で、ぶわっと膨れた結果、地球も呑み込まれるくらい大きくなって、大きくなったことで、更に外側は重力が及ばなくなり、星雲状に広がります。真ん中のコア部分はもっと潰れて白色矮星(はくしょくわいせい)というちっちゃな天体になります。なるはずです。実際にその過程を観測できるわけではありませんので、あくまで計算上の予想ですが。

予想と言いましたが、白色矮星という天体自体は見付かっています。白鳥座にある白色矮星は、地球位の大きさに太陽ほどの重さの詰まった(中性子星よりは軽い)天体です。私たちの太陽は、赤色巨星になったあとああいう風になるはずです。

ちなみに、太陽を観測する望遠鏡は低性能で大丈夫。太陽は大きな天体なので、大した倍率でなくても十分観測できます。ただし、サンレンズという太陽を減光するレンズを接眼レンズに装着します。でないと目が焼けてしまうので。そうすると緑色の太陽に黒点がぽつぽつ黒く浮かんで見えるんですね。満月も同じく明るすぎるので、ムーンレンズというレンズを使います。すると、ピンク色の月にクレーターがグレーの影になって見えます。まあ、色はどうでもよくて、減光されていることが大事なんですけど、ちょっと幻想的。


ところで「宇宙を見たければ、夜空を見上げればいいんだよ」と小学生の頃の太郎さんに言ったお友達は、子供ながらになかなか詩的なことを言いますねぇ。そんなこと言われたら、宇宙を見に出かけたくなりますよね。
そう言えば管理人は、子供の頃何故空が青いのかを本で読んで以来、昼間は空に青いシーツがかぶさっているように感じていました。昼間は太陽光が空に乱反射しているせいで外が見えないわけで、どでかいシネマスクリーンに青空が投影されているのを見せられているだけですからね。「じゃあ、夜が本当の空なのか!」と思った時の驚きは今でも覚えています。


太陽ついでに…
9月のサブクエ【Bachelor's Breakfast 独身男の朝食】も面白かったです。
アリとイーライが友人だったというのも面白かったのですが、全体的に実験くんぽい内容で、ちょっと実践してみたくなるような内容ばかりした。

②の「虫眼鏡でベーコンを焼こう」は、やればできそうじゃね?と思ったら、実際に「太陽光でステーキを焼こう」をやっている人がいて、非常に面白かった!

https://www.youtube.com/watch?v=KHf8jzdZOFw
ただ焼くだけじゃなくて、クオリティーにこだわっているところがイイ!
ステーキに対するこだわりがアメリカン(笑)

2つの方法を試しています。
1.焦点をお肉が美味しく焼ける温度の93.3℃になるあたりに高さを調整して、お肉全体に焦点を当てて焼き上げる方法
2.フライパンの端っこに直接焦点を合わせて、フライパンがあったまった熱で焦点の当たってない部分に載せたステーキをジュジュッと焼き上げる方法
実際には、2だと思ったより局所的に熱くなりすぎて、油に火が点きそうなほどだったので、2も途中で1に切り替えています。

ジュー、かなりちゃんと焼けてます、おいしそう。ていうかお腹が空いてきます。ステーキ食べたい…。


④トースター・ナイフ
ありそうだと思ったら、本当にあった!
こちらはトーストのクオリティーより、そのための自作トースター・ナイフのクオリティーがすごい。実験くんというより、発明くん。コチラはイギリスから。全編とっても陽気。
工作機械が好きなら見てるだけでも楽しい。

Ooo Toast! (You tube) ウゥー、トースト!
https://www.youtube.com/watch?v=kcjGRXTpHGI
ちょっと発音に特徴があります。
today トゥダーイ/ I can アイ・カン/ cable カィブル/ blade ブラィド…RP(BBCニュースのイギリス英語)じゃない巷のイギリス英語ではよく聞くタイプのアクセントです。


Making Toaster Knife トースター・ナイフ・メイキング映像
https://www.youtube.com/watch?v=OZpBMfA9lZs
こういうシュールな発明品を大真面目にすごいクオリティーで色々作っていて、友達にいたらさぞかし楽しいだろうなぁ。

https://www.youtube.com/watch?v=bFP3U2Hvkg4
完全エコ乾燥機。風力と太陽光パネルで動きます。
ちょいちょい登場する各種工作機械が死ぬほどカッコいい!
試行錯誤の末、ちゃんと乾きました。お日様ならぬエコの匂いがするそうです(笑)

この人ので特にすごいのがこちらのシリーズ!
リアルに秘密トンネルを「掘って」います。
完成度が半端ない。なんでも作れるんだな、このあんちゃん。

https://www.youtube.com/watch?v=0dYMRj9whp4
Part 2: まだ掘り始めなので、掘るための器具をあれこれ自作。

https://www.youtube.com/watch?v=-IjKRK-ORSs
Part 6: きっちり計算しておうちまで、搬出用トロッコまで自作!

https://www.youtube.com/watch?v=diAxiWkwlC0
Part 8: 遂に完成! Soooo coooool!
こんな秘密基地欲しい…。

3Dプリンターとかも出てきます。本職はなんなんだろう?

すみません、完全に趣味の世界でした…。
アリとイーライはどちらも面白いので、また出て来て欲しいですねぇ。


サブクエで他に印象に残ったのは
【Healing Flame 癒しの炎】
久しぶりに[Abbot Paku パク司祭長]が出てきました。
別に面白い事を言う訳でもないんだけど、なんか好きなんだよなぁこの人。

そしてハロウィーンの話には辿り着かず…、もー、無駄話が長いから、ほら。

いいわけと最近の英語傾向について2022

一息ついたところで味をしめて、フォーラムに無駄話を投下しております。

最初に巻戻り舞い戻りしくじり太郎さんにお返事

変な試練を与えてしまってすみません(笑)。管理人、全然気づいておりませんでした。

ルモントワールの詳しいお話は「知らなくてもいい話」に分類されるものだと思いますが、いちおう掲載しておきます。
ルモントワールとコンスタントフォース概論(前編)
https://www.webchronos.net/features/37640/
ルモントワールとコンスタントフォース概論(後編)
https://www.webchronos.net/features/37902/

どちらかというと後編が詳しいルモントワールの仕組みで
前編はルモントワールの歴史を追いながら時計全体の歴史をおおまかに追っているような感じです。

いずれも時計職人が読むことを前提とするような内容なので、非常にマニアックで難しい上に結構なボリュームがあるのですが、歯車だけでここまでできるというすごさは伝わるかもしれません。

前編をちゃんと読むと、歯車の時計が普及するまでは水時計が正確な時計の役割を担っていたというのが出てきます。
余り知られていないことですが、時計の歴史は大まかに言って

水時計→歯車時計→クォーツ時計

と進んで来たんですね。


さて、いいわけはこの辺にしておいて、ちょっと気になっていることを…。


最近のシナリオ傾向についてなのですが、このところ急に英語レベルが上がりました。
具体的に言うと口語表現が増えて、自然な英語になりました。
その結果、このサイトの訳は意訳がかなり多くなっています。でも表現に幅が出て会話が面白くなってるんじゃないでしょうか?管理人は翻訳してても楽しいです。

ただ気になるのは、日本語版がそれに伴ってちょっと微妙な感じになっているっぽいような?
某掲示板の感想を見ていて感じただけなのですが、おそらくは口語表現が増えたため、直訳で対応しきれなくなったのだと思いますがどうでしょうね?

前に比べると、若干英文にも揺れがあるような気がします。
方言とかまで入れると、確実に間違いなのかは断定できないのですが、「間違いに見える」英語がちょっと増えました。それでも一つの本編につき数カ所位なので少ないのではないでしょうか?

管理人はアメリカ英語とイギリス英語の違いくらいは分かりますが、スコッツ英語とかカナダ英語とかは詳しくありません。オーストラリア英語は発音に特徴があるので、聞けば分かりますが、文章では見分けがつかないかも。なので、世界の何処かではこういう言い方もするんだとしたらという疑問が残るのですが、微妙なモノは「一般的ではない」としています。


ここでちょっと英語について…
日本では英語の方言などについてはあまり触れられておらず、一緒くたにネイティブと称されている気がしますが、日本語ネイティブでも大阪弁もあれば九州弁もあるわけで、英語にも色んな英語があります。

それでもおおまかに言って、アメリカはあの国土の大きさから考えると方言があまりない英語です。アメリカ英語は子音の発音がイギリス英語に比べると弱く、tの発音がrに変わりやすいのが特徴です。

Yes, it is. は
イギリス英語なら:イエス、イティーズ
アメリカ英語だと:イエス、イリーズ
に聞こえます。

子音がはっきり聞こえるぶん、日本人にはイギリスのBBCの方が、アメリカのABCより聞きやすいのではないかと。
でも日本で教えてるのはアメリカ英語なんだよなぁ。だから結構一般的な英語でもえ?と思うのがあるかもしれません。

Vase 花瓶 
イギリス:ヴァーズ ←ちょっとびっくりかも
アメリカ:ヴェイス

Schedule スケジュール
イギリス:シェジュール ←かなりびっくりかも
アメリカ:スケジュール

Herb ハーブ
イギリス:ハーブ ←これはイギリスの方が日本と一緒
アメリカ:ァーブ

実はアメリカに比べて国土はずっと小さいにも関わらず、イギリスの方がずっと各地方の方言がキツイです。
その辺は日本とよく似ています。島国だからでしょうか?良くも悪くも歴史が長いからかもしれません。


イギリスには方言がいっぱいあるので日本語のように標準語みたいなのがあります。学校で教える英語もBBCで話しているのもそういう英語で、Received Pronunciation (RP) と呼ばれています。RPはクィーンズイングリッシュとだいたい同じです。辞書に載っているイギリス英語もRPです。
まあ日本の辞書に載っているのが標準語オンリーなのと一緒ですね。

じゃあイギリス人がみんなRP或いはクイーンズイングリッシュを喋ってるのかというと、違います。RPを喋る人とは3%くらいしかおらず、つまりはみんなテレビとは違う英語をしゃべっているのです。
日本の学校でもNHKでも標準語を採用しているのと同じです。まあ日本でも実際にきれいな標準語をしゃべっている人は少ない気がするので、同じっちゃ同じですが、それでも日本の方が標準語使用率は高いのではないでしょうか?

さて、イギリスに行くとRPと巷のイギリス英語はかなり発音が違うので、最初は面食らうかもしれません。コックニーの発音に近いと言えば分かりやすいかも。Todayはトダーイであり、ABCはアイビーシーです。オーストラリア英語も近い発音です。
コックニーは労働者の英語と言われますが、フツーにその辺で使われています。最近はあまり気にする人が少なくなって、余計にRPの存在感が落ちているみたいです。
日本語もきちんとした標準語占率はだんだん落ちて来ている気がしますので、同じかもしれません。


なんでこんな話をいきなり始めたのかと言えば…

《Secrets of the Flamesite 火災屋敷の謎》でハーパーが

The ancient wild fire "must have went" out before we lost our home.
(古から伝わる天の火はうちの家族が家を追われる前に消えちゃってたはずだもの。)

と言ってたからなんですね。
フツーの英語なら must have went は間違いで must have gone です。
たぶん頭の悪い英語に見える間違いです。

でもこれ、困ったことにスコットランド方言では言うんですよ…。
しかも「McGill マッギル」はスコッツ・アイルランド系の姓です。

ここだけ方言?というのも変なんですが、でもそのセンも捨てきれないし…

これを間違いだと言って切って捨てるのもどうなのかなぁと思ってしまったら、もしかして「間違いに見える」あれやこれやも世界のどこかでは言うのかも?という疑問が湧いてしまったのです。

それでも、このサイトを見る人たちには標準的な英語は何なのかを示しておくべきかもという管理人の勝手なおせっかいにより、備考欄には「一般的な(と勝手に管理人が思う)」英語を載せています。

それでも、間違い(に見える)も含めて原典というのは大事というのが管理人のスタンスなので、原典はそのままでいいと思います。

管理人はこういうバリエーションに富んだ英語も楽しくていいのですが、日本語版は大変そうですね。
某掲示板と太郎さんがリークしてくれる情報を見ているだけなので、完全に「対岸の火事」状態でコメントしづらい部分はありますが、ゲーム翻訳は簡単には訂正できないことを鑑みると、大変そうだなぁと思う次第です。

まあ、パロディ版だと思えばどんな訳も楽しめますよね?←暴論
どシリアスな内容で意図せずコントになってしまうとちょっと原作者が可哀そうな気もしますが、それがこのゲームの醍醐味なのかもしれず。

ともかく話を戻すと、原典シナリオがこのところ急激に英語レベルを自然な会話に引き上げて来ているので、意訳をバリバリに入れないと意味が通じなくなっています。日本語版の迷走もその辺が根本原因じゃないですかね?
英語レベルが上がった時期と日本語版に対する不満が上がり始めた時期が大体一緒だし。

原点回帰でシナリオに力を入れることにしたんじゃないか?というのが管理人の予想です。
一時かなり減らしていた嫌味だとか悪態だとかも増えています。
多少はキタナイ表現がないと不自然な会話になるので、シナリオ重視な管理人にとってはいい傾向です。
良い子が真似をしない英語を目指してたのかもしれないですが、そもそも子供の出て来ないゲームを子供はやらないと思うんですよ。
このゲーム登場人物が大人ばっかりだから、絶対画面の向こうも大人ばっかりだと思う。



ところで、最近の日本語版の訂正内容という太郎さんからの投稿を見て、不思議だったのは「狩女」です。「かりおんな」なのか?
変な所を訂正に来たなぁ…。
頑なにカタカナにしないのはなんなんだろう?
日本語は男女をあまり区別しないから別に「ハンター」でもいい気がするんだが。
どうしても女性を入れたいなら「女性ハンター」とかでもいいような…。
一周回って強いこだわりを感じる…。
ハントレスの絵とセットで見慣れたらレトロ感があってカッコいいかも?

管理人にはそんな趣味満載な感じの名前を付けるほどの勇気はありませんが、そういう思い切りって大事なのかもしれないと、変な所で感心してしまいました。

管理人にそういう勇気があれば逃亡焔玉にも「逃亡ほむちゃん」の名称を付けたかった!
マップに出る小さいモンスターたちは可愛いらしいのが多いので、つい愛称を付けたくなります。
ツッコミは気にしないという思い切りも時には大事ですよね。←誰に対するフォローなんだ?


ちょっとだけ中の人を擁護すると、ハロウィーンでもないのにずっと「ハロウィーン気分を楽しんでね」と言われたのは元の文章が
「Enjoy the festive atmosphere in the City」
「シティで"フェスティバルな"雰囲気を楽しんでね」
だったからなんですね。
で、それの一発目がハロウィーンだったもんだから、まさか使い回しの文章だと思わずうっかり「ハロウィーン気分」にしてしまったらさあ大変。シティはいっつも "festive" 気分なのでずーっとそれが採用されるという可哀そうな結果に…。

いやあゲームの翻訳って大変だよね←完全に対岸の火事

おおう、ここまで来ても赤色巨星に行かず…。←だから無駄話が長いんだって!

おもに《Gargoyle Treasures ガーゴイル族の宝物(ほうもつ)》についてアレコレ

皆さん元気にシティを巡っておられますでしょうか?

このところシティはあちこちに改変が入り、こちらのサイトもそれに合わせてあちこち変更していたら更新が遅くなりがちだった管理人です。

取り敢えずハロウィーンの翻訳も終わり、このサイトもようやく一息つけそうです。

アッパーにモンスターが移住したところから始まり、コレクションボックスが変更されたり、ミニイベントが様変わりしてみたり、宝箱が改変されたり…。追い付かないよ!

分類方法に悩むような追加が続いたので、随分時間がかかってしまいました。

何に悩んだのか具体的に言うと、《Gargoyle Treasures ガーゴイル族の宝物(ほうもつ)》のコレクション。
一部はロケに所属しているアイテムがあるのに、全部[Mysticism (Anomaly + Monster)]に分類されていました。
ええー、どうしよう…。
と思ったらなんと以前はCityに分類されていた(と思う)《The Pack Leader 群れを率いる者 》まで、こっそりMysticismに移動していました。
このサイトのコレクションリストでも[Anomaly + Monster]の項目に移し替えてあります。

まあ確かに話としてはモンスターだし、どっちかって言うとモンスターが持ってるコレクションの方が多いし、いいんですけど、色んなモンスターにまたがっているのでどうしたものかと悩んだ末、同種のモンスターの欄を一段増やして落ち着きました。

モンスターの一番上の分類にリンクがあるので、その先にまとめてあります。
・Pack of Werewolves 狼男の群れ
・Gargoyles ガーゴイル族
・UC Monsters アッパー・モンスターズ
元は別々に作ったページなので、見た目が統一されていないのはご愛敬。

この流れで行くとその内、「Underworld Creatures 冥界の生き物たち (ミイラ+幽霊)]のお話が追加されたりするんでしょうか?

ガーゴイルのお話は、本編とは全然関係ないものの、今頃追加された割に初期の頃の雰囲気のあるお話でした。
珍しくカードシャープがお宝ゲットに成功するお話で、なかなか面白い。

お話の備考欄にも書きましたが、せっかくなのでカードシャープという呼称について補足しておきます。

日本語版では詐欺師扱いのカードシャープですが、この呼称はギャンブラーとマジシャン(手品師)の上位互換に近く、ギャンブル以外にもカジノで手品や話術を駆使して人を楽しませるエンターテイナーという意味合いも含まれています。トリックもハッタリもお手の物なので、カードゲームなんかでは負けなしになるワケですね。主に19世紀頃に活躍した人たちなので、かなり古風な響きがあります。

アメリカ英語では[Card Shark カードシャーク]とも言うので、一部の古い初期サブクエでは、セリフ内でカードシャークと呼ばれていたこともありました。
管理人的にはCardsharpの方が古風で好きですが。

そういう訳で、シティのカードシャープは時々当たり前のように手品のトリックを使っています。これを知らないと、ちょっと唐突に感じるかもしれません。


《Gargoyle Treasures ガーゴイル族の宝物(ほうもつ)》について用語補足
今更な上に、備考欄にも入れてあるので大丈夫かなと思うんですが、混乱しやすい用語が結構出て来たのでここにまとめてご紹介。

このお話、宝探しの重要なキーとして、鍵を作る場面が出てきます。
ここで問題なのが、金属の塊から何かを成形する方法です。
おおまかにいって二つの方法があるんですね。

①forge 鍛(きた)える/鍛造(たんぞう)する:
金属の棒などを炉に直接突っ込んで、柔らかくなったところを固形の内にトンテンカンテンハンマーで叩いて成形する。日本刀を鍛える時などに使う方法で、めっちゃ固い鉄とかが作れる。しなやかで強く、欠けたり折れたりしにくいが手間がかかる。
電子顕微鏡で鍛造品を見ると金属原子がきれいに並んでいるのが分かる。途中に原子配列が切れている箇所がないために折れたりしにくい。叩くことで金属が密になり、強度が上がるのである。金属をドロドロに溶かし切ったりはしないので、坩堝(るつぼ)や鋳型(いがた)は使わない。炉とハンマーと水桶(途中水につけて冷やす作業がある)が必要。

余談だが日本刀は通常の鍛造品の更に上を行く「キング・オブ・鍛造」とも言える品で、丸い鉄原子が並ぶ隙間をちょうどスポッと埋めるように炭素分子がハマっている(補鉄という)。なので普通の鍛造品よりも更に固い。どうやったら鉄原子の隙間に炭素原子をきれいに埋め込むなんてことが出来るのか、不思議でしょうがないシロモノである。←資料がなくて電子顕微鏡の写真をお見せ出来ないのが残念
普通は硬度が上がると脆くなる(衝撃に弱く、割れやすくなる)のだが、日本刀は鉄のしなやかさを持ったまま、刃の部分の硬度はダイヤモンド級という驚異の刀。
残念ながら最高級の日本刀の完全な製法は失われてしまっており、現代の技術をもってしても、今なお村正が最高の日本刀であることに変わりはない。現在の刀鍛冶の人間国宝は、懸命に村正を再現しようと奮闘しておられるのである。近代科学が必ずしも匠の技に勝てるわけではないという実例である。
…すみません。日本刀も浪漫なんですよ。管理人的に。語り始めると長いからこの辺で…。

②cast 鋳物(いもの)を作る/鋳造(ちゅぞう)する:
ドロドロの液状に溶かした金属を鋳型(いがた)の中に流し込んで成形する。金属を溶かす坩堝(るつぼ)と溶けた金属を流し入れる鋳型(いがた)が必要。ハンマーとか水桶は要らない。
強度は鍛えた鉄に劣るものの、複雑な形でも作れる。鉄瓶(てつびん/鉄製の和製ケトル)とかは鋳物。日本だと南部鉄器などが有名。お金のコインも鋳造。量産に適した方法とも言える。
電子顕微鏡で見ると、①の鍛造品ほどきっちり原子が並んでいるわけではないので、脆さがある。端的に言うと、割れる。


《ガーゴイル族の宝物》ではこの二つが一緒くたになったような説明が続いていたんですね。
なので、普通の成形方法となんか違う感じになっていました。
ただ、なにせシティなので、魔法の力が働いて、②の方法で鋳造したものを①の鍛造品ようにトンテンカンテンハンマーでたたくと、目玉が浮き上がるとかなのかもしれません。

注意なのは、ふつうは②の鋳造品をハンマーでたたいたりはしないということ。鋳造品は衝撃にさほど強くないので、うっかりすると割れてしまいます。なので、お家にある南部鉄器をハンマーでたたいたりしてはいけません。


さて、ストーリー中でさほど細かく出て来なかったのですが、日本語では多分よく耳にする、目にするものの、正確な違いは気にしてこなかったであろう用語について。

「鉱石 Ore オー」と「金属 Metal メタル」
さらに
「製錬 smelting スメルティング」「精錬 fining ファイニング」

「鉱石」というのはしょっちゅう聞くと思います。鉱山から掘り出してきた、金属原子の含まれる石のことです。例えば「鉄鉱石」とか「金鉱石」とか「ボーキサイト(アルミニウム鉱石)」とか。

金だけは化合物になりにくいので、そのまんま金が石に混ざってキラキラしていたりしますが、ふつうの金属の場合は、石に金属の純鉄やアルミニウムがそのまま混ざっているわけではありません。

どうなっているのかと言うと、[酸化鉄 FeO₂]や[酸化アルミニウム Al₂O₃]という化合物になっちゃってるんですね。この状態から酸素を取り除かないと金属にならないのですが、これが結構大変なのです。

カンタンにいうと錆びた鉄を元に戻すような作業(還元という)が必要になります。
これを「製錬 smelting」と言います。

製錬して初めて「金属 Metal」と言えるシロモノになります。それまではタダの石です。金属の性質はカケラもありません。錆びた釘は簡単にポキッと折れたりするでしょ?あれです。磁石にもくっつきません。

「製錬」で取り敢えず金属と呼べる状態にした後で、「精錬 fining」という作業で金属の純度を上げて初めて加工が可能になります。

「鉱石 Ore」を掘って mining (マイニング)
    ↓
「金属 Metal」に製錬して smelting (スメルティング)
    ↓
「純金属 Pure metal」に精錬して fining (ファイニング)
    ↓
「製品 Products」に加工する processing (プロセッシング)

身の回りの金属製品はそうした段階を踏んで作られています。

管理人は常々思うのですが、鉄鉱石から鉄を製錬できることに気付いた人はすごいと思うんですよ。
あんな石ころを見てどうしてそれから金属が取れると気付いたんだろうと。
最初は青銅とかみたいな取り出しやすい金属から始まったとしてもですよ。

あ、世間的にどうでもいい話ですね、すみません。

この話に果たして需要があるのかはかなり疑問なのですが、シティではしょっちゅう鉱石が出て来るので…。←言い訳

ちなみに、日本語ではどっちも「鉱石」になってしまう「Ore オー」と「Mineral ミネラル」の違いは、純度だけです。鉄がたくさん含まれていると[Iron Ore 鉄鉱石]。
Iron OreもMineralの一種ですが、Mineralは純度の低い鉱石だろうが、クリスタルみたいな金属をほとんど含まないものだろうが結晶構造を持つ石ならなんでもそう呼ぶので、Mineralだけだと金属が取れるのかどうかは分からないです。

管理人の感想としては…
ストーリーはサブクエを長くしたような感じでしたが、とにかく会話が軽妙で面白かった!
微妙に会話をはぐらかすカードシャープ。
正義漢一直線のハントレス。
特徴が出ていましたね。

やり取りで面白かったのが

Huntress "Yes, the note! That's what worries me the most! What if it's a trap? What if someone is following us?"
ハントレス「そう、その記述だ!それこそが私の一番の懸念なんだよ!罠だったらどうする?我々をつけているヤツがいたら?」

Cardsharp "Well, I'm sure the dungeon will be full of traps! That's why you're here!"
カードシャープ 「フン、お目当ての地下迷宮の一角はどうせ罠が満載に決まってる!だからこそあんたにここにいてもらってるんだからな!」

という会話。

ハントレスは「この地図そのものが罠」つまり「騙されているのではないのか」と言っているのに、
カードシャープはダンジョンは「物理的な罠」が満載だと言っている。
微妙に会話が食い違っているのですが、おそらくカードシャープは分かっていて話を逸らそうとしているのでしょう。
こういう会話は微妙だからこそ面白い。

アメリカ英語に統一はされたものの、会話の雰囲気や表現は初期の頃に戻りつつある気がします。



うーん、長い。
一つのコメント欄にあれこれ詰め込むと分かりにくいので、分割しよう、そうしよう。
管理人ばかり書き込んでいて、伝言板の使い方を激しく間違っている感も否めないけど、そこは気付かないフリをしよう(笑)

次は赤色巨星の話をしてもいいかな?

痛恨の極みにございます・・・。

改行しくじり太郎です。


先ずは自分の1つ前の書き込みで改行をしくじりまして申し訳ありません。うっかり読んじゃった方がいらっしゃいましたらごめんなさい。とても読みずらくてわかりにくいモノを投下してしまいました。改めて自分で読んでも酔いそうです。 調子に乗って余計な事を致しました。

それと時計の仕組みと元素について追加の解説とご回答をありがとうございます。しかしながらそのお返事の為にイベの参加が遅れたのかと思うと申し訳ない気持ちです。世界中のお友達をもお待たせしてしまいました。管理人様がご親切にして下さるのをいい事にあれこれお尋ねし過ぎでした。反省致します。「少しは自分でお調べなさい」と管理人様も呆れておられるかもしれません。本当にごめんなさい。


ルモントワールと竜頭については説明が難しく紛らわしいだものだとの事でしたが、にもかかわらず詳しい追加の解説ありがとうございます。挿し絵は「竜頭」なのにセリフの内容が竜頭でなかったらそりゃ混乱しますよね。でも「時計の中身の難しい話するけど突っ込んじゃダメ。複雑な機械の話しだよって事がわかればいいよ。雰囲気を楽しんでくれればいいから」だったかもしれないのに食らいつき過ぎました。

もしかするとセリフと挿し絵については意図的にそうしたのかもとも思えてきました。どのみち詳しい説明が難しいなら色々な解釈が出来て複雑感も出るようにどっちも織り込んでしまえ戦法にしたという事はないでしょうか。ルモントワールの説明したいけど挿し絵は竜頭の方が描きやすそうじゃーん、とか!(笑)

いずれにしましてもお蔭様で時計の知識が爆上がりました。ほぼ分かっていない太郎のレベルに合わせてこんなにも詳しく解説下さってありがとうございました。

ところで・・管理人様が『更にもっとマニアックな「腕時計のルモントワール機構」の解説』として貼って下さったリンクがこのフォーラムのURLでして、もしかして自分は何かしらの試練を与えられたのかと思いましたが(笑) 嗚呼、でもどうかお気になさらずに。ルモントワールの話は難しいんだという事は十分理解出来ましたのでそぉっとご報告です。



英語について・・・

これまで自分が不加算名詞だと思っていたFish, Sheep, Deerって加算名詞だったんですね。「基本複数(群れ)で存在するから、そういうのは不加算名詞って言う」と教わったと記憶していたんです。そうは言っても1匹でいる事だってあるじゃんってちょっとだけ疑問だったんですが、そもそもそういう話でもなかったんですね。単複同型なんてモノがあるなんて! 例えば魚屋さんなどで、色んな魚が並んでいたら「Fishes」なんですね。だぁーー勉強になります。

[The Tomb of the Knight 騎士の墓碑]は日本語版では「騎士の墓」です。Tombが古墳レベルのお墓だと伺ってなるほどと思いました。日本語では本当のお墓ではないけれど「○○の墓場」という表現をしますが、これもそういった類のモノだと思っていたんです。騎士が使用していた或いは騎士を連想させるモノが雑多に置かれている墓場みたいな場所だと。由緒正しき霊廟で、差し詰め探索物は副葬品の類といったところでしょうか。巻き戻り先ではダンジョンに格納されてはいますが、現役ロケ地ですので参考になります。

Drink Bowlに出典がちゃんとあったんですね。流石分解君改め検索君! 知りたい情報が誰でも気軽に調べられる現代ですが、検索にもセンスが必要だと常々思っております。ちょっとした事で引っかかったりかからなかったりするものです。中々こちら様の表玄関を見つけられなかった自分の様に(笑) それはさておき、自分も柄杓がチラリとよぎりましたが、挿し絵とそんなにマッチしないし・・じゃあピッチャー?それもイマイチ・・それなら面白い方でおたまです。やはりおたま以上に面白くてインパクトがあるものはないでしょう。おたま正解でした。

シティの登場人物の名前ですが、日本語訳の方はやはりと言うべきかあまり統一のルールはないようですね。覚えやすいとか聞き馴染みが良さそうとか考えて下さっている・・と信じたい(願) それとこれはあくまでも自分の感覚なのですが、○○リーヌとか○○リーンなどは女性の名前だなというイメージがあります。アデラインが至極女性っぽい名前だとお聞きして自分もちょっと驚きでした。

イェンコって姓の方なんですね。馴染みがない名前なので、もう言われるまま訳されるまま(笑)で何の疑問も持ちませんでした。ヤンコウと言われれば、そうかそう読むんだなと脳内変換しています。

ヴェラは[U-No.12:Movie Captivity 映画の囚われ人]のサブクエ、コレクション⑩[House of Cinema シネマの館]でオーガスティンから「ベラ」呼ばわりされていて「え、誰?妖怪人間?」などとうっかり思ってしまいました。 訳した担当さんが違うのかもしれませんが、チェックしないのかと思わずにはいられません。

ヴェラだけファミリーネームがないのはやはりお気付きだったんですね。何かの伏線でしかないと思えるのですが、問題はどう来るのかいつ来るのかでしょう。バリー博士とか嫌な感じで絡んでたら面白そう・・。


前回のイベからカード詐欺師がトランプ詐欺師、女性狩猟家が狩女(!)に変わったり、刑事コンテストの終了時のセリフの謎変更など、日本語版が迷走中です。狩女なんてどう読むのが正解なのか皆目見当がつきません。かつてミニイベント終了時に「ハロウィン気分をお楽しみ下さい」と1年以上ずーーっと言われ続けた日本語版プレーヤーはまたか・・くらいにしか思ってはいないと思いますが、ブラック長官のですます調だけは・・それだけは容認しかねます。ちなみに刑事コンの件のセリフは・・

刑事

"楽しかったね!刑事コンテストがあんなに盛り上がるなんて、思わなかった。参加してくれてありがとう。"

アデライン=スヴェンソン

"結果をチェックして報酬を受け取るのを忘れるなよ。そしてノンビリしながら連絡が来るのを待つんだ。すぐに捜査すべき事件を見つけてやるからな!"


最早コントです(笑) 当初の刑事のセリフは "楽しかったな!刑事コンテストがあんなに盛り上がるなんて思わなかったよ。参加してくれてありがとうな。(スクショしてなかったので当方の記憶)" という至って普通の刑事風だったんです。アデラインは当初から男前でした(笑) どうしてこうなったと思わずにはいられなせんが、それだけ日本語は難しいという事でしょう。多分しばらくはこのままです。

ついでに前回イベの3章①[Wild Fire 天から齎された火]のコレを受け取った後の会話では・・


ブラック局長

"本当に確かですか?古い丸太がどうやって我々に手を貸すのですか?この炉床は昔のことをくどくど述べ立てる気のふれた老人のようですね。"

ハーパー・マギル

"ブラック局長!ごめんなさい。局長は本心を言ったわけではないの。あなたのことはとても尊敬しています。この丸太の重要性も理解しています。"

"ブラック局長!すべてを台無しにするところでしたよ!この丸太を見せられたなら、これが重要だということです。その理由を調べましょう!"


今回のブラック長官は終始こんな調子でした。某掲示板にも書き込みがありましたが、イベが始まった瞬間に「あー今回はこれで来るのかぁ~」と軽い絶望を感じました。管理人様の訳で「貴様」呼ばわりしているのを見てホッとしたりして(笑) やっぱ長官はこうでないといけません。100歩譲って一般市民への聞き込みにですます調はアリだとしても、それはそれで嫌味っぽかったり威圧感が出たりしますが、自分(プレーヤー)や部下、容疑者には高圧的でないとむず痒くなります。
それと前回イベは誰に向けて言っているのかわかり難い箇所がいくつかあり、管理人様の翻訳でも訳を足したとありました。[U-No.5 Broken Clock Case 止まった時計の事件簿]とはまた違ったわかり難さを感じました。


ハーパー=マッギルはハーパー・マギル、前回報告が漏れましたがSecurity Service 公安局は保安局です。イーライ=モンタギューはイーライ・モンタギューで同じでした。Hearth 火床は 炉床、Runaway Light 逃亡焔玉(ほむらだま)は 逃げる光 です。流石に直訳過ぎるので、自分はほむちゃんと密かに呼んでいました。

公安とか保安と聞くと確かに庁ではなく局がしっくりきますね。何故でしょう・・刑事モノの映画やドラマの影響かもしれません。警察関係の用語を見聞きするのはニュースか刑事ドラマが多いように思います。知らず知らずの内に刷り込みがなされている可能性は多大にありそうです。

穴掘り屋さん達への交換アイテムのFlareですが、夜間に路上で事故など起きた時に焚くアレは「発炎筒」だと思います。「発煙筒」の方は道路で焚くと視界不良になってしまうので使ったらダメなはずです。山間部とか海上などで使うモノのようです。のろし的な感じでしょうか。自分にはどちらかと言うと「エアゾルスプレーにふざけて引火させたヤツ」に見えます。


ちょっと驚いたのがScavenger スカベンジャーの意味です。今まで言葉の響きからレンジャー的なポジティブイメージで捉えていましたが、ネガティブな意味合いなんですね。Diggers 穴掘り屋さんの意味についても驚きましたが、「ハイエナ」とはこれまた恐ろしい。恐ろしいけれどもレンジャーとハイエナでは180度イメージが違いますので正しい認識が出来て良かったです。


Pneumatic Mail ニューマティック・メールが気送郵便だというのは是非ともお伝えせねばと思っておりました。苦労は感じますが言い得て妙と言いますか、雰囲気は伝わる訳かなと思っています。空《気》圧で《送》る《郵便》で気送郵便としたのかと想像します。気合で送るだったらどうしよう(笑)

本物の方はやっぱり詰まる事があるんですね。ちゃんとカーブも曲がるとか素晴らしい。自分はPneumatic Mail ニューマティック・メールを知らないはずだけれど何故か既視感があるなぁと考えていてふと思い出しました。スタバです。スターバックス リザーブ ロースタリー 東京というお店が何年か前に中目黒にオープンしましたが、その店内に似たようなチューブが張り巡らされていて、コーヒー豆が中を移動します。流石にプシューガッコンではなくゆっくり進んでいく様ですが、チューブの雰囲気はシティのものと近しいと思います。あ、行った事はありません。出来た時に結構話題になったのでニュースやネットで見ただけです(笑)


霧の特性ですが、電子を帯びていて電磁波或いは放射能と思しきものを出しているというのは自分も同意です。何かのサブクエで霧から水を作るという記述があって驚いた覚えがあります。その水まさか飲料用じゃないよね?と。用途については明確な記載はありませんでしたがアッパーでは水は貴重だからという記載はあったと思うのです。電源にも水源にもなる霧、凄いです。放射性の物質だったとしてもラドン温泉みたいに人体に有益なものもあるので、一概に危険物とは限らないかもしれません。

原子力発電が火力や水力と発電方法は一緒と以前に伺った時にはえええーとなりました。しかも臨界状態にしてお湯沸かしているだけだったなんて!ただの湯沸かし器!そしてそこで出たゴミは地中に埋めるしか手立てがない現状・・・自分ちのお隣に埋めさせてと言われたらうんとは容易には言えません。

半減期とは、元素の塊のその半分が別の放射性元素に変わる時間で、塊でなく1個とかだったら半減期は無いも同然、理論上の話だよって事なんですね。


黒点観測とはまた凄い。望遠鏡には詳しくありませんが、黒点が観測できる望遠鏡って相当高性能なのではないでしょうか。普通は太陽を覗いてはいけませんって言われますよね。自分はもっぱら月を眺めるのが好きでした。もちろん肉眼で(笑)

小学生の頃、クラスメイトに「宇宙を見た事がある?」と聞かれ「ないよ」と答えると「夜になったら空を見上げればいいんだよ」と言われ「!!!」となった事を今でも時折思い出します。よく夜中にこっそり家を抜け出し、夜空を見上げながらフラフラ1人で歩き回っていましたが今思い返すと色々とヤベーやつです(笑) 当然お友達は少な目でした。

太陽の核融合について、どんどん核融合が進んでいくとそれに伴って膨張していっていずれ地球も飲み込まれると自分はどこかで読んだのですが、太陽自体は小さくなるんですね。「端っこがつぶれるスピードに追い付かなくなる」とはどのような状態なのでしょうか。


あ、また質問してしまった。お詫びに来たのに長いわ追加質問してるわで反省の色なし太郎です。



①大時計イベント補足 ②登場人物の名前 ③アッパーモンスターズおよびその他の名称 ④霧の特性 ⑤元素補足 ⑥おまけ

ワカメ大好き知りたがり太郎さんへ

楽しくお返事を読ませて頂きました。

もう新しいイベントが始まっているらしいですが、まだ開いていない管理人です。
知りたがり太郎さんの質問が興味深かったので、取り敢えず調子に乗ってご回答を。

《前回の大時計イベントについて》
やっぱり内容的にマニアックだったみたいですね。このお話が難しくなってしまった背景には、専門用語を避けた結果、余計に何の事を言っているのかが曖昧になってしまったのがある気がします。

具体的に言うと、
[Trigger Mechanism トリガー・メカニズム]
多分[Escapement エスケープメント/脱進機]のことを言っているのですが、管理人も挿絵がなかったら確証が持てなかったくらいでした。これ、普通はEscapementと言います。しかも挿絵は明らかに腕時計のEscapementです。塔の時計のEscapementはWikipediaにあったような形をしていて、挿絵とはちょっと違います。
(念のためもう一度Wikipedia)
https://en.wikipedia.org/wiki/Escapement

あと、精密時計の部品には同じ名前が付いている部品がいくつかあるというのも分かりにくさを助長しています。

代表が
[Spring スプリング/バネあるいはゼンマイ]
[Remontoir レモントワー/ルモントワール或いは竜頭(りゅうず)]

Springには
①[Main Spring メイン・スプリング/主ゼンマイ]と
②[Hair Spring ヘア・スプリング/髭(ひげ)ゼンマイ]
の二種類があります。
①主ゼンマイはネジ巻きのゼンマイで、動力になるやつ。
②髭ゼンマイはエスケープメントのテンプに付属するゼンマイでエスケープメントが動くたんびにしゅるんしゅるんと収縮するリズムを取るためのゼンマイ。

全く用途が違いますがどちらも[Spring ゼンマイ]であり、ストーリー中(4章①)ではそれが一緒くたに説明されている感じがします。
分かってて一緒くたにしているのか、そもそも中の人が混同しているのかは分かりませんが、管理人は分かった上で説明を端折(はしょ)ったのではないかと思っています。

そして
[Remontoir レモントワー]

[Remontoir レモントワー]は、主に二つあって
①ルモントワール:[Escapement エスケープメント]の働きをさらに精確にするために使われる機構で、超高級腕時計や超精密時計、或いはメイン・クロックなどに使われる。
②竜頭(りゅうず):懐中時計や腕時計のネジを巻くための突起。

Remontoirは、フランス語で巻き上げるという意味から来ているので、どちらも意味的には「巻き上げ機」で合っているのですが、用途が全く違うのです。

訳には挿絵から②の竜頭を採用しましたが、管理人、最初セリフを読んでいて①ルモントワールの事かと思いました。ただあまりにもマニアックなんですよね…。とても一コマのセリフで説明できるような内容でもない。そして挿絵は絶対に①のルモントワールではない(汗)

①ルモントワール:英語のRemontoirのWikipediaの最後には塔の時計に使われる①ルモントワールの写真が載っています。
https://en.wikipedia.org/wiki/Remontoire
ついでに言っておくと、腕時計のルモントワールと大きな塔の時計のルモントワールは形状も用途も違います。腕時計のルモントワールは主にゼンマイがだんだん遅くなる問題点を克服するためのもの。大きな塔の時計のルモントワールは天気によって(たとえば針に雪が積もって)針の動きがおかしくなって、それが歯車機構に伝わるのを防いだり、錘が下がる時の動力の動きを平均化するもの。

②竜頭:ストーリー中(4章④)の挿絵は[Crown 竜頭の突起]と[Winding stem 巻き真]を合わせたもの。正直、分解君でもなければ、絵を見てピンとくるものでもない。
竜頭の部品はこちらを参照のこと。
https://www.watch-oh.com/dictionary/roll-core/
出来た当初の懐中時計は小さなネジ穴があり、そこに[Winding key ネジ巻きの取っ手]を差し込んで巻き上げるモノだったのだが、途中から[Winding key ネジ巻きの取っ手]を差し込まなくても巻き上げられる竜頭付きのモノが現れた。その当時の懐中時計には[Remontoir レモントワー/巻き上げ式]と書かれていて、そのせいで竜頭の事をRemontoirとも呼ぶ。
当初はコレ、画期的だったんですね。なにしろ懐中時計の巻き上げネジは小さくって、よく失くしてしまうものだったんです。竜頭になって失くす心配がなくなったんですから。

さて、①ルモントワールというのは、「腕時計においては」ゼンマイの動きを一定にするための機構で、エスケープメントの補助をするものです。
ゼンマイは放っておくとあっという間にびよーんと解(ほど)けてしまうので、エスケープメントでカチカチと一定の速度で解けるように調整しているのですが、それでも最後の方になると遅くなってしまうのです(解ける力は最初が最大で、徐々に弱くなるため)。それを最後まで同じ速度で解けるように調整しているのが①[ルモントワール/調速機]という機構です。一定時間ごとにゼンマイを巻き上げ、それでゼンマイの力を一定に保っています。この「巻き上げる」という意味でRemontoir(フランス語で巻き上げる)と呼ばれています。

ゼンマイと言いましたが、ゼンマイのない大きな塔の時計とかにも使われています。
前回、大きい時計はふつう錘(おもり)を動力にすると言いました。

錘を動力にする時計は、ゼンマイに比べると速度が一定していますが、それでも塔の時計などは過酷な外の環境によってそれが一律にならないことがあります。季節で温度も違いますし、雪が降ったり風雨にさらされたりという外的環境で時計の進み方が変わってしまう可能性があるからです。
そういう時計の進み方を一定に保つ役割をするのも①ルモントワールなのです。
英語のRemonitorのWikipediaにはその辺のことが書かれているのですが、日本語のウィキペディアはありません。
ですが、英語Remontoirを翻訳したサイトを見付けましたのでここにご紹介
http://asait.world.coocan.jp/kuiper_belt/time2/remontoire.htm
ただし残念ながらあまりシロウト向けではありません。ちょっと分かりにくいかも。しかも各種ルモントワールが次々と説明されているので、ちゃんとここは腕時計、ここは塔の時計と思って読まないと訳が分からないかも。

更にもっとマニアックな「腕時計のルモントワール機構」の解説をしているのがこちら
http://hiddencity.starfree.jp/responsive-bbs-v3.3/index.php
日本語なのになにを言ってるのかさっぱり分からないかもしれません。
でも、ルモントワールをちゃんと説明しようとするとかなり難しいという事だけは、分かってもらえるかと思います。

さて、問題の4章④のセリフですが…
正直管理人にもこのセリフが、①のルモントワールなのか②の竜頭なのかは分かりませんでした。どちらの説明だとしても不十分だからです。
かといって訳を勝手に変えるワケにも行かず、どっちつかずの曖昧な訳になってしまいました。どっちかと言うと①のルモントワールの説明なのかな?という気がしますが、without handsが何を言いたいのかがさっぱり分からず。
①ルモントワールだとして、確かに①は時計塔の動力を一定ごとに巻き上げるものですし、自動で巻き上げるので、without hands(手を使わずに)と言えるかもしれません。ルモントワールは歯車機構が雪の積もった針の影響を受けないようにもしているので、そういう意味で心臓弁のようだと言えるかもしれません。でもそうすると挿絵と合いませんし、ルモントワールには時計の針を動かす機能はありません(困)
①のルモントワールは時計の針からは独立した機構なので、without handsはその事を言いたいのかもしれませんし、②の竜頭も針に直結する歯車を避けた形でゼンマイに繋がるようになっているので、その事を言いたいのかもしれませんし…。

いずれにせよセリフは説明不足ですが、長くなりすぎるので雰囲気だけなのではないでしょうか?
なので、太郎さんが「何言ってんだ?」と思っても仕方ないのです。なにしろ訳している管理人も分かっていないのですから(笑)←笑いごとではない

そして…、セリフを考えている人と挿絵を描いている人は別なので、もしかすると①のルモントワールのつもりでセリフを書いたのに、挿絵の人が②の竜頭だと思ったのかもしれず。

本来、大きな塔の時計には主ゼンマイも竜頭もありません。
大きな塔の時計の動力は錘(おもり)のはずなので、動力のゼンマイというのはあり得ないですし、それを巻き上げる為の竜頭もあるわけがない。

挿絵にしてもセリフにしても、その辺が一部懐中時計とか腕時計とごっちゃになっている感じがあるんですが、[Mechanical Clock 機械式時計]の浪漫は小さな時計にこそあると思う人も多いので、あえて大きな時計の説明に使っているのかな?と思ってみたり。

答えになっているようななっていないような感じになってしまいましたが、翻訳裏話くらいに思ってください。これは英語の解釈の問題でもなんでもなく、英文そのものが説明が足りていないせいで起こったことです。ただ、あまりにも精確でマニアックなセリフになり過ぎても、本来のストーリーの主旨から外れてしまうかもしれないので、これはこれでいいのかなぁと思う事にしています。本音を言えば、もうちょっとちゃんと解説して欲しかったかなと思わないでもないですが…。

まあ、訳から離れて考えると、①のルモントワールというのは、精密時計の華とも言える機構で、人間が歯車のみで正確に時を刻むことに挑戦したその意気込みの集大成でもあるんです。エスケープメントだけでもスゴイと思うんですが、それだけでは満足できなかったんですね。
毎日毎日、雪の日も雨の日も日照りの日も嵐の日も、同じ様に時が進むようにしたかったんです。だから①ルモントワールを作った。動力が一定しないのであれば、動力が一定になるようにちょいちょい巻き上げて、力を分散させればいいじゃんか!と。それを歯車だけで実現させたのです。浪漫です。

…ハッ、ちょっとだけのつもりが長い…。①ルモントワールの説明はややこしいからお茶を濁しておこうと思ったのに、知りたがり太郎さんはやはりいい所を突いて来るというか、誤魔化されてくれないというか(笑)
「じゃあ竜頭要らないじゃん」には苦笑いしかありませんでした。
「あ、気付いちゃった?」って。
突っ込まれて困ったと同時に、嬉しくもありましたが、ハハハ。


《登場人物の名前について》
各登場人物の日本語版の名前を挙げて頂き、ありがとうございました。

名前はいつも悩むんですよ。
実はシティの登場人物の名前はちょっと変な綴りが多いのです。

代表が[Rayden Storke レイドン=ストルク]
多い綴りでは、Raydon Storkです。

Storkはドイツ・オランダ系の姓で、一応その別綴りとしてアメリカにはStorkeさんもいるみたいです。
Raydenも多いのはRaydonで、別綴りとしてRaydenの人もいるらしい。ドイツ・フランス系の男性名です。
別綴りの場合、どっちも発音は同じことが多いので、レイドンとしています。
実際の発音はレイドゥンって感じですが。

姓名でいうと、姓は国が意外と限定されるのですが、名前は色んな国で同じ名前を使うものだから、何処の国なのかによって発音がまちまちになります。

それで、管理人は姓がドイツ系ならばドイツ語の発音をカタカナにしたものを、名前はもう一括して英語読みにしています。たとえばアメリカだと色んな国の系統の人がいますが、姓は元々の国の発音、名は英語読みというのが多いので。
要するに当サイトでは、属する国がはっきりしない場合、全部~系アメリカ人としてカタカナにしてしまっているのです。

発音しづらいと巻戻りさんが言っていた[Capuchin キャピュシン]はフランス系の姓です。英語ではフランス語っぽくキャピュシンと読む場合と、英語読みのカプチンと両方ありますが、姓の場合はあまり英語読みにならないのでキャピュシンとしています。

[Lewis ルイス]はフランス語読みするならルイ、
[Augustine オーガスティン]はフランス語読みするならオーギュスティーヌ。

なので、当サイトでは名前は英語読み、姓はフランス語読みで、
ルイス=キャピュシンとオーガスティン=キャピュシンです。
日本語版は逆を採用している感じですね。Augustineは名前がフランス語読みで姓が英語読み。その割にはルイスは英語読みですが。まあ、翻訳の人が何人もいるので、統一ルールがないのかもしれません。

アデラインの場合
[Svensson スヴェンソン]ははっきりとスウェーデンとか北欧系の名前です。
実はスウェーデン語でならAdelineはアデリーンと読みます。

ですが、英語だと普通はアデラインと読むので、名(英語)=姓(スウェーデン語)でカタカナにしています。
ただ、アデラインに関してだけは、何かの日本のサブクエでアデラインのハンコが出て来た時に、「アデリーン」になっていたので、完全スウェーデン人なのかもしれません。でも、彼女は結構あちこちに登場していて、もう修正不可能な域に達しているので、見ないフリをしてたんですね(笑)

日本語だとアデリーンの方が女性っぽいというのは新鮮でした。アデラインはかなり女性っぽい名前だと思っていたので、やはり国籍のはっきりしない名前の翻訳は難しい。ちなみにフランス語だとアデリーヌになり、リチャード=クレイダーマンのピアノで有名になった「Ballade pour Adeline 渚のアデリーヌ」って曲がありまして、そのせいでアデリーンが女性っぽいという印象があるのかも。

そういう訳で、本来当サイトの名前ルールでは
August von Obenは、オーガスト=フォン=オーベンのはずなんですが、なにしろ時計職人なので、そりゃあもうスイス系だろうと、名前もドイツ語読みのアウグースト=フォン=オーベンになっています。
ルールは統一すべきとは思いつつ、ついつい趣味に走ってしまいました(笑)
日本語版もアウグストなので一緒ですね。
…ん?と思ったら、管理人、英語とドイツ語が混ざってました。
ドイツ語ではオウグーストでなくアウグーストです。訂正しておきます。ありがとうございます。


Jankoについて
イェンコはびっくりしました。イェンコはロシア系の姓ですね。
ロシア語でならДженко、英語綴りにするとJenkoですし、なにしろ普通は姓なので名前ではないのでは?
ちなみにJankoは英語ならJohnと同系統の名前です。発音は全然違うんですけどね。

そしてVeraだけファミリーネームがないんです!
それ、管理人もちょっと気になってました。なにかの伏線なんでしょうか?

ヴィーラと読んでいるのにもびっくりしましたが…。調べたらロシア語読みならヴィーラらしい。英語ならヴェラ。

ライト・ファミリーはCarlos, Lucas, Veraと共通するのはスペイン系の名前だという事です。
スペイン語での発音は英語とほぼ同じで、カルロス、ルーカス、ヴェラです。
なので、正直ヴェラだけロシア語読みはどうなのかと思いますが、日本語版の翻訳の人たちも名前の翻訳には苦労しているのかもしれず。

Mr. Blackが本サイトではブラック長官なのは、完全に管理人の趣味です。本来日本語で「長官」と呼ばれるのは「~庁」のトップです。なので、公安局なら「局長」でいいんですが「長官の方がカッコいい」というただそれだけの理由で「長官」です(笑)

そもそもSecurity Serviceをうっかり「公安局」にしたのがいけなかったのです。「公安庁」とか「保安庁」とかにすべきでしたが、今更修正不可能なほど、あちこちで公安局としてしまっているので、ちょっと悩み中。
裏で暗躍する感じが公安局っぽいなと思うのですが、皆さん公安局にどういうイメージを持っているのでしょうね?

ちなみに日本には公安局という部署はありません。なのにどうしても公安というと「公安庁」より「公安局」の方がイメージしやすいのはどうしてなんだろう?
日本では警察の一部である公安警察か、法務省の外部組織である公安調査庁が近いかな?という感じです。どちらも水面下で国家テロなどを防ぐ仕事をしています。日本の警察ではない公安調査庁も、逮捕権を持っていますので、シティの「公安局」に近いのではないでしょうか?


《アッパーモンスターズの名称》
アッパーに移住して名称を見直しましたが、そもそも日本語にしづらい英語だったんですよね。

Relicは原義を知らないと翻訳できない使い方だったし。
日本語の辞書の「遺物」が訳としてイマイチなのでは?という気もするのですが、対応する日本語がないんです。それで前回Relicの解説が長くなったんですね。時々こういう単語が存在します。

Flareをトーチにしてるのは、「なるほど」と思いました。用途から言ったらそれでいいのかも。ただ挿絵を見る限り、イメージとしては車に積んでるアレですけどね。事故とかが起きた時に夜間でも見えるように焚く、花火みたいなヤツ。あれは日本語ではトーチとは呼ばない気がするけど、何て呼んでるんだろう?

Adeptは本来の使い方と違うので、もう意訳しかない。訳が違うのは当たり前ですね。英語は振り切れてる感を出したかったのだと思います。

シャドウを影とするのかシャドウという固有名称だとするのかも悩ましい所…。英語ではどっちでもあるので、日本語でもある程度「シャドウ」から「影」を感じ取ってくれる事を祈るばかりです。

《その他の名称》
Scavenger スカベンジャー:腐肉を漁る生き物、ハイエナとかハゲタカとかを差す言葉です。つまりちょっと差別的な響きがある。管理人は訳を「ハイエナ」にすべきかずいぶん悩みました。日本語でニュアンスが一番近いのは「ハイエナ」で、人に向けて使う場合かなりネガティブな響きがあります。なので一部長官のセリフでは「ハイエナ」にしています。彼らはアンダーグラウンドな人々であり、公安局に不満を持っている貧しい人々でもあります。
Diggersにも言える事ですが、このアンダーグラウンド感を翻訳に出すのが難しい。DiggersとScavengersには似たようなネガティブさがありますが、Scavengersの方が攻撃的なイメージがあります。だから「ハイエナ」。うっかりすると噛み付かれるような、そういう怖さがあるのです。

Pneumatic Mail ニューマティック・メール:気送郵便という訳には苦労が滲み出ていますね(笑)。実物が前世紀の遺物なので、どういう訳を充てても想像しづらいモノになってしまう。
実際ニューマティック・メールはやっぱり詰まることもあるらしいですよ。管理人もその質問をしたような気がするのですが、詰まったのが一つくらいなら、重いモノを詰めた次のカプセルを送り出して無理やり押し出したりするそうですが、本気で詰まるとダクトを開けるしかなく大変だと言っていたような…?なにしろかなり昔の話なので記憶が曖昧です。
曲がり角には緩やかなカーブが付いていて、チューブの幅よりカプセルは二回りほど小さいので、カーブを曲がり切れるようになっています。隙間が出来ちゃうのでは?という問題には、端っこだけちょっと大きくなっていて、空気圧を受けられるようにしてあるのです。シティのカプセルも筒の部分がちょっと細いですよね?
管理人が見たのはシティのカプセルよりだいぶん大きく、Pneumatic tubeも太かったのですが、全盛期に色んな役所で活躍していたPneumatic mailはシティのやつみたいな細いタイプです。
プシュー、ガッコンと音がするのは、送り出す時にスゴイ空気圧をかけるので、そのせいでプシューと音がして、最後出口にカプセルが落っこちて来るときにガッコンと音がするのです。なので割れ物は多分送れないでしょう。
管理人が見た病院でも、送っているのは丸めたカルテとかプチプチにくるんだお薬とかでした。

うーん、ここまででもかなり長い。
でも今書いてしまわないと、太郎さんのお返事を読んだ時に思った事を忘れてしまいそうなので…。

書こうと思ったのは、あと二つ、霧についてと元素について。

《霧の特性について》
管理人の印象では、シティの霧は放射能を帯びた電子の塊みたいなイメージがあります。
脳みそは電気信号で記憶をやり取りしているので、その辺が「意志を持っている」霧の正体なのではと。
放射能も水分も電子機器には大敵で、シティで多くの電子機器が上手く働かないのもそのせいなのではないかと思っています。
電子を帯びているなら、電源にもなり得ます。もちろん現在の科学ではファンタジーですが…。
以前《Playing to Live 命がけのゲーム》で霧を詰めたカプセルっぽいモノを電池代わりにしているのを見た時、管理人はすごい感動したんですね。
現在の最新鋭の電池はリチウム電池で、それが携帯やノートPCなどにも使われています。リチウム以上に軽い金属はないのでこれが電池の限界か?と思っていたのですが、気体ならもっと軽くできるじゃないか!と。携帯電話やノートPCの電池には今はリチウムが使われていますが、いつか圧縮気体になる日がやって来るかもしれません。

霧が電子を帯びているのはほぼ確定だと思いますが、それ以外にも何らかの電磁波なり放射能なりを出している感じがします。

ちなみに原子力発電はまえにも《Escape in the Moonlight 月明かりでの逃亡劇》でチラッと触れたように、電源としては単にタービンを回しているだけです。蒸気でタービンを回す熱源として原子力を使っているだけで、タービンを回すのは地熱でも水力でも火力でもおんなじです。

電源になっているのはタービンの方で、原子力ではないんですね。原子力の熱で水を蒸気にして、その蒸気の力でタービンを回しているので、ちっとも原子力が生かされていない。だからあれは壮絶でっかいピタゴラスイッチなのです。

そう考えると原子力発電という名称そのものがちょっとインチキくさいのですが、他に呼びようもないのでそう呼んでいるのでしょう。

現在発電するためのスキームは大きく分けて2種類あります。

①いわゆる発電所や発電機:磁石の中で金属コイルを出し入れすると金属コイルに電流が流れます(フレミングの誘導電流)。発電所では金属コイルの周りで磁石を回転させて発電しています。この磁石を回転させるのにタービン(でっかいプロペラ)を使っているのですね。回転するたんびにN極とS極が入れ替わるので、発電所からの電気は交流(向きが一秒間に50回ないし60回変わる。これが関西と関東の電子機器の50Hz/60Hzの意味)になっています。この交流発電の原理を考案したのがニコラ=テスラ。シティではテスラ発電機などに名前が出てきます。まごうかたなき天才で、正直管理人の中では、エジソンよりずっと上です。

②太陽光パネル:屋根の上とかにのっかっている真っ黒いパネルのアレです。これはアインシュタインがノーベル賞をとった「光電効果」という原理を発電に使っています。光子を金属にあてると、金属中の電子が押し出されて光ります。この押し出された電子を発電に使っているのですね。自然光くらいだと発電量がたいしたことがないので面積が必要なのと、天気に左右されるのが欠点ですが、なにしろ太陽光はタダなので、活用できるのはオイシイです。

原子力発電と聞くと、原子力で発電してるように聞こえるのですが、実際にはその熱で蒸気を作っているだけなので、別に原子力でなくてもいいじゃんて感じなのです。
じゃあなんで原子力なのか?というと、原子が分裂する核分裂を使って上手い事コントロールすると、臨界状態というのに持っていけるんですね。
臨界状態とは、一個の原子が二個に分裂してそれが他の原子に当たるとそれも分裂して次々分裂する状態を指します。要するにビリヤードで次々玉が弾ける状態にするような感じ。そうすると追加エネルギーなしで、分裂していきます。この時に熱が出るんです。
ただし、いい角度で弾けないといけないので、臨界を維持するのは結構大変ですが、その難しさに物理学的浪漫があるのです。
連鎖せずに止まってしまうとまた一からやりなおしですし、連鎖し過ぎてしまうと高熱を発してメルトダウンします。

そう、原子力は蒸気を作る熱源にしかなっていないんです。原子の崩壊エネルギーを全く電気に変換できていない。だから原子力発電は、原子ビリヤードの浪漫のカラクリ、壮絶でっかいピタゴラスイッチであって、発電のための原子力ではないのです。

で、最初のプルトニウムさえあれば、暫くずーっと熱を発し続けるんだから、石油を燃やすよりランニングコストが安いじゃんかという安易な発想がどこかにあるんですが、このコストに果たして廃棄コストとか事故リスクがどこまで入っているのかが疑問なんですね。原子力発電所の廃棄物は漏れなく放射性です。しかも半減期がめちゃくちゃ長い。何十年もあるのでどうすんだって感じ。
埋めておくとしてもどこの県もいやがるので押しつけ合いになってます。で、ずーっと倉庫に入りっぱなしになってたりして、残念な感じに。←実際には大問題。

正直原子力発電所は政治的なパフォーマンス効果の方が大きいんじゃないかな?という気がします。臨界を作れるだけの科学力があるんだぞと。だから原爆だって簡単に作れちゃうんだもんね的な。原爆と発電所では使い方の方向性が違いますし、表向きそんなことはどの国も言ってませんけども、イランや北朝鮮が原子力発電所を作ろうとするとアメリカが大反対する理由を考えれば、パフォーマンス効果は十分あるよなぁとつくづく思うわけです。

おっと話が逸れた。

《元素について補足》
半減期というのは放射能が半分になる時間だと言いましたが、正確にはある放射性元素の塊において、その半分が別の放射性元素に変わる時間です。でもこれはあくまで塊だった場合の話なので、1個しかない場合はあっという間にゼロ個になってしまいます。
3個しかできなかったニホニウム278は半減期というのも微妙なので、寿命と書いたんですね。つまりニホニウム278の半減期は観測値を元にした理論値みたいなものです。

《おまけのお話》
インターネット時代に突入した結果、かつての分解君は検索君になっています。今はもうバラさなくても原理があちこちに書かれている夢の時代。

太陽の原子核融合に関連してこっからは思いっきり趣味のお話ですが、管理人は中学生のころ天文にハマってやたらとその手の本ばっかり読んでまして。高校生になってちょっと大人っぽく発展してホーキングの宇宙論にハマってみたり。望遠鏡がオトモダチで、毎日せっせと太陽の黒点を観測したりしてました。友達は多かったので、明るいオタクです。友達は全然黒点に興味持ってくれませんでしたけど(笑)

地球のある太陽系の太陽は、恒星としてはまあまあの大きさで、水素→重水素→ヘリウム→炭素→…→鉄になったあとは、赤色巨星になると思われています。
原子核融合を起こしていくとだんだん小さくなって行って、端っこがつぶれるスピードに追い付かなくなるんですね。そうすると引力の及ばなくなった端っこがぶわっと膨れて地球をも呑み込むような大きさにまで膨れ上がると言われています。これを赤色巨星といい、明るさは今の3000倍。まぶしくって死にそうです。まあ心配しなくても70億年後の話なので、きっとそれまでに人類は死滅しています。

太陽よりもっと小さかったら?
代表例は木星です。もうちょっと重かったら恒星になれたんですが、軽かったので、惑星にとどまっています。木星が恒星になっていたら地球の環境は大きく変わっていましたので、助かりましたね。

太陽よりもっと大きかったら?
鉄より先は原子核融合を起こさないと言いましたが、それは太陽系の太陽サイズならの話で、もっと大きい(重い)恒星だと話が変わってきます。重すぎてどんどん潰れていって、別の原子になるどころか、電子殻(でんしかく)という電子が回っている軌道も潰れてしまい、陽子と電子がくっついて中性子だけの中性子星になってしまいます。大きさはせいぜい十数kmくらいしかないくせに、重さは太陽より重く、1cm³あたり10億トンというとんでもない密度の星。
どの程度太陽より大きかったらそうなるのかという限界を「チャンダルセカールの限界」と言いますが、意外と大したことなくて太陽の1.46倍くらいです。
もっと重いと原子核すら壊れて無に向かって収束します。
これがブラックホールです。

管理人が子供の頃、まだブラックホールは理論上の夢の天体でしたが、その後ホーキング博士の活躍などにより実在する事が証明されました。

ブラックホールは周りにある天体をどんどん吸い込む悪魔のような天体ですが、そのすべてを吸い込むギリギリの臨界点を[Event Horizon 事象の地平線]と呼んでいます。
なんでも吸い込むブラックホールがありそうな茶室のサブクエに
「Beyond Event Horizon 事象の地平線の彼方に」とサブタイトルを付けたのは、完全に管理人の趣味からです。

ああ、また調子に乗ってしまった…。
巻戻り太郎さんが色々と質問を寄せてくれるものだから、ついホイホイと乗せられてこんな長さに(笑)

元素と機械式時計にはロマンがいっぱい

ワカメも好きな巻き戻り太郎です。


毎回詳しい解説、本当に有り難く読ませて頂いています。元素の質問についても懇切丁寧にお答え下さり感激です。


今回のイベのお話は、理解しようと思うとかなり難しい内容が含まれていましたので解説は大変有り難かったです。フツウノヒトは、機械式時計は素敵だなとは思っても中身の構造、仕組みや用語までは知らない事がほとんどではないでしょうか。自分も手巻き・自動巻き・クオーツがあるくらいは知ってはいましたが、クオーツのHzですとか髭ゼンマイなどは今回初めて知りましたし「時計の針のルモントワール(アリシアのセリフ中ではルモワールになっていましたが・・)」と言われてもどこのパーツの事かわからず、挿し絵を見てもハテ?という感じでした。こちらに確認に来ましたら何の事はない竜頭の事だったんですね。竜頭って引っこ抜くとあんな感じなのか・・って普通見る事はないですよ!バラさない限り!でもこの竜頭が出てくる4章の④は何回読んでもよく分からなかったんです。管理人様の解説込みで読んでも、んむぅ~?・・・日本語版では


”不思議ね・・イェンコに教えてもらわなかったら、ルモワールの位置は分からなかったと思うわ。まるで心臓の弁のよう・・・というか、この部分は針の力を借りずに時計を巻くような仕組みになっているのだけど、同時に針も動かしてくれるみたい。面白いわ。”


英語版の方もわかりにくい表現だったようですね。じゃあ日本語版がわかりやすくなる訳がないです(笑) 竜頭だけどいちいち巻く必要ないって事を言いたかったんでしょうか。でもそうすると自動巻きの話かとやっぱり思いますよねぇ。竜頭要らないじゃんってなってしまいます。

ちなみにストーリーの4章①の「spring ゼンマイ」は「ぜんまいばね」 ②の「trigger mechanism 脱進機」は「トリガー機構」と訳されていました。脱進機もトリガー機構も初めて耳にする単語です。それから4章③に振り子が出てきますが、振り子時計って振り子で動いているんじゃないんですね!めちゃ衝撃的です。錘の方が動力なんて!確かに運命の部屋の振り子時計には錘が3本下がっています。時々真ん中に巻物が巻かれているあの忌々しいヤツ!

そんな時計に対する認識は極々普通太郎ですが、管理人様がご親切に張り付けて下さったリンク、見入ってしまいますね~。正確にコチコチしゅるんしゅるん動いている様子はついつい見入ってしまう。近頃は腕時計もしなくなってしまいましたが、自分も手巻きが好きで所持しております。生意気にもちょっと古いヤツが好きです。もちろんそんなそんな高価なものではありませんし中身は見えないんですけれど。手巻きは止めたままにしてはいけないって言われたなぁと思っていたらやっぱりダメなんですね。しばらく止めたままです・・しかも1つは壊れてしまっていてまだ修理に出してない状態。あ~ダメダメ太郎です。

今回のカルロスのサブクエ、時計塔のコレクション⑦[Forbidden Knowledge 禁じられた知識]にて、カルロスもめちゃめちゃバリー博士を疑っていましたね。自分を含めた恐らく多くのプレーヤーの心の声(大丈夫なのか?アイツ絶対ヤベーぞ)を代弁してくれているかのようでした。結果は今回もめでたしで終わりましたが、今後ひと悶着もふた悶着もして欲しいなぁ~などと思うのは心が汚れているのでしょうか(笑)

ところで前半張り切っていた長官がまさかの途中退場で、下界における刑事的扱いじゃないのかとやや危惧しております。入れ替わって登場したヴェラの日本語版のセリフで・・


”Just think how understanding he's become! He left without even arguing with Alicia. This situation would make anyone get along, right?”

”アリシアの言う通りに大人しく出ていくなんて、あの人もずいぶん丸くなったのね。こうしてみんなが円満にいられるのなら、霧関係のトラブルも悪くないのかもね。”


こちらで確認しましたら「霧関係」なんてワードが原文に一言も入ってない超意訳。でもこれはこれで悪くない。珍しく!(笑) かと思えばヤンコウの最後半のセリフ・・


”That's Comet for you. She flashed by and flew on, without realizing the scale of what she has done.”

”さすが「彗星」ね。さっと現れて、あっという間に消えてしまったわ。自分がしたことの偉大さに気ついてもいないみたい。”


でズッコケます。このセリフだけ口調が誰かとごっちゃになってる様子。流れからするとアリシアですかね。まぁ日本語版あるあるです。この前後は何事もなかったかのように普通の口調なんです。口調と言えば今回のサブクエからカルロスの日本語版口調が少しラフになりました。今まではかなり丁寧な「ですます調」で「○○してくれませんか?」「○○してみましょう」だったのが「○○してくれないかな」や「○○してみよう」に変化しています。レイドンも モロッコカフェのコレクション⑥[Secret Recipe (2) 秘伝の調理法] の辺りから同じように口調がややラフになっています。でもこのお二方の口調の変化は違和感はほぼないです。統一さえして下されば(ってそこが一番の問題だったりしますが)。


日本語版をほぼご覧にならない管理人様は「イェンコて誰?」と思われたかもしれません。そうヤンコウは日本語版ではイェンコです。以前にも日本語版との差異について気にされておいででしたので思い付いたものだけ簡単に・・

      Original 管理人様訳                      日本語版


    Rayden Storke                    レイドン=ストルク                 レイデン・ストーク

    Kira Woodville                    キラ=ウッドヴィル                 キーラ・ウッドビル

      Vera                         ヴェラ                       ヴィーラ

     Mr. Black                       ブラック長官                    ブラック局長

    Lewis Capuchin                   ルイス=キャピュシン                 ルイス・カプチン

   Augustine Capuchin                オーガスティン=キャピュシン            オーギュスティーヌ・カプチン

   Adeline Svensson                  アデライン=スヴェンソン               アデリーン・スベンソン

    August von Oben                オウグースト=フォン=オーベン            アウグスト・フォン・オーベン

     Janko                         ヤンコウ                       イェンコ


今思い出せる日本語版と差異がある人物名です。ご存知のものもあるかもしれません。キャピュシン夫妻については発音のしやすさだと思います。日本人には発音しにくいし覚え難いです。日本語以外はさっぱりな自分からすると、アデラインと言われても女性か男性かファーストネームかファミリーネームか判断が難しいです。でもアデリーンだと何となく女性でファーストネームだなとイメージ出来ます。

ここまで書いてふと気付いたんですが、カルロスとルーカスはファミリーネーム付きなのにヴェラはVeraだけです。何か意味があるんでしょうか・・多分あるんでしょうね。ひゃ~気になる~!


    Wanderers(Red Relic)                   彷徨う者(古(いにしえ)の赤石)            さまよう者(赤い遺物)

     Digger(Flare)                         穴掘り屋(発炎筒)             掘削人クッサクニン(トーチ)

    Adept(Blade of Light)                      超越者(光の刃)                 熟練者(光の刃)

   Shadow Adept(Darkness Blade)                シャドウの超越者(闇の刃)             影の信仰者(闇の刃)


アッパーに集うモンスター系です。カッコ内は交換アイテム及び武器です。掘削人はアッパーに行ってからだと思うのですが、気付いたらルビが振られていました。しかも半角カナで(笑) 読めないと苦情でも来たのでしょうか。


      scavenger                           スカベンジャー                   採集者

     pneumatic mail                        ニューマティック・メール               気送郵便


管理人様はニューマティック・メールを実際に見た事があるそうですが、これって途中で詰まったりしないものなのでしょうか?アッパーにあるチューブはカーブもあるので気になっていました。あまり隙間があると空気圧で押し出されないでしょうし・・あ、でもアッパーにあるのは転送されるのでしたっけ。

思い出せたものだけですが、ざざっと書き出してみました。ご参考になれば幸いです。



そしてそして!元素についてですが、これまたわかり易く丁寧にお答え下さってありがとうございます。

そもそも放射能を放つのはウランやプルトニウムしかしないものだと漠然と思っていたので、もう目から鱗が落ちまくりです。不安定な状態になると水素だってヘリウムだって放射能出しちゃうんですね。そしてすっげーすっげー大変だけど元素は作れるよ、但し不安定なヤツだから当然放射性ね、ウランの仲間みたいなモノかな!という事が理解出来ました。

お恥ずかしながら太陽は燃えてるのではなくて核融合してると知ったのが割と最近の事でして、核融合もウランやプルトニウムなんかがするものだと思っておりましたから、水素も核融合するのか!とその時も驚いたんです。新元素作成には1兆分の1センチの原子核を適切なスピードでぶつけるそうですが、いや狂気の沙汰です。ぶつけた数400兆個と言われてヤクルトに入っている乳酸菌の数かと思いました(笑) で3個、さ、さ3個!?たったの3個!何という地道な努力と涙ぐましさ。そりゃ記念碑も建つというものです。

ニホニウムは半減期が0.002秒という事なのですよね。という事は1度出来上がったら永遠に0にはならないのでしょうか。それとも確認出来なくなったら消滅とみなすとかなのでしょうか? 懲りずにまた質問(笑) 詳しくもなく理解力も乏しい癖に知りたがり太郎です。聞き流して下さって一向に構いません。今回頂いた回答も何回も読み返して、読み返しては上に戻ったり下がったりリンク先も読みつつ何とか理解出来た・・かな(笑)というところです。

リンク先を拝見した所、新たな合成に取り組んでいらっしゃるようですね。リンク先の周期表には確かに日の丸がありました!読み終わってから見ると感慨深いです。お前さっき知ったばっかじゃん!と思われても気にしません(笑)

今日も世界のどこかで原子核がぶつけられまくってるんでしょうか。


自分はモノ探しゲームをしていたはずなのに、いつの間にか元素と核融合と相対性理論(ちょっとだけ)を学んでいますよ。本当に恐ろしいゲームです。

最近のシティ内における霧の扱いが以前とは変わってきているように感じます。管理人様も[U No.21:Mysteries of the League 廃工場]の冒頭の解説で霧の特性は放射能に似ていると仰っていましたが、今回のヤンコウの時計仕掛けの心臓しかり、アンジェリークしかり、機械の動力源的扱いをしている節がありますよね。このフォーラムのだーーいぶ下の方で我々は「霧はどこか脳細胞に通じるものがある」と話していましたが、ここ最近はどうも新たなエネルギー源のように感じます。それともアッパーと下界では霧の性質も違うのでしょうか。危険だけれど有益でもある動力って正に原子力のように思えます。


そうそう分解君!ありましたね、覚えていますよ。懐かしい!久し振りに見ましたら分解っぷりも凄まじいですが、綺麗に分解してきっちり並べてる様は感動モノです。それはさておき・・管理人様は分解君だったのですね。でもそれを伺っての感想は「やっぱり~!」です。こんなに色々な事にお詳しいという事は好奇心も旺盛で、そうすると「これってどうなってるのかな?う~ん開けてみる?バラしてみる?」ってなってしまうんでしょうね、ええ(笑)


コレクターのお隣さんちですが、垂れ幕!これは気付きませんでした。巻き戻り先にはちょっと文字は読みにくいですけど確かにあります。当然ですけど3階建てです。これ多分後ろに控えているトーテムに屋根の突先が掛かってしまうからなのかなと思ったりしてます。巻き戻り先ではトーテムにちょっと掛かっています。それからレッドローズカフェは何度か改築されていますね。巻き戻り先では看板も無く地味目な佇まいです。人影が動いていた時代もありましたよね。日本庭園なんかも池の魚が跳ねてたりしていました。もっと細かい所ですとエリアごとの柵もちょっとずつ変わっています。

「礼拝堂の地下室」は、あーこんなだったよねと思い出しながらやっています。謎アイテムてんこ盛りであれもこれも違うのに正解これなのかよの連続(笑) 自分は「穴掘り屋のアジト」も好きでした。巻き戻ってからはアカウント上書き問題のお陰でまだ出来ていないのですけれど、新たに育てているアカのレベルが上がったら解放出来るでしょうから楽しみにしているんです。そうそう、あっちにはカジノの建物がちゃんとあります。ログイン時のローディング画面はジュリーをセンターにアレックスと刑事のパターンと「寝室」バックのミストレスの懐かしの2パターンですが、3人並びのパターンのバックが巻き戻り先より更に1世代前のシティが背景で、全部は確認できませんが今のハロウィンのエリアは埋め立て地だったんだなぁというのが伺えます。Fandomで何時だかわからないくらい古いシティを見ましたが本当に何もなくて、とてつもなく繁栄したんですね。

巻き戻り先ではダンジョンは英語にしないと入れないのも[Books of the City シティ関連の書物]も英語でないと出現しないのもそのまま生きています。なので「狼男の巣穴」とかやりたいときにはWinの言語設定から変更しないといけないので面倒です。でも古いロケ地が今でも出来るのはそれはそれで楽しいですので、まだ当分はWin8.1で頑張ります。


ああ今回も気付いたら長文になってます。英語についてのあれやこれやもあったのですが、また日を改めたいと思います。次回もアッパーのようで楽しみです。無事にアップデートされますように・・・。


《Broken Clock Case 止まった時計の事件簿》を終えて

イベント名:《Heart of Time 時の心臓》
事件簿名:《Broken Clock Case 止まった時計の事件簿》
今回もアッパーらしくマニアックでしたね。

機械式時計に浪漫を持たない方にはなにがなんだかという感じだったかも?とちょっと心配になりましたが、このお話で逆に機械式時計に浪漫を感じてくれるという展開もあるかもと期待しております。

管理人もネジ巻きタイプの機械式時計を持っていますが、今回のストーリで部品を確認するのに持ち出して来ました。耳を近付けるとチッチッチッチと小刻みに音がします。これを心臓の鼓動に喩えているんですね。

管理人はこういうカラクリが全般的に好きなので、あまり違和感なく読んでいたのですが、逆に機械式時計に興味のない人にとっては分かりにくかったのでは?という疑問もあります。

そもそも[Mechanical Clock 機械式時計]という表現が普通の人には???なのではとも。
時計って全部機械じゃないの?と思われそうで…。
確かに時計は全部機械仕掛けなのですが、特に電池を使用しないタイプの時計を[Mechanical Clock メカニカル・クロック/機械式時計]と言うんですね 。
そもそもこの言葉は歯車の時計が登場する前の水時計に対応した言葉なんです。そしてクオーツ時計が発明されて以降は、クオーツに対応する言葉として使われ続けています。ちょっとややこしいよなとは思うんですが…。
英語の[mechanical メカニカル]というのは「歯車がいっぱい入っているカラクリ」というイメージがまずあるというのを覚えておくと、機械式がどういうものかなんとなく分かるのではないでしょうか?

ヨーロッパで機械式時計が登場したのは13世紀頃で、それまでは正確な時計というと水時計のみでした。
実際には中国では紀元前にすでに機械式時計が発明されてたらしいのですが、とりあえずその話は脇に置いておいて、ヨーロッパでの機械式時計の話を…。

順番としては水時計→機械式時計→クオーツ時計の順なんですが、現在の時計はほとんどクオーツ時計なので、まずはその話をしましょう。

現在のほとんどの時計を占めている電池の時計には必ず水晶振動子というクオーツ(水晶)が入っています。
この水晶振動子というのがクオーツ時計のミソでして、水晶は電気を通すと一定の間隔でぷるぷる震えるんですね。正確には一秒間に2の15乗=32,768回震えています。これをHz(ヘルツ)で表すと32,768Hzと言います。(Hzは一秒間に何回震えるかという単位)
それを正確に一秒になるように調整して時計に使っているのです。なのでクオーツには一秒と一秒の間が存在しません。基本的に秒針は一秒ずつぴょんぴょんと動きます。もちろん秒針が滑らかに動くようにしてあるものもありますが…。
クオーツは電気を流さないと振動しないので、動力には電力が必要です。
太陽光であれ、電波時計であれ、電池式であれ、とにかく電気が必要なのです。

機械式時計というのは電池を使っていない時計だと思っていいでしょう。
動力はゼンマイか錘(おもり)を使ったタイプのどちらかです。
お話では時計塔の動力はゼンマイでしたが、普通ああいう大きな時計の場合、動力は錘を使います。錘がちょっとずつ落ちていく力をエスケープメントという機構で調整しながら正確な時を刻むように調整しているんですね。大きめの振り子時計とかも錘を使っているものが多いです。振り子の入っているキャビネの中に、長い錘がぶら下がっているのを見た事がある人もいるかもしれません。

シティでは運命の部屋の振り子時計が錘(おもり)で動くようになっているタイプです。キャビネットの中に3つ錘がぶら下がっているのが見えます。左の錘は時間と時報を、真ん中の錘は振り子を、そして右の錘はメロディーを奏でるための動力になっています。
http://shadowcity.starfree.jp/_02Room_of_Fate.html

時計塔のお話は大きな時計の話というより、機械式腕時計の浪漫を時計塔に置き換えて話しているという感じでした。
なので、本来大きな時計には存在しない竜頭(Remontoir)とか主ゼンマイ(mainspring)が出て来るのです。

さて比較的大きな置時計や壁掛け時計でもゼンマイ時計のことはあります。そうするとネジを巻く必要があります。
そういう時計には文字盤に穴が開いていて、そこにネジ巻き(a winding key)を差し込んでキリキリとネジを巻きます。時計用、振り子用、時報用と三つ穴があるものもあります。
小型の腕時計や懐中時計にはネジ巻きを差す穴はなく、その代わりに竜頭でネジを巻きます。

機械式時計のすごい所は、ゼンマイなり錘なりを動力として、一秒を計るクオーツもなしに、カラクリの力のみで時を刻んでいるところなのです。

現在高級腕時計のほとんどは機械式時計でして、その価格、軽く1000万円を超えてきます。びっくりですね。
通常のネジ巻き時計というのはどうしてもゼンマイの最後の方になると遅くなってしまうという欠点があるのですが、超高級機械式になるとその欠点も克服しています。ゼンマイのくせに最初から最後まで同じスピードで進むのです。

正直言って、精確さとか値段とか丈夫さとかだと、どうしてもクオーツ時計の方が上なのですが、機械式時計には何とも言えない浪漫があります。

精確さで言ったら、どんなに頑張っても32,768Hzのクオーツにはかないません。それでも最高級の機械式はネジ巻きなのに36Hzとかあったりします。一秒間に36回も歯車が回るのです。ここまでくるともうチッチッチッチとは言わず、シャーと言う音がするらしいです。

値段でいったら、全部手作業の機械式時計は軽く何千万とかになったりします。クオーツ時計は1000円でも精確です。クオーツですから。

頑丈さでも、機械式は精密過ぎて強い磁石の傍とかで簡単に狂ってしまいます。歯車は金属でできているので、磁石が傍にあると歯車が磁石になって、動きがおかしくなってしまうのです。対してクオーツは金属ではないので磁力にも強いです。まあ完全デジタルでない、時計の針があるアナログクオーツ時計はその回転機構に金属の歯車が組み込まれてますから、やっぱり磁石に近付けたらダメですけど。それでもウン千万の機械式時計は磁石にも強く作られていますので、耐磁性は値段次第かも。でも精密機械ですからね。衝撃は厳禁です。

機械式時計はゼンマイの力で動いているので秒針はすーっと滑らかに動きます。秒針が一秒ごとにぴょんぴょん跳んだりしません。
耳を当てるとチッチッチッチとエスケープメントが動く音がします。
スケルトンになっていて中が見える構造のモノも多いので、Escapement Wheelの回転する様子だとか、Hairspringが収縮する様子だとかが見られます。
この辺が浪漫でしょうか?

本文の備考欄でもちょっと触れましたが、このエスケープメントと言うのが、機械式時計の心臓部です。日本語では脱進機と言うのだそうですが、日本語の解説は専門用語が難しいので、英語をカタカナにした方が簡単な気がします。
ゼンマイのところでちょっと言いましたが、ゼンマイというのはばねをギューッと巻いて巻いて、それが解ける力を利用しているので、放っておいたらあっという間にびよーんと解けてしまいます。それがゆっくり解けるように調整しているのがエスケープメントという仕組みです。

そういえば昔なにかのCMで分解君というあだ名の男の子が色んなものを分解してしまうのがありましたが、管理人は昔まさにその分解君でしたので、ゼンマイ入りの玩具を分解してしまって、びよーんと解けたゼンマイを元に戻すのに四苦八苦したことがあります。なにが言いたいかというと、ゼンマイというのはかなり強い力で巻かれているので、ゼンマイが入っている箱からうっかり出してしまったりすると大変なんですね(笑)。そんなおバカさんは管理人くらいでしょうが…(涙)
https://www.youtube.com/watch?v=RnSIGK2iprU
分解君CM↑

さて、そんなゼンマイの力を一挙にびよーんといかないよう、長時間持たせるために必要なのが、エスケープメントという仕組みでして、アンカーという錨型のバネに雁木車(がんぎぐるま)という歯車が引っかかるようになっています。カチッカチッと一定のスピードで歯車が回るようにストッパーが掛かっているのです。
どういう感じかは、本文のEscapementのリンク先に行くと画像が動いています。
https://en.wikipedia.org/wiki/Escapement

それでもゼンマイの最後の方になると少しゆっくりになってしまうのですが、1000万円を超えて来るような超高級腕時計だと、その欠点をも克服しています。まあその話はあまりにもマニアックなので、そこを理解する必要は全くないですね。
日本語で色んな会社のエスケープメントを画像付きで解説しているのがこちら。
https://www.rasin.co.jp/blog/special/escapement/

どうでもいい事ですがエスケープメントの部品の一つAnchor(アンカー/錨)を日本語ではアンクルと言ってるみたいです。なんでアンクルなんだ?と思ったんですが、多分、スイス辺りから機械式時計の知識を入れたからじゃないですかね?ドイツ語ならAnkerです。発音はドイツ語でもアンカって感じなのですが。

さて、ゼンマイに話をもどすと、機械式時計には二種類のゼンマイがあります。

主ゼンマイ(mainspring):機械式時計の動力になるゼンマイで、ネジ巻きでネジを巻く。腕時計とか懐中時計だと、ネジの代わりに竜頭(Remontoir)でネジを巻く。

髭ゼンマイ(hairspring):テンプという仕組みにくっついているゼンマイで、テンプが回転するごとにしゅるんしゅるんと収縮する。確かにこの様子は心臓のようである。
髭ゼンマイが収縮する様子はこちら
https://en.wikipedia.org/wiki/Balance_wheel#/media/File:Floating_Balance_Escapement.gif

…と、ここまで書いてふと自分のゼンマイ時計を眺めてみた。それで気が付いたのだが、本文のアリシアのセリフはこの二つのゼンマイがごっちゃになっている。
多分セリフを端折っているうちに、上段のゼンマイと下段のゼンマイは違うゼンマイなのに、まるで同じゼンマイの話をしているかのようになってしまったのではないかと思うのだが…。

お蔭で管理人は最初自動巻きの話をしてるのかと思ってしまった。だって上段では動力の話をしてたんだぞ?下段も動力だと思うじゃんか!

せっかくなので自動巻きのお話も…。
普通ゼンマイというとネジ巻きでキリキリとネジを巻くのが普通。管理人のゼンマイ時計も毎日ネジを巻かないと止まってしまいます。ところが高級時計の中には腕に付けて歩き回るだけで、その歩いている時の振動で勝手にネジが巻かれる機構が付いている「自動巻き」というのがあるんですね。最低でもウン十万円が普通ではありますが、安いのだと10万そこそこでも見た事があるような気が…。
調べてみたらセイコーだと3万円未満でも自動巻きの機械式時計があるみたいです。おお、すごい。

自動巻きはいかにも機械式という感じがいいのですが、いかんせん重いのが欠点かも。あと常に身に着けてないと巻かれないので、腕時計を外しちゃう人はダメですね。

自動巻きにせよネジ巻きにせよ、機械式のいい所は電池がいらないことです。数年ぶりに腕時計を出したら電池が切れていた…。なんて時もネジ巻きならネジを巻いて時間を合わせれば解決です。ものぐさ太郎には一番の時計だと管理人は思っていますが、本当はネジ巻き式もちゃんとしょっちゅうネジを巻いておかないと、ゼンマイが緩んでしまうのであしからず。

さて、大きい振り子時計は大抵の場合、錘(おもり)が動力になっています。タワークロックみたいな大きな時計をゼンマイで動かすのは現実的ではありません。どうやって巻くんだよそれ、って感じになりますからね(笑)
だからもしかするとアリシアが

It's the energy source that moves the clock.
それが時計を動かしてる動力なのよ。

と言ってるのも、心臓部という意味で、髭ゼンマイのことなのかもしれませんが…。まあ普通この説明でspringと言われたら、ネジ巻きゼンマイですからもういいんです。
超でっかい巨大ゼンマイがあるのでしょう。
錘型の動力にするのが普通ですが、ゼンマイの方が浪漫がありますし。

どうでもいいことなんですが、今回の英語のセリフはちょっと分かりにくいものが多かったです。単語が難しいのではなく、このhandsって「時計の針」と「人の手」とどっちだろう?みたいなのが多かった。

まあ、前からちょいちょい、「何言ってんだ??」という文はありましたから、今に始まった話ではないのと、膨大なテキストを含むゲームのシナリオにしては間違いが少ない方かな?とも思うので、ちょっと制作側が忙しいのかもしれません。
と言っても管理人、他のゲームはあまり知りませんので、ゲームの英語は結構デタラメらしいという噂を聞いただけです。シティの英語はデタラメではありません。教材にしてもいいくらいです。結構きれいな英語で固められてますし。全年齢ですから(笑)

いちおうその都度、これ違うんじゃないかな?と思う場合は備考欄に訂正を入れています。原典主義なので本文は直していません。管理人が間違っている可能性も捨てきれませんので、最終的には読んでいる人が判断できるようにというためでもあります。
それでもシティの英語はかなりちゃんとした英語ですので、丸覚えするには最適な気がします。もちろん状況によりけりなので、特にブラック長官の嫌味なんかをそのまま覚えて喋ってしまうのは危険なんですけども…(汗)
管理人の翻訳はニュアンス重視の訳なので、テスト勉強向きではありませんが、丸覚えして会話で使うのには向いていると思います。
つまり、翻訳でキツイ印象のあるものは、英語もキツイということです。

管理人のおすすめはバレリーとレイドンです。どちらも平易で分かりやすい英語を使いますので、印象は良いと思います。

しまった、話が逸れた!
で、ストーリーに戻ると、ヤンコウの心臓と大時計の心臓部はどうも大きさが違うだけの同じものみたいですね。
というか歴代のクロックマスターの心臓と同じと言った方がいいのかも。

そういえば今回の時計はずっとthe clockとなっていて、ただ一つの中央時計(the central clock)と同じものを指していました。ただ一つの時計を指していることが分かるように、訳では大時計になっています。

本文の備考欄にも書いたように、the main clockも同じものです。教会の時計とか駅の時計とかの事が多く、その街の中心になる時計なのでこういう言い方をするんですね。
the Palace of Westminster (ウエストミンスター寺院)のBig Ben(ビッグベン)とかが有名です。あれぞ Tower Clock (タワー・クロック)であり、the main clock (主要時計/メイン・クロック)であり、the central clock (中央時計/セントラル・クロック)です。
https://en.wikipedia.org/wiki/Big_Ben

完全な余談ですが、よく学校のチャイムに使われているキーンコーンカーンコーンは、もともとはビッグベンの鐘の音です。だからあれもキーンコーンカーンコーンとなります。

下界では駅の時計がthe main clockに当たります。あの時計も止まった時には大変な事になっていました。

で、クロックマスターのClcok Heartですが、なんとも不思議な心臓でした。「時計仕掛けの心臓」と訳しましたが、実は第二候補は「時を刻む心臓」でした。時計仕掛けの心臓はおもいっきり「時計仕掛けのオレンジ Clockwork Orange」に引きずられた訳でしたね(笑)
意味からすると「時を刻む心臓」の方が良かったのでしょうが、英語のClock Heartを読んだ時、え?それって人間なの?という疑問を持ったので、そういう疑問を持つような日本語にしたかったのです。

ちなみに「時計仕掛けのオレンジ」は内容的にはぜんぜん今回の話と関係ありません。ただ、オレンジの中が時計仕掛けになっている、つまりは一見オレンジに見えてオレンジではないという違和感だけは同じだったので、採用してしまいました。

結局のところ、クロック・ハートは時計と同じリズムで鼓動する不思議な心臓ということで、サイボーグではなかったのですが、一瞬クロックマスターってみんなサイボーグなのか?と思ってしまいました(笑)

話はぐいーんと冒頭に戻りますが、
CITY OF SHADOWS HERALD シャドウ=シティ・ヘラルド紙
に一瞬だけマスターが登場しましたね。
時間を統べる力を持つのはクロックマスターたるフォン=オーベン氏と時の旋律を作曲したマスターだけだと。
時計の話でマスターが出て来ないのはオカシイと思う人がいないように、という配慮なのでしょうか?今回出て来なかったのは残念です。
マスターはなかなか振り切れた悪役だったので、管理人のお気に入りですが、その後のどうなったのかは色々匂わされているだけで、まだはっきりとはシナリオ内では明かされていませんね。
でも、読み込んでる人たちは想像がついているのではないのでしょうか?
そのうちしれっと周知の事実扱いになってしまったりして(笑)。

今回のお話は最近の他の話に比べると意外性は小さかったかもしれないですが、会話に出て来ないであろうストーリーも想像できる感じが良かったです。もの悲しいBGMとぴったりでした。

特に良かったのが

But I'm still waiting for them. Every day I open the window and...
でも僕は、いまでもずっと二人を待ってるんです。毎日のように窓を開けて…。

と言うヤンコウのセリフ。
最初の方で長官が

Who leaves papers on the floor with the window wide open?
窓を開けっ放しのまま床に書類を置くヤツがあるか?

と言っていた窓です。なぜ開けっ放しなのかという理由がそこにあったんですね。

きちんと一つ一つの行動に意味があるんだなと思ったら、なんか開いた窓を見て悲しさが込み上げてきてしまいました。

どこかで戻って来るお話が読めたらいいですね。

思いつくままに感想と解説を述べましたが、疑問があったらお答えします。
もちろん管理人の分かる範囲でなんですが、むしろ管理人が使ってる用語が分からないという疑問があるかもしれないと思い始めた今日この頃でした。

元素浪漫の彼方から(ちょっと修正)

皆さまどっぷりアッパー生活にはそろそろ慣れて来ましたでしょうか?
疲れて来たら初心に帰って市役所か郵便局が最近の管理人のシティお散歩スタイルです(笑)

前回のイベント《Note from the Fog 霧から届いた手紙》ではそんなに補足することもなさげだなぁと、何か書こうか書くまいか悩んでいるうちに、今回のイベントに突入してしまいました。

ブラウザ版が大幅にアップデートが遅れていると聞き、あんまり早いうちに感想を書いて、人様の興を削いでも…などと思っているうちに、ちょっとシティの霧に当たり過ぎたらしく、忘却の彼方に行ってしまっていたかも。

巻戻りさんに触発されて、また、新規参入者限定アバターにつられて一からやり直してみたりしているうちに気付いたら次のイベが始まっておりまして(笑)
いやー、2アカウント分トーテムを立てるのは確かに廃人になりますね。←管理人、しばらく燃え尽きてました(笑)

楽しくなくなったら本末転倒ですので、交換日記もゲームもマイペースが一番です。(しみじみ)
それでも真面目にお返事を下さる巻戻りさんの書き込みはとても楽しみにしています。ワカメも好きなんですね(笑)
管理人は実はFrog大好きなので、カエルだらけの廃工場は楽しかった!アオガエルのあのぷにぷにぬめぬめした感じがなんとも言えず…。管理人が好きなのはFrogであってToadではないので、ウシガエルやイボガエルは対象外です。どうでもいいですね。

前回「イベの話はまた今度」とか言ってたくせにほとんど忘れかけていたのですが、巻戻りさんのお返事を見て蘇りました。
巻戻りさんの感想を読んでいて、どうして感想があまりでてこなかったのかが分かりましたよ…。たぶん管理人は、ドクター・バリーの悪辣感がストーリーの最後に向けて小さくなっている気がして、ちょっとがっかりしてたんですねぇ。
悪役が振り切れてるのが好きなのに…(涙)。

でも廃工場自体は好きだったんですよ。あの落書きがいい。今回のイベロケの時計塔も悪くはないですし、BGMなんかもの悲しさが最高だと思うんですが、でもロケそのものは廃工場の方が好きです。
Fandomでも廃工場は好きなのに、Time Savingのせいでゆっくりプレイできなかったのがキツかったとぼやいておられる方がおりまして、その意見には管理人も全面同意でした。

《Mysteries of the League 連盟の謎》のドクター・バリーは悪辣度少な目でしたが、[The League of Researchers 研究者連盟]には後日談がありそうだという巻戻りさんのご意見に一票入れて、ドクター・バリーの今後の暗躍に期待!是非とも心は入れ替えないで頂きたい!

先月の驚きポイントはイベントストーリーよりも一緒に追加された《Light in the Darkness 闇を照らす光》の方が衝撃度は大でした。
しかし、このストーリー、№19に挿入されたので、まだ到達してない人もいるのではと思うとちょっと感想を書くのをためらわれておりまして…。

謎に触れずにちょっとだけ感想を言うと、彷徨う者がオロオロする図が想像されて微笑ましかったです。彷徨う者のランタンは単純なように見えて、実はかなり複雑な機械仕掛けのようなアーティファクトなんですねぇ。

サブクエはDrink Bowlがおたまになっていたというのは、なかなか面白い。自分もいつかやらかすかもしれないと思うと、ちょっと苦笑いになってしまいそう、ハハハ(汗)。
実はコレの出典は管理人にもなかなか分からなかったのです。実は同じような用途のDrink Bowlというのはギリシャからも出土しているのですが、それには取っ手がないのです。アルフォードの説明ではギリシャ神話なのに、形状が全然違う。
取っ手付きのDrink Bowlなんてどこから出て来たんだろうと気になって、美術品の取っ手付きの器をあれこれ調べてたら、ロシアにそういうのがあるという美術品の記述がようやっと見付かりまして。ロシア語を英語にすると綴りも表現も一定しないので分かりにくかったんですが、どうやら一昔前に廃れてしまった用具ではあるものの、飾り物としては今でも贈られたりするのだそうです。きっとロシア近隣のスラブ地方ではDrink Bowlと言えば取っ手が付いているものなのでしょう。
用途から言うとお玉よりひしゃくの方が近いかなと言う気がしますが、日本ではずばりなモノがないので、翻訳する人はさぞ困ったことでしょうね。管理人は困ったらカタカナという日本語のメリットを最大限に活用しております。


さて、話は変わりますが、(嬉々として)元素のよもやま話をしますと…。

巻戻りさんから「元素って作れるの?」という素朴な疑問を頂いて、管理人「あ!(しまった!)」と思いました。そうです、元素が作れるという事実を知らないのが普通なんです。そんなことも気付かない管理人は、やっぱりちょっとズレてるなぁ…(冷や汗)。

ここから先は(多分)超マニアックなお話です。

新元素を作るというお話に不可欠な基礎知識がありまして、それが放射性同位元素という元素です。
放射性同位元素というのは、放射能を出す元素という意味で、不安定なために放射線を出しながら、徐々に別の元素に変化していきます。
放射能が半分になる期間を「半減期」と言い、その期間が短いほど不安定です。

放射性同位元素で有名なウランはご存じでしょうか?ウランは地球上に豊富にある元素としては一番重い金属です。
一口にウランと言っても何種類もあるのですが、ウラン238というウランの半減期はなんと45億年もあります。地球の年齢が46億年ですので、地球が出来た時に生まれたウラン238の放射能はやっと半分になったところなんですね。
なんで「半減」期でゼロじゃないのか?と言えば、あと46億年経ってもまた半分になるだけで、ゼロにはならないから。
ずーっと半分になり続けるだけで、永久にゼロにはならないのです。

ちょっと順番が前後しますが、基本に立ち返って、原子の構造について。
元素というのは原子の名前ですが、原子そのものの構造がきっちり分かっているほうが分かりやすいので。
この先シティで超科学の話が出て来た時にももしかするとちょっと役に立つかもしれません。おさらいなので、かなり基本のお話です。

原子は「陽子」というプラスの電荷を持つ核と、「中性子」というプラスマイナスゼロの核と、重さがほぼないマイナスの電荷だけを持つ「電子」で構成されています。
原子の重さはほとんど「陽子」と「中性子」の重さです。
原子の名前と性質は陽子の数だけで決まります。ですが中性子の数には規定がありません。なので中性子の数が違うせいで、同じ元素でも重さの違う原子が何種類もあったりします。
そういうのを「同位元素」と言います。放射性同位元素の同位元素の部分の意味です。

で、簡単な元素で説明すると
一番軽い原子番号1の水素(H)は、陽子1個と電子1個だけというシンプルさ。普通の水素には中性子もありません。重さは陽子1個分の1。この原子の重さを原子量と言います。原子の重さは陽子と中性子が全部で何個あるかで決まります。
厳密に言うとちょっと違うんですが、分かりにくくなるので、
「原子量(原子の重さ)=陽子の数+中性子の数」
だと思ってて問題ないです。

さて、水素は通常H₂という2個ワンセットで浮いていると聞いたことがあると思います。実は電子には安定する数というのがあって、最初が2個、次が10個、その次が18個なんですね。
なので電子が1個しかない水素はそれだけだと安定しないので2個セットで浮いています。

水素の次に軽い原子番号2のヘリウム(He)の場合
普通は陽子2個に中性子2個、原子量(重さ)は4。
電子は陽子の数と同じなので2個。
前にもちょっと元素の話で触れましたが、ヘリウムは希ガスという超安定な気体です。そう、「大変美しい完成された元素」なのです。
最初っから電子の数が2個で超安定。なのでヘリウム1個だけで浮いています。
ヘリウムの次の希ガスはネオンサインで有名なネオン(Ne)です。電子の数は10個で超安定なので、やっぱり原子1個で浮いています。

ここで先の水素の話に戻りますが、水素は「普通は」陽子1個しかないと言いました。
ところが陽子1個と中性子1個を持つ「重さが2倍の水素」というのもあるんですね。更には陽子1個と中性子2個を持つ「重さが3倍の水素」というのもあります。

重さ2倍の水素を重水素(D:ダブリウム)、
3倍のやつを三重水素(T:トリチウム)と呼びます。

で、ダブリウムまでは陽子対中性子が1:1なので安定なのですが、実は3倍のトリチウムは水素でありながら余計なお荷物をしょっているせいで不安定で、放射能を出します。半減期12.3年。つまり放射能を吐きながら、トリチウムは重さが3のヘリウム3に徐々に変わっていきます。ヘリウム3の方が安定なのです。

気付いたでしょうか?
トリチウムは陽子1個+中性子2個で重さは3。
ヘリウム3というのは、普通の重さ4のヘリウムより1個中性子の少ないヘリウムで、陽子2個+中性子1個で重さは3。

水素であるトリチウムとヘリウム3は重さはほぼ一緒なのです。でも陽子と中性子の数が入れ替わっています。放射能を吐きながら中性子が1個、陽子に変わり、より安定なヘリウム3になってしまうのです。
普通のヘリウムは重さ4ですが、一つ軽いヘリウム3も安定していますので、これ以上は変化しません。
ちなみにその元素の中で一番一般的なヤツには数をくっつけませんが、いくつも同位元素がある元素だとどれのことを言ってるのか分からなくなるので後ろに重さをくっつけて呼びます。重さ3のヘリウムだからヘリウム3です。

放射性同位元素というのは、三重水素トリチウムみたいに余分な中性子を持っている元素のことで、不安定なんですね。不安定なので放射能を吐きながらだんだんと安定な元素になろうとします。
カンタンな元素ですら中性子を沢山しょい込むと不安定になります。
元素はたいてい陽子と同じくらいの数の中性子を持っていますが、必ず1:1とは限りません。原子が大きくなっていくと、ちょっと中性子の数が多めになっていきますが、どんな元素でも多すぎたり少なすぎたり中途半端な中性子の数だと不安定になり、放射性になってしまいます。
中にはどの組み合わせでも安定しない元素というのもあって、全てが放射性だったりします。

ここで先のウランに話が戻ります。ウランは地球上で大量に見つかる元素の中で最も原子量(原子の重さ)の大きい元素、つまり陽子と中性子の合計数の多い元素です。ウラン爆弾、つまりは原爆の材料としても有名です。
原子番号は92。つまり92個の陽子と大量の中性子を持つ元素です。いろんな中性子の組み合わせが見付かっていますが、どの組み合わせでも安定はせず放射能を出しています。
一番たくさん見つかるのがウラン238で陽子92個+中性子146個を持ち、重さ(原子量)は238です。これが半減期45億年のウランです。

さて、原子番号が92のウランが天然で見付かる中では一番重いと言ったのは覚えてますでしょうか?
そう、「天然では」一番です。つまり天然ではない元素があるってことなんですね。
ここでようやっと「元素って作れるの?」の話に行きます。←長いよ

結論から言うと、現在原子番号92のウラン以降の番号の元素(超ウラン元素と言います)は基本的に全部「作られた」元素です。

ここまで延々と原子の構造の話をしてきましたが、原子の性質と名前は「陽子の数」で決まるものの、重さは「陽子+中性子の数」なのだという事が分かったかと思います。

ならば新しい元素をどうやって作るのか?
原理は至ってカンタン!
ものスゴい力で2個の原子をぶつけて無理やりくっつける!

原子番号113のニホニウムで言うと原子番号30の亜鉛(Zn)と原子番号83のビスマス(Bi)をぶつけて陽子の数を113個にしようという作戦。
30+83=113です。
実際にはそれぞれに中性子がいっぱいくっついてますけど。

ちゃんと言うと
亜鉛(Zn):陽子30個+中性子40個=重さ70←ちょっと珍しい亜鉛
ビスマス(Bi):陽子83個+中性子126個=重さ209←普通のビスマス
これを足して
陽子113個+中性子166個=重さ279のニホニウムになったあと
中性子が一個飛び出て、今回認められた重さ278のニホニウムになる


…とまあこれが言うほど簡単ではないんですね。
そもそも原子っていうのは普通2個が1個になったりしません。こういうのを「原子核融合」と言います。←ここ大事

たとえば太陽くらい重力が大きいと中心部はスゴイ重力で中心に引っ張られていますので、水素と水素がくっついて重水素になり、さらにはそれがヘリウムになり…という感じで鉄(Fe)に向かって「原子核融合」を起こしながらエネルギーを大量に放出しています。ついでに大量に放射線も出しています。鉄以上にはならんの?というのはちょっと説明が難しくなるので割愛。ならんのです。
つまり、太陽のエネルギーは原子核融合エネルギーであって、何かが燃えているのではないんですね。だから燃え尽きないんですよ。

このエネルギーは何処から出て来るの?というと「質量(重さ)から」と言うのが答えでして、さくっと言えば「アインシュタインの相対性理論」です。

アインシュタインの相対性理論「E=mC²」のなにが恐ろしかったかと言えば、この式によればエネルギー(E)は質量(m)×光速の二乗(C²)と等価であるわけで、つまり質量はエネルギーに変換できるんです。これが原爆の原理。原子をぶっ壊して質量を減らせばエネルギーになるのです。

しまったちょっと逸れた…。
要は何が言いたかったかと言うとですね、逆を返せば、2個の原子から1個の原子を作ろうとすると、太陽的なエネルギーが必要になるんです。地球上で太陽中心部みたいなエネルギーを発生させないといけないわけで、そんな簡単な話ではないんですね。

具体的には原子を亜光速まで加速させてぶつけて、「偶然」真正面からぶつかって原子核融合を起こすのを気長に待つのです。原子なんて小さいのでうまい事ぶつかる確立なんてごくわずか。
ニホニウムは575日間24時間体制でがんばってぶつけ続け、実に400兆個もぶつけて、できたのはたったの3個!
しかもこのニホニウムは半減期が短く、寿命はたったの0.002秒…。
できるのを待つのも大変ですが、観測するのもまた大変という世界。

理研には新元素を作るための超でっかい「原子用加速サーキット」があります。
どんなのかがバーチャルツアーで見られるようになっています。
説明は専門的過ぎてなにがなにやらですが、とにかくでっかいんだという事は良く分かるかと(笑)
https://vr.riken.jp/ribf/

いやー長かったですね。読んでる方も大変だったでしょう(笑)

でも最初の1個を合成してから認められるまでも長かったんですよ(泣)
いろんなところが「うちでも作ったモンね!」と主張するもんだから認められるのが大変なんです。

ニホニウムの作り方がこちらのサイトに載っているんですが
https://scienceportal.jst.go.jp/gateway/sciencewindow/20200611_w01/
このサイトの中にある周期表にはご丁寧にも見付けた国の国旗が載っているのです。
分かりますでしょうか?ドイツの見付けた元素番号32ゲルマニウム(Ge)なんて、とっても分かりやすくドイツでしょう?←ゲルマン人だからゲルマニウム(笑)
そして…、ヨーロッパとアメリカ以外の国旗がないのです。
113のニホニウムの前の107~112は全部ドイツ、ニホニウムの後の114~118はロシアとアメリカの共同チームが独占。
ニホニウムは欧米外で初の命名権獲得でした。

正直、114~118のアメリカとロシアはもっとヌルい状況証拠で認められてるのに、日本はどうして認められないんだよ!と思ってました。
400兆個ぶつけて3個と言いましたが、一挙に3個できたわけではなく、1個目で認められず、2個目でも認められず、3個目作ってやっと認められたという経緯があるのです。
サーキットを動かすのには莫大なエネルギーが必要なわけで、つまり費用もかかるし大変なのです。それでも周期表に名前が載るのは日本の科学力を海外に大きく示せる試金石になります。技術で立国している日本にとってこれは大きなことだと管理人は思います。もちろん浪漫もあるのですが!

元素は名無し状態の間「Unun○○(ウンウン○○)」の仮名称でよばれるという変なルールがあって、ニホニウムは日本が作ったんだと認められるまで、10年以上もの長きに渡り「Ununtrium ウンウントリウム」と呼ばれ続けていました。←要するに名前がないから「むにゃむにゃトリウム」みたいな変な名前で呼ばれていて、そのまま周期表にも載っていた。
理研の街に住んでいる人ですら、オブジェを不思議そうに眺めているくらいなので、きっとほとんどの方々にはあまり大きなニュースではなかったのかも…。
でも、管理人は最初の1個目を理研が作った2004年から命名権が日本に来ないモノだろうかとずーっと待っていましたので、実に12年も待ってたことになりますね。←感無量(涙)

とんでもない話題を振ってしまったと、巻戻りさんは今頃きっとどっと疲れている頃でしょう(笑)

元素の話だけで長くなりすぎてしまい、正直やり過ぎた感が否めませんが、気を取り直して郵便局に行って来よう、うん、初心が大事。←そそくさ

ご報告が遅くなりました

巻戻り舞い戻り悶絶イカタコ好き過ぎワ~カメ好き好き妄想忘れん坊寿限無方向音痴裏口侵入太郎です。


凄い!アバターが揃ってる!素晴らしいです!お持ちの方っていらっしゃるものなんですね。こんなアバターでフレンド申請来たら震えます。この2016年の11月イベの男性アバターは Lone Wolf一匹狼 として後に出てくるアバターと同一のようですが、古くからあったアバターキャラだったんですね。それにしても最初期の頃のアバターは味わい深いです。おまけにご新規さん限定アバターなんてあるんですね。いや~楽しませて頂きました。


ご報告が遅くなりましたが当方のアッパーにもようやくトーテムが建ちました。前回イベのブラウザ版アップデートは月曜とのアナウンスでしたが、更に2日遅れて水曜にようやっとアップデートされました。皆様より1週間遅れてのスタート、不安と絶望を抱きつつ気合でやり込みましたが、流石に2アカ分建てるのは無理でした。もうちょっと頑張れば両アカとも建てられたかもしれませんが、ゲームが嫌いになってしまいそうだったので今回は潔く諦めました。そして余韻に浸る間もなく新イベがスタート、しかも今回はステッカー有りです。今回のイベが終わる頃には日干し太郎になっているかも・・・(笑)

前回イベの『廃工場』の絵のタッチと廃墟の雰囲気がとても気に入っています。謎の落書きもイイですね!前々回の『満月の塔』も良かったのですが『廃工場』のロケ地は当方がアッパーで最も好きなロケ地になりました。ただイベ中は楽しんでる余裕がほぼ無かったので、イベ終了後残ったサブクエをマイペースで楽しんでいます。『廃工場』の解説の冒頭「探索アイテムトリビア」と共に実験室でのブランデー(もどき)の作り方まで!多分・・作らないとは思うのですが、読むだけでも非常に楽しいです。

バリー博士が怪しい言動をする度に管理人様がワクワクなさっている様子が解説から伺えて「そうそう!やっぱそう思いますよね~」などと今回も楽しく読ませて頂きました。当方も ”バリー博士はアッパーにおけるミストレス的役割を担うのか” と期待しましたが、今回はそうではなかったようでちょっとガッカリでした。しかしながらこのお話は続きがありそうなので今後に期待します。

本編の5-② の [Thought Amplifier 思考増幅器] を当方が覗き込んだらタコとイカとワカメが舞い踊る鏡のようなモノが出来上がるのでしょうか(笑)・・いや(怖)かも。そしてこのイベでの一番の笑い所かもしれない [廃工場のコレクション⑧憂慮沈鬱] アルフォードのサブクエの3つ目のコレクション「Amethyst Drinking Bowlアメシストのドリンク・ボウル」の日本語訳が何と「アメジストのおたま」です。おたま!まさかのおたま!おたまの要素が挿し絵からは感じられないのですけど(笑) 管理人様はしきりにアルフォードのお相手について気にしておられましたが、当方は「何をどう訳したらおたまなのか」で頭が一杯でした。ドリンクボウルだと確かに日本の何かに例えるのは難しいのかもしれません。アルフォードがらみのお話は面白展開になる事が多いですが、今回も色んな意味で楽しませて頂きました。


No.42[Hunting Werewolves 狼男狩り] ですが、「最近」という記載は見つけられませんでしたが「human world 人間世界 から来た」や「real world 現実世界 にいて、とうとうシャドウ=シティを見付けた」という記載はありました。となるとアッパーから来た説は無くなりますね。流石にアッパーを現実世界と解釈するには無理があります。確かにシティのお話・・特に下界は九龍城の様ですが、思い違いにしてしまうと何もかもが思い違いで済んでしまいそうなのでそれは避けたいかなぁと。そうかぁ~違ったかぁ~うーん・・うーん・・(笑) と言うわけでこの妄想は一旦保留します!今後辻褄が合うようなストーリーが来るのを待ちたいと思います。


アッパーと下界の位置関係について・・そうだったんですね!アッパーって街全体が何だか騙し絵みたいに見えるけど何でこんな風に描かれているんだろうと思っていたのですが、傾斜地なんですね。下界の中国エリアの奥が山になっていますので、その上辺りにあるんでしょうか。そうするとアッパーからは天つ鯨が下に見えたのかもしれないですね。リンクもありがとうございます。めちゃめちゃイメージしやすいです。


ニホニウム・・・うっすらと聞いた記憶があるような・・現代において新しい元素が増えるなんてあるんだなぁと思った記憶があったような・・そんな程度の認識です。当方は全く以ってフツウノヒトなので、理研と言われたらニホニウムよりもワカメが思い浮かびます。ニホニウムのオブジェがあるんですね。でもフツウノヒトのフツウノセイカツには大きく関係しないでしょうから「これなぁに?」も致し方なしです。歩道の煉瓦に元素記号のプレートがあるのはただ歩くだけで勉強になりそうですね。

大変素朴な疑問なのですが、元素って作れるものなのでしょうか?元素というと元々地球上にあるもので、新たに見つかる事は有り得ても、作れるという認識はありませんでした。ストーリーとは関係のない質問ですみません。でもここでご教授頂いたあれこれはとても役立っています。今回イベ[U No.22:Broken Clock Case 止まった時計の事件簿]ではオウグースト=フォン=オーベンと言われて「あ!ドイツ系の貴族の名前だね」とすぐさま思い浮かびましたし、巻き戻り先でやっているジュリーのサブクエ[領主館の門のコレクション③ Multicoloured Masks 様々な色のマスク]の3つ目の緑のマスクがロキのマスクと言われて「ロキってあのロキ?!北欧神話の!こんな所にも出てたのか」と今頃気付いてちょっと喜んでおります。


まだまだお返事したいあれこれがあるのですが、また日を改める事に致します。アイツいつまでたっても返事寄越さないけどどうしたと思われて・・ないかもしれませんけど(笑) 大分間があいてしまいましたので、元気にシティに通っております&トーテム建ったよ嬉しいな~のご報告まで。

今回のイベの話はまたあとで…

巻戻り舞い戻り悶絶イカタコ好き過ぎ妄想忘れん坊寿限無方向音痴裏口侵入太郎さんへ

ブラウザ版は不具合で更新が遅れているとのことですので、今回は交換日記に集中する事に(笑)
ネタバレになるのでイベの話はまた後日…

化学元素の話は好きなんですよ。そんなマニアックな話にもお付き合いいただきありがとうございます。
管理人、学生時代から実験大好きでしたから…。
なのでうっかりするとずーっとその話をしそうで、控えめに控えめにと思ってるのに、ちょっとボリュームが多いんじゃないかといつもビクビクしています。
フツウノヒトはそんなに元素好きじゃないよ?と思うんですが…。

そんな管理人ですので、日本の「理化学研究所」(略して理研)の作った「Nihonium ニホニウム」が、正式に新元素に認められた時には感無量でした。
だって、世界中の「Chemistry 化学」の教科書にNihoniumが載るんだぞ?すごくないか?
世界中の子供たちがキュリウムとかカルフォニウムとかと並べてニホニウムを見てるなんて…(感涙)

実は管理人、その理研のある街に住んでいます。
街にはNihoniumのオブジェが建ちました。
街の人たちはニホニウムの事を知らないのか、これなんだろうと言いながら不思議そうにオブジェを眺めています。か、解説したい!と心で思いながらも、勇気はないのでいつも温かく眺めています。それ、すごいんだぞー!
街路には歩道に敷かれた煉瓦ブロックに混ざって、数メートルおきに元素記号1の水素から順にプレートがハマっています。新元素のニホニウムは113番目の元素です。
駅からスタートして、1H水素、2Heヘリウム、3Liリチウム、4Beベリリウム…113Nhニホニウム…118Ogオガネソンとプレートを118枚辿って行くと、なんと理研に着けます。
どうでもいい話ですね。すみません、はい(汗)

さて話を戻して、毎度毎度タコが登場するこのゲーム、今回も珍品堂に「Octopus Speed オクトパス・スピード」なるエナジードリンクが売っていました。
…気になる。すごいマズそうなのに、気になる。鳥取の境港で売っていた、目玉の親父汁缶ジュースと同じくらい気になる。←管理人はもちろん買った。
缶の上部に「Restrictive Tape 立ち入り禁止テープ」っぽい模様が見えるところが特にソソる…!
なぜこんなにタコ推しなんだというのが、一番気になるけれども(笑)

前回の満月の塔イベントについては、時系列の妄想考察ありがとうございます。
ちゃんと辻褄が合っている!素晴らしい!これは思いつけなかったぞ。

とすると#42[Hunting Werewolves 狼男狩り] の冒頭で、ドクターが最近外界から来たと言っていた部分だけが話が合わないのですが、もうそれはシティ住人たちの思い違いという事にしちゃおう、そうしよう。最近じゃなくて歪み前に来たのかもしれないし。

前に巻戻りさんが言っていたように、シティのストーリーは九龍城もかくやの増築ぶりなので、時々そういうことがあるのはご愛敬なのでしょう。


巻戻りさんが気にしていたアッパーってどのくらい離れてるの?

ということについてなのですが、これは一時だけ下界の事件簿の次のクエスト欄に載っていた説明に記載がありました。とりあえずサイトでは[Unexpected Guests 予期せぬ来訪者たち]のラストに載せています。この文章、なかなかカッコよかったのですが、多分混乱を招くという理由から現在は削除されてしまっています。せっかくなのでここに掲載

An airship has made an emergency landing at the Airship Dock. The City hasn't seen such an aircraft since the Distortion. The airship came from the Upper City - a district located on a mountain ledge, which can only be reached by air.
Everything indicates that the friend you're looking for is there. Journey through the fog to continue your search for the truth.

飛行船が専用ドックに緊急着陸した。シティはこの種の飛行装置を例の「歪み」以来目にすることはなかったのに。飛行船が来たのはアッパーシティからだった-山の崖の上に位置する区域で、空からしか行くことのできない場所である。
友人を探すべきはそこであると、全ての事柄が示している。長い長い旅は霧を抜け、更に真実を探し続ける。

これと対で、アッパーの事件簿の次のクエスト欄には、これまでの概要としての説明が載っていました。次のクエスト欄にこれまでの概要が載っているのもこれまた混乱の元ではあったので、やっぱり同様に削除されてしまいました。サイトでは[Upper City Fog アッパーシティの霧]のラストに載せています。

The search for a phenomenon called the "City of Shadows" has led you and your friend to an amazing place where monsters roam the streets, and the change of seasons in accompanied by boisterous events. The citizens themselves have come here from different places and eras. It is here that you begin your journey, the goal of which is to find your friend who was abducted by a dark cult, and learn why he never said that he'd been in the City of Shadows before.

「シャドウ=シティ」つまり影の街と呼ばれる現象を求めての捜索は君と友人をモンスターが街中を徘徊する驚きの場所へと誘(いざな)った、そこでは季節の移ろいは常に騒々(そうぞう)しい事件と共にやって来る。街の人々は異なる場所、異なる時代からここに来ていた。こここそが君の長い長い旅が始まる場所、最終目的は闇の教団に攫われた君の友達を探す事、そして理由を知る事にある、何故友人は以前シャドウ=シティにいた事があると一度も口にしなかったのか、と。

この解説によると、アッパーはどうやら「A Mountain Ledge 山から突き出た棚」に乗っかっている場所らしいです。後にも先にもアッパーが何処にあるのかの記載があったのは、この説明だけだったと思います。もしかするとFriends' Feedにはあったかもしれませんが。

これによれば、アッパーは下界の上部に位置していますので、上空は一緒のはずです。
だから天つ鯨も見えたのでしょう。

実際にはそんなに小さくもないアッパーが、a ledgeごときに乗るのかどうかは甚だ疑問なのですが、とにかくそういう感じなんだと思います。
イメージはギリシャのメテオラ修道院とか、山の中腹のシタデルとか。
https://visitmeteora.travel/meteora-and-the-different-types-of-monasticism/
こんなイメージで。メテオラは山頂でledgeじゃないけど。

で、最初はアッパーに続く山道があったのに、隕石落下による大地震の地割れで下界と分断され、その地割れが[the Rift 例の亀裂]と呼ばれるようになったのではないでしょうか。おそらくこの亀裂がどこかで[the Dungeons 地下迷宮]と繋がっているのだと思われます。

ちなみにdungeonは単数形だと確かにお城の地下牢のことです。でも普通お城に地下牢はいくつもありません。中世の城の地下牢は通常一つだけなんです。dugeonsと複数形になる時は、英語でも日本語と同じダンジョンの意味です。中世以降に流行った騎士道ファンタジー小説辺りからその意味で使用されているらしいです。現代ではDungeons & Dragonsのダンジョンです。知らない?くすん

シティのthe Dungeonsは終始複数形なのと、時々[Labyrinth ラビリンス(ミノタウロスのいた迷宮)]に言い換えられていますので、まんまダンジョンです。当サイトでは管理人の懐古趣味から地下迷宮と訳されていますが、このところの話の流れで地下というより、山の内部を貫いてるのでは?という疑惑が…。マズい。いや、でもアッパーから見れば地下になるか?

まあそもそもは本当に地下にあったみたいですからもうそのままでいいでしょう。[the Manor 領主の館]の地下ともつながってるみたいですし。そういえば下界から[Diggers' Stash 穴掘り屋さんたちのアジト]がなくなったのは、今回の移住騒ぎの前振りだったんですね。そのうちアッパーにアジトができるのかな?Stashという単語がちょっとアングラなので、名前は変わるかもしれないですね。全年齢推奨ゲームですから。

穴掘り屋さんたちは地下迷宮ダンジョンを掘り進むうちに、アッパーを掘り当てたのではないでしょうか?彷徨う者たちもきっと同じルートで。使徒たちは多分教団のポータルがあるのでしょう。

地下迷宮の話をしていてちょっと思い出したんですが、もう削除されてしまったロケ[The Tomb of the Knight 騎士の墓碑]はランスロットの墓なんじゃないかと思ってたんですよねぇ。
はっきりとは出て来なかったんですけど、一回「White Knight 白い騎士」ってのが出て来て、それがランスロットの別称でもあるものですから。まあ、このロケは一番古いロケの一つなので、当初はアーサー王伝説を取り扱おうとしてたのかもしれません。
それがレディ・ピーコックのお話になって、お相手は[Captain Garahard ガラハード大尉]になってしまったものだから、ランスロットの墓の出番はなくなったのかもしれず。

そしてTombというのは、墓は墓なんですけど、ものすごいデカいものを指すんですよ。どのくらいデカいかというと、古墳とかタージマハルとかレベルの。小さくてもドーンとした墓碑の建つ霊廟とか。だから普通の一騎士の墓なんかじゃあないはずなんですね。

まあなくなったロケについてこれ以上語っても無駄なので、この辺で…。



今回の交換日記で日本語版の話を丁寧にしてくださったので、とても興味深かったです。
サーチウィンドウが形骸化しているとは(驚)!
コレクション名は日本語なのにアルファベットしか入らないとか、もうネタでしかありません(笑)
いや、笑っちゃいけない。すみません。
これ、もしかすると、英語版コレクション名と日本語版コレクション名の対応表を作った方がいいですかねぇ…。
大変そうだなと思って手を付けてなかった部分なんですよね。
英語は入るのなら、日本語名→英語名の対応表さえあればそれを入力すれば、検索できるってことですもんね。あ、言語を切り替えないとダメなのか。じゃあ需要はないか?

1000アイテムを遥かに超えてるから、なんだかんだ面倒な気もするが…。画像も入れると重くなってしまうし…。うーん。

そんなこというと、ロケ名とかモンスター名とかってどうなんだろう?自分はロケ名も日本語版の名称は怪しいんだよなぁ。逆にこのサイトと全然名称が違うってこともありそうだ。実際、某サイトの話がすぐにピンと来ない時があるし。キャラクター名だってそうだ。
でもキャラクター名はそのキャラクターが出てる時でないと確認できないな。諦めよう。←あっさり

日本語版との対応って、画像さえあればなんとかなるさ、で、今までノータッチだった部分なんですよねぇ。
でも、当サイトのコレクション一覧もアルファベットでしか並べ替えが出来ないんですよ。だって漢字ってどう並べ替えるのさ?全部ひらがなにしてあいうえお順?
文字が3種類もあるっていうのは、時として困るよね。漢字しかない中国はどうしてるんだろうか?

でも対応表はもしかするとこのサイトでしかできない事かもしれないなぁ。このサイトはかなり英語寄りだけども、仮にも日本語サイトなのだし、日本語プレイしてない自分がそれをやっていいのか?みたいな気後れもあるけれども。

管理人は日本語版をほぼ知りません。特に翻訳中は絶対に言語を切り替えないようにしてるんですね。言語切り替えはおそらくサーバーを移動しているので、うっかり戻らなくなったり、落ちやすくなったりしても怖いので。
それとなんか、人の翻訳を見てから翻訳するのってちょっとズルい気がして。まあ、イメージが崩れてしまうと翻訳できなくなるから、というのが大きいかも。日本語版の口調が違ったら、自分の脳内キャラクターが変わってしまうし。そうすると口調の統一ができなくなってしまうし。

そういう訳で、日本語版の話はかえって面白い!
特にストーリーは読み返せないので、長官の口調がですます調だったとか、絶対に知り得ないことです。たしかに偉そうなのがデフォルトの長官に下手(したで)に出られたら…。悪いモノでも食べたのか?と思うなぁ。

コレクターの家の隣の家!
ほんとだ2022年4月に3階建てなのに、2022年6月には2階建てになってる…!
じゃあ5月は?
アップしてないけど、画像ありましたよ。5月までは3階建てでした。5月末のアップデートで変わったんですね。よく気付きましたねぇ(笑)
なんで低くなったんだろう。そう言えば、この家って前はHidden Cityって垂れ幕が掛かってなかったっけ?

確認してきました。2020年3月までは垂れ幕があったのが、2020年4月に撤去されています。自分密かにあそこは市長が住んでるんじゃないかと妄想してました。Hidden Cityの垂れ幕が掲げられてるなんて、シティの重要な建物のはず!と思って。いや、実際には市役所に住みついて(憑りついて)るんでしょうけど。
主人公の家かもしれないですよね。[Mystery Solver 謎を解く者]は市役所の近くに住んでいることになってたし。

イベント履歴に載せてしまった(笑)こうしてくだらない情報が山積みに。
でもあのページは意外とコンスタントに訪問者がいて、人気のページなんだよね。
みんな前はどうだった?が気になるってことだなぁと。

シティは細部まで書き込まれてるから、もう楽しい楽しい。
3Dでプレイできでも楽しいだろうけど、妄想フィルターがあれば2Dでも大丈夫。意外とそっちの方がリアルだったりして(笑)


探索アイテム名について
巻戻りさんの巻戻りバージョンは、おそらく管理人が一番最初にシティにやって来た時のと同じくらい古いバージョンですね。時期で言えば2017年3月~。カジノがあるならその時期で確定です。その前は更に一段狭くて、本当に市役所周辺しかなかったはずです。ただし、その頃には鉄道車両は既に市役所の隣に移動し、ふつうは入れなかったはず。管理人も旧鉄道車両移動には間に合わなかったため、ちゃんとした画像を持っていませんでした。

管理人が始めた当初、運命の部屋のBellもBellsも、日本語版では両方ベルで見分けがつかなかったのを覚えています。当時はダンジョンには英語でないと入れないし、[Books of the City シティ関連の書物]のクエストも英語版でないと完了できないしと、もう英語でやるしかないじゃん的な状況が揃っていまして、たしか1か月もせずに英語でやる事にしたんでした。当時は言語切り替えもなく、ウィンドウズの言語設定から変えるしかなくて、管理人はもともと英語設定だったのを、わざわざこのゲームのためだけに日本語に切り替えてたので、もういいやになって(笑)

そう、PCを新しくしたら入っていたゲームを何の気なしにぽちっと押して…。大昔にもそういうゲームがあったなぁと。glassesとかいって、眼鏡じゃなくてglass二つだったりするんだぜ?とか思いながら、2,3ステージくらいやってみるかってつもりで…。

したらいきなりジュリエットが出て来て、え?なに、ストーリー付きなの?
…やばい、コレはまるヤツ(汗)←巻戻りさんと全く同じ展開

で、現在に至ります。いやーハマり過ぎだろ(笑)

話はアイテムに戻りますが、探索アイテム名は二つ以上のモノは全部複数形です。
だから[South Fort サウス・フォート]の林檎はApplesで、グラスはGlassesです。眼鏡かと思うじゃん!
けっこうシビアに複数形になっています。稀に1個なのに変わってないのがあった気もしますが、複数で出て来るヤツは複数形。だから、glassesみたいなひっかけを除けば、だいたいのイメージがつきます。特にApplesとかCrystalsとかは塊なんだろうなと。

英語の複数形はぱっと見数えられるモノに限られています。にんにくは地中で分裂したりするし、どこまでが1個か分からないんじゃないでしょうか(笑)
[Cornとうもろこし]とか[Grain 麦とか砂とかの粒]とか小さすぎるものは不可算です。どの辺が境かと言えば、[Pepper 胡椒]は不可算名詞で[A Pepper 唐辛子]は可算名詞です。でも岩礁の小屋の唐辛子はなぜかPepperでした。胡椒かと思ったよ。

巻戻りさんが例示に挙げられていたFish, Sheep, Deerは可算名詞のクセに単数と複数が同じ形をしているという、変な名詞の代表例で、基本群れで移動する生き物です。[Salmon 鮭]も普通群れなので、複数形は同型ですね。単複同型と言います。
ただFishesとかSalmonsがないわけではないんですが…。色んな種類の魚ならFishesだし、いろんな種類の鮭ならSalmonsと言います。同じ種類がいっぱいならFishでSalmonなんですけどね。ふつう違う種類だと群れないですから。まあそういう風に言い分けてるんだっていうことです。
文章で注意したいのは、このタイプは同型なだけで複数なのでFish are...になります。先のCornとかは不可算=単数扱いなのでCorn is...です。

それ以外にも集合名詞といって、[Fruit 果物]とか[Machinery 機械類]とか[Baggage 手荷物類]とか、その手のヤツをまとめて言う場合も不可算です。

あんまり言うと名詞の授業みたいになっちゃうので、やめよう。←すでに長いつーの

巻戻りバージョンは[Chapel Basement 礼拝堂の地下室]がプレイできるというのも羨ましい。あれは変なアイテムてんこ盛りでしたが、そこが面白かったといえば面白かった!
Windows8があればなぁ。ないんだよ。←普通はこんな需要はない(笑)


沢山アカウントがあるということですが、多分英語でやってもけっこういけると思いますよ。なにしろストーリーは知ってるわけだから。声に出して読むと臨場感がありますが、人のいない所でやらないと変な人ですね(笑)
管理人はよくセリフを読んでいます。なりきり管理人です(笑)
これがけっこう楽しいんだ…、ってハッ、変な奴と思われてしまう←もう遅い
あ、あれですよ?転記ミスがないかとか、確認するためですよ?
決して、長官の時には偉そうな口調で読みあげているとか、そんなことは…。

いかん、恥ずかしい暴露をする前にカルロスを手伝って来よう、そうしよう。

シティはイカも好きだった?!

巻戻りの舞い戻り悶絶タコ好きイカも好き好き妄想族で忘れん坊寿限無が方向音痴過ぎて裏口侵入犯太郎です。管理人様も近頃はお名乗りにアレンジが加わり、それも楽しみにしている太郎でもあります。


この度はスタッフの任命賜りまして光栄です。ですが大したお役に立つのかどうかわかりません。このフォーラムにてあーのこーのとやり取りさせて頂く中でほんのちょっとでも「あら?」とか「おぉ!」とか「う~ん・・」があれば良いかなくらいのお手伝い係的な気持ちで、気付いた事や質問などを書き込ませて頂きたいと思います。こちらこそよろしくお願い致します。

管理人様は「建物が動いてるようにも聞こえる言い方をするなぁ」とどこかで思われたとの事ですが、当方は同じクエを4回もやってやっと気付いてるような有り様です。しかも1度に1コの事しか出来ないのにこのすっぽ抜けっぷり(笑) オゥドゥンムラからヴァーリまで太郎のお陰などと有り難いお言葉を頂きましたが、自分そこそこ抜けてるヤツです。ご注意下さい。


前回のイベロケ地ですが、全体的にクラシカルな雰囲気なのに狼男を拘束している檻と手錠(のように見えますがあれも仮死化維持装置の一部でしょうか)がとても近未来的で、この混在加減に当方もすぐさま魅了されてしまいました。時代を感じさせる武器と蛍光色の液体の入った注射器やフラスコ、試験管とのコントラストもまた大変良かったです。

今回のオリジナルBGMも中々良かったのですが、管理人様お薦めの「月光のソナタ」もイメージにぴったりです。でも悲し過ぎて開始5秒くらいで泣いてしまうかもしれません。透明な悲しみかぁ・・良い表現ですね。 最近ではBGMはデフォルトでは音が鳴らないようになっていて効果音のみですが、新イベが始まると1度はBGMを鳴らしてみます。このゲームはBGMも素晴らしくて、当方のお気に入りだったものは残念ながらいくつか廃止になってしまいましたが、それでも新イベには大抵新BGMが付くので必ずヘッドフォンをして確認しています。ヘッドフォンで聞くと、こんなBGMだったんだと新たな驚きがありお薦めです。

「ニキシー管」は最初何の事かすぐにはわかりませんでしたが「初めて出てきたわからないものは取り敢えず見た事無いものを押してみる」精神(笑)で今日まで何とかやってきましたので如何なく発揮しました。本編とフォーラムでの解説で真空放電で光ってたんだと知って驚きです。しかもあれ、時計なんですね。カッコイイです!

今回も沢山の解説、大変興味深く読ませて頂きました。単体で気体となって漂っている元素は「大変美しい完成された元素」なんですね。マーカー引いておきました。それと屋久杉の生死観が聞ける日が来たら自分も是非お聞きしてみたいものです。


サブクエ 満月の塔のコレクション⑦[予想外のエンディング]でブラック長官がお出ましになられましたが、日本語版ではちとご様子が・・・何しろ出だしからして

”満月塔で闇の出来事が起きています。狼男のぬいぐるみが実際には生きていたと言うだけでも不吉なのですが…そうか!”

長官まさかのですます調(笑) お腹の具合でも悪かったのでしょうか。いや実際には訳を付けた方のお腹の具合を心配して差し上げたい所です。この後も

”密かに訪れていた者がいたようですが、その名前も目的もまだわかりません。調査にはあなたも加わってもらいましょう。”

と続き、終始こんな調子でクエが進みまして多くの日本語プレーヤーが困惑した事と思います。長官には上から目線で来て頂かないと調子が狂います。しかも何事も自身で確認しないと気が済まないのかくすぐり器を自分に試して笑ったり、ラストは自伝映画(回顧録)の依頼とか、タイトルに偽りなし!うーーん、見たい!自分も是非見たい!イベントクリア後の特典とかで是非上映して頂きたいです。葉加瀬太郎氏のバイオリンがBGMで流れるような仕上がりになるのでしょうかね?(笑)


4つ目のサブクエ、満月の塔のコレクション⑨[彼方からの勝利の歌]ではソフィアが

”街の上の空に堂々たるを見た日から、あの歌が忘れられません。あんな音は音楽にはありません。”

と言って始まるのですが「堂々たるを」とは何ぞや?樽?と思いつつクエを進めましたが、今回は「鯨」が表示されなかった模様です(笑)。ソフィアとオーガスティンの2人の会話から始まって、挿し絵なども特に無かったので何の事やらさっぱりわかりませんでした。しかもこの2つのサブクエは終始日本語訳がう~~ん・・な仕上がり。最近は全編おかしな訳というのはあまりなかったのでちょっと残念でしたが、童話をモチーフにした3つのサブクエはどれもオチが笑えてお話としては良かったです。

下界とアッパーは飛行船で行き来するくらいなのでまぁまぁ離れているイメージでしたが、前々回イベの No.77 [A Tidal Song 潮騒の唄]に登場していた「天つ鯨」はアッパーからも見えたんですね。元々1つの街だったのでよく考えたらそんなに離れているわけではないのかもしれないのですがちょっと意外に感じました。


それから本編の第5章の③「IRRESISTIBLE CALL 抗いようのない呼び声」にてレイドンが

”What if the psy-werewolves hear the whistle and break into the Upper City, finding a way through the dungeons and the rift?”

”特殊能力を持つ狼男がホイッスルの音を聞きつけてアッパーシティに押し寄せたらどうする?地下迷宮と例の亀裂を超える道を見付けたりしたら?”

”音を聴いた超能力の狼男たちが、地下牢と亀裂をくぐり抜けてアッパーシティに押し寄せてこないとも限りません。(日本語版)”

と言っていたのを見て驚きました。

この「dungeons 地下迷宮(地下牢)」は下界では何年か前に霧に飲まれて消失したあの地下迷宮・・狼男の巣や騎士の墓、地下水道その他の旧ロケ地の格納場所だったあの場所の事だと思うのですが、そこと「the Rift 例の亀裂」は繋がっているという事でしょうか。で「例の亀裂」を挟んでアッパーとも繋がっていると。

アッパーのサブクエで「かつて配達夫が例の亀裂を越えて下界に郵便を届けていた」という件があったと記憶しているので、どこかと繋がってはいるのでしょうけれど、地下迷宮と繋がっているとしたら、元々はアッパーに住んでいたハントレスの御父上が下界に来る(又は戻る)途中ここで行方不明になった、は有り得る話ですし、更に御父上を追ってハントレスも「例の亀裂」を越えて地下迷宮に辿り着いた可能性はあるのかなと思います。

その他のコレクション⑥[地下迷宮の謎]のラストで地下迷宮から出られなくなったハントレスを助けるのですが、その時も「私の父は随分前にここで失踪した」と言っているので長い事探しているのでしょう。

父娘は元々アッパーに住んでいた→父:何らかの事情で「例の亀裂」を越えて地下迷宮もしくは下界のどこかへ行く→途中又は帰り道に地下迷宮内で拉致される そのまま意図しない研究を強いられる→娘:父を探しに「例の亀裂」を越えて下界へ 霧に当たって記憶一部曖昧に 下界で暮らしながら父探す→父:娘がアッパーに居ないと知りアイツ等に拉致られた!と思い探しに向かう→今回の一件

と妄想しましたがどうでしょう。

「例の亀裂」は水素が結晶化するくらいの場所なのでそうそう行き来出来るとは思えず、モンスターでも簡単ではないでしょうから本当に「例の亀裂」を越えられたのかは今はまだ大いに疑問です。が、地下迷宮にはポータルがあるそうなので危険を避けて行けるルートがあるのかもしれません。しかしこのうっかり見逃してしまうかもしれないチラ見せ感はたまりません。あら、自分も変態なのかな(笑)

ただ・・自分はまだ No.52[The Pack Leader 群れを率いる者]は未見なので、このストーリーを全く加味していない妄想です。解決済でしたらすみません。

ヘルガの予言以降、下界のキャラクター達の過去が明かされつつあります。刑事、コンダクターそしてカードシャープ辺りも期待しているのですがどうでしょうね?



6月の大幅リニューアルで下界のロケ地一部場所変更とコレクションボックスのサーチウィンドウが追加され、管理人様は待望のウィンドウに喜びをかみしめておいでのご様子でしたが、日本語プレーヤーでWin組には現在の所、無用の長物なのであります。何しろこのウィンドウ、Winからは日本語入力が出来ません。 未だチャット機能も日本語入力が出来ませんのでもしや・・と思っていましたがやっぱりです。英語入力は出来ますが、コレクション名やアイテム名は日本語なので当然ヒットしません。言語を英語に変えて英語名で検索すれば勿論ヒットします。ですが毎回それをやるかと言われたら・・多分やらないでしょう。i-phone組は確かチャットの日本語入力が出来るはずなので、日本語で検索出来るのではないかと思います。i-phone組の方にもどうなのかお聞きしてみたいですね。少なくても当方にとっては「なんかコレクションボックス白くなったー」くらいでしかない状態です。おおぅ残念。

下界シティの街並みも変わりましたね。当方はフレンド訪問をしていて「秘密の部屋」の移転に気付きました。周囲が霧に覆われているのは良い雰囲気!これは自分もお気に入りです。しかもうっすら見える懐かしいタッチの建物も・・巻き戻り先では現役の建物ですが・・良いですね。6月イベの「岩礁の小屋」の場所に以前あった像(噴水だった時代もありましたよね?)は霧の中に確認出来ますが、初期の頃に地下迷宮(地下牢)の入り口前に建っていてその後場所と向きを転々とした「両手を上げた像」もどこかにあったりするのでしょうか。最終的には今の「ジェムストーンの保管庫」が出る場所にあったと記憶していますが、無くなってからもう随分経ちます。何気に好きだったんですよね。それと本当に些細でどうでも良い変更点ですが、コレクターの家のお隣さんちが3階建てから2階建てになっています。何でこんな所を変更したんでしょう。このお宅、窓が多くギラギラしてて気になってたんです。ギラギラ感が減っているけど窓が減ったのかなぁと思ったら階が減ってました!いや~マップアーカイブ様様です。当方の大好きなマップアーカイブ!(笑)


アイテム名について・・

「ギフトショップ」のミルクとクルミはアブラカタブラが来たらもう目についた方を取り敢えず押してみるか複数出ていない方を押すかです。これは今も昔も同じです。コンパスは「方位磁石」と「(製図用の)コンパス」の表記、フラスコは「小型水筒もしくは水筒」と「(ガラスの)フラスコ」の表記で別々です。酒用水筒と表記されていた時期もありましたが、今はお酒を入れる用の薄べったいものは小型水筒、それ以外は水筒です。ちなみにアッパーの郵便局にあるのは「魔法瓶」です。

日本語版では長らくの間「旧・結婚式の広間」でブラシとタッセルが両方ブラシと表記されていましたが、解消されて今は正しい表記になっています。面白い事に巻き戻り先ではブラシとタッセルは正しい表記なんです。巻き戻り先で驚いたのはベルの区別が無い事と聖杯とゴブレットが両方出てくる事です。Bell(単数)とBells(複数)は今では・・というか自分がこのゲームを始めた2018年4月の頃は既に「ベル」と「そりのすず」との別表記でしたが、巻き戻り先ではどちらも「ベル」です。両方いっぺんに出てくる事もありますが、当方は取り敢えず目についたベルを押す戦法です。「礼拝堂の地下室」では聖杯とゴブレットが別アイテムとして出て来てややこしいです。どっちもカップにしか見えない・・(笑)

「秋の谷」にどんぐりはありましたが1コどんぐりなんてあったんですね・・・もう遠い記憶の彼方です。そう言えば「南城砦」ではリンゴは籠盛りでワイングラスも複数個で出て来ていましたが英語版では複数形だったんでしょうか。盛りで出てくるなんて珍しいなぁなんて思っていたんです。そしてGarlicは不加算名詞なんですね。当方は不加算名詞と言えば「Fish魚」「Deer鹿」「Sheep羊」くらいしか知りませんでして、当たり前ですが沢山あるのですね。

「Backwards Words 逆さ言葉」ですが、漢字もろとも反転しています。でも案外と読めるんですよ。何しろこの質問を頂いて「あれ?どうだったっけ?」と思ったくらいですから。4年もやっててどうだったか覚えてないってヤベーなと思いつつ(笑)確認しました。このゲームにおいての漢字は読むというより見る要素が大きいと思うので、図柄を見て判断している感覚に近いのではと自分は感じてます。日本語は漢字片仮名平仮名があるので、アブラカタブラも(クルミとミルク以外)難易度は低めな上に時間が長いのでボーナスステージと言っても過言ではないです。


マーサの姉の名前についてですがトリビアとしてローディング中に出てきた時、エリンのスペルがアリーナとも読めるのではと良い方に解釈していたのですが、そもそもスペルも違うのですね。少なくとも舞い戻ってから[No.7 Key to the Past 過去へのカギ]をやった時はエリンでした。


7月初め頃から巻き戻り先を再開しています。結果としては今回の上書きは元には戻せないとの事でした。直った~あれ、戻っちゃったよ~がーーん・・などとやっている内に5回を超えてしまったようです。今回上書きに遭ったのは巻き戻ってから作ったアカ(喪失ロケなし)だったのでとても残念です。

・・という事でまた新たにアカウントを作成しました。お前どんだけ好きなんだよって(笑) でまた1からコツコツ始めています。マーサにお願いされてチョコレート探すの何回目だろう・・8か9回目かな(笑) それと今はアドバイス通りWinアカを別途作成して完全隔離しています。こんなにアカウントあってどうしようと思っていたのですが、英語でプレイするのもアリですね。勿論英語は全く以って堪能ではないのでストーリーは都度追えなそうですが、大体のお話は1度はやっていますし何ならこちらで確認すればいいので←秘技他力本願(笑) 良いかもしれません。時間がある時にちょっとやるだけでも良い勉強になりそうですよね。

新イベ既に始まっていますが、今これを書き込んでいる時点で当方はまだ始められていません。ブラウザ版のアップデートがなされないのです。流石に遅すぎではないだろうか・・それとも当方の問題なのか?などとここ数日悶々としておりましたが、Hidden cityのfacebookにてブラウザ版でバグ発生中との記載を発見。月曜アップデート予定だそうです。まままぢかぁ~・・トーテム間に合うかなぁ。でも仕方がないので巻き戻り先に行ってきま~す。

満月の塔についてアレコレ

巻戻り舞い戻り悶絶タコ好き過ぎ妄想忘れん坊寿限無方向音痴裏口カオス太郎さんへ

返信したいことは山とありますが、全部を言ってると狼男にたどり着けないような気がするので、肝心なことだけ…

[On for Peace 平和の守護者] の訳については、管理人は感謝しかありません。話題に出して頂いてありがとうございます。

なんでかと言うとですね、このやり取りを読んでいておぼろげながら思い出したんです。建物が動いてるようにも聞こえる言い方をするなぁと思ったことを。
ただ、「そんな訳あるか?」と思った結果、違った場合取り返しのつかない誤訳になることから濁した訳にして、あとで動いていると確定したら直そうと思ったような…。で、すっかり忘れたような…。
いや、「そんな訳あるか?」とどこかで思ったことは確かなんですが、それがここだったのかが曖昧だという(汗)←場所を忘れたら意味がない

アッパーが追加されたのが2019年9月でもう3年近く前なので、かなり曖昧なんですけどね(笑) ハハハ

本来ならアンジェリークの所で建物が動いている事に気付くはずだったのでしょう。でも管理人は建物は動かないと思い込んで読んでるもんだから、"the fog moves buildings around"を"the fog moves around buildings"と読み間違える始末。

その後建物が動くかについての言及はなかったため、2年半越しに解決したわけで…。建物移動の件については最初から最後まで巻戻りさんの指摘によるものなので、とっても感謝しています。オゥドゥンムラからヴァーリまで巻戻りさんのお蔭です。
巻戻りさんは謙虚ですが、実は管理人、そうとう抜けています。色んな事を並行して考えるクセがあるせいで、注意力が散漫なのです。(←言い訳)

巻戻りさんの話は楽しいだけじゃなく、「ハッ、もしかして!」とか、「ハッ、そうだった!」と思うことも多いので、散漫な注意力で一人で考えている管理人の欠点を大分補ってくれています。

巻戻りさんが掲示板改めフォーラムにやって来て以来、「やべー」が大分減りました。会話って大事ですね。まあ、気付いていない「やべー」がまだあるかもしれないんですけどね(笑)

インスとインヒョの珊瑚人形も魂をちょっと拝借して戻してを繰り返して喋らせているというのは、なるほどと思いました。
管理人はつい「現代の科学ではどこまで可能か」の観点で読んでしまうために、思いつかない発想でした。ファンタジー要素が欠けています。下界を翻訳する場合には大事な視点ですね。
なんとなく下界はファンタジー優勢、アッパーはオーバーテクノロジー優勢の話になっている気がするので。
これからもよろしくお願いします。←勝手にスタッフ認定。いい迷惑だったらごめんなさい(笑)

日本語版の「見えないインク」が一文字だと消えて始まるというのもびっくり。それ超絶難易度じゃん。言語間の難易度調整、大変なんでしょうね(笑)。日本語・中国語は常に優位にあるのかと思ってたので、ちょっと新鮮。
このゲーム、色んな言語でやったら、単語だけは覚えられそうですよね。なにしろモノを映像で探すから単語帳より頭に入ります。ロシア語とかドイツ語とかでやってみたい。読みが分からないのが欠点ですけど。そういう教育ソフトがあったら楽しいのに。(ハッ、話が逸れてる!)

日本語版翻訳で「ゴシップ蟹」の「蟹」が抜けてるというのも面白かったです。なんだか特殊なフォントを使ってるみたいなので、「蟹」が表示できなかったのかもしれないですが、そういうのもひっくるめてなんだか面白い。

ちょっと疑問に思ったんですが、「Backwards Words 逆さ言葉」では日本語の漢字も鏡文字になるんでしょうか?鏡文字が苦手な管理人としてはなんか結構難しそうに感じる。別の漢字に見えそう。

「悪魔の証明」協力もありがとうございます。巻戻りさんでも見た事がないとなると、もし存在していたとしても、普通の条件下では発生しないクエなんでしょう。ちょっと安心。なら当サイトでの扱いはこのまま「クエストの無いコレクション」のままでもいいでしょう。ホッ
些細な事ですが、ずっと頭の片隅でつかえていたので、聞けてよかった。
某掲示板で尋ねる勇気のない管理人をお許しください。←小心者



さて、今回初めてアッパーに下界の住人が画像付きで登場しました。
ハントレスです!下界一のハンサムウーマン。男性を入れても彼女が一番の王道二枚目でしょう。管理人は彼女を見て、宝塚って海外でもウケるかもと思いました。
きっと下界にはファンクラブがあるに違いありません。女性に踏まれたいクラブがあった場合、ミストレスも捨てがたいですが、管理人はハントレス一押しです。犬になって取って来いをされてみたいとも思います。ああ、ルディになりたい…。←変態

「Full Moon Tower 満月の塔」、独特の雰囲気があって良かったですね。
管理人はもろベートーヴェンの「月光のソナタ」のイメージだなと思ってしまいました。ハントレスのイメージにも合う。透明な哀しみの中に激しさがあるような、そんなイメージです。
アッパーはどのロケもお気に入りですが、ここもお気に入りになりました。奥に浮かぶ満月がいいですねぇ。ワォーンと遠吠えが聞こえて来そうです。

レトロ感満載のニキシー管もいい。あれは原理的にはネオンサインと同じものです。身近なものだと蛍光灯を点ける時に使うグローランプ。最近の蛍光灯はグローを使わないものも多いので、ご存じない方はすみません。すごく大雑把に言えば、蛍光灯そのものも同じ原理ではあります。
蛍光灯もそうですが、ニキシー管の中は、真空近くまで減圧した上でアルゴンなどの希ガスが封入されています。なぜ真空にするのかと言えば、空気というのは電気抵抗値が高いからなんですね。空気中で放電するには雷と同じくらいの電圧が必要です。つまり約1億ボルトです。電気代のムダであるだけでなく、そんな高電圧、とても危険です。しかし真空になれば電圧をかけなくても電子が空中を飛ぶことが出来ます。これが真空放電です。で、真空放電だけだと光らないので、そのエネルギーを光に変えるためにアルゴンなどの希ガスを入れるのです。

ここで希ガスってなあに?という方のためにちょっと化学のお話を…。
前回水素結晶のお話でも周期表が出てきましたが、希ガスというのも周期表に出て来る元素の分類の一つです。
水素他アルカリ金属は一番左端のⅠ属でしたが、希ガスは一番右端、0属です。余分な電子を持たず、なにとも結合せず、単体で気体となり空気中を漂う「大変美しい完成された元素」です。←ここ重要
通常、気体元素はH₂(水素)/ O₂(酸素)/N₂(窒素)などのように二つセットで浮いています。ところがHe(ヘリウム)やNe(ネオン)、Ar(アルゴン)などの希ガス元素は単体で浮いているのです。それくらい安定しています。
あまり名前を聞かないかもしれないですが、実はアルゴンは大気中にけっこう含まれています。
大気は窒素78%、酸素21%、アルゴン0.93%、二酸化炭素0.03%となっています。二酸化炭素より多いのです。
…まあ、だからなあに?って感じに普段はなにもしていない元素ではあります。

しかしこの希ガスに電子をぶつけると、希ガスの電子が一瞬移動(励起(れいき)状態と言う)し、その時のエネルギーが光になって放出されるのです。つまり文字通りガスが光ります。色の違いはどのくらい電子が移動したのかという距離によって決まります。ヘリウムだと小さい距離しか移動しないので、波長の短い赤色になります。
ニキシー管は陰極放電の原理で光っているので、数字の形をした陰極(マイナスの電極)から電子が飛び出ると、周りのガスにあたって陰極の周りのガスがぼうっと光ります。この現象は電熱線そのものが熱を持って光っている白熱電球とは違いますので、熱くなりません。エネルギーは純粋に光にのみ変わるので、冷たいのに光る不思議な管になるのです。(…実際には理想通りにはいかず、ちょっとだけあったかくなりますが、白熱電球と違って触れます。ほんのりという感じ。)

…ちょっと分かりにくかったかもしれません。すみません。
まあ、火が燃える普通の発光原理と違って、熱を持たないんだということ、気体が光っているんだ、ということが伝わればいいなぁと思います。

多分ですが、郵便局にある数字を表示している管もニキシー管だと思います。ニキシー管はニューマティック・メールよりあとの時代の技術なのですが、混在していた時期もあるはずです。

ちょっと満月の塔から離れてしまいますが、今回アッパーに一部のモンスターが移住してきました。
最初はてっきり下界とアッパー、両方にいるのかと思っていたのですが、下界では呼び出せなくなっていましたので、移住したっぽいです。

かねてから管理人は、アッパーには使徒がうろちょろしてるっぽいなぁと思っていたので、「Adept 超越者」がいるのに対し、管理人的には違和感はありません。むしろ今までどこにいたんだろうと思う位です。
「Wanderer 彷徨う者」と「Digger 穴掘り屋」も攻撃して来る存在ではないので、モンスターはいないとされるアッパーの設定と齟齬はないでしょう。
ただ、下界がより危険な場所になってしまった気がしますが…。

今回の移住に伴って、超越者が強くなっていますね。武器の数が4本→5本になってしまいました。シャドウ教団の本拠地はアッパーにあるので、近くの方が強いのでしょう。

で、その導入編ともいうお話で再び[Pneumatic Mail ニューマティック・メール]が脚光を浴びています。ニューマティック・メールとは、郵便局に張り巡らされているパイプ管のアレです。よく見ると点灯夫の作業場や高級社交場のキャバレー、アトリエ・デラモード、シタデル要塞など、アッパーの主要施設にはあちこちにあります。
大半は政府の施設のような気がしますが、アトリエ・デラモードはファビエンが金持ちなので、お金のかかる設備を導入しているのではないでしょうか?不思議なのは交渉室にはなさそうに見えるところです。密室での交渉なので、あえて引いていないのでしょうかね?
この「ニューマティック・メール」、ニキシー管よりも更に古いレトロなシステムです。
管理人はさすがにこのシステム全盛期の人間ではありませんが、幸運にも、このシステムが生き残っていた病院を見た事がありまして…。
なので、郵便局を見た時に、あ、あれか!とすぐに思ったのですが、普通は遭遇したことなどないはずなので、なんとも想像しにくいシステムだろうなぁと思います。

今回のアッパーモンスターズ導入編に合わせて、いろいろ名称を見直しました。
変更点は
・Pneumatic Mail ニューマティック・メール:前世紀の遺物であるために、郵便エアチューブと意訳していたのですが、一周回ってカッコいいかもと思い、そのままカタカナに!管理人はニューマティック・メールがアッパーっぽくて気に入っているので、今後ともぜひ出て来て欲しい!という期待を込めての変更です。

・Red Relic 古(いにしえ)の赤石:彷徨う者とのトレーディング・アイテムです。当初あまり意訳になりすぎてもと余計な気をまわし、「古から伝わる赤き物」というかなり直訳な訳を当てていたのですが、もう開き直って意訳しました。
日本語の辞書を見てもかすりもしない訳になっていますが、[relic レリック]の原義は「古い時代を伝える重要物、その時代を知る手がかりになる物」です。
なので大抵は遺跡から出て来た発掘品とかを指すことが多いのですが、地質学的に古ーい時代の指標になる石も同じくrelicと呼ぶんですね。地質学で呼ぶ時には「relict レリクト」とも言いますが、同じものです。長い年月で変わらず残った石を調べるとその時代の事が分かります。だからrelic。
遺跡の発掘物もそのアイテムを調べるとその文明が分かります。だからrelic。
あとは聖人の遺骨とかもrelicと言いまして、これはPsy-werewolf 特殊能力を持つ狼男のコレクション【Relics 遺骨】なんかがそれです。クエストがないのでわかりにくいですが、このアイテムが全部白いのは骨から彫ったアイテムだからだと思われまして、そういう品は実際にあります。これを[relic レリック]というのは、時代と言うよりもその聖人の霊的ななにかを伝えるモノという意味なんだろうと思っています。
まあ、どれも地中に埋まっているという共通点がありますね。

・Flare 発炎筒:Digger 穴掘り屋とのトレーディング・アイテムです。たしか深く考えもせず照明器具とか照明装置とか訳してたと思うんですが、新しい導入クエストをやっていて、「いやそれってランタンみたいに聞こえるんじゃね?」と思い、車や船が積んでるアレってフレアじゃなければなんて言うんだっけ?と頭をうんうん悩ませた結果「発炎筒」じゃん!と相成りました。最初「発煙筒」という言葉しか思いつかず、いや、光らないじゃん!と思ってたんですが、同音異義語があったんだなー。本当に日本語で発炎筒と言うのかは自信がアリマセン(笑)。

初期の変な訳を直せたという意味で、とても管理人としては意義深いのですが、それを脇に置いておいても面白いクエストでした。
彷徨う者が筆談できるとは!

でも、彷徨う者の導入編はバレリーが持ち込むのですが、どうなっちゃうんでしょうね?しれっとアッパーにバレリーが出て来るのかな?
あの導入編は、主人公とバレリーが彷徨う者をストーキングしている様子が面白かったので、個人的にはあのまま変えないで欲しいのですが…。

さて、ほぼ物質転送機と化した「新生ニューマティック・メール」は今後どのような活躍を見せるのでしょう。ワクワク

すんごい満月の塔から逸れましたね…


でも今回の塔にはさほど補足の要る技術は出て来なかったような…?
「Anabiosis device アナバイオーシス・デバイス/仮死化維持装置」くらいですかね。

作中に出て来る[Anabiosis device 仮死化維持装置]みたいなのは、明らかにオーバーテクノロジーですが、[Anabiosis アナバイオーシス/仮死状態]という単語は、マニアックな専門用語として存在し、これを活用した治療法も存在します。ただし現在の技術では蘇生できるまでの時間は数時間が限界だそうですが。
[Anabiosis 仮死状態]は代謝が完全に止まっている、あるいは代謝が極端に落ちている状態で、でも生きている状態です。動物だとヤマネなんかが冬眠する状態が近いですね。なので、ヤマネは同じ大きさの同型の動物に比べると寿命が長いです。その間、ミトコンドリアは活動しないんでしょうか。興味深いです。
コールドスリープとは違うのは、体を凍結したりはしないことです。動物だとさすがに完全に代謝が止まると腐ってしまうので、100%ではないですが、植物だと枯れたかのように見える状態から復活するものもあります。あれもAnabiosisの一種です。

備考欄でもちょっとだけ触れましたが、動植物の持つエネルギー生成回路をTCA回路(Tricarboxylic Acid Cycle)と言います。何十兆個とあるの細胞内のミトコンドリアという微生物内(正確には元微生物)にあるシステムです。この回路をくるくると回しながら、全ての細胞はエネルギーを得ています。だから死なないんですね。
エネルギーを得る過程で、実は活性酸素ができてしまうんですが、これが生体には毒であるために、細胞を作り直して維持しています。だから細胞は分裂するのです。しかし、この分裂能は限界値がDNAにコードされているために、段々と代謝能力が落ち、老化して、やがては死んでしまいます。
植物はミトコンドリア以外にもこのTCA回路を逆回転する機能を持つ葉緑体を持っていて、そこからもエネルギーを得ています。管理人は植物の方が完全生命体に近いなと思うのは、この葉緑体を持っているという点なんですね。高等植物は種によっては何千年と言う寿命をもっています。屋久島に生えている縄文杉みたいなやつです。エネルギー効率が大変いいので、活性酸素が出来にくいのでしょう。ゆっくり代謝しながらゆっくり生きているんですね。いつか科学が発展して屋久杉の思考を読み取れるようになったら、どういう死生観を持っているのか聞いてみたいものです。

エネルギー生成回路の話になったところで…
満月の塔には[仮死化維持装置/アナバイオーシスシステム]を維持するのに独自のエネルギー生成器が設置されていました。
このエネルギー生成回路、詳しい話は明かされませんでしたが、明らかに従来の発電システムとは違う形でエネルギーを得ていると思われます。
管理人がこれぞオーバーテクノロジー!と思った理由は、どうも小さそうだと感じたことなんですね。せいぜいあの部屋に収まる程度の大きさしかないと…。発電所の規模とかを考えるとものすごい小さいです。

人間が創り出したエネルギー生成器というのは、ネジ巻きとか水車を別とすれば蒸気機関と発電機ぐらいです。その両方ともが大きなエネルギーを得ようと思うとどでかい設備を必要とします。発電所には色んな種類がありますが、実はあれ、全部タービンを回しているだけと言うのをご存じでしょうか?
電気を生むには磁石の中でコイルを動かす必要がある(フレミングの誘導電流)のですが、火力発電であれ、水力発電であれ、地熱発電であれ、原子力発電であれ、実はなんらかの形でタービン(プロペラ)を回して、電磁石を回転させ、その中の電線に電力を発生させているのです。

まあ、唯一太陽光発電パネルだけは光電効果というアインシュタインがノーベル賞を取った発見をもとに光エネルギーを半導体を通して電子に変えていますが、発電所ほどの電力は作れませんし、面積がないと満足な電力にもなりませんし。

なにが言いたいかと言うとですね、原子力そのものはとてもエネルギーが大きいのですが、ちっともそれを活用は出来ていないということなんです。単に爆発させるだけなら簡単なんですが、電力に変換しようとすると、結局あの壮絶でっかいピタゴラスイッチでタービンを回すだけという…。
原子炉で臨界状態を制御するというのは、物理学的に高度で面白いのは分かるんですが、エネルギー生成効率という点からするといいのかどうだかかなり疑問です。原油よりプルトニウムの方が発電単価としては安いというのはちょっと安易で、廃棄までのコストまでを考えると高くつくんじゃないかと思うんですよね。廃棄コストはちゃんと計算し切れない部分も大きいです。放射性廃棄物は簡単に捨てられないので、どこに保管するんだという問題も残りますし。

まあ、原子力発電所は、発電効果なんかよりも原子力を扱える技術があると諸外国に見せびらかす効果が一番大きい気がします。核を持てない日本でも原子力発電所は持てるわけで…。原子力発電所の核爆弾転用の話は絶対にタブーなわけですが、どうして北朝鮮やイランが原子力発電所を作ろうとするとアメリカを筆頭に大反対するのかという理由を考えれば、お察しです。まあ作っちゃってますけど。

話は逸れましたが、発電システムというのは、原理だけ取ってみると意外と原始的だということなんですね。もちろん時代と共に制御効率だとか送電効率だとかはものすごい上がってるんですけども、結局どでかいタービンをまわす大掛かりなピタゴラスイッチだという点は変わっていないのです。

それに対し、あのエネルギー発生装置は霧から直接電子を得ているんじゃないでしょうか?しかもその電子を励起状態(高エネルギー状態)にできる仕組みがありそうです。TCA回路のデカい版みたいなものなのかもしれない。なにしろハントレスの父の専門はバイオ(生化学)ですからね。どういう風に?と言われてしまうと、まったく想像も付かないんですけれども。(笑)

生体のエネルギー回路というのは、人間の創り出したシステムよりはるかに効率がいいのです。あれが大型化できればそりゃあ夢のシステムです。

…と、まあ難しい話はこのくらいにして←長いよ

満月の塔は不思議システムは少な目でしたが、その代わり、ストーリーでいくつか疑問点が残りました。特に時系列。
備考欄でも書きましたが、これって本当に

#32[Martha's Murky Story] マーサの濃い闇の物語
#42[Hunting Werewolves] 狼男狩り
#52[The Pack Leader] 群れを率いる者
今回[Escape in the Moonlight] 月明かりでの逃亡劇

の順なんでしょうか?

それに[The Pack Leader 群れを率いる者]であれほどドイツ語を多用してたのに、ハントレスの父は全然ドイツ語をしゃべらなかったし、ドクターとも出て来なかったし…。
まさか別人ということはないと思うんですが…。

気になっているのは[The Pack Leader 群れを率いる者]で、ミストレスが襲われた話は結構古い事件として扱われている点。まあ、その事件ではミストレスと話を交わしたあと引き下がってるっぽいので、再度襲撃に来たという可能性もあるんですが、この辺の時系列が良く分からない。

それと【Dungeon's Mystery 地下迷宮の謎】でハントレスは、「地下迷宮で行方不明になった父を探している」と言っていたのに、[Hunting Werewolves 狼男狩り]ではドクターは外界から来ていたんだよね。
ドクターとハントレスの父は別人なのかなぁ…。
ちょっと印象が違うのは、ライターが別人だからなんじゃないかな?と勝手に思っているのですが、もう一つダメ押しでサイドストーリーが欲しい所です。

まあそういう辻褄の合わなさも含めて、ミステリーなんでしょう。
こんなにも近くにいるのに抱き合えない、という切ない雰囲気は十分出ていたので、今回も管理人はとても満足です。
今回のサブクエもとても面白かったですしね。

サブクエは…
管理人のつぶやきなどなくともお気付きだったとは思いますが、最後の一つを除いて、グリム童話シリーズ三本立てでした。

どれも有名な話なのであまり補足は要らないと思いますが、グリム童話についてだけちょっと。

グリム童話というのは、ドイツのグリム兄弟が各地の民話を集めて、物語仕立てにした童話集で、結構エグい描写がある点に特徴があります。
今回の「ブレーメンの音楽隊」でも盗賊たちはギッタギタにされてしまいますし、「赤ずきんちゃん」でも狼はお腹をかっさばかれただけでなく、中に石を詰められてその重みで死んでしまいますし、「シンデレラ」に至っては、意地悪姉さんたちは金の靴(ガラスの靴ではない)に足を入れようと、つま先と踵を切り落としただけでなく、最後の結婚式で鳩に両目をえぐり出されてしまします。
グリム童話シリーズと言いましたが、日本で有名なシンデレラはシャルル=ペローというフランスの作家が書いたバージョンです。魔法使いとカボチャの馬車、ガラスの靴と、有名な小道具はこちらにでてくるものです。こちらの話では最後シンデレラは意地悪な姉たちを赦してやり、みな幸せに暮らします。

まあ原典はこの位にして、サブクエ面白かったですねぇ。
管理人の爆笑ポイントは

【Legendary Charm 伝説のお守り】のアルフォードラスト
"A fine for disturbing the peace?! I get robbed even with the charm!"
「平和を乱した罪で罰金だと?!俺はこのお守りの力をもってしても毟(むし)り取られるのかよ!」
もう、笑いが止まらなかった!オチ、最高!

【Unexpected Ending 予想外のエンディング】
もう最初から長官が面白過ぎる!
bush(低木の藪)でambush(待ち伏せ攻撃)!←疑い過ぎ
実践第一、くすぐりツールを自分に使って大笑い!
動く付け耳を見ては、盗聴器の方が説得力があると言いだし…
長官らしさ全開です。
最後に自分の[memoir movie 回顧録映画]を出したいと言い始めた時には、色んな意味でその映画を見たいと思ってしまった!
長官の意図とは違って、笑いをこらえるのに苦労しそうな映画になりそうな気がする。

【Fairly-Tale Dream フェアリーテイルの夢】
いい意味で予想外でした。シンデレラだとは思わなかった!
そう思って読むと、階段階段言ってるなぁと思うんですが、最初に鈴が出て来てしまって、靴から完全に予想が離れてしまった。
でも確かにアンジェリークは「夢の女」そのものだなぁと、納得。
管理人がニブイだけで、きっと皆さんはもっと早く分かったのではないでしょうか?
ファビエンがガラスの靴をアンジェリークに渡した意図が、全く本人には伝わっていないところが笑える。

【Distant Victory Song 彼方からの勝利の歌】
アッパーと下界が繋がっているんだなというのが感じられるお話でした。天つ鯨はよっぽど気に入ったコンセプトだったんでしょうね。とても幻想的だったので、管理人もそれには同意。
これからちょっとずつコラボレーション・ストーリーが出て来るのかもしれません。


すみません、またしても長かったですね…、ハハハ。
ハロウィーンまではアッパーが続くのではと期待して、さあ、彷徨う者のシュコー、シュコーという声を聞きに行ってこようかな…。

回答への御礼・調査依頼報告・前回イベのあれやこれや

巻戻りの舞い戻りで悶絶タコ好き過ぎの妄想しつつ忘れん坊な寿限無だけど方向音痴過ぎて裏口からコンニチハ~太郎です。もうカオスです。


そうか!当方はこちら様の裏口周辺を何年も徘徊していたのですね!こんな大きなお屋敷だとも裏口だとも気付くまでに相当掛かりました。

裏口にお邪魔したそもそもの経緯は、いつだったかはもうはっきり思い出せませんが、多分大幅にシティの地図が変わった後だったかと思います。

「あれ、前ってどうだったっけ?」

と思ったのがキッカケです。管理人様も仰ってましたが、建物の取り壊しとかがあった時「ここ何だったっけ?」となるアレです。どこかにマップの遍歴なんかをUPして下さってる所はないかしらんと「Hidden city マップ」辺りで検索したんだと記憶しています。ヒットした中にこちら様のマップのアーカイブがありまして「やったー!あるじゃん、素晴らしい!」てな事で以降何度もお邪魔していました。それを当方のGoogl先生が覚えていたのかは定かではありませんが、「Hidden city ストーリー」などで検索してもマップのアーカイブが先頭に上がってきてまして「ああもうここしかないんだな・・」と思っていたんです。いやここで合ってたんですけど(笑) 表玄関に気付くまで何年も掛かってしまいました。巻き戻っていなかったら・・アレックスの事がなかったら、未だ裏口を徘徊してるアヤシイ輩だったかもしれません。

表玄関に気付いたら気付いたであまりに大きなお屋敷っぷりで震えました。こちら様では画像もかなり多くありますが、テキストだけでも膨大なデータ量ですよね。これを個々のアプリ上で振り返れるようにするとなると、とてつもなく大事になるのではと思います。ただでさえ容量を食うゲームなので恐らく不可能に近いのではないでしょうか。それに某掲示板に時折「ストーリー読んでない」発言があるので、残念ながら皆々様に必ずしも必要ではない・・となるとストーリー重視派にとっては今後特段の技術革新がない限りこちら様が聖地という事になります。少し前から捜査手帳上でお手紙やメモが読み返せるようになりましたが、それだけでも大分頑張ったんだと思います。

当方などうやうやしく一礼したのちお邪魔しなければバチが当たろうというものです(笑)


[On Guard for Peace 平和の守護者] の訳について・・

わざわざdisplaceを使う所が肝だったのですね。このクエはアッパー初期のクエでしたから明確な表現は敢えて避けたという事なんでしょうか。U-No.3[Another's Soul 別の誰かの魂]ではアンジェリークは明確に「move」と言っていましたが、この頃は色々な受け取り方が出来るように含みを持たせてたんですね。ミステリーなので当たり前と言えば当たり前ですね。情報は小出しにしないといけません。しかしながらこのサブクエが出た頃は霧で建物が動く事は判っていなかったのですから、管理人様の訳をわざわざ変更されなくても良かったのではないかなぁと思ったりして。当方が余計な事を申し上げたかもと若干の責任を感じています。もちろん「いやいやここは変えておくんじゃい!」とお思いでしたら良いのですけれども、そもそも翻訳にもとても気を配ってなさっていらっしゃるのでそこまでしなくても・・って今頃言うなよですよね(笑)すみません。

兎も角とてつもなく分かり易く丁寧な解説ありがとうございます。displaceはもうきっと忘れないでしょう、多分・・きっと(笑)

それにしてもですよ、何度もやってやっと気付いてる自分もどうかと思いますが、このアッパーの霧はサブクエの 郵便局のコレクション⑨[Night of Wonders 不思議に満ちた夜]ではレイドンが「あれ(霧)は記憶を実体化させる」と言って実際にペタ(熱帯魚)や鳥の巣などを具現化させたり、フォギー・バックストリートのコレクション⑧[Call of the Fog 霧の呼び声]ではヴェラが「霧は時々幻影を作り出す、家の中に家族が住んでいて、テーブルに座って、談笑しているかのように見せかけて…。」とも言っていてうっかり幽霊屋敷に足を踏み入れさせたりしているようです。ヤバ過ぎます。吸い込むと記憶無くす、人行方不明になる、建物動く、記憶の中のモノが実体化する、幻覚見える・・それからU-No.9[A Thousand Eyes in the Dark 闇に光る千の瞳]では霧で変異したイチゴ(中身がキウイで腐らない!)が出てきますし、ブラック長官の子供時分のモンスターの落書きが具現化したのもありましたね。

これってもう次にどんな話が来てもいいようにこれでもかの設定をぶっ込んでいるのでしょうか? それにしても後のストーリーを知った上でもう一度やり直すと霧のヤバさと怖さがひとしおです。


新イベントが始まっていますが前回イベについて・・

インスの話し方の表記ですが、あの状況が視覚でも分かり易くて良かった!ナイス翻訳でございました。抑揚が無くて絶えず切れ切れとはどんな状況?と思いましたがあのコ達がしゃべるんですね。同じパペティーア製のアンジェリークは完全なるお人形なので片仮名平仮名を反転表記されてましたが、それとは差別化して尚且つ機械っぽい雰囲気が出ていたと感じました。

それにしてもパペティーアはここ数年で随分と作風を変えたんですね(笑) このイベが始まった頃、丁度 No.14[Doll Story 人形物語]をやっていまして何とタイムリー!確かにパペティーアは良かれと思ってより良いリアルなモノを追求し、それを作る才能があり、しかし結果的に人々を不幸のどん底に陥れる事となり、自己嫌悪に陥る羽目になる何とも救われない方です。今も時空を旅しているのは市長のお嬢さんを救う方法を探してるのではと想像しています。

管理人様はぶら下がってるあのコ達の技術が凄いと仰っておられて、確かに思考を読み取ってしゃべってるとしたら凄いですが、何分パペティーア製なのでアンジェリークとアンナさんの様に、魂ちょっとだけあのコ達に移す→行った魂本体に戻す→またちょっとだけあのコ達に・・以下無限ループでお話しが出来るようになっているというファンタジー妄想しておりましたがいかがでしょう(笑)

声帯の動きを感知するシステムの方も凄い技術です。リンクも拝見しました。最初は「あれ?始まってないのかな?」と思っていましたらアレクサが回答してきておわー!そうかそういう事かと感心致しました。

「天つ海」の「つ」と「まつ毛」の「つ」は同じ用法で助詞と伺って目から鱗が止まりません。睫毛とは「目の毛」だったのですね!

英語版では「Haegeum Violin」となっているヒィーギァムですが、日本語版では「琴」と訳されていました。ヴァイオリンも違うけど琴も違うよなぁなどと思っておりましたが、意図的にこの訳を当ててるのかなと勘ぐっております。今回日本語版では漢字1文字のアイテムが多かったのです。鵜・弓・銛(モリ)・凧・鏡そして琴。1文字のアイテムは「見えないインクモード」だとスタート時は「・」なので難易度が上がります。例えば日本語でこの訳にするとこのモードで難易度が上がるとか、この言語だとこっちのモードで難易度が上がるとか考えられた上での「Haegeum Violin」や「琴」なのではないでしょうか。日本語以外の事は分からないのであくまでも想像ですけど、何しろ「下瀬火薬」とか持ち出してくる制作陣ですから、そのぐらい考えられていても不思議ではありません。そう考えるとタコ多めや喫煙パイプや蹄鉄の多さ(と言うか最早必須アイテム)にももしかしたら色んな意味があるのかもしれませんね。

かと思えば「Sparkling Stingray ピカピカエイ」は何と「アカレイ」と訳されてたりして(苦笑) アカガレイでもなくアカエイでもなく「アカレイ」・・謎です。「Gossiping Crab ゴシップ蟹」に至っては「おしゃべりな」です。おしゃべりな何なのぉーー!(笑) まぁ絵をみたら「エイ」なのも「カニ」なのもわかりますけどおっちょこちょいが過ぎます。でも共感してしまう(笑)

ついでに巻き戻り太郎お気に入りのタコはアッパー「サウス・フォート 南城砦」の自動演奏のオルガンの上に鎮座しているタコさんです。表情も色合いも超クール!あのオルガンも鍵盤がひょこひょこ、太鼓がポコポコ、ホーンの部分も音の振動のエフェクトがかかっててなかなか芸が細かい。つい見入っちゃう・・でコチコチ(笑)

そして当方が一番確認したかった事・・それは「水素結晶(日本語版は水素クリスタル)」です。水素で固体なんてあるのか?これこそこちらで確認だと思い解説を読ませて頂きました。やっぱり架空の物質だったか・・と思いきや、フォーラムでの補足解説にて不可能ではないと知り驚愕。これに限らずですが何度読み返しても面白い。自分には難しい用語もありますけど兎に角面白い。恐ろしく冷たいけどサクッと切れる・・かもしれない水素結晶。「the Rift 例の亀裂」にはあるのですね。そう言えば下界でこの亀裂の話が出たのは初めてではないでしょうか。今まではアッパーでは話題に上りましたが、下界のロケ地・キャラクターがこれに言及したのは記憶がありません。

しかも発言はハントレス。今回イベへの布石でしょうか。

あのウーパールーパーですが、当方も正式名称がアホロートルと聞いた記憶があります。そもそもこれ間違っていたのですね。ハントレスがまだ名前を思いついてないとの事でしたので「ウパ蔵」と命名致しました(ウパ子と迷いました)。


今頃になりましたがフォン=ブラウン博士の追加情報ありがとうございます。You Tubeも拝見しました。関連動画も結構あっていくつか見てみました。管理人様から「ドーナツ型宇宙ステーション構想」と聞いて「あ!ぐるぐる回転して重力作るやつかな?」とすぐ思い浮かんだので、当方はどこかでこれを見聞きしていました。ですがこれがブラウン博士の構想とは知りませんでした!と言いますかそもそもお名前も存在も初めて知ったくらいです。この方が偉大な科学者である事はわかりましたが、まるで教祖のようにも感じます。周囲の人々がゾンビ(!)のようになりながらもなお心酔している様は最早宗教のようです。火星移住については「トータル・リコール」や「レッドプラネット」なんて映画があったなぁと思い浮かんだ程度です。でもそんな程度の知識でもブラウン博士の片鱗を知らず知らずの内に教授していたんですね。


お尋ねの「悪魔の証明」についてですが、当方も巻き戻り前・後・舞い戻り後いずれもこのクエに出合った事はありません。この先舞い戻り先で出てくる事はまず無いでしょう。巻き戻り先は2017年11月の No.25[Where Wishes Lead 願いの導く場所(催し)]がイベント時のバージョンで時が止まっています。今後出る可能性はゼロではないかもしれませんが、この時点で[Wishing Well 願いの井戸][Centennial Ball 百周年記念舞踏会][Forces of Light 光の軍勢] は既にクエストが無かったのではと記憶しています。今後万が一にでも行き当ったら勿論ご報告申し上げます。

シティでは有り得ない事が時々起こり、自分もそれを体験しています。巻き戻った事自体はWin8.1用のこのバージョンがサーバーに一応用意されているので、仕様です。有り得ない事というはアカウントの1つにだけ出現したロケ地「Railcar 鉄道車両」です。17年11月の時点で既にこのロケ地は地上は勿論、地下迷宮(地下牢)にも既に無かったと思います。ですがメインのアカにだけどういうわけか堂々と地上に出現し、条件はほぼ同じなのに他のアカには出現しませんでした。そして鉄道車両固有のサブクエ 駅のコレクション⑪[Paracelsus' First-aid Kit パラケルススの救命キット]がしれっと始まりました。自分が巻き戻り先にこだわるのもこのロケ地があるからでもあります。2021年7月(巻き戻り時)の時点で地上にこのロケ地があり、1からスタート出来る者は世界広しと言えどそう何人もいないはず。これはシティから自分へのギフトであると思っています。

そんな事が起こりうるゲームですのでこのクエストに行き当った方がいないとは言い切れないと思っているのです。悩ましいですね。

巻き戻った事で自分にはこの1年で様々な事が起こりましたが、皆様には当方の屍を超えて行って頂きたい。 あ、あんまり踏んづけないでー(笑)


新イベント、アッパーでハントレスで狼男ですね。否が応でもワクワク致します。でも狭いアッパーにモンスターがぎっちぎちにつっかえててロケ地に入れないんですけど(笑)

今回はハントレスについて何か明らかになるのでしょうか・・しばらくはアッパーに入り浸り太郎です。

サブクエシリーズのタイトルについて

狼男のサブクエシリーズの話でちょっと思い出したので、横道にそれようとしたのですが、なんだか長くなりそうだったので、分けました。

あのタイトルってどこから来てるの?と思う方もいるかと思いまして…。どこからって、まあ管理人の趣味の世界からですが。

サブクエを集めたサブクエストシリーズのシリーズタイトルは、管理人が勝手につけています。
ずばりのタイトルも多いんですが、変なタイトルだな?と思うものも多いのではないでしょうか?
そういうのは大抵、小説や映画のタイトルとかのオマージュです。
シティのストーリーは全体的にオマージュが多いので、管理人もその方式に則ってみました。

原典が気になる人もいるかもしれないので、ちょっとご紹介。
多分誰もが直ぐに分かるのが、
《And Then There Were None in the Train》
そして列車には誰もいなくなった
でしょう。原典はアガサ=クリスティの
「And Then There Were None そして誰もいなくなった」です。

《Les Diaboliques》悪魔の様な女
同名のフランスホラー映画があります。全然オマージュじゃないですね。パクリですね。

《Gone with the Sand》
砂と共に去りぬ
「Gone with the Wind 風と共に去りぬ」マーガレット=ミッチェルの小説から。映画にもなった。

《Never Ending Tea Time》
ネバーエンディング・ティータイム
「The Never Ending Story ネバー・エンディング・ストーリー」ミヒャエル=エンデの小説から。映画にもなった。

《La Strada della Felicità (The Road to Happiness)》
幸せへと続く道
La Strada ラ・ストラーダ「道」というフェデリコ=フェリーニ監督のイタリア映画から。

《The Catcher in the Corn》
もろこし畑で捕まえて
「The Catcher in the Rye ライ麦畑で捕まえて」D.J.サリンジャーの小説から。

《Something Weird This Way Comes》
不気味な何かがやって来る
「Something Wicked This Way Comes 何かが道をやって来る」レイ=ブラッドベリの小説から。


ここからはちょっと毛色が違いますが、
《Moonlight Sonata》
月光のソナタ
ベートーベンのピアノ曲の題名です。

《If I Wasn't Hard, I Wouldn't Be Alive》
強くなければ今頃生きてはいなかったさ
ハードボイルド小説の主人公探偵フィリップ=マーロウのセリフから。
全文は
"If I wasn’t hard, I wouldn’t be alive. If I couldn’t ever be gentle, I wouldn’t deserve to be alive."
「強くなければ、生きていけない。優しくなければ、生きている資格がない。」
ハントレスっぽいですね。探偵なのに刑事のイメージではないんだよなぁこれが(笑)

《Mehr Licht!》
もっと光を!
ドイツの詩人ゲーテの最後の言葉だと言われています。
英語ではMore Light!
中身は全然ゲーテじゃなくて、プロフェッサーの温室のお話。

《The Abyss also Gazes Back into You》
深淵もまた覗き返して来るのさ
ドイツ人哲学者ニーチェの言葉から。これは一部なので、全文は
“Battle not with monsters, lest ye become a monster, and if you gaze into the abyss, the abyss gazes also into you.”
「怪物と闘う者は、その過程で自らが怪物にならぬように注意せねばならない。深淵を覗く時、深淵もまた覗き返しているのだから。」
悪と戦っていたら、気付かぬうちに悪に染まっていたという事のないようにという深い言葉です。
この言葉は好きなので、実はマーサのページのマーサのセリフにも使っています。
"Books are an abyss, which gazes back into you when you gaze into it. Don't you know that?"
「書物とは底のない淵、その淵をじっと覗き込む者を深淵から覗き返して来るのよ。あなたには難しい話だったかしら?」
管理人のマーサのイメージはこんな感じ。嫌味っぽいインテリゲンチャ。きっと友達は少ない(笑)


《Beyond an Event Horizon》
事象の地平線の彼方に
完全に管理人の趣味。「event horizon 事象の地平線」というのはブラックホールから光の逃げられる境界線の事です。これを超えると光すらも吸い込まれて出て来られなくなります。
茶室のアイテムってすぐどっかに消えちゃうんだぞ?ブラックホールがあるよ、絶対。


サブタイトルは考えるのが面白いです。他のはシティのキャラクターたちの名セリフなどからです。

《Sensation!》
センセーション(大スクープ)!-アデライン

《When I Win the Nobel Prize》
わしがノーベル賞を取った暁には-プロフェッサー

《Accounts Don't Add Up!》
勘定が合わないだろ!-マリオ=ボンマリート

《You will all pay for this!》
覚えていやがれ!-バードハンター

ぜーんぜん何の引用でもないけど、どっかで聞いたような題名とかも多いです。
結構好きなのが
《Love or Friendship or Both of Them》
愛か友情かその両方か
バレリーとコンダクターの絡みがなくなって寂しい…

《Even He's Sometimes Sober》
彼もたまにはシラフなことくらいあるさ
呑んだくれのコンダクターも好きですが。

《Probably the Strongest Artifact》
きっと最強のアーティファクト
だって、シティの街並みが変わるんだよ?

《Possibly the Strongest Man》
もしかして最強の男
誰とでも友達になれるっていうのが最強だよね!とか言ってるとブラック長官の嫌味が聞こえて来る…
"Ingratiating yourself is another one of your talents."
「ご機嫌取りも才能に含まれているのかね。」

《Tips in Your Life》
生きる上でのヒント (人生のご祝儀)
これはTipsに二つの意味があります
「秘訣やコツ」と「心付けで渡すチップ」

《The Day That Love Began》
恋の予感
恋の予感てずばりの英語がない気がするんだよな…。刑事がまだジュリエットに声をかけられずにもじもじしてる頃のお話。

《Scars from Werewolves》
狼男の傷跡
単にタイトルが気に入っている。カッコいいバージョンの刑事。

どっちかというと英語タイトルを思いついてから日本語タイトルを考えているせいか、日本語の方がイマイチな気がする。

珍しく最初に日本語の方を思いついたのがコレ
《Beauty Cannot Be Made a Day》
美は一日にして成らず
でも
Rome was not built in a day.
ローマは一日にして成らず
のオマージュかもしれない。英語はぜんぜん違うけども。



そして本来サブクエシリーズに入れておくべきでないかもしれない項目が一つ。
シティの謎で未解決のモノの覚書とでもいう項目です。

#100 《There Remain Secrets Unrevealed》
未解決の謎が残るまま
気が付いたら追加してをやってたら、なんと26項目にもなってます。
何が謎だったのかも忘れそうだったから書き出してみたが、別のページを作るべきかもしれない…。

巻戻りさんの言ってたアレックスの機械とかも謎だよなぁ。追加するか?

狼男の群れ考察

さて、狼男の考察を書こうとして、あっちこっち読み返していたら、随分時間が経ってしまいました。ハハハ、すみません。

狼男が群れを成しているらしいという情報はちらほらとあったんですが、今回のシナリオでその辺の詳細が大分明らかになりました。

みなさん覚えておいででしょうか?いっちばん最初に狼男が組織だっているという情報があったのは、実は《The Beauty and the Beasts 美女と野獣たち》だったという事を。これは新旧両方ともに出て来るエピソードです。
2019年2月に《Hunting Werewolves 狼男狩り》が公開されて以来放置プレイ状態だったので、もう忘れられた存在なのかと思いきや、ここで大きく進展。

で、実はこの《Hunting Werewolves 狼男狩り》と《The Pack Leader 群れを率いる者》に大きく関係している話がもう一つあったのです。
トップページをご覧になっている方はお気付きでしょう。題名からはちっとも狼男が類推できない《Martha's Murky Story マーサの濃い闇の物語》です。
このお話は《Key to the Past 過去へのカギ》の続編でありながら、なんと狼男の話の序章でもあったのですね。あらびっくり。

いやー、管理人、すっかり忘れかけていました。頭の片隅に「the Mistress of the werewolves 狼男の女王」という単語だけ残っていて、それを検索したら、《Martha's Murky Story》が引っかかって、ええ?ううっそ!で目がテンに。←自分で訳したクセに

もう4年も前の話だったので、詳細はすっかり時の彼方。初期の頃の訳なので、今より訳がgoogle翻訳っぽいというか、教科書っぽかったので、それもちょっと修正して備考欄にもリンクと説明を追加。
不思議なモノで、初めて読む話の翻訳よりめんどくさかった。なぜだろう?新鮮な気持ちが足りてないから?

でも、この話、かなりの疑問を満載したまま終わった話だったんですねぇ。

整理すると
①ジュリエットの未来はミストレスの未来と密接に関係しているらしい。ミストレスはマーサも覗けないほどの強力なプロテクトをかけているが、その詳細は不明。でも、ジュリエットの来歴は現時点でも類推可能。ヒントは《Dangerous Ballet 危険なバレエ》の継母宛ての手紙のジュリエットのフルネームと、幽霊執事 Bartholomew バーソロミューの勤めていた家の名前。

②狼男は何かしら目的を持って強力なアーティファクトを集めているらしいが、その目的は不明。なぜ組織だっているのかも不明。→これは今回の《The Pack Leader》で一部明らかに。

③狼男は「the Mistress of the Werewolves 狼男の女王」を探しているらしい。これが誰なのかさっぱりだったのだが、これも《The Pack Leader》で判明。

いつも感動するんですが、このちゃんと伏線を回収する姿勢は素晴らしい!
でも基本読み返せないのに、こんなに間が空いたら、下手すると誰も気付かないんじゃ?
管理人は世界で一番(←言い過ぎ(笑))、シティのストーリーに詳しいはずなのに、それでも忘れかけてたんだぞ?!

でも、他に全ストーリーを網羅してるサイトなんてマニアックなサイトもないので、一番の人は管理人でなくともどのみちこのサイトの住人でしょう。一度読んだ文章を忘れないとかいう超絶記憶人間がいなければですが。

さて、予告によると次も狼男っぽいので、ここいらでまとめて読んでおくと、次のイベントの理解が深まるかもしれません。

狼男のお話はサブクエストシリーズにまとめてあります
《Moonlight Sonata 月光のソナタ》:各種狼男のお話シリーズ。特に
6【Golden Flatware 金のカトラリー】
7【Distiller 蒸留装置】
が《The Pack Leader》には関係していそう。

《Scars from Werewolves 狼男の傷痕》:刑事が狼男になったお話シリーズ
今回の話に直接関係はないが、ちゃんと完結しているので、続けて読むと面白い。


ここまで書いて、ようやく考察です。←長いよ!

いろいろ順番をぶっ飛ばして、管理人が一番気になった部分を言いますと…
ドクターが「ドイツ人」ぽい。

《Hunting Werewolves》と《The Pack Leader》ではイニシャルが違うんですが、いずれにせよラストネームが「F」。
皆さん覚えちゃいないと思うんですが、《Enchanted Ball》に「Dr. Frankenstein フランケンシュタイン博士」というのが出て来るんですね。フランケンシュタインはドイツ人の名前で、人造人間を作った博士の有名小説があります。あれってモンスターじゃなくて博士の名前なんですよね。なので、アッパーのシネマシアターの探索アイテムもちゃんと「Frankenstein's Monster フランケンシュタインのモンスター」です。

そして《The Pack Leader》のドクターの手紙ではちょいちょいとドイツ語が出て来たんですよ。
Schneller (fast/急げ) とかYa (Yes/いいぞ) とかFein (Fine/よし)とか。
訳ではわざと日本語にせず、わざとらしいドイツ語のまま残しました。多分ドイツ人だというのが大きなカギだろうと余計な気をまわして(笑)。

ここまで来て多分みなさん管理人と同じ疑問を抱いたんじゃないでしょうか?
『ハントレスってドイツ人じゃなかったっけ?』と。

ドイツ語以外にはなーんの繋がりもないんで、これは完全に妄想なんですが、もう一つ気になっているのがアバター。

《The Pack Leader》のおまけクエストの備考欄でも触れたんですけど、2020年5月のアバターショップでハントレスの隣にダンディな親父のアバターがいたんです。このアバター、正体が不明だったんですよね。その時からまさかハントレスの父なんじゃ?と邪推してたんですが、そのあと、2020年の10月になって、そのアバターと同じ顔をした「Lone Wolf 一匹狼」というアバターが出て来て…。

これ、なんか関係あるんでしょうか?

ただちょっと解せないのが、ハントレスの父は地下迷宮で行方不明になったはずなので、外の世界から狼男を追って来たドクターとの整合性がない。
更に、刑事の仮説では娘が狼男に攫われたと思って探しているのでは?と言ってるが、そうすると狼男を狩ってるハントレスと辻褄が合わない。

まあ、まだピースが足らないですね。群れを率いてるのに「一匹狼」もちょっと変だし。

そう言えば…、
古い話なので今後関係するか微妙ですが、ハントレスの父も「M」の刻印入りの懐中時計を持ってるんですよ。そこの文言がなかなか思わせぶりでして。
"Clocks are like hearts, beating out the rhythm of Life that opposes Death. M."
「時計とは心臓のようなものだ、死に抗(あらが)い人生のリズムを刻む。M」

果たしてハントレスの父とマスターには繋がりがあるんでしょうか?

ドクターはドイツ人なんでしょうか?

ハントレスの父だったりするのでしょうか?

そうやって考えてみるとサブクエの【Dancing with Werewolves 狼男たちと踊って】も、なんか意味ありげに思えて来たりして…。

ああ、気になる気になる、その樹なんの樹、木になる木になるって歌が頭でリフレインし始めてしまった管理人でした。

「天つ海」考察(※ちょっと書き足し)と「悪魔の証明」調査協力依頼

みなさん、新しいコレクションボックスにはもう慣れてきましたでしょうか?
管理人はサーチウィンドウの効果をかみしめております。ああ、便利…(涙)

ようやく今回のイベントストーリーと狼男ストーリーについての考察を…。

でもその前に…
ずーっと聞こう聞こうと思ってて、いつも忘れてた件を。
「悪魔の証明」的案件です。

ここをお読みの皆さまに質問なのですが【光の軍勢】のクエストに当たったことがありますか?

現在いくつかクエストの存在しない(と思われている)コレクションがあります。
このサイトではLocations - Others(その他)に割り振られているコレクションで、以下の3つ。
⓬【Wishing Well 願いの井戸】初期ロケ数か所で入手。シティ発足当時は、そろえるとマーサの家の前の井戸でアイテムが手に入ったが、今では名前にその片鱗が残るのみ。
⓭【Centennial Ball 百周年記念舞踏会】各ロケ・ミニゲームのステージⅠで入手。そろえると[Mechanical Heart 機械仕掛けの心臓 (エネルギー回復レートが90分間5倍になる)]
⓮【Forces of Light 光の軍勢】各ロケ・ミニゲームのステージⅠで入手。そろえると[The Eye of the Dragon 龍の瞳 (ロケとミニゲームでアイテム発見確率90%増加。二時間)]

ところが、ずーっと前に某掲示板で【光の軍勢】のクエストが始まったと書き込んでいた方がいらしたのです。ただ、中のセリフとかを挙げているわけではなかったので、他のコレクションとの勘違いなのかどうかは確認できず…。
管理人はメインでもサブでも見た事がありませんで…。なのでこのサイトではずーっとクエストの無いコレクションとして分類されています。

…でも気になる。

実は混同されそうなコレクションのクエストがあるんです。
Expedition (遺跡探検) ❾【Weapon of Light 光の武器】
名前が非常に似ている上に闇と闘うお話なので、ひょっとして混同したのかも?とは思いつつも、ないことを証明するのは「悪魔の証明」であり、とても難しい。

それで、冒頭の質問に戻るわけです。
【Forces of Light 光の軍勢】のクエストを見かけた事がありますか?

あってもなくても、ご一報を!
ない場合の報告もあると助かります。これは「悪魔の証明」的案件であり、ないのを確認するほうが大変なので…。



さて、ようやく6月のストーリーのお話へ

イベント名:Call of the Celestial Depths 天つ海の底からの呼び声
事件簿名:A Tidal Song 潮騒の唄

空が海に変わるというとても幻想的なお話でしたね。
雲居に泳ぐ鯨(whale)とエイ(stingray)。ため息が出そうな景色です。
たまにタコ(octopus)とかミノカサゴ(lion fish)とかも泳いでます(笑)

巻戻りさんじゃないですが、シティってホント、タコ好きですよね。
でもシティのタコアイテムはなかなかシブい。今回もショップにある「Ruby Keeper Ring 紅玉の護符の指輪」にタコが巻き付いてますし、その隣の「Captivating Amulet 魅惑のお守り」もなんかタコっぽい。
管理人は個人的にアッパーの交渉部屋の手前にドーンと出て来る「Inkwell インク壺」が激シブでお気に入り。蛸墨(octopus ink)だからインクなんだよね?きっと。

どうでもいいですね。すみません。

今回のイベントストーリーは、特段補足の要りそうな背景はありませんでしたので、主に管理人の感想と考察を少し。

ロケの不気味ポイントと笑っちゃうポイントはこのフォーラムの二つ前のコメントで巻戻りさんが指摘してくれてましたので。
っていうか管理人は人形の目が動くことに気付いてなかったので、確かめてみてギクッとしました。一回気付いてしまうと、すごい目に入る…。怖い…(泣)
奥の人形の顔にタコが張り付いているのは、ツボりますね。ゥプププ。

今回は久しぶりに人形師パペティーアが話に登場します。と言っても相変わらず、逸話だけなんですけども。
パペティーアと言うと、毎度毎度善意であるにもかかわらず、とんでもない災厄をまき散らして行くので、どうなることかと思ったんですが、今回は丸く収まりました。

当サイトではキャラクターズの中の右から二列目、五賢守護団メンバーの中にページがあります。
[Ghost Train 幽霊列車], [Doll Story 人形物語], [Another's Soul 別の誰かの魂]に登場。

妙に浮いたデザインのマスコットをぶら下げてるなぁと思ったら、その人形が喋っていたとは!

さて、音声がいかに機械的であろうとも、思考を読んでVoiceに変換するというのは、かなりの難易度です。現在のNeuroscience (ニューロ・サイエンス/神経科学)分野では、脳にチップを埋め込んでなんとかちょっとだけ引き出せるというレベル。でもこれが発展して行けば、植物状態の人と会話ができるようになります。
まあ、現時点では被験者が限られているためになかなか進んでいないようですが…。

なので管理人的には、五章で作った喉に巻くチョーカータイプの音声変換器より、あの不気味なマスコットの方がすごい技術だと思っています。だってあれ、思考を読んでるんじゃないか?

喉に巻く方は、形状的に声帯の動きを感知してるっぽいですね。まだ試験段階ですがこの技術は既にあります。

Silent speech interaction (無声相互作用) というシステムで、35種類の命令を94%の精度で認識するそうです。開発したのは東大とソニーの共同開発チーム
https://lab.rekimoto.org/projects/sottovoce/
中には映像もあります。アレクサに英語で「音楽かけて」「今何時?」「今日の天気は?」などと質問しています。
認識音声の方はんん?って感じなんですが、アレクサはちゃんと答えてくれています。
逆にアレクサの答えを聞いて、ああ"What time is it?"だったんだと分かる感じ。
でもすごいですよね。
現状では電車の中で音声入力をしようとすると独り言のうるさい人になってしまいますが、そういう問題も解決されます。周辺がうるさくても入力できます。
もちろん何らかの障害で声の発生が出来ない人も、その問題が解決できるのです。

すみません、本編から離れてしましました。

今回のセリフを読んでいて、補足というほどのことでもないんですが、天つ海の生き物たちにはthe sea spiritsという語が当てられていました。普通の生き物とは違うからspiritsなんですね。

シティではしょっちゅうspiritsが出て来るので、ちょいちょい補足はしているのですが、ここでもう一度そのイメージを伝えておこうかなと…。

spiritsは一言で言えば、「人ならぬモノ」です。言い換えるなら「人外(じんがい)」。
天使とか悪魔とか幽霊とか精霊とか。たいていは目に見えないモノ、実体のないモノを指しています。だから精神とか魂もspiritsに入るんですね。広義で言えばMonstersもspiritsですが、これはあんまり言わないかな。間違いではないけど。シティのアノマリーはたいていspiritsです。Boggartsは実体がありそうですが、spiritsに含まれてますね。

日本語には一対一でspiritsを表す語がないので、その都度訳が変わります。で、今回は「the sea spirits 天つ海の生き物たち」。このthe seaは天つ海を指しているのでtheが付いています。

ちなみに天つ海の「つ」は日本の古語の助詞で漢字では「津」と書きます。現代語の助詞「の」と同じ意味で、通常の古語の助詞「が」よりも古い用法です。主に古事記とか神話レベルの昔の物語に使われています。現代語でも「まつげ(目つ毛)」にその名残があります。

五章に「天つ海の生き物たち」が色々出てきますが、その中の④Sparkling Stingray (ピカピカエイ)でイザベルが彼らのことを
"small water molecules 小さな水の分子たち"
と呼んでいます。
便宜上、セリフでは「小さな水滴の子供たち」と訳しましたが、要するに彼らは空の雲のような存在だという事なのでしょう。
ご存じの通り、空の雲は水蒸気の塊です。つまり水分子の塊です。
そうしてみると、ロケの遠景に見えている雲居の鯨は雲みたいですもんね。

水の分子で出来ているから、喜ぶと噴水になってしまったりするようです。可愛らしい(笑)
あとでインヒョが戻してあげていました。姉のインヒョは癒し担当なんですね。
そう言えば、インヒョは⑤でGossiping Crab ゴシップ蟹と話していたりと、ちょっとだけエピソードが登場しますが、本人は出て来ませんでした。キャラクターを増やし過ぎると飽和するからでしょうか?
まあ、シスコンっぽいインスの方が面白いので管理人は満足。

ところで、おまけクエストのウーパールーパーは大きくなるんでしょうかね?あれって、ネオテニーだから、成体になっても子供みたいだぞ?

ちょっと気になってウーパールーパー(Axolotl)を調べてみました。
で、動画をいくつかみてみたんですけども英語では基本Axolotl アキサロトルかそれのスペイン語読みでアショロトルと呼んでるんですね。メキシコ原産みたいなので、現地のスペイン語ではajoloteアホロテと呼んでいました。
あれ?日本ではアホロートルって呼んでなかったっけ?
これ、理由が分かりませんでした。どこかでスペイン語と英語が混ざっちゃったんだろうか?
まあそもそもスペイン語のアホロテが英語でアショロトルになってしまったのも、転記ミスみたいなものが原因らしいので、見た事のない単語を翻訳するのは難しいという事なんでしょう。

日本語から英語になる時にまちがってしまったまま定着するという逆バージョンも存在しますので、こういうのも異文化交流のご愛敬です。

ちなみに間違って定着しちゃった例の代表は、銀杏(いちょう)です。
英語では銀杏は「Gingko ギンgコゥ」と言います。(gはほとんど聞こえない)
これ、いちょうの音読み「ギンキョウ」を英語にしようとして"Ginkyo"とするつもりがどこかで"Gingko"になっちゃったみたいなんです。
シティの日本ロケにはちょいちょい銀杏が出て来るので、そのたんびにこの読みづらい葉っぱを探すハメに(笑)

あ、また逸れた。

もう一つ、ちょっと化学的な補足話を。
本編の備考欄にもちょっとだけ書きましたが四章の⑤にCrystal Hydrogen (水素結晶)という架空物質が出てきます。
クエストの上段でハントレスが「普通の金属では新しい声の振動に耐えられないぞ」と言って持ち出して来たのがこの水素結晶です。
ここでなぜ、金属と言っていたのに水素なのか?なのですが、実は水素は非金属元素でありながら、金属元素のような性質も持っているからなんですね。

元素の周期表では水素は一番軽いので最初の最初、左上のⅠの縦列に位置しています。Ⅰ属の元素は上から順に

原子番号1:H (Hydrogen/水素) 水中でH⁺になる。水H₂Oや気体のH₂を構成する
原子番号3:Li (Lithium/リチウム) 水中でLi⁺になる。リチウム電池の材料。単体では反応度の高い危険な金属だが、金属元素中で最も軽い。
原子番号11:Na (Sodium/ナトリウム) 水中でNa⁺になる。お塩(NaCl)の構成物。体内にも存在する。単体の金属としては反応度が高いので危険物。
原子番号19:K (Potassium/カリウム) 水中でK⁺になる。体内にも存在する。単体の金属としては反応度が高いので危険物。
…Rbルビジウム、Csセシウム、Frフランシウムと続きます。

実はⅠ属元素は水素以外全部アルカリ金属という種類の金属です。水に溶けるとどれも一価のプラスイオンになるという特徴があります。
アルカリ金属は人間の生活に欠かせない金属でありながら、反応度がめちゃめちゃ高い為に通常単体では存在しません。リチウム電池がうっかりすると高熱になって爆発しちゃうとかいうのはそのせいです。(市販のリチウム電池はとても高い技術で制御されているので安全です。)
ナトリウム金属の塊などは、小さな欠片ですら試験管の水に放り込むとあっという間に水が蒸発し、試験管ごとはじけ飛びます。

じゃあ、水素結晶は作れないのでしょうか?

実は作れます。-259℃以下に冷やせれば。

実は温度には下限というものがあります。
絶対零度という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

絶対零度は「これ以下はない」という温度ですが、セ氏に直すと-273℃です。
絶対零度を0とする温度の単位をケルビン(K)と言いますが、水素の融点(液体が固体になる温度)は14Kなので、その温度以下になると固体になることが分かっています。

気体の水素は20K(-253℃)以下に冷やすと液体水素になり、14K(-259℃)に冷やすと固体水素になります。そして、この固体の水素は金属としての性質を持つと言われています。

しかしこの14Kという超低温を実現するのはとても難しいのです。宇宙ですら完全な絶対零度ではありません。ビックバンの時の熱量が僅かに残っているのです。熱エネルギーというのは放っておくと高い方から低い方へと移動し、均一になるという性質を持っています。低い方から高い方へは移動しません。
つまりもっと低い温度が存在しないと温度を下げることは出来ないのです。

現在固体の水素は1/100秒だけ作ることができたそうです。
その性質を実際に検証するところまでは実現していませんが、予想では夢の超電導、抵抗値ゼロで電気を通す夢の導体になるはずです。

さて、なんで水素がスーパー金属の例として挙がっていたのかお分かり頂けたでしょうか?
正直アルカリ金属はナイフでサクッと切れるぐらい柔らかいので、水素結晶もそんなに固くないのでは?と思うのですが、いずれにせよ普通は水素は個体になりません。

それが存在しうる「the Rift 例の亀裂」という場所が、どれだけ異常な場所なのかお分かり頂けたかと思います。

ハントレスの言っていた「the Rift 例の亀裂」というのは、アッパーと下界を隔てる大きな大きな裂け目の事です。これが出来たせいでアッパーは孤立してしまって、飛行船以外では行くことが出来ない場所になってしまったのです。

そしてその「the Rift 例の亀裂」ではたくさんの異常な物質が見付かることから、あちこちから科学者がやって来て…、その中にコレクターがいたのです。

じゃあ、何故「the Rift 例の亀裂」は出来たのかって?
実はFriend Feed情報とともに配信されるFace book情報の中にそのヒントがありました。

詳しくは[Upper City's Chronicle アッパーシティ時系列イベント史]のページにまとめてあります。
http://shadowcity.starfree.jp/C00sub_quest_chronicle.html

あんまり書きすぎると良くないかな?でも、どのみち全貌はまだまだ霧の中。ミステリーは山ほど隠されています。
ああ、気になるっ…!

…とシティの謎はこの辺でおいておいて

しかし、人形師パペティーアは次元を跨いで旅をしてるんでしょうかね?
彼のスピンオフ・ストーリーみたいなのも読みたい気がするんですが、シティに戻って来てくれないと、異次元の話はシティでは無理だからなぁ…。霧が彼の日記帳とかを運んで来てくれないでしょうか?


そろそろ結構な長さに…、フォーラムにしといてよかった。
うーん、狼男はまた次回にしよう、そうしよう。←無駄話ばっかりしてるから
そっちの方がいろいろ気になる事があるんだよね…。

ご質問への回答とシティのアカウントの災厄について

巻戻り舞い戻り悶絶タコ好き過ぎ妄想忘れん坊寿限無太郎さんへ

名前がどんどん長くなっていくのが面白くて仕方ない管理人です。調子に乗りました、すみません。

元々掲示板だったはずのこのページですが、どうも書き込みが長くなってしまうので、掲示板改めフォーラムになりました。フォーラムだから長くてもいいのです!好き勝手雑談を繰り広げようではありませんか!←開き直り

しかし、アッパーの霧は建物を移動させているとは…。霧に記憶を奪われるだけでも恐ろしいのに、霧に足を踏み入れてしまうと、ただでさえ悪い視界に加えて景色まで変わるのでは、霧の外に出るのは容易ではないでしょう。どうりで誰も戻って来ないはずです(汗)。

さて、ご質問の【On Guard for Peace 平和の守護者】を読みかえしてみました。
どうして訳が違うんだろう?って部分が一番の疑問なんだと思います。

問題のdisplaceですが、原義は一つだけで
「誰か、或いは何かを本来あるべき場所(元の位置)から強制的に動かして、その場所を占拠する」
です。
言い換えれば、
(forcefully) take over and occupy (強制的に)乗っ取って占拠する
です。

The Internet is displacing Books.
インターネットが本にとって代わりつつある。
― 本が脇に追いやられて、その場所にでーんとインターネットが居座ってる感じ。

何が占拠しているのかが明示されない場合は、押しのけている感じになります。
A ship displaces water to move.
船は水を押しのけて進む。
― 船が前に進んだせいで、水が脇に追いやられています。

ニュアンスが伝わりましたでしょうか?

なので、"the Security Service was displaced by the fog" だけだと
「公安局という機能が霧に乗っ取られた」のか
「公安局の建物が霧に押しのけられた」のか
分かりません。わざと曖昧な表現にしているとも言えます。

また、最後のセリフでは
"the building itself was displaced by the fog"
「建物そのものは本来あるべき場所を霧に占拠されている/霧に押しのけられている」
とわざわざitselfがついているので、建物の位置がズレたっぽい感じが匂います。

うーん、これは翻訳者によって訳がバラバラになりやすいのではないでしょうか?
管理人は当初建物が動くとは露とも思っておりませんでしたので、建物内の部下たちが霧に押しのけられて、内部を霧に占拠されているイメージで「乗っ取られた」としましたが、建物が動いているかもというのを匂わせたほうがいいですね。…と言う訳で、建物が動いている事に注意が向かないよう、その上で、よく読めば動いてるかもと思えるように訳をちょっと変更しました。ミステリーなので情報は小出しに(笑)。ついでにアイコンも入れておきました。
http://shadowcity.starfree.jp/_U02post_office8_on_guard_for_peace.html

ちなみに部下たちが現在地を把握できない理由ですが、該当のセリフは
"My guys can't orientate themselves and have zero visibility."
「部下たちは現在地を特定できず、視界も確保できていない。」

my guys: 英語での部下、配下などの表現。my people, my menも同じ。
orientate oneself: 自分のいる位置を特定する
zero visibility: 視界ゼロ状態

とだけあって、理由は明言されていません。しかし、視界ゼロは誰でも霧のせいだと思うでしょうね。おそらくは建物がズレたことと視界ゼロの両方で特定できないのでしょう。でも原因は書いてませんので、そこは読者の妄想の範囲です。


いやー、ミステリーのミステリーらしい部分が出ました。
太郎さんの視点、ミステリーらしいですね。ゲームのシナリオを何度も読んでいる人がいるっていうのは有難いなぁと、しみじみ思ってしまいました。

たしかにここはなぜdisplaceなんだろう?っていう部分だなと、今改めて読み返して思います。
霧が建物内に入り込んで来て、職員が逃げまどっているなら、take over(乗っ取る)やoccupy(占拠する)を使うのが普通だと思うんですよ。そこを敢えてdisplace(場所から外す)。文字通りの意味なんだと誰が思うだろうか!いや、思わない(反語)。管理人はまんまと引っかかってましたね。ライターの思惑にまんまとしてやられてます。

ミステリーなので、匂わせるような文章が多いのには気を付けてたんですが、この辺りのサブクエの時は、まだアッパー序盤だったので、管理人も全体像が全く見えないまま、え?マジ?そんなことあり得んの?転記ミスじゃないよね?と思いつつ、ドキドキしながら翻訳していたのを思い出しました(笑)。でも同じくらいワクワクしてるんですよ。


余談ですが、管理人が翻訳時に意識していることを少し。

①以前にも書きましたが、性格がはっきり前面に出るように、それぞれのキャラクターの語調を決めています。これは英語にはほとんどないニュアンスです。日本語ってスバラシイ!
でも、正体不明の手紙とかが結構困ります。後で正体が分かった時に、全然キャラが違ったらどうしよう…。こっそり修正しよう。そうしよう(笑)

ついでに英語以外の言語はなるべく翻訳せずそのままカタカナにしています。
下界で言うと、ジュリエットのフランス語。ハントレスのドイツ語。
今回の追加シナリオのドクターもドイツ語ばりばりでしたね。
アッパーではファビエンのフランス語。まあ彼はオーララーしか言いませんけど。

あとはたまーに頭のいい人たちが使っているラテン語。
市長とコンダクターが
"Quid pro quo."
「クイド・プロ・クォゥ 交換条件だ」
と言ったりしてました。

ヨーロッパでのラテン語は名門大学とかの入試にも必須なので、教養の代名詞です。受験のためにラテン語の塾とかに通うんですよ。日本で英語の塾に行くような感じで。もちろんそんなのいいとこのお嬢さんお坊ちゃんですけども。大体は親の送迎付きだったりして。
会話での教養アピール度合も、日本語の会話での英語と似てるかな?むつかしい中国故事由来の四字熟語とかにも似ています。実際使われると、ちょっとインテリが鼻に付く感じが、四字熟語とかに近いかも。

シティでは、マーサ、ミストレス、市長、コンダクターが使ってました。この人たちはかなりの高等教育を受けているという事なんです。コンダクターが色んな設計図を読めるウラには、そういう背景がありそう。他にもいたかもしれませんが、はっきり覚えているのはその4人ですね。

あと、英語ではあるんですが、密偵ジョーンズ。彼は端々でものすごい分かりやすいイギリス英語を使ってました。イギリス英語の口語ではfancyをwantという意味で使うんですね。あとlose the plot (理解する気がねえ、話が通じねえ)も典型のイギリス英語の口語表現。

"Fancy checking out?"「確認してえのか?」
"The Detective has apparently lost the plot."
「あの刑事はどう見ても話が通じそうにもねえな。」

うっわー、イギリス人だなーと思うセリフなんですが、さすがに英語ではあるので、ちょっと気障っぽくなっただけでした。日本人なら京都弁とかを聞いた時の気分に似ています。でもさすがにイギリス英語に京都弁のイメージはないだろうと断念。ちょっと残念。

ちなみにシティの英語はごく初期のシナリオはほぼイギリス英語。正確に言うとイギリス英語寄りのインターナショナル英語(ヨーロッパ英語)って感じでした。途中からかなりアメリカ英語寄りになり、現在では100%アメリカ英語です。時々いかにもアメリカンな用法が出てきますが、刑事とかにはイメージぴったりです。初期はなんでNY刑事(デカ)の刑事がイギリス英語なんだ?ってかなり違和感がありましたから。思い余って、シティの英語はどうですか?のアンケートに、刑事がイギリス英語なのは違和感がある!と書いたぐらい。思いが届いたのかもしれません。

②なるべく英語の語順通りに翻訳する。
日本語と英語はその語順がほぼ真逆です。ですが、語順を入れ替えすぎると、響きというかニュアンスが変わることがあるので、なるべく冒頭に結論を持って来ています。
例えば今回の[The Pack Leader]のProfessorのセリフでは

"The Detective provided me with some clues in the Doctor's case so I can study them and suggest what other experiments he performed on the werewolf."

教科書的な翻訳では
「わしがそれを精査して、彼が狼男に施していた他の実験が何なのかを提案できるように、ドクターの事件での手がかりのいくつかを、刑事がわしに提供したんじゃ。」

になりますが、実際の翻訳は英語の語順通り、
「刑事からドクターの事件の手がかりをいくつか渡されてのう、わしがそれを調べれば、他にはどんな実験を狼男に施してたのかも提案できるじゃろっちゅうて。」
にしてあります。

英語は後ろに後ろに修飾語をくっつけて一文を伸ばせるという特徴があります。しかし日本語の会話でも、冒頭に結論を持って来て理由はあとから、というのはごく普通。日本語では通常二つの文章になるというだけ。前の文と関係があるということさえ分かればいいのです。
実は一つの文章を翻訳する際は、敢えて「。」も一つにするようにしています。どの文章の対訳なのかがなるべく分かるようになんですが、やたらと「、」が多いなと感じるかもしれません(笑)

③翻訳後、日本語部分だけを読んで、不自然な会話を修正する。
昔、シドニー=シェルダンの小説の翻訳で「超訳」という造語がキャッチコピーになってたんですが、あの作品は翻訳家が翻訳したものを、別の人間が自然な日本語に手直しするという手間をかけてたんですね。要するに「英語→日本語、日本語→自然な日本語」と二回翻訳を入れているんです。
初期の頃の翻訳はあまりやってなかったんですが、最近のシナリオについてはそれと同じような事をやっています。最初の頃はあまり意訳になりすぎるのもと思って遠慮があったんですが、最近はもう開き直って、カッコいいセリフにしよう!になってます。シティは受験英語じゃないし!
文法やらなにやらに固執し過ぎると、日本語ではこういう言い方しないよ!なセリフになってしまい、翻訳感満載でツマラナイよねと思いまして…。雰囲気と臨場感優先。だってそれが自然な会話だもん。管理人は英語でも日本語でも、人間、言いたい順番はあんまり変わらないと思ってます。

ついでに、彼、彼女、彼ら、という英語ならではの代名詞も固い会話以外では極力避けています。日本語でも敢えてそれを使う人もいますが、大体固い喋り方をする人です。なのでマーサは比較的彼、彼女と言いますが、刑事とかはあんまり言いません。

そういう割には「超訳」を採用してなかった頃の古い翻訳を見直してみても、けっこう意訳が入ってるので、「超訳」効果はあまりないのかも(笑)。意訳をなるべく入れないように気をつかってたはずなのに!おっかしいなぁ…。管理人の頭にはそう響いてたんでしょう。意訳だと気付いてなかったかもしれないですね。


さてぜーんぜん話は変わりますが、太郎さんのアカウントのアレコレの話は結構面白く読んでいます。いや、他人事だから楽しいんでしょう。←鬼
すみません。でもこれ、自分に起きたらかなり泣きそう。トーテムとかステッカー帳とか(泣)
ステッカー帳はサイトに残してるからいいとして(良くないけど)、トーテムは…。
実はこのサイト、過去のイベントトーテムはページがあるんですけど、領主館前の5体のトーテムと、季節のご褒美トーテムはページがないんですよねぇ。Fandamにあるし、いいかな?になってて。
それでも太郎さんは腐らずにシティに日参してる感じがいいですね。管理人もあれやこれやを含めてシティを楽しもうと思っているので、とても共感出来ます。そう、全てはシティの霧の成せる業(わざ)なのです。いや、巻戻りは怖いんですけど!
他人の身に降りかかる災厄はそれなりに需要があるのではないでしょうか?(←ヒドい)
ここでちょっと我が身の不幸を嘆いて、シティには笑って通えるなら、このフォーラムも意義があるでしょう。
そして、自分にその災厄が降りかかっていない人は、自らの当たり前の幸運を再確認できるという効果があるでしょう。←やっぱり鬼。

それでも、そんなこんなの太郎さんのお蔭で、今回Posh Werewolf(気取った狼男)についてPack of Werewolves(狼男の群れ)のページに説明を追加しました。もちろんシナリオの方にも。だって、今やってる人がいきなり万聖節のシナリオを読んだら、逆に誰コイツって思いますもんね。
絵が違うのはご愛敬を超えて理解不能になるかもしれないし。
ありがとうございました。

そして結構な紆余曲折を経て、トップページに辿り着いていただいたんですねぇ。

Googleで検索した場合、
「Hidden City Stories」で検索すれば一番上、
「Hidden City ストーリー」なら多分二番目に出るっぽいです。
何故英語の方が上なんだろうと疑問なんですが、それだけ英語プレイヤーが多いってことなのかもしれず。

Google検索は人に合わせて順番を変えてくる気配りがあるので、ちょっと怪しいんですけどね。Googleには管理人だとバレてると思いますし。そう、Googleは何でも知っている…。

「Hidden City ストーリー アレックス」だとアレックスの天使たちがトップに来ちゃいますね、旅立ちの間ではないか、そうか。

管理人は自分で作っておいてマップアーカイブが検索に上がることも知らなかったので、ちょっと新鮮でした。当然トップページから入ってマップアーカイブに行ったのだと最初思ってましたから。あんな小さなリンクをよく見付けたなと思ってたんですけど、逆だったとは…。

ナニソレ?と思った方は覗いてみてください。
シティの発展の履歴が確認できます。広くなったなぁ…。
http://shadowcity.starfree.jp/index-map_archives.html
普段はトップページ一番下の現在のシティマップの上にリンクがこっそりあります。

ところで、当サイト、結構世界の色んなところからお客さまがいらしていたりします。
当たり前ですが日本が筆頭。英語圏は当サイトが半分英語なのでそりゃそうなんですが、不思議とロシアやフランス、ドイツなどの非英語圏からも結構いたりして。コンスタントに多いのが、インドや中国、ベトナムなどのアジア圏。ど、どこだっけ?(すみません)というようなモンテネグロとかセント=ルシアとかカナリア諸島とか。
モンテネグロ:バルカン半島で昔のユーゴスラビアの一部。オレンジの煉瓦屋根が立ち並ぶ素朴で可愛らしい国。屋根が同じ色って綺麗だよね。日本はバラバラだから、ちょっとあこがれる。母語はセルビア語。
セント=ルシア:カリブ海の島。めちゃリゾート、すんごい綺麗でホテルのHPに無意味に入り浸ってしまった。公用語は英語。
カナリア諸島:モロッコの西の諸島でスペイン領。名前はよく聞くのに、どこだかわからなかった、行ってみたくなった。公用語はスペイン語。

世界中にシティの住民がいるんだなぁと、みんなお友達の気分に(笑)

しかし検索でなく、マップアーカイブのリンクからと言う所が、なんとなく巻戻りさんらしいなと思ってしまいました。
表玄関より先に裏口を見付けてしまうあたりが(笑)
え?そこから来るの?みたいな。
でもきっと隠しステージを見付けたような気持ちになれたのでは?!


…と、ここまで来て、本ストーリーに至らず(笑)
近いうちにまた~。
って、なかなか結論を教えてくれないでCMに行くTV番組みたいになっとるな。

下界はカードシャープがアッパーは霧がシティを変える?!

巻き戻り改め舞い戻り悶絶タコ好き過ぎの妄想族で忘れん坊(若干方向音痴)太郎です。長いです(笑)寿限無のようになってきました。


何と!建物の方が動くのでしたか!アッパーの霧凄いですね。

The fog moves the buildings around. を見て

霧が 動くよ 建物の 周りを      

だと思っていましたので、管理人様が「ん?」と思って確認して下さらなかったら当方は自力ではわかりませんでした。ボヤいてみるものですね!

下界はカードシャープが魔法のデッキをシャッフルする事で建物が移動したり出現したり宝箱出したりするそうなので「景色の変わる部屋」は下界でも有り得るとは思いますが、霧が建物を動かすなら「景色の変わる部屋」がある建物もその周囲も霧に覆われたらごっそり動いて行くのでしょうから物凄く変化していそうです。それに霧でぼんやりと見える景色が変わっていく方が恐怖感もミステリアス感も増すというものです。絶対に外には出られませんから閉じ込めておくにも最適なのかなと思われます。

アッパーの霧について気になった事がもうひとつ。アッパーのサブクエ 郵便局のコレクション⑧ [On Guard for Peace 平和の守護者]の冒頭ブラック長官が「ここの多くの建物が霧に飲まれて失われてしまった。保安局の施設もそのひとつだ。(中略) 霧によって保安局の建物が移動してしまったかどうかを知りたいんだ。手を貸してくれるか?」と日本語版では言っているのですが、おっと待て待て、霧で建物が移動するのは周知の事実なのか?しかもアッパーではよくある事で、公安局の建物が移動してしまっているかどうかの心配なのか?気になったら確認です。確認出来るって素晴らしい! 該当の箇所は

…if the Security Service was displaced by the fog. となっていて

・・・そのためにはまず公安局が霧に乗っ取られたままなのかどうかを突き止めるため・・・ と管理人様は訳されておられました。

displaceには「乗っ取る・取って代わる」などの他に「移動する」の意味もあるようですがどうでしょう。公安局の建物が霧に覆われたままなのかの確認をしたいのか、移動してしまったのかの確認なのか、どちらにしてもストーリー的には違和感はないと思いますが、あの「アンジェリーク発言」で俄然移動説もありなのではと思えます。そうなるとアッパーでは霧で建物が移動する事を住民は皆知っていて、且つ小出しにその話がしれっとなされていた事になります。当方はこのサブクエ4回目(!)でやっと移動してると言われてた事に気付きました(笑) しかもこのコレクションを組んだ後ブラック長官より有り難いお礼を賜るのですが、その時「・・・局員たちは無事だが保安局の建物自体の場所が分からないということだ。霧のせいで視界が悪く、自分たちがどこにいるかさえ分からないらしい(以下略)」と日本語版では言われるのです。どこにいるか分からないとなるとやっぱり移動してるって事なのではないでしょうか。アンジェリークが霧で建物が移動すると既に明言しているので、霧に覆われて身動き取れないのか移動してしまってどこだか分からないのかはどちらでも良いようにも思いますが、4回目で気付けて嬉しかったのでご報告なのであります。


当方は巻き戻ったり舞い戻ったりしているせいで同じクエストを何度もやる羽目になっています。特に最初期に出てくるクエはメインもサブも5~6回はやったのではないでしょうか。もっとやってるものもあるかもしれませんがもう正確には思い出せません(笑) 当方現在5つのアカウントを所持しており、現在その内3つは巻き戻り先、2つが舞い戻り先にあります。巻き戻るまでは2アカ持ちで、それまでのメインを2回づつ終えておりました。

巻き戻ってレベルが1からスタートになってしまった時、デバイスを変えたら元に戻らないだろうかとスマホでログインを試みましたが、現在の始まりである「隠された通り」からのスタートがなされるだけでした。そこで巻き戻りの世界でやっていく事を決めたわけなのですが、レベルが2桁に届くかどうか位の段階でロケ地がいくつか無くなっている事に気付きました。建物の絵はあるのですが、今ですとABCとかアノマリーのマーク、昔ですと虫眼鏡のマークがない。ないので当然ロケ地には入れない。これはどうも同じアカウントでデバイスを変えてログインした事が原因のようなのです。通常ならデバイスを変えてもロケ地が無くなる事は勿論ありませんが、何しろ巻き戻り先はとてつもなくバージョンが古いので相互の認識が上手く出来ないようなのです。元々の2アカはどちらも「結婚式の広間」「寝室」「穴掘り屋のアジト」の3ロケが入場不能で、特に結婚式の広間はメインもサブもある上、サブの1つだけにもちょいちょい指定される為、それが出て来てしまうとクエが進まなくなります。ロケ地がある認識はされているのでレベルが達すると解放せよの指示が出ますが当然開けられない。

身内の者の為に作って巻き添えを食らわせたアカウントはその者がアカウントを放棄したので太郎預かりになり3つ目。このアカは「駅」や「市役所」も不能になっており、最初期のクエはほとんどが駅や市役所が絡むので最早クリスタルくらいしかやれる事がない状態に。このアカは後に何度も他のアカの上書きがなされていきます。ロケ地が不能になった事で、いずれゲーム進行が止まると予想して巻き戻り先に新たにアカウントを作成して4つ目。このアカは行き来をしていないのでロケ地の不能はありません。舞い戻った時まっさらからやろうと新アカで始めたので都合5つになった次第です。

巻き戻り先から舞い戻り先への移動はアップデートになるのでデータはきちんと引き継がれ、認識不能ロケも勿論出来るようになります。なので巻き戻り先でこなしたクエはもう出てきません。舞い戻った時に1から始めた事でPosh Werewolf(気取った狼男)が霧に飲まれてひっそりさようならになった事にも気付けたので6回目にも意義があったというものです。ちなみに舞い戻り先から巻き戻り先のアカに訪問すると解放されているはずなのに認識されなかったり無いはずのロケ地があったりします。「結婚式の広間」「天使の像」「オルガン室」「墜落現場」は認識がされません。逆に「隠された通り」や「アカデミー」はロケ地がないのに訪問できます。多分近くにある「礼拝堂の地下室」とか地上の「墜落現場」辺りを認識しているのでは思われます。

すみません、こんなのどこにも需要のなさそうな話ですよね。


巻き戻った事でお役に立つ事があるなんて思いもしませんでした。でも願いが叶ったのはこちらの方なのです。古いシティも楽しいのですが「あーやっぱりあのテントはサーカスだったのか~」とか「アッパーで地下??」とかやっぱりやっぱり新イベが気になって仕方がなかったのです。そしてアレックス。これはどうしても知りたくて、どなたかブログとかにチラッとでも書き込んで下さっていないものかとあれこれ検索かけたのですが、まぁ引っかからない。仕方なく以前から知っていたこちらのマップのアーカイブで新ロケ地の場所を眺めていたんです。マップのアーカイブ部分だけは何故か検索に上がって来るんですよね(笑) その日もマップを見に来て上からずーっと眺めて、マップの先頭に戻ろうとして”go to top"を初めて押したのです。そうしましたら見た事のないページが・・あれ?何コレ?・・日本語?・・はぁーーー?!か、書いてある・・ストーリー読めるぅ!ってか何で今まで気付かなかったんだーうわーーん(泣)・・で当方の最初の書き込みになるのです。管理人様には本当に感謝しかありません。今でこそ舞い戻ってまた1からではありますが現行ゲームが出来ておりますが、それでも自分には取り戻せないモノがあります。永久に保存されるはずのステッカーと育てたトーテムです。トーテムは英語版wikiでトーテムイベの度に確認しています。ステッカーはこちらで全て見る事が出来ますし、一言コメントも読めるので、思い出して悲しい気持ちになったら時々眺めに来たりするんです。ああ自分暗いよ!アレックスかい!(笑)

それに何より日本語版での意味不明な訳のモヤっとをほぼ解決出来る素晴らしさ、再確認できる素晴らしさを与えて下さりありがとうございます。


あーもうこの時点で相当書き込んでます、本当にすみません。掲示板なのに毎回長すぎますよね。本当はブラウン博士や北のご夫妻の事とか他にもあれやこれやあったのですが、一度に全部書こうとするから長くなるので今回はこの辺に留めておきます。追加の情報や分かり易い例えでの解説ありがとうございます。

そうそう新イベですが、アジア系第3の地域のロケ地とは驚きでした。イザベルが冒頭で「荒れ果てているけど居心地がいい」と言っていましたが、確かに引き込まれる美しさがあるなぁと自分も感じました。すぐにごっちゃごちゃになってしまうんですけどね(笑)

とりわけ白菜とカニとミノカサゴが美しい!カニは動きもリアルでつい見入ってしまい・・・コチコチ(笑) そしてタコ!初めて正しいロケ地(海辺)に登場したのではないでしょうか。ここはシャドウ=シティなので正しいも正しくないもないのですが(笑)やはり明らかに淡水なのは違和感があるもので。でもシティのロケ地にしては爽やか過ぎて不気味さが足りないかなぁ~などと思っていましたら、お人形のお目目がきょろ~ん!ひぇぇ・・不気味要素はここにあったのですね。奥にもお人形がありますが、顔面にタコがどーーんと乗ってくるのは我々を笑いに誘う罠でしょうか。似通った罠を「埠頭」でも見かけます。奥の方にある彫像が顔面にラケットを構えるアレです。アレを見て笑わずにいられるわけがありません。埠頭と言えば、年明け頃こちらに書き込んだ「指南」がここにもあるんですよね。茶色の板にスプーンの乗ったアレです。「寺」同様背景の一部として鎮座しています。全く中国と関係のないロケ地ですが、ヨーロッパにおけるシノワズリー趣味の一環なのでしょうか。

ストーリーのお話!需要ありまーす!(元気に挙手) 宜しくお願いします。自分にあるという事はあと30人には需要あるはずです。

2022年6月変更点について

みなさま今回のアップデートを受けて、いかがお過ごしでしょうか?

さて、この所一か月に1~2回ペースで、長文を書き込みまくるという、本来の掲示板にあるまじき使用法を確立しつつある管理人です。

システムアップデートについて。ガラッと変わりましたねー。管理人はおおむね喜んでいます。
今回いろいろと変更が入りました。
変更点は都度都度Event Historyに書き込んでいるんですが、今回はすごい行数に…。

なんでそんなの付けてるんだって?
それはですね、あれ?これっていつからこうなんだっけ?と言うのが
ちょっと経つと意外と思い出せないと実感したからなんですね。

工事中の現場を見て、
「ここ、何が建ってたんだっけ?」
と頭を捻ったことはございませんでしょうか?(管理人だけ?)

管理人はよくあります。シティでもよくあります。
それでちょっとだけと思ってつけ始めたら、なんだかシティってどんどん改装するんですよ。霧がやりたい放題です。お蔭ですごいことになっていますが、たまに見直すと面白いです。
管理人が面白いということは、あと30人は同じ人がいるという信念(思い込み)に基づいています。

さて、変更点ですが

①ローディング画面のストーリートリビアが大量追加され、ゲームのトリビアはローディング画面には出なくなりました。
ゲームトリビアは一応今でも、モンスターを倒した後とかミニゲームが終わった後一瞬表示されてるんですが、1秒も表示されないので、正直読んだことがあるやつでも、同じメッセージだというのが分かる程度で判読しきれない(笑)。
余談ですが、モンスター戦闘前はモンスタートリビアが、ミニゲーム開始前はそのミニゲームのトリビアが表示されています。Match 3なら、BombとSupercrystalを組み合わせると効果が大きくなるとか、Expeditionならタイルの下にはゴールドとかコレクションが埋まってるとか、知ってるよ!的な感じの。たまには使える知識もあったような…?

ローディング中のトリビアは、以前は途中で切り替わらなかったのに、今回からは33%と66%で切り替わるので、計3つ表示されるように。でも、最後の30%はめちゃめちゃゲージが進むのが速いので、あれ?と思うと消えている。あれってすごく長いパーセンテージが存在するんですよね。一体そこに何のデータが入っているのやら。

しかも最初気付かなかったのですが、一部のトリビアは連続しています。
いきなりButから始まって、え、何がしかしなの?
いきなりThe placeから始まって、その場所ってどの場所よ?
で、もしやと思ったら、繋がっててびっくり。

このストーリートリビア、なかなかどうして情報が満載です。
かなり大きなヒントも載っている。大盤振る舞いです。

ただ管理人的にはマーサの姉の名前がArina(アリーナ)になってるのが疑問なんですが…。
ストーリーではErin(エリン)だったんですよね。今は変更されてるんでしょうか?
Friend Feed情報もですが、コンセプトの段階のものを載せているせいなのか、ちょっと配信されているストーリーと違う時があるような?まあご愛敬です。
本来は読み返せないはずなので、そんなツッコミは想定外でしょう。

②またしても事件簿の番号が変更になりました…。今回けっこう変わりましたよー。
下界:
9[The Magic Deck 魔法のデッキ]が、61[Foggy Plan 霧煙る思惑]と入れ替え
11[Dance with Ghosts 亡霊たちとの舞い]が、13[Paying for the Past 過去のツケ]と入れ替え
52に新ストーリー[The Pack Leader 群れを率いる者]が挿入され、
旧52[Dangerous Ballet 危険なバレエ]→40に
旧40[The Pirates' Riddle 海賊の謎かけ]→75に
旧75[Mystery of Willow Beasts 木彫りの獣たちの不思議なお話]→76に
アッパー:
先月のイベントストーリー[Guises of Evil 悪しき者に扮して]が、なんと7に割り込み
旧7~17が全部後ろにズレました
で、まさかと思ったら案の定サウス・フォートの解放レベルは80になってました。本来ならの新規解放ロケレベルは216のはずでしたので、予想外!

これだと[Call of the City Dungeons シティの地下迷宮の呼び声]でサウスエリアが解放される前にサウスフォートのクエストが始まっちゃうんですが、その辺はどうなるんでしょうね?
やり直さないと分からない事なので、今のところ分かりません。
どなたか知ってたら教えて欲しいかも…。

実は今までにもちょいちょい事件簿の番号は変更されています。
なぜ変えるんだ!と思わないでもないですが、多分この順番で読むと良いという順番にしてくれているのでしょう。
魔法のデッキは神秘のトーナメント前じゃなくていいのか?という気がしないでもないですが、多分それをすると全部の番号がズレちゃうからという配慮なのではないでしょうか?

過去の変更履歴もEvent Historyにあるのですが、それを見てみるとどうやら例年6月に大改編をしてるみたいですね。一番変わったのは2019年6月。それまでは事件簿はほぼ追加されていくとおりだったのが、大幅に変わりました。

大規模改変前2019年5月の事件簿の順番は
http://shadowcity.starfree.jp/index%20-%202019.5.html#May2019
にあります。興味のある方はどうぞ

③コレクションボックスの改変!サーチウィンドウが実装されました!
これ待ってたんですよー。
ちょっと前にインベントリにサーチウィンドウが実装されたので、次はコレクションボックスだろうとずーっと待ってました。タブ毎のコレクション数が表示されなくなっちゃったのは残念でしたが、サーチウィンドウには代えられません。

コレクション探しですが、これまでは、アーティファクトからシティのタブに飛ぶとかしてましたから大変でした。
しかもアーティファクトにないコレクションではその手も使えないので、ひたすら探すしかありませんでしたから、サーチウィンドウ様々です。

実は前回何故か5コレクションがボックスから消えるという不具合?があったんですが、そういうのを確認するのもカンタン!
今回5コレクション中4つまで戻って来ました!まだ一つ【Rare Elixirs 様々な珍しい秘薬】だけはどっか隠れたままですけど、きっと戻って来るでしょう。

そういえばコレクションボックス上に表示されている数ですが、あれは
「①~⑤まで全部揃ってるコレクションの種類数」
です。合成後の⑥はなくても数に含まれます。
同じ種類は何セットあっても[1]です。

なので、クエストをやってる最中はふつう、①~⑤までそろった時点で1つ増えて、合成すると①~⑤が消えてしまうので、1つ減って元の数に戻ります。もう一度①~⑤までをそろえなおして合成しないでおくとどんどん増えて行きます。
現在の最高値はなんと1210!
つまり現在1210種類ものコレクションがシティには存在してるんですね。
増えたなぁ…。
本当は1211なんですが、現在【Rare Elixirs】が表示されていないので表示の上限は1210です。でもきっと来月か再来月くらいには戻って来るんじゃないかな?アーティファクトには合成後アイテムが残ってるので。

ところで、日本語版の検索ってどうなってるんでしょう?
確認してませんが、検索となると実は日本語って結構大変そうな…。文字数が多いから、ちょっと違うと弾かれそう。
こういう時はアルファベットの文字数の少なさが活きてきます。なにしろ26文字しかないから、検索超簡単!
日本語はひらがなカタカナで100を遥かに超えてしまう。濁点もあるしなぁ。
大抵は文字数の多い方が一文字の情報量が多いので有利な気がするんですがね。
ほら、アブラカダブラとか、見えないインクとか、逆さ言葉とか。

超余談ですが、管理人はBackwards Words(逆さ言葉)がちょっと苦手です。
やっぱり鏡文字がダメなんでしょうね。
鏡文字だと何故かアイテムを5つ覚えられない。何が違うんだろう。
全てを鏡文字で書いていたというダ=ヴィンチにはなれません。

Abracadabra(アブラカダブラ)は得意なのになぁ…。
Abracadabra 5分 VS Backwards Words 4分
という時間配分的にAbracadabraの方が難しいことになってるんでしょうに。

そう言えば、某掲示板でミルクとクルミがと言っておられた方がいらっしゃいました。
英語の見間違いの筆頭はCrow(鴉)とCrown(冠)だと思います。
日本語でも同じかと思いますが、最初の数文字しか見ないことが多いんです。
なんど鴉をクリックしてスカッ、スカッ、え?となったことか。
両方があるハロウィーン系ロケとか領主館の門とかは要注意です。

どんどん話が逸れていますが、大昔は英語のAbracadabraは超難関でした。
今は頭文字は大文字のまま入れ替わるので勝ったも同然なのですが、当初は全部小文字になって入れ替えだったのです。最初の一文字が分かるか分からないかは、英語では大きいんですよね。
当時は結構解析キューブのお世話になってたなー、よく考えたら得意ってほどでないやん。ちょっと図に乗ってもうとったやん(笑)
きっと日本語や中国語との難易度の差をそろえるために変更したんでしょう。

そういえば昔の仕様はと言えば…、
昔は探索アイテム名が同じなのに、別アイテムというのがいくつかありました。
たとえば
Compass:現在はCompass(方位磁針)とDrafting Compass(製図用コンパス)
Flask:現在はFlask(酒用水筒)とGlass Flask(フラスコ)
正しい方を選ばないともちろんミスなのですが、クリックするまで分からないという言葉遊び。
日本語ではどうなってたんでしょうね?
全然別の名前だからそういう言葉遊びはできないし。

この例とはちょっと違いますが、現在ではJingle Bell(ジングルベル)とBell(ベル)になっているあのアイテムたちも、昔はBells(複数)とBell(単数)でした。紛らわしいけど日本語はどっちもベルだったらしいです。
なので、運命の部屋とかで探す時は英語の方が有利だなと思った記憶があります。

これは今でもAutumn Valley(秋の谷)のAcorns(どんぐり2個)とAcorn(どんぐり1個)では健在です。実は一つだけどんぐり1個のやつがあって、それだけはAcornなんですね。だからすぐわかる。たしか他でもそういうのがあった気がします。
残念ながら今回のHouse on the Reef(岩礁の小屋)のGarlic(にんにく)は不可算名詞なので束でも球根1個でもGarlic。ちぇ。

アイテム名と言えば、いつも「ん?」と思うのがBow
Bowにはいくつか該当アイテムがあって
「ちょうちょ結び」「蝶ネクタイ」「弓」今のところ探索アイテムにないですが「バイオリンの弓」もそう。新ロケだと最初はどれだか分からないので、いつも迷う。
オルガン室のBowでは目立つところにバイオリンの弓があるので、「これだってBowやん!」と違うと分かってるのにクリックしてしまう(笑)

アイテム名はちょいちょい変わるので、なかなか手が付けられていませんが、メジャーなものを書き出せたら面白いかもなぁ。と思ってみたりもします。

④余談だらけで脱線しましたが下界マップが広がりました。
いやー、これ以上どこに詰め込むんだろうと思っていたので、ちょっと安心。
そうだよね、全体をちょっと広げて拡大率を上げればいいんだ!
で、久しぶりに一部ロケの配置が変わりました。
移動したのは、イタリアン・パティオ、天使の像、秘密の部屋

え?秘密の部屋はどこ?
すんごい探しちゃいましたよ(笑)。Fandomでも焦ってる人がいて、すごい気持ちが分かりました。まさかマスターの城の左ウィングに移動するとは!
でも天使の像が穴掘り屋のアジトのあった場所に移動したせいで、穴掘り屋の像はなくなっちゃいました。ロケがなくなっただけじゃなくて、とうとうアジトの入り口まで…(泣)

でも外縁部に霧が立ち込めていてFoggy Cityという雰囲気が前より出ています。いいぞ!
霧の中には昔々シティにあって、撤去されたと思われていた建造物がこっそり隠れていますね。今回のイベロケの場所にあった彫像も奥の霧の中にうっすら見えています。FandomでBye bye sturtue...と嘆いていた人がいましたがあるよ!
そっかー、なくなったんじゃなくて、霧の中に移動してただけだったんだ!穴掘り屋の像もどこかにないのだろうか…。

⑤領主館の前に並んでいる5つのトーテムの左二つが入れ替わりました。
最初、あれ?ゲームのEntry Ticketが端っこから出た?と思ったら、びっくり。
続けてクリックする時に、出現アイテムが被ってクリックしづらかったのがちょっと解消されました。多分そういう理由じゃないのかな?どうなんだろう。

⑥とってもマイナーチェンジなんですが、ミニゲームの開始時に
Limited Time Game(時間制限ゲーム):ブルー帯
Limited Moves Game(手数制限ゲーム):オレンジ帯
の表示が出る様になりました。
これ、Gemstone VaultとCards of Fateでは間違いがなくなっていいですね。

やべ、変更点だけ書いてるつもりが長い…。
そろそろ退散しよう、そうしよう。

ストーリーの話はまたの機会にって需要があるか?どうだろう?

急遽訂正いたしました!申し訳ございませぬ…(冷汗)

悶絶舞い戻りタコ好き過ぎ太郎さんへ

お返事ありがとうございます。そしていきなりお詫びでございます。
色々面白い考察をフンフンと拝読しておりましたら…、U-No.3[Another's Soul 別の誰かの魂]のところで
「ん?」
となりまして、該当箇所を確認してきました。
The fog moves the buildings "around"
げげ!
管理人の邦訳「霧ガ建物ノ周囲ヲ動キ回ッテイテ」は
The fog moves "around" the buildings
の訳なのです!(ざざー、冷や汗)
正しい訳は「霧ガ建物ヲアチコチニ移動サセテイルセイデ」
つまり、日本語版のゲーム翻訳が正当です。
あああー、やっちまった。

No.3[Another's Soul 別の誰かの魂]にも訂正を入れましたが
The fog moves the buildings around
のmoveは他動詞で~を移動させる
The fog moves around the buildings
のmoveは自動詞で主語が移動する
です。

大変申し訳ございませんでした。以後気を付けます。いやマジで(冷や汗)

なるべく一度は読み返すようにしてるんですけど、この手の勘違いは英文を脳内で読み違えてるので、時間を置かないと意外と気付けないんですよね…。幸いだったのは、原文の転記ミスはしていなかったことです。このサイトは管理人が校正者を兼ねているので気を付けないといけないのに(泣)

いや、そんな管理人の泣き言は置いといて…
これすごいですよ!!だって、「景色の変わる部屋」というのがアッパーの霧の中ならあり得るということなんですから!!!
大興奮で早速お返事を書いてしまいました。(お詫びじゃなかったんかい)
いよいよ「イザベルの秘密の部屋」っぽい!
だとしたらすごいのブッこんできましたね。
ヘルガの予言は本当にこれなんじゃないでしょうか?他にも色々ありそうですけど(ワクワク)

こうもヒントが散逸していると、このサイトの意義もあろうってもんです。読み返しができなかったらまず気付かないし。
肝心の翻訳が間違っていてアレなんですけど、巻戻りさんが指摘してくれて良かった!管理人はAnother's Soulの話なんて、大筋以外すっかり忘れてましたから。
まあそこは、(図々しくも)この公開交換日記の成果であることにして、盛り上がってしまうことにします!掲示板作って良かった!(感涙)

いやー、実はこういうのがサイトを作った当初から夢だったんですよね。妄想話とかこういう「アレってここのヒントなんじゃ?」とか、「あそこのセリフが~」とか、そういう話をしたくてこのサイトを作ったんですよ。
でもほら、読み返せないとそんなのどう考えてもムリだし、そんなサイトないし、じゃあ自分で作っちゃえって思って作ったんです。翻訳だけは同じ人間がやらないと口調が統一できないのでちょうどいいやって。
そういう意味で、舞い戻り太郎さんは本当に管理人の夢を叶えてくれています。ありがとうございます。

しかしここまでアチコチにヒントを散りばめていくくせに、なぜ読み返しのできない仕様にしているのだろうか…。いやまあ、今更それをやられたらこのサイトどうしよう?になるのでいいんですけど、もったいない様な気がするんだよなぁ。ここまで複雑な伏線のあるミステリーってなかなかないよ?しかももう何年も続いてるせいで、物語だけでもすごい長編。一大大作なんだけど、基本が無料のゲームってところがスゴイよなぁと、管理人は感心したり感激したり忙しい状態です。

アッパーが出来た時に本格的なシナリオライターが加わったっぽい感じがしますね。話の厚みが全然違う。下界だけの時でも十分面白かったんですけど、辻褄はちょいちょい合ってなかったのが、アッパー以降はきっちり辻褄を合わせて来ていますし。

妄想話や反芻話だけでなく、舞い戻りさんが最新版を何度もやり込んでくださるお蔭の改変ストーリー情報もありがたく拝読しています。
通算6回も読んでいるとかスゴイですね。ゲームそのものののセリフを読んでいる量なら管理人より多いんじゃないでしょうか?
っていうかPosh Werewolf、霧に呑まれちゃったのかよ!
【Runaway Bride】も話が変わってるって言うし、うーん、うーん、困ったなぁもう(笑)
でも古い話までちょいちょい書き換えてるって言うのは、それだけ製作者側にも愛着があるってことなんでしょう。素晴らしいやら有難いやらです。シティのミステリーにどっぷり浸かっている管理人としては嬉しい限り。サイトとの整合性が問題だけど(笑)

コレクションボックスの数が時々合わないとかくらい、もうご愛敬です。今回のアップデートではなぜか【Spider's Curse, Scarlet Secret, Secret Meetings, Underground River, Rare Elixirs】の5つがコレクションボックスにないんです。ロケには表示されていてアイテムは存在しているっぽいので、たぶんストーリーは削除されてないと思うんですが。思いたいんですが…。
実は以前【Musical Kingdom】と【Treasure Hunter's Equipment】が削除されてしまいまして…。というかこの2つは逆に穴掘り屋のアジトがなくなった時にどこにも割り振られずにコレクションボックスにだけある状態がしばらく続いたのち、ボックスからも削除されたんですけどね。ストーリーが減るのはちょっと切ないなぁ。


そして…、ぜーんぜんシティと関係ないフォン=ブラウン博士のお話まで付き合って頂いてしまって、感無量(泣)。調子に乗って追加しちゃうぞ!

そう、彼は一度ゲシュタポに捕まってるんです。どうしてかって?大陸間弾道弾の成功を祝って飲み屋で「ロケット、ロケット」とどんちゃん騒ぎをしてたから。「ミサイル」を作るべきところで(あんなに大金を使ってるくせに)「ロケット」を吹聴するとはけしからんという罪なんですね。これだけ聞くと馬鹿らしいんですけど、それだけ彼の影響力が無視できないくらい大きくなっていたということなんでしょう。
若くしてナチのSSのエリート将校で、ナチスドイツの筆頭科学者で…。実際彼が監督していたミサイル工場には常に1万人を超える労働者がいました。そこでの過酷な奴隷労働で多くの命が失われたことは、彼のその後の評価で喧々諤々の議論を呼んでいます。フォン=ブラウン博士が悪魔に魂を売ったという根幹は、ミサイル被弾の被害者よりずっと多くの労働者の命が使い捨てだった部分にあるのでしょう。本来なら一級戦犯どころではない罪状が彼にはあります。彼のV2ロケットは文字通り屍の上に成り立っていたのですから。屍の山を築きながら実弾を次々と飛ばして精度と高度を上げていったのです。

それでも…。周囲はどんどん信奉者になって行き、絶える事はありませんでした。亡命先のアメリカでも同じで、彼の下で働くのは棺桶の中で寝起きをするような生活だったと評されるのに、技術者たちは口をそろえて素晴らしい時間だったというほどに。あまりにも家に帰れないため妻にも去られ、睡眠もほとんどとれず、それでも彼と夢を共有する喜びに変えられないのだと。…すさまじいです。

ドーナッツ型宇宙ステーション構想を聞いたことがあるでしょうか?火星テラフォーミング計画は?
どちらもフォン=ブラウン博士の構想です。悪魔に魂を売った男の業を背負いつつも、今も生き続ける宇宙への夢の種をファンタジーではなく具体的な形で世界に蒔いたのも彼なのです。NASAの初代長官で、今でも伝説のスペース・エンジニア。NASAは今も火星探索計画を進めています。行くだけで何年もかかる上に酸素まで自力で調達しないとならないのに。でも不可能ではない。志願者だって山ほどいて、今も実際にサバイバル訓練をしているのです。空気すら自作のサバイバル訓練を。

原爆のアインシュタイン博士やシティにも名前が登場する交流発電のニコラ=テスラも超絶の天才でしたが、フォン=ブラウン博士が彼らと根本的に違う所はその実行力です。輝かしい頭脳に、飽くなき情熱、ここまでなら普通の天才。でも彼は何千人もの人を動かせるカリスマ、そしてヒトラーすらも心酔させたそのプレゼン能力。巻き込む力が尋常ではない。周囲の理解を得られず最期孤独に死んだテスラとは対極です。
地球にへばり付く一介の人間が重力を振り切って宇宙に飛び立つ、その翼を得るために必要な能力をたった一人に詰め込んだような…。彼は本当に20世紀のファウスト、悪魔と契約したとささやかれた世紀の天才でした。

フォン=ブラウン博士の実際の映像はこちら
https://www.youtube.com/watch?v=5JJL8CUfF-o
ドーナツ型宇宙ステーションを模型とイラスト付きで解説しています。子音のはっきりした特徴的なドイツ訛りがありますが、ゆっくり丁寧な英語で滑舌もよく、ドイツ語にはリエゾンがないので日本人にはむしろ普通のアメリカ英語より聞きやすいはず。
これより長いのを見た事があるんですが見つからず…、たしかディズニーの番組の一部だった気がします。
くるくる回転しながら遠心力で疑似重力を創り出す構造で、真ん中にはエレベーター付き。居住スペース、気象観測施設に研究施設、ボタニカル・スペース、月への周遊旅行用のロケットスペースまであって、夢がいっぱい。未だ実現してないですね。でも彼の構想はファンタジーではない。実現可能な夢なのです。


さて、某北の大国と旧キエフ大公国の戦いはなかなか見解を述べるのに勇気のいる話題ですが、管理人の頭にも常にこびりついています。なにしろシティの生みの親AB Gamesは旧大公国にありますからして。

管理人の見解は人道主義者の人には喰ってかかられそうなものではありますが、公安局上がりの北の大統領の手はチェスとしては正解なんですよね。というか旧大公国が読み間違えたのではないかと思っています。おそらくはそこまで苛烈な手に出ると思わず、現状より有利な条件を北側から引き出すためのカードにしようとして西側に寄ろうとしたのではと。他の旧北側諸国はすでにいくつも西に取り込まれてますし。

しかし地理的に見ても経済的に見ても北の大国からいきなり離れるのは非現実的です。
日本に喩えれば、今いきなりアメリカの傘下を抜けて中国に付くと表明するようなもので、庇護国が許すはずもない。ありとあらゆる手を使って妨害されるに決まっています。アメリカなら日本への経済制裁と当然安保条約の解消。それだけで日本は干上がります。日本には経済力だけで軍事力も政治力もないのですから。

第一キエフはモスクワに近すぎる。仮に西側への加盟が認められたとして、その先は?何がしたいんだというのが全く見えない。中国はどちらに付くかの二択になったら北に付くでしょう。敵の敵は味方なので。そうなるとまた世界は真っ二つに。最悪の構図ですね。まあでも静観するでしょうが。

正直、隣家の旦那がドメスティックハラスメントっぽいからと言って他の家が口を出せば出すほど悪化するだけで、うっかりするとあちこちに飛び火してしまう話だと思います。仮面夫婦を装ってる家まで巻き込まれかねない。嫁さん的には別居状態に持ち込みたいんでしょうが、それならもうちょっとゆっくり逃げ出せる準備をすべきだったのではと思ってしまいます。巻き込まれる子供たち(国民)が可哀そうなので。他家からの支援?どこも自分の家の思惑で動いてますよね?それでも子供たちの人気が高い今が、嫁さん的には最高だったのでしょう。準備不足なのに。犠牲になるのは常に丸め込まれやすい子供たち。嫁さんをそそのかした大きい家があるのでしょう。そこの責任を問わずに旦那だけを責めるのはどうでしょうねとも。嫁に逃げられたら対面丸つぶれな上に家の護りが薄くなるとなれば、旦那は絶対に再婚前提の離婚なんて許さないですよ。日本の報道は離婚をそそのかした西側の家の言い分ばかりがまかり通っているというのも念頭に置いておくべきだと思います。口で人道を唱えつつ、揉め事がある度に裏で武器を売りさばいて利益を上げる家に、果たして正義を語る資格があるのか?とね。

管理人は決して暴力旦那を擁護しているのではなく、彼が離婚調停(話し合い)の場に出て来るとはとても思えないから、疑問なのです。何と言っても、腕力は「チェスとしては」効果的な手な訳ですし。彼の求めているのは明確で元サヤ一択でしょう。しかも前よりキツイ監視になるのは目に見えている。
さて世界の大旦那二人がおとなしくしててくれるでしょうかね。北を目の敵にしてる西の大旦那が代替わりしてくれててよかったですよ。本当に。
管理人はゆっくり平和を求めて欲しいと願っています。プライドで飯は食えない。日本も敗戦時に玉音放送があったではありませんか「耐え難きを耐え、忍び難きを忍び、もって『万世の太平』を求めんと欲す」と。今のプライドを犠牲にしてでも、未来の平和を勝ち取ろうと。
性急な変化は必ず弱い者の犠牲を伴い、得る物は簡単には犠牲を上回らない。国民の命とプライドを天秤にかけて、一体何が残るのか。犠牲を強いる親は一体子供に何を残せるのか。とても考えさせられます。

一気に暗ーい話になってしまいました。すみません。



さて強引に話題を元に戻しますと、今回のイベント、本当に面白かったですね。
管理人はダンスは意外ではなかったのですが、消防士は同意見です。死んだことになっていることから、その後公安局に入ったとかなんでしょうか?
そして女の趣味が悪食っぽいところは長官ぽいなと。美人で性格のキツイ女が好きなんじゃないでしょうか?自分が腹が黒いもんだから悪評が気にならないというか、そういう女を率先して口説いてるんじゃないかって気がします。舞踏会の手帳に名前を書かれてたのかもって言うのも面白い!でも案外どぎついコスチュームが気に入ってノリノリだったんじゃないかな?匂いを覚えてたのだってもとより後から探すつもりだったんじゃないかと邪推。なーんて。

某掲示板では長官はディスられっぱなしなので、とても擁護する勇気はなく眺めてますが、管理人的にはあの黒さがいい。引き出しの中には他にも黒い爆弾がいっぱい詰まっているのでしょう。フフフ…。
ハッ、妄想の彼方に行きかけてしまいました。いかんいかん、アッパーに行って来よう。そうしよう。

急展開過ぎ秘密多めのタコ多め

ようやくシフの呪い(笑)から解放されたと思いきや、今回イベにて思いもよらぬ展開に驚かされ悶絶した巻き戻り太郎改め舞い戻り妄想太郎です。

当方も序盤は「もう~長官全然仮装してないじゃん、いつもの服装にその仮面じゃバレバレだってー」などと呑気に楽しんでいましたのに予想のはるか上を行く展開に「なぁんだってぇぇーー!」の連発・・・でしたが面白かった!!しかもブラック長官の秘密はこれだけじゃなさそうな含みまで持たせているではないですか。アッパーの方々は秘密有り過ぎ情報漏らし過ぎのタコ好き過ぎです。

『M』も気になるところですが『部屋に閉じ込められた異常現象を起こすブロンドの少女』には心当たりがあるある!と思っていましたら管理人様も指摘しておられて、やはりそうなのか・・もしそうだとしたら知らない方が幸せなのは我々の方だったりして・・いやでも知りたいですけど。しかし『M』がマーガレットだとしたら2人は何時何処で知り合ったのでしょう。あの顔になる前なのか?後なのか?それに長官が消防士だったというのもとても驚きました。何といいますか、あまりらしくない感じがしました。もちろんお若かった頃はもっと違った感じだったかもしれませんが。また『M』が下界のマーガレットでなかったとしたら、やべー魔女がもう1人シティに居ることになるのでそれはそれで恐ろしい事になります。

前イベの最後にヘルガが占ってくれた「長年ずっと誰にも知られないままだった住民たちの秘密」というのはこの事だったのでしょうか。

U-No.3[Another's Soul 別の誰かの魂]にてアンジェリークが「霧のせいで建物が移動するので(パペティーアの)工房がなかなか見つからなかった(日本語版)」と言っていて、アッパーでは霧で建物が移動するのか?移動する部屋・・まさに!と嬉々としてこちらで確認しましたら「霧が建物の周囲を動き回っていて工房を見つけるのは容易ではなかった」となっていて、英文を見てもmoveしているのはfogでありbuildingsではなかったですね。確定かと思ったのですが訳が違っていたようです。


爵位についての解説、いつもながら役立つ知識をありがとうございます。現代日本において爵位は日常とはかけ離れており、歴史の中か物語の中でくらいしか目にする事がないファンタジーな存在です。当方は公爵と侯爵ではどっちが爵位が上かすら知らない状態でありましたからとても為になりました。シティでもちょいちょい爵位が出てきますので知っていて損は1つもない知識です。日本語でも音だけですと公爵も侯爵も同じなので難しいですね。言い訳と仰りつつ詳しく解説して下さって感心しきりで読ませて頂きました。管理人様の余談話がこれまた面白くてそれを楽しみにしていたりもします。ウェルナー=フォン=ブラウン博士についてもwikiを見に行き重要ヶ所(確かに激渋の男前!)も確認致しました。ウォルト・ディズニーと一緒に納まっている写真などは、主演俳優とプロデューサーと言われたら信じてしまいそうです。しかしこの方凄い方ですね!亡命先での軍事裁判どころか自国ではゲシュタポから国家反逆罪で逮捕されて、最終的にはヒトラーがゲシュタポを取りなしたとか。そのエピソードだけでも眩暈がしそうですが、これもこの方の人生の出来事のほんの1つに過ぎない所が驚きです。

また独裁者と救世主の考察についても共感しつつ拝読致しました。真っ先に思い浮かんだのはウクライナとロシアです。昨今この問題について見聞きしない日はなく、どちらの国家元首も自国民からカリスマ的人気があり現在も支持率は高いですよね。日本の政治家が羨む程でしょう。でも強引なやり方を良しとして受け入れられるにはそれなりの事情や土壌があるとの事なので、そのようなやり方が受け入れられない日本は幸せである証左でもあるのかもしれません。ロシアはともかくウクライナについては、力強いカリスマ性のある元首の今後を大変危惧しております。


ところで当方もささやかなる訂正を。日本イベNo.74[Following the Lanterns 提灯の灯る路のさきには]の男性アバターの目が龍やシャード、ルードヴィッヒと同じように赤いと前回書きましたが、ルードヴィッヒは目が赤くなかったんですよね。多分・・5~6回目(笑)のNo.12 [All Hallows' Eve 万聖節前夜]をやりましたら、ストーリー中盤に気取った狼男(日本語版はおしゃれな狼男)がジャックの物語を語る件で、何と狼男が出て来ないんです。代わりにルードヴィッヒがこの物語を語っていてめちゃめちゃ驚きました。「あれ??狼お・・え?ルードヴィッヒ?あ!目が赤くないし!」てな事で気付いたわけなのです。しかも相対するハントレスのセリフもそのままで「狼男が言うには・・」とか「狼男が次に・・」などと言うのでまるでルードヴィッヒが狼男みたいになってしまっています。ルードヴィッヒのセリフはフォントが昔のままの表記だったのでおそらく狼男の頃と変更はなく、絵だけ差し替えたと思われます。気取った狼男はここにしか出てきませんからひっそりお役御免になったか・・霧に飲まれたのかも。更にこちらのアバター一覧で確認しましたら、日本イベのアバター男性と龍はアジア系の顔立ちにしては目が赤いですが、シャード程ではなかったのです。でもこのくらいの赤さならただならぬ雰囲気は出てます・・よね?(笑) では何故ルードヴィッヒは目が赤いと思ったのだろうか・・・と考えましたらU-No.8[Movie Captivity 映画の囚われ人]にて探索アイテムとしてシャードとルードヴィッヒが出てくるのですが、そのルードヴィッヒは目が赤いんです。それで自分はルードヴィッヒは目が赤いと思い込んだんですね。本当にどうでもよい事な上に言い訳も致しました。

どうでも良くないのがミストレスの名前です。あーー、ちゃんと出て来ていたじゃないですか!ご丁寧にリンクまで貼って下さっていて至れり尽くせりっぷりに感謝致します。うわ言の件は記憶があるのですが、名前は綺麗さっぱり失念しておりました。かなり重要な部分なのに・・ショックです。忘れん坊太郎も襲名せねばなりません。名前がどんどん長くなります(涙) N0.13[Paying for the Past 過去のツケ]の最後の新聞記事には「うら若きM.K嬢」とイニシャルが出てきていましたね。管理人様解説で出自まで想定出来る親切設計!素晴らしい。


少し前に某掲示板にて「友達を探しに来たはずなのだがまだ会えていなのか」との質問に「実は会っているのに霧のせいで忘れているのかも」との返答を読み、そういう解釈もあったのかと衝撃を受けました。誤解や勘違いも含めてその人なりのシティがあり、更に英語以外の言語でプレイしている方達はほんの些細な訳の違いで受ける印象が変わる事もあり、そこへ新たな情報が加わり、その人ならではの物語(或いは妄想)が構築されていくんだなぁと改めて感じました。管理人様も仰っていましたが妄想の余地がそこここにあるんですよね。良い例えかわかりませんが、シュークリームのシュー生地を同じ大きさで絞ったけど焼いたら膨らみ加減もひび割れ具合もそれぞれ違って出来上がって来たみたいな感じです。それはそれで味わいかと思います。とは言え自分はこちらに辿り着けて本当に良かった。随分以前に辿り着けてはいたのですけど(笑)ハマればハマる程より正しく知りたいと思いますし、振り返って確認もしたいですし、解説も大変参考になります。ですが何よりこの様な交流の場を設けて下さって大変有り難いと思っております。

クラリッサ婆様のお相手がマスターだったとしたら、上手く行っているときは最強カップルなのでしょうが、諍いなどしようものなら即座に最恐カップルに早変わりしてそれこそシティが歪みそうです(怖) なので案外結婚は本当に普通の方としたかもしれません。管理人様はレイドン以外のアッパーの人達は二面性があると仰っていましたが、自分はレイドンこそもう一面巧みに隠しているのではと邪推しています。今回も正義の為とは言え上司である長官に一服盛った上、率先して秘密を暴いています。それに何しろ彼は「血濡れのクラリッサ」の孫なので只者ではないはずです。

市役所のロケットですが、改築後(巻き戻り前)自分も用事が無い限りは無用な立ち入りはしていなかったのですが、ロケットの存在自体は改築当初から見かけた覚えはあるのです。但し中の写真はぼんやりとしたもやのようなものだったと記憶していたのですが確信がありませんでした。刑事の操り人形のインパクトが強過ぎたのでしょうか(笑) ロケットについてはアッパーにある点灯夫の作業場にも出てきますが、こちらは最近確実に人影が加えられました。前回の自分の書き込み後に気付きまして、これ誰だろう・・・う~ん?・・コチコチ・・・あわわ(笑) 作業場のロケットはちょっと若い頃と思しきカルロスのように見えました。


今回ブラック長官は一服盛られたり秘密を暴露させられたりして踏んだり蹴ったりでした。フォン=ハート侯爵夫人とノリノリでダンスとかイメージにないけどなぁと思っていたのですがサブクエに登場する「Rare Dance Card 珍しい舞踏会の手帳」に名前書かれましたよね、絶対。まるでデスノートみたいです(笑)

次のロケ地もアッパーなのでしょうか。ブラック長官の秘密は知りたいですが、イメージは損なわないで欲しいものです。出来ればヤクも盛らないで欲しい(笑) 健康を損なったらいけません。当方も妄想の地平線の彼方の管理人様を猛追して・・いるはずなのですが、方向はこっちで合っているのかな・・少々方向音痴を患っていまして・・あ、しまったまた名前が長くなる予感(笑)

英語での貴族の称号について、および独裁者の条件考察など


皆さん「Triumph Day 凱旋の日」を楽しんでおられますでしょうか?
もともとサブイベントで登場したこのTriumph Dayでしたが、サブイベのころから大変お気に入りだった管理人は大いに満喫中です。
「the Orders of the Defenders ディフェンダーズ騎士団」とか「Triumph Day 凱旋の日」とか、そもそも名称がカッコいいよね!

このところ備考欄に入りきらない補足情報をここに書き込み始めてしまったので今回もそれを踏襲…。まあ知らなくてもちっとも本編に影響のない情報ばかりですが(笑)

今回管理人はMarquiseという単語を見て男性名のマーキスだと最初思い込んだのですが、あとからthe Marquiseとtheが付いていて侯爵夫人の方のマーキーズだと判明するというトホホな失敗がありました。
いやまあ、管理人の言い訳はどうでもいいのですが、英語の爵位は何が何やらの方もおられるかと思いましたのでここに一覧を掲載。

公爵:Duke (デューク)
公爵夫人:Duchess (ダッチェス)※公爵は王の兄弟など
侯爵:Marquis、イギリスではMarquess (読みはどちらもマークウィス)
侯爵夫人:Marquise (マーキーズ)、イギリスでは Marchioness (マーシャネース)
伯爵:Count (カウント)、イギリスではEarl (ァール)
伯爵夫人:Countess (カウンテス)、イギリスでも同じ
子爵:Viscount (ヴァイカウント)
子爵夫人:Viscountess (ヴァイカウンテス)
男爵:Baron (バロン)
男爵夫人:Baroness (バロネス)

これらを総称してLoad/ Lady の敬称をつける。
戦前日本では、ランクを上から順に公侯伯子男(こうこうはくしだん)と覚えていた。

シティでも時々爵位が出てきますが、実はイギリスでの爵位とそれ以外の国での爵位で呼称の違うものがいくつか存在します。Marquiseもその一つ。
Marquise マーキーズはイギリス以外の国の侯爵夫人の呼称です。アクセントはキー
今回はMarquise von Hartと言う名称で出て来るのですが、この「von フォン」というのはドイツ系の貴族の姓に含まれるもので、英語のfromに当たります。つまりvon以下は地名であり、そこの領主であることを指します。
有名人で言うと、元プロイセン貴族だったWernher von Braun ウェルナー=フォン=ブラウン博士とかが名前にvonが入っています。

せっかくなので、本編には欠片も関係のないこのウェルナー=フォン=ブラウン博士についてご紹介。
この方は科学オタクの管理人にはどんな俳優にも勝るまさにヒーローと言うべき人物で、第二次世界大戦中のナチスドイツで大陸間弾道ミサイルを作った天才科学者です。まあご本人は終始「ロケット」とおっしゃっていましたが…。
月に着陸したアポロ計画を推進したのもこの人ですし、初めて宇宙に行ったガガーリン少佐のロケットもフォン=ブラウン博士のミサイルを第二次世界大戦のどさくさに紛れて接収したソ連が改良したものですので、本当にロケットの神様のような人です。
しかも容姿も俳優もひっくり返るほどの二枚目!←ここ重要!
英語版より日本語版の方が写真が良いのでそちらをご参照ください
https://ja.wikipedia.org/wiki/ヴェルナー・フォン・ブラウン
夢のためには手段を選ばなかった人でもあり、亡命先のアメリカで軍事裁判にかけられたりもしていました。彼の「ロケット」はスゴイ威力で、結局数万人もの死者をだしたのですから仕方ないんですけど。しかもすごいことにこの方、裁判で「ロケット」が「ミサイル」に転用できることを知っていたとぶっちゃけちゃったんですね。
「宇宙に行くためなら、私は悪魔にでも魂を売っただろう」と。(ぶっちゃけすぎ)
実際彼は、ロケット開発の費用を出させるためにヒトラーを説得し、ドイツから直接ロンドンを打ち落としてみせると売り込み、言葉通りロンドンにV2ロケットを着弾させたのですから、確かに悪魔に魂を売ってそうです。その時彼は「我々のロケットは見事成功した。ただ着陸した惑星が予想と違っただけだ。」とのたまったのだとか。
しかし、そんな負の経歴に反してとてもカリスマ性のある人物で、ドイツの敗戦時にも若干30歳で3000人もの部下を率い、亡命先をアメリカに選んだ際には数百人に及ぶ部下や技術者と一緒に亡命したのです。もちろんロケット開発の費用への援助も込みで。アメリカでは世論が大きく物を言うと知ったのちは、おそらくは自分の容姿がいいことも計算の上で、ディズニーとタイアップして宇宙旅行の夢などをTV出演して語ったりしていましたので、アメリカでも大変人気がありました。

管理人的には率直な物言いがブラック長官と被るなぁと勝手に思っている人でもあります。ただしフォン=ブラウン博士は誰のことも悪くは言わない人だったのだそうで、その辺は違いそうですが。
すっごい話が逸れてしまいました。いつものことですね(笑)。すみません。

話は戻りますが今回、名前のマーキスと侯爵夫人のマーキーズを取り違えたのには、どちらでも英語表記はMarquise von Hartとなるからなんですね。ええ言い訳ですとも。でももっとちゃんと考えればマーキスはアフリカ系の名前なのだから、ドイツ系のフォン=ハートの名前としてはしっくりこないし、フォンが入ってる時点でドイツ系貴族確定なんだから、Marquiseが爵位の方だとどうして気付かなかったんだろうとも思うんですけれども…。Duchess(公爵夫人)なら名前にないから間違えなかったのに。まあ、気付かない時っていうのは得てしてそういうモンだよね。←これは言い訳というより開き直り。

今回はブラック長官が相変わらず好き勝手に檄を飛ばしていて楽しいです。おそらくは批判も多いブラック長官ですが、サブクエ【Law of Black ブラックの法】の中に、その悲痛な胸の内が垣間見えるセリフがあります。
'"Save us, the fog's getting into our house!" - I've read hundreds, thousands of such messages! Someone had to take care of the citizens. I took this burden upon myself.'
「『助けて、霧が私たちの家に入って来ている!』-私は今までに何百回、何千回とそういうメッセージを読んで来たのだ!誰かが市民を守らねばならなかった。だからこの私が自らその責を負ったのだ。」

綺麗ごとだけでは全体は救えない。そういう悲壮感がいいですね。
しかも彼は全員を救うとも言っていない。
"Under the Law of Black, it belongs to the Security Service and will only shine for loyal citizens. Is that unfair? Follow my rules and your memory will be safe. And the obstinate ones will face the fog."
「『ブラックの法』の下、抗霧ランプは公安局の管理下に置かれ、忠実な市民の為にのみそれは輝く。不当ではないかだと?我が法に従え、さすれば記憶は守られよう。そして強情なる者は霧に直面することになるのだ。」
傲慢とも思える言葉ですが、全員は救えないというのもまた真実だと思います。全員を救うというスローガンを掲げても実際根本的な解決はなにもできない政治家のなんと多いことか。医療の無償化とか年金の拡充とか…。全員は救えないとはっきり言う長官みたいな人がいてもいいと思うのですが、まあ、現実にはあまりいないのは、やっぱり耳障りのいいことを言う人のほうがどうしても人気があるからなんですよね。

アッパーの人たちはレイドンを除きみな二面性があるように感じます。綺麗な面だけではない人々の深い人間性がアッパーの魅力であり、その代表格がブラック長官だと、管理人は思っているのです。

ブラック長官のサブクエシリーズに管理人は《Dictator or Savior? 独裁者か救世主か?》と名付けましたが、個人的には彼は両方なのだと思っています。というか救世主になるためには必然的に独裁者になる必要があるのだと。歴史上独裁者が産まれる背景には、絶対的な救世主を求める過酷な状況がその国にある場合がほとんどです。即断即決を迫られるような国家存亡の危機に、頼りになるのは強引なリーダーシップです。独裁者は最初救世主として国民の支持を受け、その結果、自らの佞臣(ねいしん)ばかりになったり、あるいは、変わろうとしない国民に絶望して暴君になってしまうのです。
暴君として有名なローマ皇帝のネロも、秦の始皇帝の政も、あるいは国家を私物化したとして処刑されたルーマニアのチャウシェスク大統領ですら、初期には国民に高い人気があり、当初の政策はそれなりの結果を出していたのですから、そもそも救世主を求める政情が独裁者を産むのでしょう。独裁者でありながら晩年まで高い支持を得たまま救世主でありつづけた指導者は少ないですが、個人的にはキューバのフィデロ=カストロ議長はかなりそれに近かったのではないかと思います。無神論者だったのに、ヴァチカン法王のヨハネ・パウロ二世からも支持を得ているなど、内外に少なからぬ支持者がいましたし。引退するまで公の場面に出ない、写真も撮らせないなど、自分が偶像化されることを極端に排除し、自分の親ですら例外とせず改革を進め、子供たちにも後を継がせず、独裁者が陥りやすい失敗を自ら潰していく珍しいタイプの独裁者でした。

長官はぷりぷり怒ってはいますが、批判にさらされても凹まないタイプというか、批判された方が燃えるタイプというか、「忠実なる市民のための安全なシティ」という自らの理想に向かって邁進してるうちは、大丈夫なんじゃないですかね?自分にも他人にも厳しいタイプで部下は大変だと思いますが、救世主兼独裁者として頑張って欲しいところです。

さて今回のお話、キャビネットの中身は最後判明するのでしょうか?
彼のストイックな側面を否定しないものであって欲しいなぁと、ちょっと不安になりつつアッパーを奔走する管理人でした。

妄想の地平線から

巻戻り太郎さん(改め舞い戻り太郎さん?)へ

妄想話を現行イベと混ぜて書くと長くなってしまうことから、公開交換日記は切り離しました。なので今回の書き込みは交換日記と妄想のみで構成されております。

管理人の妄想にまでお付き合い頂き大変ありがとうございます。
ひとりで悶々と妄想する日々でしたので、巻戻りさんの妄想はもうそれこそ楽しく、何度も拝読させていただきました。

そう言えば3月のイベントの話で恐縮なんですが、アバターの男性はアバター説明を読んでもなお、陰陽師の叔父上殿なんじゃないか?と管理人も思ってましたので、同じように感じているのを読んで嬉しくなりました。確かに目が赤いですしね。シティは悪役にこそ魅力があるとも言えるので、是非ともこの陰陽師の叔父様にもまた出て来て欲しいなぁ。

肝心の妄想話ですが、アレックスが幽霊になった原因の機械、確かにそんなものがありましたね。あれはたしかにレオナルドの夢を叶える機械にも、マスターが使用していたと思しき「時間」を吸い取る機械にも似た印象を受けます。
同じものなのかは曖昧ですが、そこに妄想の余地が絶妙にあって、とまらないやめられない(笑)

マスターがネルソン提督と意気投合した話はとても印象深いです。管理人はネルソン提督が不倫だったことから、マスターは「道ならぬ恋」ということに共感したのかと邪推していたのですが、「恋に身を焦がす男」として共感したとも考えられるわけで、後者の方が妄想の幅は広い上に全年齢ぽいなと思います。
まあネルソン提督の不倫は、不倫相手の旦那も世間も公認というちょっと変わった状況の不倫でしたので、世の一般男性の感覚とは隔絶するものがありそうですが。
マスターの恋の相手がクラリッサ婆さまだったら、そりゃあもう世界最強(最恐?)のカップルだなと思ってみたり。

そういえば自称グッドマンが一般人と結婚したと激怒してたわけだから、クラリッサ婆さまには旦那がいるんですよね。まあそもそもそうでないとレイドンがいないんですが。クラリッサ婆さまの旦那というのも気になる人物ではあるなぁ。絶対一般人じゃないだろ、そいつ。

市役所のヘレンのロケットは管理人も気になってました。ランクが上がらないと出てこないのですが、多分当初からだったのではないかと。管理人も最初建て直し後の市役所を覗いてみたあと放置してたので確実ではないのですが、それなりに前からヘレンだったはず。当初あまり重要視していなかった登場人物だったのに、続編も出るなど存在感がどんどん大きくなっています。なにしろ五賢守護団の娘だし。

建て直し後の市役所は他のロケを象徴する品が所せましと置かれていて、うっかり眺めてるとあっという間に時計がカチカチ言い始めるんですよねぇ。背景の肖像画がミストレスとなにかに交互に変わっていくのも面白いし。

いろんなロケにちょいちょいジェイコブの写真が混ざっているのも面白いですよね。というか、ジェイコブに限らず、サーウィンの間の肖像画とかマンションの写真立てとかシティの住民があちこちに出て来るのがたまらなくイイ!ついじーっと眺めてコチコチと…(笑)

さて五月からはアッパーが続くということは、妄想も止まらないということで…。管理人は暫く妄想の地平線から帰ってこれなさそうな予感。
恐ろしいゲームです(笑)

遅ればせながら鋭意妄想中

イースターイベントが始まって随分経ってしまいました。というかもうすぐ終わりますね(焦)

有り難い事ではあるのですが、近頃はイベント終了ギリギリまで絶え間なくミニイベがあるのと、すぐ次のイベントが始まるのとでシティ滞在時間が更に増えたような・・・本当に恐ろしいゲームです(再)

今更ではありますが前回の日本イベント、ほぉ~!と思うものもあれば、およよ?と思うものもありました。自分が真っ先におよよ?と思ったのは一番左下にある犬小屋と思しきものです。初見は祠のようなものかと思いましたが、明らかにエサの入ったボールがあるではないですか。相撲の土俵の上に釣ってある屋根のようにも見える斬新なデザイン!でも壁が無いと小屋としては落ち着かないような・・・時々カメが鎮座していて微笑ましい・・あ!まさかこれカメ小屋って事はないですよね?

そして管理人様も驚いたという提灯の木枠。お話の冒頭から提灯が出て来ていたので形からして提灯を作る道具だろうとはうっすら思っていましたが、作った後で中で枠をバラして外していくんですね!俵型の枠以外にも縦長楕円形の板が並べられているのが確認できますが、あれはバラした板だったんですね。蹲踞が英語ではsinging wellと表現されているとの事でしたが、英語版wikiの図解を見て水琴窟(すいきんくつ)が思い浮かびました。地中に埋めた壺に蹲踞から滴り落ちた水滴が響いて音が出るシロモノなので見た目ではほぼわからないですし、ロケ地にある蹲踞から水が滴り落ちている様子も見受けられないですが、筧から流れ落ちる水音よりはsingingしているように聞こえそうです。

下瀬火薬は日本語版でも「下瀬と呼ばれる魔力を帯びた火薬」と漢字で表記されていて、固有名詞が出てくる時は何かしらのオマージュの可能性大なので、後でこちらでチェックせねばと思っていました。完全なるおんぶに抱っこ状態です(笑) 管理人様の解説と交換日記の補足を読んで驚愕!凄まじい威力!しかも日露戦争!?そんな昔にこんなものがあったなんて驚きです。これがシティでうっかり爆発しようものなら、魂抜けるどころかロケ地もろともシティ全土が焼け野原になりそうです(怖) 妖術粉にしておいてくれて本当に良かった。この下瀬火薬にしても提灯の木枠にしても初めて知りましたし、筧も「これって鹿威し・・ではないなぁ・・流しそうめん用のアトラクション?」と一瞬でも思ってしまった自分を恥じたい(笑) 竹筒のといを筧と言うんですね、いやぁ勉強になります。

巫女の結び目ですが、Witch's Knot=魔女の結び目というもの自体はあるようで「ケルトのシンボル」とか「願い事をしながら髪の毛とともに紐に結び目を作る」というようなおまじない的なものは見つかるので、もしかしたら日本のお話を基にしたものではないのかもしれませんね。

それと天照大神って3兄弟だったんですね!須佐之男命は辛うじて知っていましたが、月読命は知りませんでした。サブクエで「月の女神」と花子に言われても何の疑問も持ちませんでした、日本人なのにごめんなさい。コレクションも完全に女神様向けでしたし管理人様はさぞや悩ましかった事でしょう。

龍と花子が居れば今後の日本イベはもう安泰なんじゃないかと思えるくらい良く出来たお2人で、龍はサブイベでは鬼の妖力をアクセサリー作りに使っていたりして平和的で、管理人様のヤキモキしている様子も込みで微笑ましかったですね。74-5 【His True Form 真の姿】のコレクション②の水色の粒は日本語版では「癒しの小石」と訳されていて、何で石?何か違和感あるよなぁとこちらに復習に来て、管理人様が「仙豆」と訳されていて納得しました。確かに仙豆ならパワーがありそう!しかも英語版も「beans」で、改めて挿し絵を見るとちゃんと豆じゃないですか!石は何処から来たんでしょう? しかも食べるんじゃなくて燃やすんですね。食べて頂いた方がパワーが出そうとか思うのは龍の玉の国に住まう者だからでしょうか(笑)。

この日本イベの男性アバターで気になる事が。キャラクターの解説文を読むと哲夫氏のようですがこの方、目が赤いのですよね。シティで赤い目を持つ者と言えば龍やNo.54[The Scariest Fairy Tale 最も恐ろしいお伽噺]に登場するシャードとルードヴィッヒで「命限りなき者」です。なので当初はてっきりこの方が妖術使いの直子姫の叔父上かと思っていました。この方が哲夫氏だとすると彼もあちら側の方なんでしょうか。龍とタッグを組んで鬼's無双とかないかなー、花子も加わればもう刑事要りませんね(笑)


レイドンの報告書は自分も記憶にありません。事件簿3は諸事情(笑)により4回やっていて、その内2回は比較的最近・・昨年末か今年の年明け辺りにやったはずなんですが未だに見た覚えがないです。事件簿の手紙も確認しましたがそこにもありませんでした。当方地上ロケはほぼ解放されましたが、アッパーはまだほとんどが未開放の状態なので今後何かのタイミングで当方にもしれっと出てくるのかもしれません。

アッパーも会話の一部に変更があったようですね。日本語版の地上のロケは以前のままのものと最近書き直されたと思しきものとでは文字のフォントが違います。1つのクエストでフォントの違う会話が出てくる事もあります。全ての会話内容に変更があったかまでは確認できませんが、以前からあるクエストでフォントが変わっていれば何かしらの手直しが入ったのだろうと解釈しています。会話内容はほぼそのままで訳が少し変更になっているものはいくつかありました。ちなみにNo.12 [All Hallows' Eve 万聖節前夜]ではストーリーの出だしが今の横長会話スタイルになっていました。

巻き戻り先は現在も上書きされた状態ですが、決して管理人様のせいではございませんのでどうかお気になさらずに。そもそもズボラを働いた自分がいけないのですし、使えるWinアカが2つあったならWinアカAにゲームアカAでログインして、そこからアカ移動したとしても最終的にゲームアカAでログアウトして、WinアカBにログインしてゲームアカBで無事プレイできたらそのままログアウトすればこんな事にはならなかったんでしょう。WinアカAでゲームアカBにしたままログアウトしたものだから多分こんな面倒な事になってしまったのです。しかしながら現行ゲームを楽しんでいるアカウントは昨年中には巻き戻り先のメインアカのレベルを越え、この末っ子アカがぶっちぎりの爆進中で最早どっちがメインなのか状態です。巻き戻り先が再開できたとしてあちらをメインでやれるのだろうか・・悩ましいところです。イベントは楽しいですし、アッパーもあって、絵だってやっぱり綺麗なんですよね。先日1ヶ月振りくらいになるでしょうか、運営さんから「その後どうか 対応はまだ必要とするか 今リクエスト一杯でてんてこ舞いだ」的なご連絡を頂きましたので「対応必要 だけど急がない 待ってる」旨のお返事を致しました。あちらの再開はまだ先になるでしょうが、これでは「巻き戻り太郎」ではなくただの「太郎」ですね。あ!「舞い戻り太郎」もアリですかね(笑)


さて"ジェイコブが「3人」ダブって見える"という例の写真ですが「像が3重に見え、顔は同じでシルエットの全部が違う服を着ている」ので同じ顔をした別人が3人いるよという事を暗に示唆しているんだと思います。自分が以前より気になっているのはシティにある別の写真です。1枚はレッドローズカフェ。中央付近の椅子の上にあるアルバムの中に写真が2枚あります。旧レッドローズではパカパカ出来たあの縦開きのやつです。ここにはマーサと思しき写真もあるので顔はハッキリは見えませんがレオナルドかなぁと思っていました。もう1枚はアッパーの郵便局にある写真。左端の棚に置かれています。当初は服装の感じからしてこれもレオナルドかと思っていましたがこれが3人目だったりして・・・などと考えていました。ですが最近では彼らは同一人物なのではと思い始めています。

No.21[Secret of Time 時の秘密]でマスターは過去や未来を行き来できる何かを開発し、利用も出来ています。とするとレオナルド=マスターかは別として、それを利用する事が出来たとしたなら、違う年代に別人としてシティに来て痕跡を残したと考える事も出来ます。更に"他人の寿命を延ばすために人々の命を奪う方法"も見つけていましたが、これがマーサの姉、エリンが犠牲になったNo.7[Key to the Past 過去へのカギ]に出てくるあのレオナルドの機械だったという事はないでしょうか。能力を伸ばすのもではなく命を吸い取るものだった・・・この機械の犠牲になったのは他にも1人、そうアレックスです。管理人様も解説されていましたが、No.8[Alex's Angels アレックスの天使たち]の最後でマーサの様子が変わったのは、マーサはこの事に気付いたもしくは薄々気付いていたからではないかと思っています。

時空を操る事はリスクがきっとあったはずで、それを補うために他人の命が必要だったと考えるのが自然かと思います。もちろん誰かを救いたかったのかもしれませんが。この救いたかった誰かはわかりませんが、中盤でネルソン提督と会った件が出て来て「すべての男にとっての苦悩」について意気投合し語り明かしたそうなので、これが天使であってもヘレンの母上であってもはたまたクラリッサ婆様であったとしても当てはまるのかなぁなどとぼんやり妄想しています。その全員という可能性も有り得ます。

ええ、もちろんこれは妄想です。妄想族全開です(笑)

確かにいつも駅にいるあの方は気になりますが、彼には「機械類にはやたら詳しく自作もする、賭け事にも才があり、ベリー系のお酒に関してはエキスパート級(No.27[Spring Equinox 春分の日]より)」な普通のオジサマでいて欲しい・・ってもう既に普通じゃないか(笑) でも名前が明らかでないのは他にもカードシャープ、刑事、ハントレス、ミストレス・・一応教授もですか(笑) 名前がわかっていても本名とも限らないし・・・と言い出すと全てが覆って大変な事になりますね。

ヘレンの母上とクラリッサ婆様に関してはまだ情報が少なすぎて何とも言い難いですが、久し振りに市役所に入りましたらそこここにぶら下がっているロケットペンダントの肖像がヘレンと思われる人物のものになっています。何時からでしょう、当方はほんの何日か前に気付きましてちょっと気になっています。

あまり役立ちそうな妄想ではなかったと思いますが、そんな事を思いながらいそいそとシティに通っている者もいるよという事でどうかご勘弁を。巻き戻り太郎改め妄想太郎としてはこんなところでございます。


もうすぐ終わりを迎えるイースターイベですが、相変わらず管理人さまの造詣の深い事!そしてこの情報量。ほんのさわり程度のご紹介のようですが、いやもう本当に感心しております。こちとら黙読しているのに舌を噛みそうです(笑) 牛と鵞鳥の名前にそんな事が隠されていたなんて、知らなくても楽しめるけれど知っていると一層面白い、このゲームの真骨頂のような表現ですね。そして今回イベではメイン・サブ共に今後のストーリーの進展を匂わせるセリフがチラ混ぜされていて期待も高まるというものです。

しかしですよ、今回のイベント関連で一番衝撃的だったのは某掲示板のあの書き込みです。アバターのこの彼はストーリーに出てきた木こりさんだったんだと油断していたところへまさかの不意打ち。しかもまだ当方はクエスト途中で、ヘルガから「娘が目を覚ました」と言われた時、彼の顔で脳内再生されてしまい(笑) ひぃーダメだぁ面白すぎて耐えられない!感動的な場面なのにどうしてくれるぅー!どなたか様のこの書き込みを読んだ時は必死で笑い堪えたのにぃーとなった事をどうかお許し下さい。しかもこの彼、物凄くゴツいのに目が可愛いんですよ。それが一層ツボにハマるのです。そして更なる追い打ちを管理人様の神話ばなしが畳みかけるのです。女装した木こりさんの結婚式を妄想して妄想太郎只今腹筋崩壊中なのであります。

北欧神話の世界

イースター・イベントも残すところあと一週間ほどになりました。
今回のストーリーにはところどころに北欧神話のエッセンスが盛り込まれていて、管理人は面白かったのですが、知らない人にとってはこれなんだろう?みたいな名称もあったのではと思います。

ここをご覧になっている方がどれほどおられるか分からないのですが、本編の備考欄にはとても書ききれなかった部分をちょっと追記。

北欧神話というのはその名の通り北方の民族ゲルマン人がキリスト教化する前に信仰していた神々に関する神話で、その世界観をもとに構成された英雄譚や神話の事を指しています。大雑把に言えばヴァイキングの神話と言えます。
具体的にどこの国というのは非常に難しいのですが、最後まで残った地域がアイスランド、ノルウェー、スウェーデンなどの北欧諸国であり、もともとはドイツやイギリスにも広がっていました。

北欧神話ってどの地域でどういう神話なんだ?について、端的に説明してくれているサイトがこちら
https://norse-mythology.org/
とてもわかり易く用語とか神様とか世界観を網羅して解説してくれています。もちろん各種物語も。英語としてもWikipediaより簡単ですし、各項目にはちゃんと読み方まで載っています。

北欧神話はヨーロッパの北側の広い地域に流布していた神話であり、有名なワーグナーのドイツオペラ「ニーベルングの指環(ドイツ語ではDer Ring des Nibelungen)」も北欧神話を題材にしたものです。
日本語ではニーベルンゲンの指環とも訳されていますが、どちらも間違いではありません。ニーベルンゲンはニーベルングの複数形です。ニーベルングはドワーフの一部族の名前であり、ニーベルング人の作った指環という意味。
ニーベルングの指環は世界を統べる力を持つとされるラインの黄金から作られており、これを巡って神々が争うお話です。この世界を統べる指環というのは、トールキンの書いたファンタジー小説「ロード・オブ・ザ・リング The Load of the Rings」の指輪とも似ていますね。ドワーフやエルフというのも北欧神話に出て来る人々です。北欧神話にはホビットはいませんが…。なお、The Load of the Ringsの方は指輪が一つではないのでthe ringsと複数形。

そんなわけで、北欧神話の世界観というのは、ヨーロッパ系ファンタジーにはかかせない要素なのです。

どこからどこまでが北欧神話なのかというのも厳密には難しいのですが、おおまかにいってアイスランドの文献である「詩のエッダ」と「散文のエッダ」が元になっています。なぜアイスランドなのかと言えば、多くの地域がキリスト教化していく中で、他の地域には文書としてそれが残らなかったから。キリスト教にとっては、他宗教の神々は悪魔だったので破棄されてしまったのですね。

さて、本題の北欧神話の世界ですが、有名なのがオーディン、トール、ロキといった神様たち。そして中心にユグドラシルという樹が聳え立つ、9つの世界でなりたっています。全部はとても書ききれない壮大な世界なので、一部をご紹介。

《主な神様》
オーディン Odin:主神。隻眼(せきがん)で大鴉二匹を連れたさすらい人のような神様で、はっきり言ってとっても死神っぽい。ドワーフにつくらせたグングニルの槍という槍を持っている。愛馬は八本足の馬スレイプニル。ヴァルハラという要塞化された館に住んでいる。世界の叡智を手に入れる代償に片目を払ったため隻眼。その知識のなかで世界の終末(ヴァルハラの炎上)を知ってしまう。悲壮感漂う威厳と叡智の神。

トール Thor:オーディンの息子で最強の戦士。やっぱりドワーフにつくらせたミョルニルの槌という全てを叩き潰すハンマーを持っている。シティの対ガーゴイル武器トールの槌(Thor's Hammer)はコレ。全部力で解決の脳筋タイプの神様。初期はロキとも仲がいい。

ロキ Loki:北欧神話のトリックスター。ロキの悪ふざけのせいで神々はしょっちゅう散々な目に遭っている。機転がきき、頭もよく、なんにでも化けられる。ドワーフをそそのかしてミョルニルの槌やグングニルの槍をつくらせたのもロキなので悪い事ばかりでもないのだが、初期には悪ふざけで済んでいたロキの画策もだんだんと悪質になってゆき、最終的には世界の終焉であるラグナロクの引き金を作っている。ラグナロクは神々の黄昏(たそがれ)という意味で、世界樹ユグドラシルが支える北欧神話の世界全体の終焉を指している。

この有名な三柱はストーリーに出て来ませんでしたね。他にもたくさん神様がいます。どの神様もとても人間的で性格がはっきりしています。北欧神話の神々はギリシャ神話よりも更にストーリー性が強く、性格が前面に出ていて何を司るといかいう区分は曖昧。

《9つの世界》*カタカナは古ノルド語の発音に準拠しているため代表的な邦訳と違うものもあります。
北欧神話には9つの世界が存在する。9つの世界の中心にはユグドラシルという世界樹が聳えていて、各世界にその枝や根っこが伸びている。9つの世界については、エッダにはっきりとどれがそれにあたるのかは書かれていないものの、広くこれが9つの世界だと信じられているものを以下に紹介。

ミッドガルド Midgard:人間の世界。真ん中の世界という意味。-gardは塀に囲まれた土地を指す。真ん中というのは、ユグドラシルの真ん中という位置的な意味と、文明度合いでの真ん中との両方の意味がある。オーディンのいるアスガルドとはビフロースト Bifrost という虹の橋でつながっている。

アスガルド Asgard:直訳はアイスの世界。文明の発展した神々アイシル族 Aesir の世界。古ノルド語では-irが複数形なので、単数形ならAes(アイス)。オーディン、トール、ロキなどの神々が住んでいる。-gardは塀に囲まれた土地であることを指し、アスガルドは高度に要塞化されて発展した世界。アスガルドの要塞の要であるオーディンの館をヴァルハラといい、世界の終焉であるラグナロクでは全ての人間も神々も死に絶え、ヴァルハラが炎上して終わる。ヴァルハラ Valhalla (英語での発音はヴァルハーラあるいはヴァルホーラ)の古ノルド語での意味は「堕ちた者の広間」という縁起の悪そうな名前。ヴァルハラにはオーディンが認めた魂(戦いで死んだ戦士の魂)が送られてくるが、そのうち半分はオーディンの妻フレイヤの館フォールクヴァング Folkvang に迎えられる。

ヴァナヘイム Vanaheim:ヴァンの世界。オーディン達とは別種族の神々(Vanir)ヴァニル族の国。単数形ならVan(ヴァン)。-gardとは反対に、-heimは自然のままの土地であるという意味で、塀などの囲いがないことを指している。ミッドガルドやアスガルドより自然豊かな豊穣の地。フレイヤの館フォールクヴァングがある。オーディンの妻フレイヤはヴァニル族。フレイヤは豊穣と戦いの女神。

ヨトゥンヘイム Jotunheim:巨人の世界。-heimがついているとおり、囲いから離れた自然の地にある。Jotunヨトゥンは巨人と言う意味。粗野な人々というような意味でもあるが、オーディンもヨトゥンとのハーフであり、トールはクォーターである。北欧神話の神々は元をただせばみんなヨトゥン。

アルフヘイム Alfheim:エルフの世界。ヴァニル族の女神フレイヤが治めていると言われている。輝く肌を持つ美しい人々が住んでいる。Alfはエルフの意。ヴァニル族の神々に近い力を持つ。

ニダーヴェリル Nidavellir:ドワーフの世界。ニダーヴェリルは低い土地あるいは暗い土地という意味。別名をスヴァルタルフヘイム Svartalfheim とも言い、意味は黒いエルフの世界。鍛冶に長けたドワーフたちが住む鉱山洞窟の国である。ドワーフというのは小さい人という意味だが、エッダにはどこにも小さいという記述はない。ドワーフは黒い肌をしているエルフで日の光にあたると石になっちゃうらしい。オーディンのグングニルの槍やトールのミョルニルの槌を作ったのもドワーフ。他にもフェンリルというどでかい狼を繋ぐための途轍もなく頑丈な鎖であるグレイプニルや、スキッブラニールというどんな風でも最速ですすむ帆船など、北欧神話のアーティファクトは全部ドワーフ製。たいていとんでもない効果を持っている。北欧神話ではエルフとドワーフと死者の境はとても曖昧。見た目は死体に似ているらしいから不気味。

ムスペルヘイム Muspelheim:炎の巨人の世界。世界の始まり前からある二つの地の一つ。世界の終焉であるラグナロクにも登場する。一番最初に生まれた始まりの巨人であるイーミル Ymir は、ムスペルヘイムの炎とニフルヘイムの氷が Ginnungagap ギナンギャギャップという底なしの地割れで混ざり合ったことで誕生した。ラグナロクでは炎の巨人がアスガルドの神々に戦いを挑み、相打ちなどでほぼ全滅する。

ニフルヘイム Niflheim:直訳は霧の世界。世界の始まり前からある二つの地の一つで、世界の始まりからある闇と氷に覆われた世界。エッダにはあまり出てこないのでどんなところなのかは不明瞭ではあるが、この先にヘルヘイムがあるとされる。他の世界にはなんだかんだと生物が住んでいるのにここにはその記述がない。不毛の大地っぽい。

ヘルヘイム Helheim:死の女神ヘルと死者たちの世界。不毛の地ニフルヘイムの先にある。死者といっても戦士が死んだ場合はオーディンの館ヴァルハラかフレイヤの館フォールクヴァングに連れていかれ、永遠に戦い続けるという栄誉を与えられてしまうので、ヘルヘイムに行くのは病気や寿命で死んだ者だけである。ロキの娘ヘルが治めていて、更にその地下に罪人が送られる冥界ニフルヘルがある。地獄に相当するのはニフルヘルであり、ヘルヘイムは単なる死者の世界。

これ以外にも北欧神話の地名は色々あるのだが、とりあえずここまで…。あとはストーリーに出て来た名称についてご紹介。

《ストーリーに出て来た北欧神話関連の名称》
ルーン文字 Runes:アルファベット普及前に中央ヨーロッパ以北の人々に広く使われていた文字。北欧は最後までルーン文字が残った地域で、北欧神話エッダもルーン文字で書かれている。現在のアルファベットはローマで使われていた文字であり、ローマ帝国の勢力拡大に伴って南から徐々にアルファベットが北上していった。ストーリー中ではルーン・コンパスというアイテム名に出て来る。
北欧神話では、ルーン文字は三柱の運命の女神ノルンたちが運命を決める際に使う文字であり、単なる文字を超えた力を持つとされる。オーディンはその秘密を欲して、ユグドラシルに9日9晩首を吊り、自分自身をいけにえに捧げてルーン文字を得たとされる。オーディンは最高神なので、いけにえに捧げた相手も自分というちょっと不思議な逸話。

スレイプニル Sleipnir:意味は滑空する者。八本足の馬で北欧神話の9つの世界を行き来できる。9つの世界の中には死者の国も含まれるため、死者の魂を運ぶ役目もしている。主神オーディンの愛馬。ストーリー序盤に不吉な雷の音の比喩として使われているが、名前は登場せず。

ノルン Norn:運命の女神で三人いる。基本的に女神として扱われるがエッダに性別が出て来るわけではない。三人のときは複数形の-irが付いてNornirノルニルになるが、英語ではノルン Norn の複数形でノルンズ Norns と称される。ギリシャ神話のモイライとよく似ていて、運命の糸を紡いでいる。ストーリー中ではノルンがfateと同一かどうかの記述はなく、クエストタイトルにだけその名が出て来るが、ヘルガやシフに木彫り師の運命を与えている存在がおそらくノルンなのではと思われる。

ソル Sol:太陽の女神。月神は男性でマニ Mani と言いソルの弟。北欧神話は日本と同じく太陽神が女性で月神が男性。でも主神はオーディンなので太陽神の扱いは小さい。日本の天照大神のような主神が女性の神話は他にほぼ例がない。ストーリー中ではマーサの病気診断アイテムの説明の中でチラッとだけ登場。

ユグドラシル Yggdrasil:北欧神話の9つの世界の中心に聳え立つトリネコの樹。ストーリー中ではヘルガが「偉大なるトリネコの樹」とだけ呼んでいて名前は出てこない。この樹の根元に全ての河の源となる泉フヴェルゲルミルがあり、そこにはユグドラシルの根っこを齧る災厄のもとニドホッグ Nidhogg という大蛇が住んでいる。

フヴェルゲルミル Hvergelmir:ユグドラシルの根元にある渦巻く泉。この泉から全ての河が流れ出す。フヴェルゲルミルは9つの世界のうちニフルヘイムという世界にある。ニフルヘイムは荒涼とした霧の世界でありこの先に死者の世界であるヘルヘイムがある。ニドホッグ Nidhogg という大蛇が住んでいて、そのせいかそこから出る河の水には毒がある。ストーリー中では「運命の渦巻き」とよく似た渦巻きを知っているとヘルガが語る中で出て来る。フヴェルゲルミルは全ての河の源泉であり、流れ出る河はエリヴァガールと総称される。エリヴァガールは11本あり、河のそれぞれの名前はスヴォル、グンスラー、フィヨルム、フィンブルスル、フリーズ、スリーズ、ユルグ、スュルグ、ヴィーズ、レイプト、ギョッル。最後のギョッル Gjoll が死者の世界ヘルヘイムと霧の世界ニフルヘイムの間を流れており、死者はこのギョッル河に架かる橋を渡ってヘルに向かう。

ヴァルキリー Valkyrie:戦士の魂を運ぶ女神たちの総称。ストーリー中ではヘルガが祈る神の名前として出て来る。北欧神話では戦士が死後に行く世界と、病気や寿命で死んだ者が行く世界が違う。北欧神話は戦闘民族ヴァイキングの神話でもあるためか、戦いで死ぬのが名誉であり戦士の扱いが大きい。戦いで死んだ戦士は半分がヴァルハラに半分がフォールクヴァングに行く。戦士は死後も戦うという名誉を与えられ、死んでは蘇って永遠に戦い続けるのだそうで、正直それって幸せなのか?と疑問に思うのだが戦闘民族にはそれこそが天国なんだろう。普通の人たちが送られるのは荒涼とした霧の世界ニフルヘイムの先にある死者の館ヘル(女神ヘルの治める館で館の名前もヘル)。ギョッル河の橋を渡ってヘルへ行く。ヘルの館の下には更に冥界ニフルヘルがあり、罪人はここに送られる。ちなみに死者の館を治める女神ヘルはロキの娘。

オゥドゥンムラ Auðumbla (英語表記はAudhumla):世界の始まりの牛で、その乳で始まりの巨人 Ymir イーミルを育てたとされる。イーミルはオーディンを始めとする神々の祖であるが、最終的には主神のオーディンに殺され、イーミルの死体から大地が作られる。ストーリー中ではヴェランダで飼っている牛の名前として登場、始まりの比喩になっている。

ヴァーリ Váli:主神オーディンの息子の一人。謀殺されたバルドルへの復讐のために生まれたオーディンの息子。オーディンにはたくさんの息子がいたが、その中でも皆に愛されていたのがバルドル Baldur。ロキはバルドルが愛されている事に嫉妬し、オーディンの他の息子を騙してバルドルを殺させる。オーディンは息子の死に怒り狂い、敵(かたき)をとるために巨人の娘にヴァーリを産ませ、復讐を果たさせる。ロキの起こした騒動の中で最も禍根になってしまったのが、このバルドルの謀殺であり、世界に愛されたバルドルがいなくなったために世界は殺伐としたものになってゆき、最終的に世界の終焉であるラグナロクに繋がってしまう。ストーリー中では鵞鳥(がちょう)の名前として登場。ヴァーリは世界の終焉(ラグナロク)を生き延びたとされ、終わりの比喩として使われていると思われる。

ストーリー中でヘルガが「牛のオゥドゥンムラから鵞鳥のヴァーリに至るまでと」と言っていますが、オゥドゥンムラは始まりの比喩、ヴァーリは終わりの比喩で、端から端までということを名前で表しているのだろうというのが管理人の解釈。こういうのが面白いなあと思います。

ちょっとストーリーから離れますが、北欧神話というのは終末思想を持っていると言うのが特徴です。北欧神話ではいかに滅びるかが大きく扱われています。主神のオーディンも万能ではなく、バルドルが死んだあと荒廃に向かう9つの世界を救うため奔走します。世界を救おうと叡智を手に入れる対価に片目を払ったのに、その知識の中でヴァルハラの炎上を知ってしまい苦悩します。世界の終焉のラグナロクをいかに避けるかを捜し求め手を尽くして備えるものの、結局避けられずに滅んでしまうのです。滅びると分かっているのにみんな戦うところが北欧神話なんですね。戦って死ぬという美学が貫かれています。ヴァイキングの死生観て強烈だなぁ…。

いやー書ききれない!管理人は科学オタクなだけでなく神話オタクでもあるんですね。だからシティのお話にハマっているわけなんですけれども…。ギリシャ神話も面白いですが、北欧神話は更に輪をかけて面白いです。特にトリックスターのロキがあっちこっちで悪さをしてみたり、変な機転を利かせてみたり…。最後のラグナロクに向かっては悲壮感漂う重ーい話になっていきますが、それもなかなか壮絶で深いです。

某掲示板で、ローディング画面のごつい男に見えるあれがヘルガの娘のシフだったら面白いのにと書いておられる方がいて、管理人的にすごいツボでした。あれがシフだったらで読み返すともう完全にコメディです。

実は北欧神話にも「Thor the Transvestite トールの女装癖」という似たような話がありまして…。最強の戦士であるトールの持つミョルニルの槌が巨人に奪われてしまった時に、対価としてオーディンの妻フレイヤを嫁にくれたら返すと条件を出されるのですが、神々の話し合いの結果、トールが女装して結婚式に出て奪い返せば解決じゃん?となってしまい、トールの抵抗むなしく花嫁衣裳で女装することになってしまうというお話があるのです。お付きのメイドもロキが化けるというキモイ結婚式(笑)。ロキはなんにでも化けられるのでともかく、トールみたいにごつい男が花嫁に化けてどうしてバレないんだっていうのが面白い。この話ではロキが大活躍します。
北欧神話はなかなかストーリー性に富んでいて笑えますので、ぜひ読んでみてください。

さて、相当かいつまんだ北欧神話になってしまいましたが、ちょっとでも伝われば幸いです。

春過ぎて うたかたの間に 桜散る 花びらとともに 積もる妄想

みなさま唐傘お化けに囲まれつつの花見は如何でしょうか?
妖怪好きな管理人はとても楽しんでおります。

龍が活躍してるのがイイですね。龍の妖術と花子の仙術のタグマッチは最強じゃないでしょうか?刀を振り回しての鬼無双を想像していた管理人の予想とは違う方向に行きましたが、これはこれでカッコよかった!

全部を終えたら交換日記を書こうと楽しみにしている割に、今回は思ったより時間がかかってしまいました。原因は今回解説に英文を入れた事です。実は当サイト1割から2割は外国からのお客様でして…、せめて日本ロケのクエストくらいは外国の方向けに解説を入れてみたくなったのです。なにしろ外国で作られているとは思えないくらい良く調べてあるなぁと感心したものですから。

今回の竹林ロケで一番びっくりしたのは、シーンの奥にいくつも転がっている俵型のプロペラみたいなヤツ。管理人は寡聞にしてあれの正体を存じ上げませんで、もしかして提灯関係なのか?と思い、色々調べてみたら、なんと提灯を作る際の木枠であることが判明。提灯って中は空洞だよなぁ…折りたためるしと思っていたのですが、なるほど、作る時は枠に嵌めて作り、完成後に中から分解して木枠を外すんですね。分かってみれば、確かにそうでないと作りにくいので納得なのですが、提灯の作り方の英語版は見付からなかったので、どうやってそれを知ったのだろうかとそっちの方が気になってみたり(笑)

今回は出だしからなかなか怪談ちっくで、とても日本的な風情がありました。提灯がこちらの様子を窺っているというのはなかなかヒヤリとさせられる描写で、暗い竹林をひたひたと歩いている気分にさせられますね。足を踏み入れた途端に提灯にボッと火が灯り、カナカナカナカナ…と日暮が鳴き、提灯には人影が明滅する…。ひゃー(汗)

実は翻訳は日本のストーリーが一番難しかったりします。英語を読んでも何の事を言っているのか分からない時がたまにあり、ほとんど連想ゲームのようになってしまうのです。単に管理人の日本語力の問題かもしれませんが。
結構難しかったのが、ロケの右手前にある蹲踞(つくばい)。英語ではsinging wellとなっているんですが、管理人は鹿威し(ししおどし)のことかと思っていました。だって音が鳴るって言ったらつい…。つくばいには筧がくっついている事が多いけれど、つくばいそのものは音がしないという思い込みも原因です。でも、竹筒の筧(かけい)からつくばいにちょろちょろと水が流れ込む音をsingingと表現してるようでして、自分はつくばいに水が流れ込む音を聞いているようでいて聞いてなかったんだなぁと考えさせられてしまいました。
せっかく美しい日本の風情を頑張って英語で説明してくれているのに、それを日本語にできなかったら切ないものがありますし。

それでも出典の分からなかったものもあります。Witch's Knot(巫女の結び目)というやつ。何かそういう逸話があるんだろうかと頭を捻ってみたものの、全然思い当たらず…。日本人の知らない日本の逸話があるのだろうか?

面白かったのは下瀬火薬。わざわざshimose powderと名前まで出て来るし。日露戦争で有名になった火薬ですが、マニアック過ぎるだろう(笑)
このゲームを作っているAB Gamesはウクライナの会社というので、日露戦争のことも知っているのかもしれないですね。ロシアからしてみれば屈辱の極みだったであろうあの戦争も、ロシアの圧力を受けていた国からしてみれば天の助けだったようなので、ウクライナに対する日露戦争の印象はいいのかもしれません。(こんなこと書いて大丈夫か?)
下瀬火薬の主原料はピクリン酸(トリニトロフェノール)というトリニトロトルエン(TNT)によく似たフェノール(OH-ベンゼン)でとんでもない爆発力を持ちます。しかし非常に不安定で、扱いの難しいものでした。なにしろちょっとの衝撃でも爆発し、衝撃がなくても金属に触れると爆発するのです。それを金属製の砲弾に詰めて、金属製の大砲で打ち出すというのだから、どれだけ危ないかが分かろうというものです。しかし着弾したときの爆発力はすさまじく、3000℃の熱を発して敵艦をその躯体諸共燃やし尽くすというものでした。つまり着弾した周りは船の躯体すら溶けてなくなってしまうのです。
でもあんまりにも危ないので、第二次世界大戦以降はTNTが主役。化学に興味の無い方にはどうでもいい話ですが、TNTとはメチルベンゼン(CH₃-ベンゼン)に三つニトロ基(NO₂-)がくっついたもので、ピクリン酸というのはそのメチル基(CH₃-)がフェノール基(OH-)になったものです。
TNTは爆弾の威力をよくメガトン級とか言う時の重さの単位に使われるくらい爆弾としてメジャーなものです。要するに全ての爆弾の威力をTNT火薬の重さで表現しているんですね。どうでもいいですね(汗)
まあ結論として何が言いたいかというと、そんな危険な火薬が何故か火薬でなく妖術粉になっているところが面白い!
サブクエの【Fateful Mystery 致命的な怪事件】にもなんかそれっぽい危ない爆発物が出てきます。

今回のイベント本編のsorcererの叔父様を陰陽師と訳しましたが、この陰陽師の叔父様もそのうち出て来てくれないかなぁ。陰陽師もロマンがあるよね!でも世界配信ゲームにはマニアック過ぎるか?でもこのゲーム、たいがいマニアックだから、もしかしてやってくれるかもと期待…。
九尾の狐の存在感も増してるから、そっちかもしれないなぁ。
来年の話をすると鬼が笑いますね。気が早いのにもほどがありました。

今回サブクエもぜーんぶ日本でした。あまりにも日本に詳しいので、日本人がシナリオを作ってるのか?とも頭をよぎりましたが、やっぱり違いそうと思ったのが、【Accessory for the Goddess】。月読(つくよみ)さまの装飾品としましたが、英語はGoddess(女神様)。
これには、正直どう翻訳したものか、頭を抱えてしまいました。日本の月の神様は男性なのですが、やっぱりあまり知られていないんだなと…。名前は出てこないので、月の女神ダイアナの事を言ってるのかもしれないのですが、小物が日本的なので、無理やり月読の命(つくよみのみこと)で押し通してしまいました。
日本は世界でも珍しく、主神が女神で脇侍の神様が男性の神話を持つ国なんですね。ギリシャ神話でも、ローマ神話でも、北欧神話でも、エジプトの神話でも、インドの神話でも、主神は男性です。仏様やアラーは性別がないことになっていますが、基本男性扱いですし、キリスト教の神も男性でしょうし。
そんなわけでまあ、管理人としては、ちょっと珍しい神話っていうのを強調したかったんですが、お蔭ですごい中性的な月読の命になってしまいました。まあ、管理人のイメージでは月読の命の方が天照大神よりずっとたおやかなイメージがありますので、まあこういうのもありでしょう。
WikipediaのTsukuyomiにはちゃんとGodとあるので、うっかりしたのか、ダイアナのつもりだったのかは「霧」のみぞ知るでしょうかね?

さらっと流すつもりが結構書いてしまいました…。自分でも知らず知らずのうちに内に日本イベントに夢中になっているようで、巻戻りさんじゃないですが、恐ろしいゲームです。

巻戻りさんの巻戻りバージョンはまた上書きに遭ってしまったということで、管理人が余計な事を言ったせいだと、ちょっと責任を感じています。申し訳ございませぬ。

管理人は最近はサブアカウントをあまりプレイしていないのですが、どうも一部のシナリオはセリフを書き換えられているような気配がするので、それも頭を抱えています。今回なんと、イベの最後にいきなり手紙がポンっと出て来て、開いたらレイドン=ストルク氏の報告書なるものでした。
恐らくは現在事件簿の3に収められている[Unexpected Guests 予期せぬ来訪者たち]のラストなのではと思うものの…、読んだことがない(驚)。スクショを撮ってみたら、既存の手紙の中にはないものでした。なんだとー!(スクショ撮っておいて良かった!)
一応、載せて事件簿3のラストに追加しておきましたが、どのタイミングで出るものなのかは全く分からず。いつかそのうちやり直してみようか…。
ちょっと気になってアッパーに行ってアッパーの事件簿1の手紙を開いたら、何故かキラが出て来て、なんか言い捨てて行きました。
会話から察するに、どうやら[Upper City Fog アッパーシティの霧]の会話の一部に変更があったようです。なんだとー!
これ、やり直したとして、一部だけ会話が違ったら、サイトにどう反映させるべきなんだろう?…やり直してもいないくせに、杞憂というか、捕らぬ狸の皮算用というか…(笑)

アッパーついでにシティの地割れの発端の隕石の話ですが、[Call of the City Dungeons シティの地下迷宮の呼び声]にその説明があるワケではないのでご安心を。管理人の説明が紛らわしくてすみません。むしろそれを知らずに読むとちょっとワケが分からないかもしれないです。
隕石に関しては初期のアッパーのサブクエからいちおう類推できるようにはなっていましたが、明確に「隕石」と示されたのはなんとFecebookのキラの情報の一部でした。(ちょっと記憶が曖昧で、もしかしたらサブクエかもしれませんがサブクエに隕石の話が出たのはFacebookよりずっと後のはず。しかもそれを知ってて当然のような流れで。)Facebookに初出の情報があるのを知って、管理人はFecebookの人物情報を載せた上で、時系列表を作ることにしたのです。最近は本編にもサブクエにも出てこない情報が載ることは少なくなりましたが、当初Fecebook情報は、なんだとー!情報が満載だったので…。
なので、もしかしたら全編読んでいても知らない情報があるのです。シナリオライターもどこにも載せていない事を忘れているのかもしれず(笑)。

さて、本編とサブクエのシナリオを読みつつ、色々と憶測を巡らせている管理人ですが、以前仮説を立てていると申し上げましたとおり、単なる勘としか言いようのない説があります。この説については全部を読んでいる必要は実は全くありません。なにしろ管理人の妄想に近いものであり、どこにもその匂いはないからです。変な先入観を持ちたくない方はここから先は無視してください。

マスターのその後は多分皆さん予想がついているのでおいといて、かなり初期のサブクエである結婚式場の【Mystery of the Portrait ポートレートの謎】のラストの写真の謎があります。ジェイコブが「3人」ダブって見えるというやつ。一人はジェイコブ、二人目はレオナルドだとして、じゃあ3人目は?
この3人目今まで影も形も見えません。匂いすらしません。こんなに話が進んだのに!
逆にそれが気になったんですよね。…もう出て来てるのではないか、と。
管理人が思った三人目は、シティで暗躍する「M」のあの人。
それならば色々辻褄が合うのです。だとすれば、五賢守護団は
1.コレクター
2.人形師パペティーア
3.天文学者スター
4.建築家アーキテクト
5.レオナルド→M→S
なのではと、
ここで気になるのは《Dark Side of the Secret 秘密における闇の側面》で6人目がいるという情報。
普通ならば、5がマスターで、6がレオナルドです。

しかし、自分は当初からずーっと夢の駅にいるカンテラを持ったあの男が気になってたんですよね。数学と設計に詳し過ぎる。おおよそどんな設計書も読めるっぽい上に、自分でちょいちょい道具をつくったりもしています。過去に道を誤った数学者の知り合いがいたようなことも言っていましたし。
管理人は彼が6人目なんじゃないかと邪推しています。現在のところどこにもその痕跡はないので、これは完全に妄想です。ただ、それなら本来5人なのに6人目がいるのも分かる。6人目は表向き科学者ではないから。「管理者」なのではないでしょうか。「監視人」あるいは「監督者」と言った方がいいのかも。そう、本当に「Conductor(導く者、指揮をする者)」なのかもしれないと思っているのです。

そして本編《Another's Soul 別の誰かの魂》のおまけクエストでアンジェリークが言っていたマネキンの依頼者「Simon サイモン」。封筒には五賢守護団のマークが入っていたのに、アンジェリークは五賢守護団にはそういう名前の人物はいないと言っていた。五賢守護団はニックネームばかりで名前が明らかでない人間だらけだが、アンジェリークは名前も知っているなら?サイモンは6人目の名前なのでは?
駅のあの人の名前はなんだろうね?と気になってるんだよね。

マスターが誰かを生き返らせようとしてたっぽいのも気になる。
《Secret of Time 時の秘密》の5章に出て来た氷漬けの心臓に命の時計。あれは誰のものなのか?もしマスターが実は「L」なのならば、それはミストレスの画策で死んだ恋人なのでは?

ただ、管理人の妄想でも埋められない溝がありまして…。
ヘレンの母なんですよ。【New Neighbors 新たな隣人】に出て来たのですが、ヘレンの母は「M」の刻印の入った時計を持ってるのです。
ただそれだけなんですけど、気になる…。そして、ミストレスがヘレンの母を気にしてるのが引っかかる。ヘレンの母がレオナルドの恋人だったなら気にしてる理由にもなるけど、レオナルドの恋人は天使だったはずで、じゃあ夫のスターはなんなんだって話だし。ここが埋まらない溝。

更にミストレスの話だとヘレンの電雷の能力は母親譲りだと。アーキテクトも雷の力を持ってるっぽい感じが随所にするので、もしかしてヘレンの母がアーキテクトなのか?という妄想もあったりします。
しかもクラリッサ婆さまもマスターの刻印入りの鳩時計を持っている。ヘレンの母とクラリッサ婆さまはどこかで繋がってる?

ミッシングリングの鍵はヘレンの母、レオナルドの恋人、マスターの命の時計の主。
次からは暫くアッパーが続くはずなので、どこかにその影が出てこないかなぁと。クラリッサ婆さまの過去もなんか関係してそうな匂いがするんだよね。

…とまあ、ずいぶん妄想ばかり書き連ねてしまいましたが、どうでしょう?これで大ハズレだったら大笑いです、はっはっはっ(笑)。

誰か溝の埋まる妄想を囁いてくれませんか?

今イベも全力投球の予感

今年も日本イベントが始まりました。No.41 [Trial of Perfection Japanese Garden 日本庭園]からイベントを始めた自分には「ああ、またこの季節が来たんだなぁ」と感慨深くなります。このゲームの存在はその1年くらい前から知っており多少の興味もあったのですが、所謂ソーシャルゲームというものをやったことがなく躊躇しておりました。それなのにあの日何故か急に思い立ちDLボタンをクリックしたのです。で、始めて5分後くらいには「やばい、これはハマるやつだ!」と思ったのを覚えています。まさかこんなにハマり続けるとは予想出来ませんでしたけど(笑)

巻き戻り先は未だ問題解決しないまま現在に至ります。昨年11月の時も担当さんから「現在沢山のリクエストを頂いていて・・」と1ヶ月後くらいにお返事が来た経緯もありますし『5回分のデータ保存』も判りましたので今は大人しくお待ちしています。あちらではイベントもアップデートもありませんので再開さえできれば良いと思っています。それにそれならそれでブラウザ版を楽しむまでよと前回イベをどっぷり満喫致しました。ブラウザ版はロードに時間がかかり、立ち上げ時もロケ地に入る時も探索完了時も何なら探索中にフリーズする事も多々ありますが、落ちる事はほぼありません。よってブラウザ版でアカウント移動しても大丈夫だろうと踏み、巻き戻り先から1アカウント連れて来ました。切り替え時はやはりドキドキしますが今の所問題なくプレイできています。いつまでも切り替わらずフリーズした時などはやはり「・・・はっっ!」と自分もフリーズしてしまう事をお知らせせずにはいられません。

何にせよ、新イベントを迎えられて時にはおやつなどをつまみながら安全な場所でゲームが出来る事は、とてつもなく幸せな事だと感じています。

シティのトリビア、自分も気付いた時は「ぬあぁ!」となりました。イベント前半は比較的出てきましたが後半くらいからはほとんど表示されなくなったような・・・しかし流石は管理人様、こんなにあったんだと感心してます。それとアッパーシティの時系列!「えーとえーとどうだったっけ?」となりがちな自分には大変に有り難いです。下界のお話は今、全体の整合性を図る為少しずつ作り直されてる最中のように感じます。オープニングが大幅に変更になったのもその一環なのでしょう。ストーリーが後付けの増築のように増えそれに伴って矛盾も増えて、何というか九龍城のようなイメージです。その点アッパーは始まった時からきちんと練られた設定の上でお話が進んでいるようなので、下界のような不可解な矛盾・・マーサの年齢とか(笑)は見受けられないですね。ただお話が少し複雑なのと、同じくらいのタイミングでアッパーを始めてもアカウントによってサブイベの出方も違うのでそれはそれで混乱します。


生命体は隕石によってもたらされたのではという説は自分も見聞きした事があり、とても興味深いです。また人間とコンピューターはとても似通っていると自分も感じています。コンピューターは買ってきて電源を入れただけでは何も始まらないもので、ソフトを入れたり何かを検索したりして初めてそれに対する処理がなされます。人間の脳も頭蓋骨という真っ暗な箱の中に入っていて、脳自体に直接何かを感じる器官はありません。目で何かを見たり耳で何かを聞いたり何かを触ったり匂いを嗅いだり何かを食べたりして初めてそれらに対する処理がなされていくものと考えています。脳が指令を出すというよりは他の器官からの情報を処理する所、CPUのようなものではと。コンピューターも人間が作った物なので仕組みが似ていて何ら不思議はないのですが、それを目の前にして初めて「ああ、自分ってこれと同じなのか~」と気付かされるのは面白いですね。脳が情報の処理をする所だとすると所謂「心」はどこにあるのか?それは「心臓」にあるのでは、という説が気に入っています。人は感謝や心配、お悔やみの意を示す時などのゼスチャーとして、心臓に手を当てる事はあってもデコに手を当てる人はまずいないでしょう。「頭で考える」と大抵の人が思っているはずなのにデコではなく心臓に手を当てるのは、心がそこにあると本能的に知っているのではなかろうか、と思うのです。心臓の移植をして食の好みや性格がガラリと変わったという話を聞いたことがあります。心臓でも何かを記憶したり出来るのかもしれません。対して困ったを表現する時は心臓ではなくデコに手が行くと思います。脳で処理が出来ないから「困る」のでデコに手が行くのではと推測しています。

「美味しいと感じるもの=必要な栄養素」を効率よく取り込めるように我々は上手くのせられているというのはこれまた興味深いです。子供の頃と年を重ねた今とでは食べ物の好みが変わるのもそういう事かもと思うとしっくりきます。「今必要なのコレじゃない」とか「もうこんなに要らないよ」「こないだ食べたアレ、今のオマエに必要 。もっと摂れ」なんてプログラムに沿って信号が送られているんでしょうか。自分は「食べたいと思ったものが今必要とされているもの」と考え、近年はそれにあまり逆らわずに食べるようにしています。今日はカレーが食べたいなと思ったらカレー食べます(笑) きっと体が薬膳を求めているに違いないと思っていましたが、ただののせられ上手だったんですね。美味しいという感覚が脳からのプレゼントだなんて美しい表現です。おおよその生命体は糧を必要としていると思うので、人間と同じではないにしろ皆喜びを感じ取っているかもしれないとは夢があります。オケラだってアメンボだってアメーバだってみんなみんな喜びの電気信号を送られて感じ取っているかもしれないと思うと童謡もひと味違って聞こえてこようというものです。

しかしながら人間もコンピューターもバグる事はあるでしょう。人間だったらストレスや不摂生や病気、コンピューターならウィルス感染などで誤った信号が送られ続ける或いは信号が送られないなんてことは大いにあると思います。それによって食べ過ぎる食べなさ過ぎる、又は偏食なんて事も考えられるのではないでしょうか。

いやー大変です。何がって自分この手のお話大好きなんです。大好物!もちろん専門知識もないただただ好きなだけなんですが、このお話だけお聞かせ頂いててもいいぐらいです。楽し過ぎます。

何かのコレクションを揃えた後だったと思うのですが、マーサが「街には意思がある。街で起こることはすべて街の意思なの」と言っていてとても印象に残っています。巻き戻った時「そうか、これも街の意思かも」と思ったりしました。いや本当はただのズボラなおっちょこちょいなんですけど(笑) 霧の粒子が脳細胞のように記憶を保持し電気信号で伝達を図っているとすると、シティ全体が脳もしくは頭蓋骨と考える事も出来そうです。それに街は絶えず移動しているというのももしかして・・・などと考えております。しかし霧を吸い込んで記憶が無くなる事や霧に連れ去られる現象が何故だか分からないんですよね。
管理人様の仮説ですが、シティのストーリーで知らない事はないでしょうからとても気になりますしお聞きしてみたい!ただ・・・シティ滞在年数の割には巻き戻り前も含めて終えていないサブクエが沢山ありますのと、巻き戻り後にこちらでNo.69[At the Gate of Fate 運命の門にて]とUNo.15[Perfect Game 完全犯罪]のストーリーは読ませて頂きましたが、UNo.16[Call of the City Dungeons シティの地下迷宮の呼び声]については読む前にブラウザ版で現行のゲームが出来る事がわかったのでまだ未読なんです。なので「シティを分けた大地震って・・隕石だ・・ったの?」状態なわけでして。まっさらな状態で挑みたいというよりは、そんな状態の自分が果たして管理人様のお話についていけるのか自信がないのです。あーでもでもお聞きしてみたい。

じゃあもう読んでしまえばいいじゃーんって話なんですけれど(笑)


クラーケンのお椀良いですよね、良かった気が合いました!「あたりめとエイヒレには唐辛子マヨ」も同意です。塩分を気にしないのであればお醤油をひと垂らしで最強です。更に双牛尊でぬる燗を頂けたら最高で完璧です。前回のアッパーイベントのモロッコカフェでタコがあちこちに出現しましたので、もしやお椀の出所はここ界隈なのでは?と思ったりもしましたが、それらしきは確認できませんでした。

管理人様お薦めのThe Remains of the Dayですが書籍を買い求めました。当方のへっぽこ英語力では5センチ以上の長さの英文はとても無理なので、日本語訳版の邦題「日の名残り」の方です。管理人様のプチ感想付の解説も楽しみなのでこちらも読ませて頂いています。日本語訳版もMr.スティーブンスの物言いは中々ですが、表現自体はとても丁寧で「~と存じますが・・」や「~と申せましょう」など多様していてその対比・・物凄く丁寧に、言い難い事をグイグイ言ってしまう事がむしろ可笑しみにも感じます。「ケルト人は一般的に感情が激した瞬間に自己の抑制ができず~云々」の件にも、皆が思っていても敢えて言わないでいた事をあららハッキリ言っちゃったよ感があります。ケルト人とはIRAの事だったんですね。ヤバさとそれ言っちゃっていいのか?が多少なりとも理解が出来ました。ミス・ケントンとのかつてのやり取りにはブラック長官を彷彿させる所がありますね。自分が正しいと思ったら頑として譲らない所が何とも。自分はこちらの方がハラハラしました。明日も間違いなく一緒に仕事をするのにあんな言い方してしまうのですから。それとスティーブンスの「ス」は濁らない表記が日本語訳版ではなされていました。
それにしても息抜きに洋書の翻訳とは尊敬しかありません。脳細胞の出来とシナプスの繋がり具合が自分とは確実に違うのでしょう。

尚子姫の上方訛りですが、ストーリーを読む前にこちらの書き込みを読みまして、どうかなぁと思っていましたが違和感ありませんでした。読み進めてみたらむしろこちらの方が可愛いしいいよねと思えます。日本語版では龍も花子も尚子姫も安定の可もなく不可もない標準語です。花子はすっかり日本関連では定着キャラになりましたが龍もそうなるかもしれませんね。

少し前にアレックスの形見をやっと受け取る事ができました。イベントにはギリギリ間に合っていたのですが、イベントが終わると探索エネルギーをとても消費しますのと、あれもこれも足りない進まない~で今頃になってしまいました。嬉しいような寂しいような・・そしてまたグッときてしまいました。


ああしまった、また長くなってしまいました。朝礼での校長先生だったら何人か倒れてます(笑)確実に嫌われるヤツです・・・。

シティにほぼ関係ないお話 The Remains of the Day

唐突ですが管理人からのお知らせ
Hidden Cityの制作会社であるAB Gamesは実はウクライナにあります(G5は販売会社で制作会社ではありません)。こんな中でも変わらずゲームを更新してくれているのはありがたいことです。AB Gamesは公式発表の中で、ゲームを頑張って作ってその売り上げでウクライナを支えるんだ!と書いておられましたので、管理人は今まで通り感謝をしつつプレイすることに致します。頑張ってほしいなぁ。

さて管理人は、最近息抜きにThe Remains of the Day(Kazuo Ishiguro著)を翻訳しています。
一日目晩はこちら
http://hiddencity.starfree.jp/The_Remains_of_the_Day-Day_One-Evening.html

一日目はプロローグに比べると話が会話がほとんどないので文章が固いですが、時たまスティーブンズの島国イギリス根性が丸出しの部分が垣間見えて面白いです。こんなの出版してアメリカ人とかケルト人とかが激怒せんのかな?と…。日本人が中国や韓国のことをこんな風に書いたら、多分すごい紛糾しちゃうと思うんだけどある意味おおらかなんだなぁと思います。

え?これ大丈夫なのかよ、と思った部分をちょっとご紹介。
... We call this land of ours Great Britain, and there may be those who believe this a somewhat immodest practice. Yet I would venture that the landscape of our country alone would justify the use of this lofty adjective.
…我々はこの国の大地をグレート・ブリテン、つまりは偉大なブリテンと呼んでいる、そしてこれを幾分慎みの無い慣習となさる方々もおられるやもしれぬ。それでも、敢えて申し上げさせて頂こう、我が国の景色こそ、この高尚な形容詞を使用するに足る正当性があると。
... In comparison, the sorts of sights offered in such places as Africa and America, though undoubtedly very exciting, would, I am sure, strike the objective viewer as inferior on account of their unseemly demonstrativeness.
…対し、アフリカやアメリカのような場所の光景が提供するのは、間違いなくエキサイティングなものであろうが、これ見よがしであるが為に、外から眺める者に対し劣っているという印象を与えるのであろうと私は見ている。

スゴイです。いや面白いからいいんですけど、はっきり劣ってると言っちゃってます。でもこれは日本の景観とかにも言えることで、こんな強烈な言い方はしないまでも、日本でも「雄大さはないけど、日本の景観には独特の美がある」とかよく聞きます。アメリカを中国に置き換えるとかなり日本ぽい感じになります。日本には万里の長城はないけど、白川郷のようなひっそりとした美しさがあるじゃないか!みたいな。基本的にスティーブンズと同じことを言っているわけで、ちょっと負け惜しみ感がないでもない(笑)。

もう一つ、
Continentals - and by and large the Celts,... - are as a rule unable to control themselves in moments of strong emotion,... ...- they are like a man who will, at the slightest provocation, tear off his suit and his shirt and run about screaming.
大陸的な者は、-…大概においてケルト人は、-えてして強い感情が湧き上がる瞬間に己を抑制出来ないのである、…。…-言うなれば、些細な怒りで着ているスーツとシャツを破り捨て、奇声をあげて走り回る男のようなものである。
We English have an important advantage over foreigners in this respect and it is for this reason that... he is bound, almost by definition, to be an Englishman.
我々イングランド人はこの点において、外国人を凌駕する重要な優位性を有しており、…、執事がほとんど定義の如くイングランド人であることに結び付けられるのは、何を隠そうこれが理由なのである。

ケルトと言われてもピンと来ないかもしれないのですが、アイルランドの文化だと言えばなんとなくお分かり頂けるのではないでしょうか?現在でこそ落ち着いていますが、ちょっと前まではIRA(Irish Republican Army, アイルランド解放戦線)とかが、現在一部がUKになっているアイルランドの島丸ごとの独立を目指して過激な抵抗を繰り返していました。
日本と韓国より深刻な関係じゃないか?と思うんだけど書いても大丈夫なんだね。まあこれはいちおう1950年代イギリスの話で、しかもガチガチの国粋主義者のスティーブンズの述懐なわけだからと思うんですが、それでも「え、それ言っちゃうんだ?」と思わないではいられないハラハラ感があります。

スティーブンズのエキセントリックな部分だけを取り上げましたが、おおむねにおいて彼は非常に理知的で生真面目な執事さんです。真面目な人が少し行き過ぎてこういう事を言うから面白くってたまらない。いちおうフォローを入れておくと、彼の基本スタンスは「高みを目指して努力する事はそれそのものが美しく、重要なのである」というものでとても好感が持てるものですので、安心してお読みください。イギリス礼賛本ではありません。(笑)


管理人はスティーブンズは性格的にブラック長官とけっこう似てるなと感じているので、こういう性格の人が好きなのかもしれないですね。長官に比べるとスティーブンズの方がまだ穏やかですが。もしかすると若い頃のスティーブンズは長官みたいだったのかもしれません。二人とも完璧主義者で例外を許さない厳しさがあるし。長官も年を取ればスティーブンズ程度には丸くなるのかもしれないですね。でも嫌味炸裂の長官が好きだから、ずっとそのままでいて欲しいなぁ。トゲトゲしたハリネズミみたいなところが、彼の良さだよね。

今月は日本のお花見イベント。期待通り龍が再登場。まだ始めたばかりですがどうなるのでしょう?今回おためしで新キャラクターの尚子姫に上方訛りを採用してみました。読みやすさはどうでしょうね?古文調もなんですが、どこまでが普通に通じるのかの見極めに非常に悩みます。
実は管理人の中では龍とバオがダントツで現代語が似合わない容姿をしてると感じています。そのためこの二人のセリフが多分一番古臭い。でもそういう人たちのセリフの方が楽しい。ちょっと悪そうな鬼っぽいセリフが聞きたい。さてどうなることやら。鬼無双が見たいなぁ。

アッパーシティを満喫中

こんにちは、管理人待望のアッパーシティです。
皆さん元気にアッパーシティを闊歩しておられますでしょうか?

今回からゲームの立ち上げ画面中の下部のメッセージにシティのトリビアが加わりました。管理人は例によって気になって仕方ない病を発病して、何度も立ち上げ直してしまいました。
一覧にしてみましたので、よろしければご参照ください。現在はトップページにもリンクがあります。或いは
Notes and Tables お知らせと各種一覧表を開いて頂くとその一番下にも追加されています。
[Trivia of the City シティのトリビア]
http://shadowcity.starfree.jp/_00trivias_of_the_city.html

さて、本題のアッパーですがストーリーがかなり作り込まれているせいで、ちゃんと読んでいないと良く分からない部分もあるのではないでしょうか?しかしその分、格別の面白さがあります。

特に最初の方はどんどん話が展開する上に、ミステリーらしくまだ明かされていない部分が匂わされているので、管理人も結構悩んだ記憶があります。特に時系列。サブクエストで出て来る話が一体過去のいつの話なのかが分からない為に、どの順番で事が進んだのかが複雑なのです。
管理人はその時系列が気になって話の各所から時系列を推測して並べ直して年表にしてみました。アッパーが出来たころに作った者ですが、分からなくなったら参照してみてください。これも現在はトップページにリンクがありますが、本来はサブクエストシリーズのアッパーの項目の上下にひっそりと存在していたページです。
[Chronicle of the Upper City アッパーシティの時系列的流れ]
http://shadowcity.starfree.jp/_00trivias_of_the_city.html

時系列にあるサブクエストの面白さはシティの発祥である「the Distortion 例の歪み」以前のシティが垣間見える所でしょうか。全ての発端はアッパーとロウワーを隔ててしまうほどの地震を引き起こした隕石の落下だったことが分かります。その隕石が落ちた後の鉱山で不思議な性質を持つ鉱石が見付かったところから、わらわらと科学者たちがシティにやってきて、その中の一人がコレクターだったのです。

前回のアッパーの事件簿No.16[Call of the City Dungeons シティの地下迷宮の呼び声]では、シンビオーテが鉱石にくっついていた話がありましたが、シティの霧を創り出しているのも、悪者シンビオーテとは別の存在で隕石にのっかってやって来た生命体かもしれません。シティのトリビアには霧は固有の意志を持っていると言うのが出てきます。

隕石にのっかって生命体がやって来るという考え方は、そもそもDNAの由来の学説にもあります。DNAはどうやって生まれたのかには諸説あって、隕石にくっついていたのではというのがあるのですね。この学説は、じゃあそのDNAは宇宙のどこにいたんだっていうのが問題になるのですが…。これを発展させたものがSuper Existence (スーパーイグジスタンス)という学説で、この宇宙より高次元にいる存在がDNAを含めこの宇宙を作ったのではないかという説で、アメリカの有名大学とかでも大真面目に研究されてたりもします。このSuper Existenceは単に超越した存在であるだけで神ではないので、進化論さえも認めたバチカンもさすがにこれは容認できないらしく、真っ向から反対しているとかいう記事を読んだことがあります。よくもそんな質問をバチカンにしたもんだと、ジャーナリストってスゴイなと変な感動を覚えましたが(笑)

ちょっと話は逸れますが、人間を含め、アメーバでも植物でも或いはコロナウィルスでも、地球上の生命体はみな同一の塩基でコードされたDNAを持っています。
DNAは4種類あってアデニン(A)・グアニン(G)・シトシン(C)・チミン(T)の四種類(一部のRNAウィルスはチミンの代わりにウラシル(U))。
その4つを組み合わせて、AGGCTCTAAのようにずらーっと並んでいるのです。そう、まるでコンピューターのプログラムのように。
管理人は常々DNAは超高性能なプログラムのようだと感じていて、そうすると人間も単なる超高性能な有機体ロボットみたいなものではないかなぁと思うのですね。人間が感情だと思っているものも、生存を有利にするための単なる電気信号に過ぎないのではないかと。

今回のお話では美味しいもの、不味いものが取り上げられていましたが、プログラムという観点から見れば、人間は生体維持に必要なモノを美味しいと感じる電気信号をレセプター(味覚・嗅覚など)から出すように作られているだけなのです。逆に腐っているものは危険なので、腐臭を感じたり、酸っぱい・苦いなど不味いと感じます。そう考えると、自分の意志で美味しいと思っているつもりでも、精巧なDNAプログラムによって、美味しいからもっと食べようと感じさせられている、つまりは良いようにのせられているだけとも言えます。
どれもレセプターからの電気信号なので、それを偽装する事は理論上は可能なわけですが、そうするとそもそも美味しいってなあに?それって本当に美味しいと言えるの?という超命題的な難題にぶち当たる気がします。美味しけりゃいいじゃんかとも言えますが。
おまけを言うと、それならなんで美味しいモノを食べ過ぎて糖尿病になったりするんだよという反論もあろうかと思われますが、DNAのプログラムは短くて数千年スパンで物事を判断しているために、ほんの数百年ばかり食糧事情が改善してもDNAは変化しないからです。本来、生命体は必死に食料を探さないと生きていけないので、頑張って食料を手に入れたご褒美として「美味しい」という感覚が脳みそからプレゼントされています。頑張って次も手に入れて来いよとのせられているんですね。管理人はそういう観点から、食料を必要とする全ての生命体には喜びという感情が備わっているはずだと思っています。つまり植物もアメーバも喜びは知っているはずだと。喜びという電気信号のために食料を頑張って手に入れるし、恐怖という電気信号の発信される危ないことは手を出さないと。管理人は人道主義的観点からではなく、科学的な見地からいって、感情は人間だけが持っているとは言えないと思っています。まあ、アメーバになってみないと分からないことですが。
全然今回のイベントと関係ない話になってしまいました。すみません。

さて、霧はどうやって自分の意志をもっているのでしょう?もっと言えば、どうやって記憶を保存し、情報を伝達しているのでしょうか?
色んなサブクエの話を繋ぎ合わせた管理人の推論では、霧はその粒子に記憶を保存していて、粒子同士で電気信号をやりとりする事で、脳みそのシナプス回路のように記憶を伝達しているのではないかと。端的に言うと、霧は大きな一つの脳みそなのではないでしょうか?
【Reality Distorter 現実を歪めたるモノ】やら【Taming the Fog 霧を手懐けて】を読むと、霧は電子と似たような性質をもっている様ですし、脳波のように固有の周波数があるらしいです。

シティの霧の話は色んな学説の中で、夢のあるものをふんだんに取り入れたもので構成されているようですが、時々専門的になり過ぎて、前提となる科学的な学説などを知らないとこれが何のオマージュなのかが理解しがたいお話もあるかもしれません。でも、分からないなら分からないなりに楽しいお話であると思いますし、科学オタクの管理人からしてもそれなりに科学的根拠のあるストーリーになっていると思います。もちろん大半は現在の科学技術下では不可能なファンタジーではあるのですが…。ファンタジーと現実の科学の混ざり具合が絶妙だと面白いんだよね!

今回のイベントは余談みたいなお話でしたが、今後のストーリーの展開はどうなるのでしょうか?管理人はいくつか予測を立てていることがありますが、ここで勝手な憶測を述べるのが良いのか悪いのか分からないために、備考欄でもずーっと躊躇しています。トリビアに霧が意識を持っているとはっきり出て来たので、管理人の見解を述べても大丈夫かな?と思えましたが、まだほかにも気になっている事がありまして…。
Masterのその後(これはほぼ確定)、Jacobの写真の三人目(超大胆仮説)、Order of the Five 五賢守護団のメンバー(完全に憶測)についてこれなら辻褄が合うなという管理人の仮説があります。それにヘレンの母、クラリッサ婆さまの過去。仮説を完全なものにするには一部登場人物が足りないので、もしかすると今後のアッパーで登場するかもと期待を寄せています。仮説を公表した上で、他の人はどう思うかを聞いてみたいという衝動にかられてどうしようか悩み中。仮説のつじつまが一部合わない今だからこそ、それを埋める仮説がないものかと聞いてみたくなったり、でも、話が進むまでまっさらな気持ちで読みたいかもしれないじゃないかと思ってみたり…。

すっかり長くなりましたが、公開交換日記らしく巻戻りさんにメッセージを。
いやあ、やっぱり気があうね!クラーケンの装飾のお椀、管理人もものごっつい欲しかったんだよ!え、なにこれ欲しい!が一番の感想だったんだ。
ついでに尊もあれば完璧。双牛尊にぬる燗を入れて、クラーケンのお椀にマヨネーズと唐辛子を混ぜたソースをいれて、あたりめとエイヒレをあぶって食べながらちびちび飲みたい。
いかん、あんまり書くとへんなイメージがついてしまう。
いや、いつもそんなじゃないぞ?たまにだぞ?

余計な事を書いてしまいそうになる前に、アッパーに顔を出してこようかな…(そそくさ)

ピスタチオとの遭遇

現イベントも終わり、次は管理人様もお待ちかねのアッパーですね。 当方は「Negotiation Room交渉室」の『Playing to live命がけのゲーム』中に巻き戻ってしまいブラック長官とレイドンをお救い出来ませんでしたので、お会い出来た暁にはお詫びせねばなりません(笑) 


公開交換日記!その発想はありませんでしたが確かに交換日記状態です。しかも全世界に向けて絶賛公開中!(笑) 何だか相手が自分で申し訳ない気持ちもありますが、そこはもう諦めて下さい。 こちらでは何故か張り切って書き込んでいる巻き戻り太郎ですが、他ではほとんど書き込みなどせず、某掲示板では荒れ狂う時も穏やかなる時もずーーっと皆様のやり取りを眺めるのみで、巻き戻った時に初めて書き込みをしたくらいです。以降もう1回書き込みましたが、自分の環境ではお役に立てなかったのでそれきりです。なのでコメントはしないけれど投稿を読むのは面白いと思って下さっている方はきっとおいででしょう。何より折角の管理人様の博識をもっとバラ撒いて頂かねば勿体ない事です。自分などはマニアックにはまだまだ程遠く、管理人様の解説や交換日記(笑)にての書き込みに「はー!ほぉ~!へ~!ふぅぅむ・・・」などと感心したり驚いたりしているだけです。シルクハットにあんなに呼び名があったり「浅葱裏」なるものも初めて知りました。

このコメント欄の管理人様の11月7日の投稿でお教え頂きワクワクしながら待ち構えていた「アレックスのピスタチオ」にやっと遭遇できました。ブラウザ版の方でクエストが出てきました。Red Rose Cafe's collection#10 『Kraken's Curseクラーケンの呪い』の一幕です。日本語訳では・・・

ーたまにピスタチオを注文するんだ。僕が生きていた頃に好きだった物なんだ。どんな味だったか思い出したいんだよ。昨日、ピスタチオが「クラーケンのお椀」に入って出されたよ。きっとあれがカード詐欺師が探している物じゃないかな。探してみてくれ。

ー「クラーケンのお椀」を見つけたね。すごいよ。教えてくれ、ピスタチオの匂いはするのかい?これでカード詐欺師が秘密のトーナメントを見つけられるなら、持って行ってあげてくれ。

ただそれ(ピスタチオ)をじーっと眺めてる・・のくだりが割愛されているのでイマイチ暗さが伝わりません。それに味を思い出したいのに匂いを聞くの?となってちょっと意味不明です。管理人様の訳、或いは英文を読むとそういう事かと納得できます。しかしながら自分が一番驚愕したのは「シティにはクラーケンがデコレーションされたお椀があり、それでピスタチオを提供する店或いは場所がある」という事です。欲しい!このお椀欲しいです!ピスタチオも良いですが、自分は柿ピーとか落花生を山盛りして頂きたい。どこぞの企業様の春のパン祭り的な催しで提供して下さるなら必死でシール集めます。


アカウント間の上書き問題ですが、Windowsアカウントを設けてそれぞれ個別にログインすれば良い事はわかってはおりました。そもそも別アカウントを作る時にWindowsアカウントを設けてそこから作りました。ですが巻き戻り先には現在4アカウントあり、ちょっと面倒でズボラをした結果のこの有り様です。WinアカもPCを初期化した時に消滅していたり別PCでアカ作成していたりしていて、でもやはり面倒だけどアカウント毎にWinアカも設けるべきか・・などとのんびり考えていたところまさかの5度目が来まして(泣) 前回の管理人様の助言を思い出し、別Winアカからログインしてみました。すると上書き前の状態でログインできたのです!が・・じゃあこの後どうしよう?これで他のアカウントにこのまま切り替えたらまた同じ事が起きるだけではないか。そこで元のWinアカに戻ってログインしてみました。先程の正しい情報で更新されててくれないものかと祈りつつ・・ですが結果としては上書きされてしまいました。現在も運営さんに対処願っている最中です。

前回自分が書き込んだログイン情報の保存についてですが、有用であるならどうぞお役立て下さい。ちなみに担当さんからのお返事の元文は

”The game progress is stored on the remote server and game saves refresh every time you launch the game. The server stores 5 last saves from your device. That is why we asked you not to launch the game in our initial reply.”

”ゲームの進行状況はリモートサーバーに保存され、ゲームを起動するたびにゲームのセーブデータが更新されます。サーバーは、デバイスからの最後の5回の保存を保存します。そのため、最初の返信でゲームを起動しないようにお願いしました。”

自動翻訳だと思いますので日本語訳はおよよな箇所もありますが、いつも訳がついてお返事が来ます。この時は問い合わせをしてこの回答を頂くまで1ヶ月程経過していたため待ちきれず、上書きが固定されてしまいました。自分のゲーム環境は皆様とは少々違うので、他の皆様への対応も絶対にこれかと言われると確信はありませんが運営さん側のサーバーの事なので違いはないのではと思います。

そうそうルビーが来たら、アイツまた「だぁ~~!」ってなってるぜって思い出してクスクスしてやって下さい(笑)


指南コンパスについてもう少し・・・前回も触れた「Oriental Temple 東洋の寺」の盤の上に乗ったスプーンですが、見た記憶はあるのに何故はっきりしないのだろう・・そうか、探していないからだ!レベルが上がると探し物リストに加わるのだろうか?そんな時こそFandomで確認です。ああもうリンクがめちゃ便利です。あちらで確認しましたら、レベルが上がってもリストにはありませんでした。ただギャラリーにレベル別の画像があり、そこにはバッチリありました。指南コンパスは背景の一部として出てくるんですね。LevⅢでは左手前の階段の辺り、LevⅣでは石畳の真ん中辺りに出現しますが探し物と場所が被る等出現しない事もあります。道理で記憶が曖昧なはずです。

高楼を「Shrine Tower」や「Chinese high-rise architecture」、てるてる坊主を「Good Weather Charm」とした場合、意味は伝わりやすいと思いますが、単語というよりは説明文に近くなるので文字数が多くなります。そうなるとPCはともかくスマホでプレイしている皆様はちょっと大変かなぁと思います。ぱっと見てすぐ読める事もこのゲームでは大切な気が致します。自分PCなのに「ウインド チャイム」でも長いと思っています(笑)

「Chapel Basement 礼拝堂の地下室」は他にもツッコミどころが満載過ぎて、一切合切を地中に埋めて亡きものにした感があります。仏教の攻撃力!確かに仏教系過激派とかはあまり聞きませんから攻撃力としては低そうなイメージです。


The Remains of the Dayに興味が湧いたのは、1950年代のイギリスのお話だったからというのも理由のひとつです。80年代にBBCで制作されたアガサクリスティーのミスマープルのTVシリーズがとても好きで、あちらではゴシントンホールという素晴らしいお屋敷が登場します。スティーブンスの勤め先もこんなお屋敷なのだろうかとイメージしています。プロローグを拝読しましたら続きがありましたのでそちらも読ませて頂いています。

ああそして今日も爺さまで頭がいっぱいに…

ほぼ公開交換日記の場と化しているこの掲示板ですが、きっと脇から覗いて楽しんでいる人もいるんじゃないかと勝手に思っています。管理人はストーリーの事ではほぼ分からない事はないと思いますが、システム的な事になるとお手上げなので、もしいい解決法を思いついた方がいたら、ぜひ書き込んで下さい。
巻戻りさんにおかれましては、管理人的に公開交換日記も結構楽しいと思い始めている今日この頃ですので、よろしければぜひお付き合いください(笑)。

さて、アカウント移動中に落ちると、移動前のアカウントデータが移動先のアカウントに上書きされてしまうという問題でしたが、PCであれば、ウィンドウズそのもののアカウントを別に作ってそちらからログインするという方法もあります。(すでにやっているけどめんどくさいからやってない、だったらごめんなさい。)
管理人はその方法で別アカウントを維持しています。実はこの方法なら絶対に上書きは起こらないのです。ウインドウズが別アカウントだと別のユーザーであるとアプリが判断するらしく、必ず閉じた時のゲームアカウントで立ち上がります。ゲーム内で移動する必要がないので上書きが起こらないのです。
マイクロソフトショップでのアップデートは一つするとウインドウズの全アカウントでアップデートしたとみなされるので、いちいちマイクロソフトストアに行く必要はありません。但し、各ウインドウズアカウントで最初に立ち上げる毎にゲーム内のダウンロードに時間は取られますが。
巻戻り以降4回もとなると結構大変だなと思ったので、解決法の一つとして取り急ぎ書き込ませて頂きました。管理人も最初の頃、別アカを作るのが怖いなと思っていたところに某ストーリースレで先人にこれを教えて頂いて、今でもこの方法です。メインのデータが吹っ飛ぶのだけはそれはもうがっくりきそうなので。
上書きが起こる環境が分からなかったのですが、巻戻りさんのお話で納得がいきました。結構困っている人がいるかもしれない事象ですね。
G5サーバーには5回分のログインデータが残されていると言うのも大きな情報かと思います。日本語版Hidden CityWikiに書き込んでもいいかもしれない情報ですね。すでにあるのかな?
まあこういうのは何回でも書いておけば、どこかで誰かが救われるという世界かと思いますので。

「…(ルビーがコロン)…はっ!」ぷぷぷ、笑ってはいけないのに笑ってしまう。管理人はルビーを見る度に巻戻りさんを思い出しています。

司南コンパスについて
Oriental Templeにある盤の上にのったスプーン!確かにそんなのが手前にでっかくあったぞ。全然頭の中で繋がってなかった!管理人も今回初めてWikipediaでこのコンパスを知りましたが、寺で見てたはずなのに気付かなかったなんて…(驚)!
Wikipediaによると占い道具であって、コンパスではなかったのかもとありましたが、管理人はやっぱりコンパスにもなっていたのではと思います。ただ、正確な東西南北となると太陽や星の方が確実であって、実はあまり使いどころがなかっただけなのではないでしょうか。コンパスも中国が最初だったとは思いたくない人たちがいるようですが、近代に入る以前の中国は何に付けても最先端という発展ぶりだった事を考えると、司南があるのにコンパスはないというのはかえって無理があるのではと思っています。
近代以前どのくらい技術や知識、更には国力の差があったかというと、コロンブスがようやく世界一周をしたころ、中国はそれより前にその20倍の規模の船団を率いてアジア一帯の地図を作ったりしていました。コロンブスのサンタマリア号が三本マストの108t、船団は1500人に対して、鄭和(ていわ)の旗艦は9本マストの8000t、船団は3万人だったそうです。やろうと思えば世界一周なんて軽かったのにしなかったんですね。当時の中国は、朝貢国が来ると大国の威信にかけて貢ぎ物の10倍を持たせて帰らせていて、あまり版図が大きくなると財政が厳しくなるところから、版図拡大に乗り気ではなかったのが大きな理由らしいですが。話がそれました。

管理人もかなりマニアックなんですが、巻戻りさんもなかなかマニアックで素晴らしい。まあこのサイトにお越し頂いている方々は、多かれ少なかれそういう傾向のある方々なのだと勝手に思っています。仲間認定すんな!という方がおられましたら、申し訳ございません。

クエストアイコン、やっぱりあった方が良さそうですね。実は管理人も上下にスクロールしてました。そんなに手間でもないんだけどと言う所も一緒(笑)

翻訳の宗教問題に関して、仏教については途中からそれを抜くと話が分からなくなると諦めたのかなと思いました。まあ仏教に纏わる対立だって、歴史上あるにはあるんですが、攻撃力が低いからと容認されているのかも。高楼をPagodaとしなかったら、何と訳すのかと言われると管理人も頭を捻ってしまいます。Shrine Tower? Chinese high-rise architecture? まあそもそも中国や日本にしか存在しないものに対する正確な英語は存在しないわけで…。てるてる坊主がAmuletでも仕方がないのです。でも、Good Weather Charmくらいにはしても良かったのでは?と思わないではない(笑)
仏教以外の攻撃力の高い宗教についてはなかなか取り扱いが難しいのでしょう。ごくたまに聖書由来の逸話が出てきますが、あくまでも物語扱いですし、実はアラブの宗教の聖典も旧約聖書と似たような話を踏襲していると聞いたことがありますので、ぎりぎりの範疇なのかもしれません。「Chapel Basement 礼拝堂の地下室」がなくなったのも、その辺が理由かもしれないなぁと管理人は邪推しております。Chapel はまずいと思ったのかも。

Top Hat のシリンダーについて
実はTop Hat (シルクハット)にはCylinder Hat(筒状ハット)という別名があります。それを知っている人ならCylinderと言われてシルクハットを思い浮かべられるのですが、これはかなり厳しいかなと。シルクハットは他にも
Stove-pipe Hat (ストーブ煙突ハット)
Chimney-Pot Hat (煙突ハット)
High Hat, Tall Hat (のっぽハット)
Topper (てっぺんのやつ)
などなど、変な呼び名がやまほどあります。
ただ、現在ではシルクハットをかぶる事が稀になってしまったので、そういう英語もかなり古い英語でして。つまり現代英語にしか馴染みのない人にはCylinder Hatという英語は古い。
日本語で言うなれば、田舎侍を浅葱裏(あさぎうら)と呼んだようなそういう英語なのです。(浅葱裏とは着物の裏地のタイプの事で、野暮ったい着物の代名詞。現代で言うならジャージの上下。)
まあそういう管理人だって、管理人の子供の頃はとなりの叔父様がトップハットを被ってお出かけしたり、おじい様が浅葱裏を着て出かけてバカにされたりしてたわけではありませんが…(そんなのいくつなんだ!)。

英語は日本語ほど時代に左右はされず、あまり変化していませんが、語彙は若干変わっています。日本語の場合は明治維新の際に標準語を作ったせいで、江戸時代とそれ以降で言葉にかなりの壁があります。現在使われている日本語の大部分は明治以降に作られたものなのです。
シェークスピアの英語が古くて難しいと思っておられる方も多いと思いますが、はっきり言って日本の同時代の文章を読むよりずっと簡単です。一部の動詞、助動詞の変化を除けば単語はほぼ現代と同じですから。日本の場合は古文になると名詞から違ってもう別言語です(泣)

古めかしい英語と言えば、The Remains of the Dayのスティーブンスはドライブの事をずっと motoringと言っています。現代英語ではdriving。意味は分かりますがちょっと古めかしい響きがありますね。
そういえばあれも爺様の話だったな。どうしていきなりあの本が読みたくなったのだろうと思ったら、シティの爺フィーバーに影響されていたのだろうか?どうりでテイストが似てると思ったワケだ。主人公が爺ではないか!
なんて影響されやすいんだろうかという自分に驚愕している管理人でした。

近頃のシティはお爺様方大活躍!

新イベントは中国ロケでしたね。ここ最近はイベント期間が長いので、春節の頃にイベント終わりが来るようにしたのでしょうか。そしてまさかのお爺様3連発!しかしながらどなたも趣深く、またお爺かなどとは思わせないところが流石です。

それはそうと、新イベントが始まって10日程でイベントクリアと翻訳と解説まで終えられていて相変わらず仕事がお早い。その上中国語版もチェックされてるとか、覗けるものなら脳みそ覗かせて頂きたいくらいです。こちらは少し前にイベントとサブクエをやっと終えたところです。


そもそも当方は推奨環境ではないので致し方ないのかもしれませんが、巻き戻り以降はレベルアップ時に決まって落ちるようになりました。あともうちょっとでレベルアップするなぁ・・と確認するも探索に夢中になるとうっかり忘れていて、気付くとルビーがコロン!で落ちていくのです(涙) 救いなのはアイテムが落ちてきた時などセリフの部分は表示された上で落ちるところでしょうか。身構える癖がついたのでブラウザ版の時にも「・・・(ルビーがコロン)・・はっ!・・ってこっちは落ちないんだったよー」となる事や「・・・(ルビーがコロン)・・はっ!・・って落ないのかーい!」と10回に1回くらい踏ん張ってくれる事もある事を新年(も大分過ぎましたが)のお喜びとともに奉納したいと思います。

レベルアップ時以外でも落ちる事が多々ありまして、特に困るのが『アカウント移動中に落ちて立ち上げ直すと移動前のアカウントのデータが移動後のアカウントに上書きされた状態で立ち上がってくる』問題です。某掲示板でも時々報告が上がりますが、当方は巻き戻って以降既に4回発生しており、つい先日も運営さんに対処願っていたところです。ゲームバージョンに関わらず対処して下さるのは有り難い事でもあります。自分の担当さん曰く「サーバーにはデバイスからの最後の5回(のログイン情報)を保存し、ゲームを起動するたびにゲームのセーブデータが更新される」との事で、対応が終わるまでログインしてくれるなというのはログインの度にデータ更新が起こって、戻したい時点のデータが失われていってしまうからという事のようです。昨年11月に起こった時には運営さんも忙しかったようで中々返事が来ず、待ちきれずにゲームを始めてしまった為戻せなくなってしまいました。ストーリーの事ではなくて恐縮ですが何かのお役に立てば幸いです。


今回のイベントの管理人様解説も情報量が満々載で、読み物として読んでるだけでも楽しめるのではと思える程です。そしてクエスト毎にコレクションの挿絵を冒頭に入れて下さってる!忘れん坊の自分には有り難い仕様です。実はちょいちょい上下にスクロールして確認しておりまして、手間と言う程では全くないのですが嬉しい追加でした。それにしても中国エリアはロケ地が増えてぎっちぎちの状態で、間違ってウエディングサロンに入場してしまいそうです。「Emperor's Palace 皇宮」の奥の方辺りが話的にも合ってるように自分も思いましたが、色々あってのあの場所なのでしょうね・・多分、きっと。

「双牛尊」の解説がこれまた丁寧で、美術館やWikiのリンクまで張って下さっていて早速飛んでみました。根津美術館の所蔵品も美しいですね。紋様も細かくて素晴らしい。解説をして頂いていなければ、あれが2重構造になってるだなんて分からなかったです。あんな美しいお燗器で晩酌出来るなんて羨ましい(笑) 仕事が終わって帰宅してあれが出てきたらシビレます。流石に美術館に所蔵されるようなものは儀式用や飾る用とは思いますが・・妄想が過ぎました。

イベントサブクエの『New Patron』の①「Sinan Compass司南(しなん)の方位磁針」の解説欄のWikiのリンク先に茶色の盤の上にスプーンが乗った画像がありましたが、これとほぼ同じモノが「Oriental Temple 東洋の寺」にあるではないですか!挿絵の方はスプーンではなくピンクの羽なので気付けませんでしたが、Wikiを見てから寺を探索して「あぁっっまんまのがあるじゃん、これ方位磁針だったのか!」と今更ながら気付いて驚きました。Wikiを見ていなかったら「何かの盤の上にあるスプーン」と今でも思っていたでしょう。

それと今回のロケ地の泉の縁の所に茶色のフサフサがぽつんとあるのがずーーっと気になっています。どう見てもこれ単体で存在して良いモノではないと思うのです。これって金絲猴のお手手なのではないでしょうか(怖) ローディングの待ち受けでは金絲猴が片腕を泉の縁に掛けているので、何かの理由でお手手だけ取り残されていると思われます。時折お手手にロザリオが掛かっていてシュールです。本体はきっと泉の中で遊んでいるんだよと思う事にしていますが怖すぎます。

最近でこそ「仏像」や「仏塔」と訳されていますが、以前は(巻き戻り先では今もですが)「人の像」だの「怪物の像」などと訳されていて、何て訳し方だと思っていましたがシティでは宗教色を出さない配慮がされているとの事で、なる程それならば納得です。宗教を感じさせないように配慮した上での「人の像」だったのですね。わかりにくいですが探せはしますのでギリギリを攻めた結果なのでしょう。そういった事を知るとよく考えられたゲームなんだなと改めて感じます。


前回の書き込みでカードシャープのシリンダーの訳について触れましたが、現在版でもこのクエストが来ました。訳はもう少し分かり易く変更されていましたがやはり「my cylinder」は「俺のシリンダー」と訳されていました。唐突に「俺のシリンダー」って言われて何だろう??と思っても大抵はそのまま読み飛ばすでしょう。巻き戻り前の自分も読み飛ばしていたはずなので。今になって些細な一文をこんなに残念に感じるとは予想だにしていませんでした。現在版を一から始めてみて色々な所が変わっていて驚いたり感心したりもしています。『Ghost Train』がメインになっていたり、#62『逃げ出した花嫁』のストーリーがもっと単純になってマーサと刑事が左右からスライドしてきて会話するバージョンになっていたりとクエストが始まる度に発見も多くて、新しく始めるのも悪くないものだと感じています。
物凄く残念なのは当方のスノーウィちゃんが相変わらずお地蔵様な事です。スマホとの連動で~との事でしたのでアンドロイドでログインを試みてみましたがお知らせだけが山ほど届くようになっただけでした・・・ぐすん。

最近の刑事の役回りと言えば、最初に現場に駆けつけて来て茶々を入れる・・のみ!(笑) もはやカッコ良さも事件解決も期待してないされてない(刑事なのに!) 感がありますが、会話の潤滑油としてあれはあれで良いのではないでしょうか。自分としてはカードシャープのメイン回また来ないかなぁなどと思っていますが・・・どうでしょうね。もちろん久し振りにブラック長官にもお会いしたいです。そして嫌味を言われたり褒められたりしたい(笑)


毎度好き勝手に長々書き込みをするせいで、他の方が書き込み辛いのではと危惧しています。もしそうだとしたらごめんなさい。でも言ってるそばから今回も長くなりました。最後に管理人様お薦めの「The Remains of the Day」のプロローグを少し読んでみました。まだほんの少しですが面白そうな予感が致します。

Cityとほぼ関係ないお話

ここを見ている方がどれほどいるのかは存じ上げませんが、管理人が最近すっかりはまっているお話がありまして、ご紹介。ミステリーではありませんが、シティが好きな人はテイストとして好きなんじゃないかと思います。

ノーベル文学賞を受賞された Kazuo Ishiguro さんの「The Remains of the Day」という作品です。意味は「残照」(陽が沈んだ後に残っている光のこと)ですが、多分に「追憶」を連想する表現です。
スティーブンスという執事さんの回顧録であり、謹厳実直で心温まるその人柄に時に感動し、時に微笑ましく、ひたすらハマっています。やっぱりKazuo Ishiguroって天才だなぁ。

プロローグだけですが、原文と対訳を作ってみましたので、執事好きな方はぜひ覗いてみてください。そして、ぜひ本屋さんで本物を手に取って、あるいはネットでポチっとクリックしてみてください。その価値はあります。
http://hiddencity.starfree.jp/The_Remains_of_the_Day-Prologue.html

これのお蔭で管理人の中の執事像はすっかりスティーブンス。シティの執事バーソロミューにもちょっとスティーブンスのテイストが混ざってしまったかもしれません。

英文としてはシティの英文と比べるとかなり難しい部類に入ると思います。単語は比較的簡単なのですが、スティーブンスがくどくどと考えるタイプなせいで、一文が10行ある感じの長文です。でもそのくどさがイイ。翻訳もそのくどさを反映させたせいで、日本語のクセに長いです(笑)

完全Britishな英語を感じてみるのにはいいのではないでしょうか?

新年(とっくに)あけましておめでとうございます。

Happy New Year, Hidden City players!

Thank you for visiting my site, and if you have any time, please write your comments down here.

新年イベントシナリオの翻訳が終わって一息ついたので…

閑古鳥の鳴いていたこのページも昨年末から頻繁に書き込んでくださる巻戻りさんのおかげで、枯れ木も山の賑わいになって来ました。ありがとうございます。
そしてそれ以前にもときどき書き込んでくださっていた方々もとても励みになっています。感謝しきりです。
このサイト、それなりに訪問者がいるようなんですが、どうしても一方通行になってしまうので、皆さんの様子が垣間見えるのはとても嬉しいです。
質問に限らずご自身のやっているクエストストーリーの独り言や愚痴など、なんでも書き込んでください。少なくとも管理人は、他にもこんなにヒドゥン=シティに住人がいるという感動に打ち震えることでしょう。

人によってはスノーウィがお地蔵さまだったりと思うままにならないことも多々あるでしょうが、ここに置いて行って頂けると、ちょっと厄落としになるかもしれません。少なくとも管理人は画面の向こうで来福を祈っています。一人の力ではあまり効果がないかもしれませんが。
個人的には巻戻りさんのレベルが上がる度に身構えるクセがついてしまったという発言に、失礼ながら笑ってしまった。そうです、このゲーム落ちる前に身構えてしまうんですよね。うんうん。
管理人の印象では、ミニゲームを連続でやる、フレンドを連続で訪問する、アッパーと下界を行き来する、などが落ちやすい条件の様な気がします。なので、そういう作業をした後、いったんゲームを閉じて立ち上げなおすように心がけると少し解消されるかもしれません。

さて今回、管理人の予想に反して、春節の2月ではなく1月に中国シナリオでした。
中国エリアはかなり初期から毎年数を増やしてゆき、現在
2017, Oriental Temple (東洋の寺)
2018, Emperor's Palace (皇宮)
2019, Pagoda of Legends (伝説の楼)
2020, Moon Gate (月洞門)
2021, Sun Pavilion (日輪の東屋)
2022, Tiger's Spring (虎泉)
なんと6エリアもあります。

今まではあまり中国のどこそこみたいな雰囲気がなかったのが、今回は確実に特定のエリアの風俗を描いたような印象を受けました。
管理人の個人的な印象では南西部の山間部、しかもかなり古代のお話を取り上げている感じです。
時代的には紀元前くらいの伝説の殷(いん)の時代、現在発掘されている国名では「商」の時代くらいのアイテムがぞろぞろ出て来て面白いですね。
どうでもいい事ですが、日本の歴史で習った「殷(いん)」は司馬遷の「史記」に出て来る国名で、「商」という国の史跡が発掘されるまでは伝説だと思われていた国です。現在ではその前の「夏(か)」の国も実在したとみられています。ならば何百年もの治世があった「尭(ぎょう)」とか「舜(しゅん)」とかも実在したんでしょうかね?中国は奥が深いです。
管理人は中国語だと漢字を拾うしかできないので、英語で読めるのはありがたいのですが、英語の難点は人名、地名、アイテム名が音しか分からないことです。漢字文化圏以外では漢字を出されても象形文字なので仕方がないのですけれども。
日本語にはカタカナという離れ業が存在するので、カタカナにしちゃうのもありっちゃありなのですが、雰囲気重視の管理人としては中国、日本シナリオにはできるだけカタカナを使いたくないと言うか、カタカナを見た途端に現実に引き戻されるのが嫌だと言うか。そのためアーティファクトも、合成につかうものを「仙術触媒」それ以外を「神器」としています。
今回どこまで中国語を取り入れるか悩みつつ、英語版シナリオにもアイテム名はかなり中国語が入っている事から、一部の名称に中国語を入れてみました。
今回のシナリオは今までより格段にフォーマルな英語も増えています。厳かな雰囲気を出したかったんじゃないでしょうか?刑事がちっとも役に立っていないところが微笑ましいですね。Openingは刑事だったのに、Endingはユイだったし(笑)

毎回すごいなあと思うのは挿絵なんですが、かなり文献を考慮して挿絵を作成しているのが見え隠れするところです。
一番感動したのは3章の①の双牛尊(そうぎゅうそん)。英語はZun(尊)になっていませんでしたが、これは実際に出土しているお酒用の器です。時代的には殷の時代くらい。二重構造になっていて、外側にお湯を入れ、内側にお酒を入れて温めるためのものだったらしいです。つまりホットウォーマーですね。残念な事にシナリオ内では話の流れ上細かい説明をできないせいか、あれが「尊」であることに触れられていませんでしたが…。ちなみに中国語版では「鼎(ディン)」になっていました。鼎は日本語では「かなえ/てい」と読み、穀物を煮炊きするのに使った古代の鍋です。英語版がBottleになっているのは尊が液体用の器だからでしょう。シナリオの備考欄にあるリンク先を参照頂けるとこの器が「尊」であることがお分かり頂けると思います。
こういう細かい所まで調べてシナリオが作成されていると、話に奥行きが感じられて素晴らしいですね。英語の文体からいって、英語圏の人だろうと思うのに、どうやって調べているのか不思議でなりません。
英語と中国語の文化や語彙の違いから英訳に苦労しているような風もありますが、そうとう調べている事は分かります。しかも今回中国語版を繁体字と簡体字を一つ二つ読んでみて、翻訳に違いがあるところを見ると、どうやら中国語も英語から翻訳されているっぽいです。不思議な感じがしますね。

ついでなので中国ロケの名称について少し。
Pagoda:日本語では仏塔と訳される事が多いのですが、恐らくシティでの英語では「中国様式の高層建築」という意味です。そもそも「塔」という漢字自体が元々は仏教の開祖お釈迦様の骨を奉納した「ストゥーパ」から来ています。日本語の「卒塔婆(そとば)」の語源になったサンスクリット語ですね。このサイトで仏塔とせず敢えて「楼(ろう)」としたのは、シティが特定の宗教から距離を置いている感じがビシバシと伝わるからです。世界展開をするための配慮なのだと思いますが、セリフ内のOh my Godさえ、Oh ancestors(ご先祖様よ)などに置き換えられている徹底ぶりなので、その苦労に敬意を表して仏塔とはしませんでした。宗教は風俗の一部という面もあるのでなかなか苦労している感はありますが。
「楼(ろう)」はなじみがなくても高楼という言葉はご存じだと思います。日本でも中華街に行くと○○楼というお店がいっぱいあります。「楼」は高い建物の事ですが、最近あまり見ない日本語になってしまいました。
英語ではMonkになっている老子も恐らくは道教(中国の土着宗教)の僧であって、仏僧ではないでしょう。老子は「老子の教え」として知られる中国の伝説の人物ですが、もともと「偉い人、先生」という意味でもあります。

月洞門(げつどうもん):英語でMoon Gateになっているこの満月型のゲートですが、「月洞門」と言う名の中国庭園の建築様式の一つです。日本だと鳥取県の「燕趙園(えんちょうえん)」がかなり本格的な中国様式の庭園で、この月洞門を備えています。だいたいは庭園の脇に配してあり、ゲートの向こう側の風景を丸く切り取って美しく見せてくれる働きがあるらしいです。まあマニアックなので建築の本でも読まない限り出てこない用語です。

日本語は漢字、カタカナ、ひらがなを駆使すると、ほぼすべてのニュアンスを表現できる素晴らしい言語だと思います。こういうお話を読むのには最適の言語です。ただ、散文的で解説書とかには向かない言語なので、数学とか物理を勉強するなら英語の方が有利でしょうね。そこは残念(笑)。

余談ですが、現在画像の軽量化に取り組んでいます。要するにPNGをJPEGにしようとしています。大きいサイズの画像から随時JPEGに移行中ですが、最難関のコレクション一覧はいつになるやら…。あれが重いんだよ(涙)。
取り合えず、マップ一覧は全部JPEGになったので、前よりちょっとだけ表示スピードが速くなったのではないでしょうか?

さあ、来月こそはアッパーのはず!ブラック長官の嫌味が懐かしい管理人です。
最後に長官の嫌味で最も印象に残っているセリフをご紹介
"Ingratiating yourself is another one of your talents."
「ご機嫌取りも才能に含まれているのかね。」
*ingratiateはラテン語由来のとっても難しい英語なので、いかにも頭が良さそうに聞こえる反面、内容が内容なので、絶対に使う機会の来ない超残念英単語(笑)。
長官の英語は知的なんだけど、嫌味炸裂で良い子はマネしちゃいけない英語なんだよね。
ああでもこれがいいんだよ。

モンスターとカードシャープとルミカ様と

A Happy New Year

明けましておめでとうございます。昨年中はこちらのサイトには大変お世話になりました。今年も何卒よろしくお願い致します。


モンスターの宝箱、こんなに見た目が変わっていたんですね。かつて自分がゲームを始めた当初はわんこそばよろしく次々と湧いてきたモンスタークエストが、現在版では出てきませんで(少なくても今の所は)、無用な戦いをしないでいましたから全く気付きませんでした。街の宝箱も変りましたが恐ろしく判別しづらい仕様で、開けては「これじゃないー」を何度もやってしまいます。なので画像付き解説ありがたいです。痒い所に手が届く系サイト、素晴らしい!

またクエストの出方も昔とは違って、イベント・メインクエの他にサブクエが1つ出て、コレクションが5つ集まるとまとめようがまとめまいが次の1つが出てくるスタイルで、以前のようにゲームを始めると怒涛のようにクエストがずら~っと出てきてどこから始めたらいいか迷う事がなくなりました。ミニゲーム固有だったクエストもあちこちのロケーションに行かされるスタイルになっていて驚きました。

AdeptやDiggerですがそんな意味があるんですね。「超越者」のあの見た目はモンスターの中でもカッコ良くもありますが、実際に遭遇したら泣いてしまう自信もあります(笑) 「穴掘り屋」さんについてもシャドウ=シティの地下で穴を掘っているという時点でヤバさ満載なわけですけれど、各種ミイラを掘り当ててシティに放ったのはもしかして「穴掘り屋」さんだったりするのでしょうか。


カードシャープについてもう1つ・・・『#33 文字通り命がけの』項にある『懐中時計』の中の「時計の針を探す」クエストで「針は俺のシルクハットの方を指している」とのセリフがあるのですが、大抵の場合シルクハットの事をtop hatと言っていますが、ここでは「my cylinder」となっていました。my cylinder=俺の筒=俺のシルクハットの筒の部分、という事なんでしょうが何という面白い表現をするんだろうと感心しました。そして誤訳の匂いがプンプンします(笑)・・・などと思っていたら偶然にも巻き戻った先でこのクエストがきまして、ワクワクしながら進めましたら案の定「シリンダー」と訳されており、「That's understandable, a Cardsharp's cylinder is a magnificent item!」の部分も「それは理解できる。トランプ詐欺師のシリンダーはすばらしいアイテムだ!」と訳されておりました。突然のシリンダー登場、絶対困惑するでしょう。知っているからこそ笑えますが、「また何の誤訳だよ」と諦めてさっさと次にいってしまうでしょうね。残念でなりません。


ルミカ「様」について・・・そうでした!称号じゃないですか。ミラード君は英語版では「Lady Lumica」と言っているんだなぁなんて思っていたのに気付けませんでした。ミラード君は空気の読める10歳児なので納得です。

ルミカ様ー失礼をば致しましたーははぁ~(深々)

称号云々抜きにしても管理人さまのルミカ様(というより雪の女王の方ですが)びいきはひしひしと感じますけども(笑)


ブラウザ版を始めた時、ちょっと様子を見る程度にプレイする云々などと申し上げましたが、何だかんだ言ってガッツリやり込み始めている自分に気付きます。恐ろしいゲームです・・・。明日から新イベント始まるのでしょうか。楽しみですがブラウザ版はアプリの皆さまより更新が遅いので、やきもきしながら某掲示板注視です。

モンスターの名前について

Merry Christmas!

モンスターの宝箱画像がアップグレードされたので、モンスターページの画像を追加しました。
宝箱が閉じた所は一瞬しか見えないのですが、古いのと見比べてみると随分画像が綺麗になっています。

モンスターで当初とても気になっていたのは、シャドウ教団の使徒であるAdeptです。Adeptというのは本来何かの道を極めた人という意味なんですが、シティでは人間の枠を振り切っちゃった人→人間をやめちゃった人として扱われているようです。どう表現したものか悩んだ末に、このサイトでは人間を超越した人という意味で「超越者」としています。時々サブクエストで悪さをしていますが、管理人的にはあの迫力が結構気に入っているので、今後とも頑張って暗躍して欲しいなぁ。

ついでなのでDiggersについて。
このサイトではまんま「穴掘り屋」と訳しています。diggerと言うと英語で連想されるのがお金とお墓の為、ちょっと差別的な響きもあります。つまり墓荒らし的なニュアンスがある表現なので、単なる採掘人とはちょっと違う怪しい雰囲気がありますね。ちなみにgold-diggerというのはお金目当てに男性と付き合う女性の事です。ちょっと前に削除されてしまったDiggers’ Stash(穴掘り屋のアジト)というロケーション名に使われていたStashという語も同じく結構アヤシイ単語で、ニュースとかでは使わないタイプの単語です。日本語で言うなら、「アジト」とか刑事さんたちの言う「ヤサ」とかがニュアンスが似ています。同じく隠れ家的な意味の単語にはCacheと言うのもあるのですが、こちらはCity's Cache(シティの秘密の保管庫)という名で珍品堂の隣に堂々と置かれている宝箱の名前になっているくらいフツーの単語で、ニュースではこちらを普通使います。アジトもなくなってしまった今、穴掘り屋さんたちに今後大きく活躍する場はなさそうなのが残念ですが。

モンスターは街の宝箱の鍵を何かしら持っています。どれが何を持っているか忘れちゃった人は[Notes and Tables(お知らせと各種テーブル表)]の一番上、雪の掲示板の右隣の宝箱アイコンをクリックしてみてください。宝箱の出し方と鍵の在りかの表に行けます。

最後にちょっとだけ、今回のイベントストーリーのお話を。
巻戻りさんがミラード君が「ルミカ様」と呼んでいるという事に気付いてくれたので、その部分について。まあ管理人が雪の女王のファンだったので、という部分もかなりあるのは事実なのでありますが…(笑)。
実は英語版ではミラード君はルミカ様の事を「Lady Lumica」と呼んでいます。Ladyは貴族の女性に付ける尊称で、男性であればSirに当たります。シティでは他にLady Peacock(レディ=ピーコック)やLady Rosemary(レディ・ローズマリー)が王族、貴族であるためにLadyが付いています。無理やり訳すなら孔雀姫殿下、ローズマリー様でしょうか。秋の精霊であるLady Autumn(レディ・オータム)もレディと呼ばれていますね。つまり名前の前にLadyを付けるのは、普通の文章の中でのladyとはちょっと響きが違い、いかにも恭(うやうや)しい感じが出ます。
本来であれば、シティの全員がLady Lumica(ルミカ様)と呼ぶべきなんでしょうが、今までの経緯のせいか皆軽々しくLumicaと呼んでます。ニコラスがいれば、ニコラスは多分Lady Lumicaと呼ぶでしょう。
「皆の者、ルミカ様であるぞ、頭が高い、ひかえい、ひかえい!」(笑)

来月は(順当に行けば)アッパーです。ブラック長官の嫌味が待ち遠しい管理人でした。

カードシャープも面白い!

今回イベから会話部分がより横長になったのと、登場人物が左右からシュルッとスライドしてきてシュルッとハケていくようになりましたね。思わず「おおぅ~」となりました。ですが編集は大変そうですね。ご苦労の程、お察し致します。またモンスターのビジュアルもずいぶん変わって、中でも一番変わったのはミイラではないでしょうか。徘徊中の姿からして色合いが違っていますし、包帯(というか布切れというか)の生地がボロボロになっているディテールのまあ細かい事!前回イベのアブナー氏の衣装・・・特に上着の生地の描き込みの細かさに共通するものを感じます。それと今回BGMもロケによっては変りましたね。エリア毎にほぼ統一になってバリエーションが減ったように思います。

ゲームが落ちても立ち上げ直したらちゃんと完了画面から始まるようになったんですね!ゲームが落ちた時に発生するトラブルは数あれど、読めなかった会話部分などはアイテムやルビーと違って戻して貰う事はまず無理でしょうから、管理人様からしたら素晴らしい改変だった事でしょう。パチパチ!良かった!当方巻き戻り先ではレベルアップの度に落ちるので、ルビーが転がってきたら身構える癖がつきました。身構えたところで落ちるんですけれど(笑)


カードシャープについて・・・そもそもカードシャープという呼称をこちらで見るまでは知りませんでした。日本語版の「カード詐欺師」や「女狩猟家」って何ちゅう呼び名だと思っていましたが、不思議なもので毎日のように目にしていると慣れてくるものです。しかしながら「カードシャープ」や「ハントレス」の方がいい!しっくりきます。今ではこちらの方の呼称で脳内変換するようになりました。

今回読み直して先ず驚いたのが『魔法のデッキ』でのカードの並びで街が変わるというセリフです。某ストーリースレでも触れられていたので何となく予想はしていましたが・・・しかもデイリーの宝箱もこのカードのせい?との記述もあり彼と彼のカードに対して見る目が変わりました。このクエストやってるはずなんですが全く記憶になく、サラッと忘れているのかそれともこれがガッツリ割愛されてしまった部分なのか、いずれにしてもこんな重要な話を今まで知らなかった(忘れてた)なんて眩暈がしそうです。デイリーの宝箱と言えば、日本語版ですと「影の街のこの天気のいい日に会えるとはな、相棒。見てみろよ。霧がほとんど晴れて・・・ああ、そうそう・・・街の底深くから出てきた宝物とアーティファクトのきらめきが見える。見てみたいか?」と訳されています。"Well met on this fine day in the City of Shadows, buddy."の「Well met」(これも初めて知りました!)と合わせて「この良き日」と言われると古めかしい感じが伝わるところですが「この天気のいい日」などとド直球訳されると、まるでシャドウ=シティは毎日晴れてるみたいになってしまいます。折角カッコつけて言っているのでしょうに残念です。そしてこちらでお教え頂くまで「天気のいい日」にさして疑問を持っていなかった自分も残念です。またこのセリフ、buddy呼びなんですね。カードシャープがbuddyと呼んでくる記述をあまり見かけなかったのでちょっと意外な感じがしました。

『ツタンカーメンの秘宝』も早速読んでみました。呼び方、グレードアップしていますね(笑) もう日本語版がどんな訳だったか・・コレクションは覚えているのにお話はぼんやりとしか思い出せません。でも改めて読み返すとやはり面白いですね。シティのいつもの面々が代わる代わるやってきてやいやいする、呪われてるんですけどほのぼのと言うかいかにもシティっぽいお話でいいですね。

『喫煙具』は最初期にクエストが出て来て、カードシャープの人となりがとても理解しやすい良く出来たお話だと自分も思います。そして管理人様の仰る通りとても褒め上手。予想以上に良い物を持っていった時はもちろん、シンプルなシガーカッターを持っていった時も、細工や装飾の凝った物をとても褒めて喜んでいるので本当はシガーカッターだって豪華な物の方が良かったでしょうが「シンプルで切れ味が良いほどいいんだ。盗られちまうかもしれないし」などと言って煽てておく辺り、中々の人たらしです。そして大概の場合、必要な物が揃うとさっさとどこかへ行ってしまうという(笑) 『神秘のトーナメント』が現在版のアカウントの方で始まったので、スクショしてこちら様の訳と比べてみましたがこのお話については大きな差異はなかったように感じました。こちらもカードシャープらしくて面白い。また彼はプレーヤーへの呼びかけもとても多彩なんですね。日本語版では時折「すいません!」などと訳されて呼びかけられるので(笑)何事かと思った事が何度かありました。


今回のイベント、10歳の爺様の感じがとても良く表現されていて感心しています。BIG!ありましたね。あちらは節々が痛くなるほど成長はしてなかった様ですが(笑)

ミラード君の服装もですが困った表情とあのポーズで「ああ10歳なんだな」と思わせられるのは流石です。アブナー氏は本物の爺様なのでこちらは渋さと貫録が上手く表現されていました。しかし19歳は流石にちょっと・・うーん・・(笑) でも若くて美しいトロフィーワイフが欲しかっただけ~とかではなく本当に恋しておられたようなのでそこは好感持てます。

管理人さまのルミカ『様』付けと、何かにつけてニコラスの心配をしている様子にニヤニヤが止まりませんでした。しかもミラード君にも『様』で呼ばせてる!(笑) また白雪姫=ルミカ様説、少々強引ではありますが面白いです。自分も小人さんメンバーだったのか・・・(笑) ルミカ様と雪の女王はポーズやなびく御髪、衣装のディテールがほぼ同じなのに色合いが違うとこうも印象が変わるものなんですね。またコレクションを探す、または見つかって受け取る時に出るセリフ部分の枠の上になびいた御髪が描かれていて、こういう所が非常に細かいなぁと感心しました。ただルミカ様のティアラは太郎的にはイマイチです。少々安っぽく見えてしまうのは自分だけでしょうか。

willとbe going toの違いとanythingとsomethingの違いの解説、目から何枚か鱗が落ちてきました。今回も勉強させて頂きました!ありがとうございました。

カードシャープについてアレコレ

現在2021年クリスマス、今回それなりに仕様が変わりました。会話の画面が横長ワイドになって、モンスターの宝箱の見た目が変わって更には開くムービーが追加されて、幽霊の画像が更に細かくなったような…、これは前からかな?現在一部のモンスターは動いていますが、そのうち全部動くようになるのでしょうか?容量圧縮との兼ね合いがありそうですが。
ただしモンスターの宝箱は以前は全種類別々の画像だったのが、狼男系(3種)、ガーゴイル系(4種)、ミイラ系(2種)の箱は共通の外観になったみたいです。つまり13種類→7種類に。まあそれでも多いけど。
そして一番衝撃だった仕様変更が、ロケでクエストアイテムを拾った時にゲームが落ちてしまうと完了画面が読めなかったのが、ちゃんと次に立ち上げた時に完了画面から始まったことでした。すごい!すごいよ!スタッフの努力に全力で拍手。パチパチパチパチ!
これで今まで程ビクビクしながらストーリーを進めなくてはいけない心配が減りました。まあ気は抜けないんですけど。

さて本題、カードシャープのお話が出たので(嬉々として)その話題に…。
実はカードシャープは初期の頃、管理人が最も好きだったキャラクターでして。本編は減ってしまい現在二つだけですが、サブクエでは断トツの登場回数を誇るキャラクターですね。しかも面白いのが多いです。本編になりそこねた話が多いのではないでしょうか?
実のところ、Cardsharpという単語がほぼ死語に近いので、最初は「こいつ何者?」と思った人がほとんどだったのかと思います。カードシャープというのは19世紀頃にカジノで活躍した職業で、一流のギャンブラーであり、一流のエンターテイナーであり、社交場の人気者でもあった人々です。マジックや話術を得意とし、その器用さと口先の上手さでカードゲームをやるわけですから、もう向かう所敵ナシというか、やりたい放題というか…。そんな感じですから「Cardsharp」の周りには常に羨望と嫉妬とごたごたがつきものだったのですが、どんなだったかと言えば、シティのカードシャープまんまだったのだろうと。当時を伝える有名な絵画の中には、相手を罠にかけるカードシャープの絵とかもあるのでイメージが悪いかもしれませんが、その名称は必ずしも差別的な名称ではなく、一種の称号のようなものでもありました。そのため、シティ内の会話の中でも「カードシャープ」の称号には時々賞賛の響きが混ざっています。
シティのカードシャープはと言うと、お調子者のようでいてなかなか教訓めいた金言を時たま吐きます。
中でも印象深いのが【Luck Generator 幸運発生装置】の
"We are all the architects of our own luck"
「人は皆、己(おの)が幸運を自ら作り出してゆくのさ」
という一言。深い。しかもこれをカードシャープが言うところが一層深い。
カードシャープの英語は独特で、性格が良く出ています。比喩が多く、ラフとフォーマルの使い分けが極端ではっきりしています。時に妙に古い英語を使っているときもあります。
代表的なのが、毎日宝箱と一緒に登場するセリフ
"Well met on this fine day in the City of Shadows, buddy."
「よくぞ参られた、この良き日、シャドウ=シティに、なあ相棒。」
Well met は17~20世紀初頭くらいによく使われていた英語で、Hail fellow well metの短い版です。
そもそもカードシャープという職業が活躍していたのがこの時代なので、古めかしいのはしっくりきますが。
カードシャープのサブクエはどれも面白いですが、特に面白かったと思ったのが、サブクエシリーズ#33 《Literally Life at Stake 文字通り命がけ》 に収録されている話。続き物ではないですが、どれも秀逸でした。【Tutankhamun's Treasure ツタンカーメンの秘宝】で呼びかけがmy friend(我が友よ)→ my dear friend(我が親愛なる友よ)→ my dearest friend(我が最愛なる友よ)に進化していくのがカードシャープ流というかなんというか(笑)
言葉回しが面白いのは#6 《Cardsharp's Amusement Facilities カードシャープの娯楽施設》のお話だと思います。頭の良さそうな言い回しが続きます。特に【Mystical Tournament 神秘のトーナメント】【Furniture for the Club 社交クラブ向けの家具】【Smoking Set 喫煙具】話としてはありきたりなのですが、誉め言葉のバリエーションが沢山出て来るのでつい乗せられてしまいそうになるのと、カードシャープがノリノリでカッコつけて喋っていて、緩急が面白いです。

最後になりましたが、饗応の庭のアブナー氏は確かに服のセンスが良かったですね。いかにもお金持ちっぽいのに上品で、あの服装のせいでアブナー氏、悪くないじゃんと思ってしまった(笑) ちょっと皮肉の効いた喋り方も頭が良さそうだったし。爺エンドも面白かったと思うけど、全年齢的にはムリなのかな?もう雪の女王×ニコラスのような衝撃展開はないのでしょうか…。
今回のイベントでも前回に引き続き「少年の心の爺さま」が主人公ですが、同じ爺でも中身が違うとこうも違うのか!と思ってしまった(笑) 今回随分子供っぽい仕草の爺さまだなと思ったらマジで中身が子供だったとは!ちょっとBigって映画を思い出しました。よくできた動きに感心して、変なところで感動してしまった管理人でした。

アレックス問題について

アレックスについての詳しい、そしてわかりやすい解説ありがとうございます。

某掲示板のシティのストーリーに関するスレッドを読みました。ずいぶん以前からアレックスについても議論がなされていたんですね。管理人様にしてみれば、今頃その話かいっ!とお思いでしょうに丁寧にありがとうございます。

やはりアレックスは人間の姿で「いられる」ようになっただけで、人間に「なった」わけではなかったという事なんですね。『画家のスキル』ではマーサが絵を描くことで得られる効果について説明してくれていますので、元ネタを知らなくてもやらんとしている事は何となくわかったつもりでいましたが、あくまでもアレックスは絵に描かれた事によって見る事が出来る、安定してシティに存在していられるようになっただけに過ぎなかったんですね。で、本体は絵の中で保管がなされていると。
確かにアレックスが登場するたびにシティ住民みんなでゴーグルする羽目になったり、時にはバレリーが幽霊になるリスクを覚悟でエネルギーをわけあったりしないといけないのは大変です・・・ゴーグル集団はちょっと見てみたい気もしますが(笑)

アレックスが行ってしまった事で「コンダクターを信用するな」のメモについて今後何かがわかるという事は限りなくゼロだと思いますが、メインクエストの『アレックスの天使たち』の最後でマーサがアレックスの死因について「なにか恐ろしい装置によってあなたは殺されてしまったのではないかっていう気がしてるのよ」と言っていた「装置」については、もしかしたら今後何らかの形でわかることがあるかもしれません。生暖かい気持ちで待ちたいと思います。

我々がちょっと・・いや大分暗くて時に自虐的なアレックスが大好きである事は間違いなさそうですが、ふんわりな設定と彼自身は元より彼にまつわるストーリーがかなりミステリアスである所も惹かれる要因かもしれません。謎が謎を呼んで次回続く~ってのに人は興味をそそられるものですからまんまとハマったわけですね。

ピスタチオ、まだやってないのに思い出したら可笑しくてしかたないんですが、どうしてくれるんでしょう(笑)

ストーリースレを読んで、もうひとつ興味が湧いたのがカードシャープのセリフ回しについてです。独特な言い回しを多用しているにもかかわらず、日本語版ではバッサリ割愛されているセリフも少なくないとか。カードシャープ関連のクエストも読んでみたくなりましたので、またちょいちょいお邪魔する事になると思います。



キャラクター達の言葉使いですが、英語の時点でお行儀良い仕様なんですね。日本語版のキラもヴェラもお行儀の良い標準語で「うちら」もなければ「お前」もありません。なるほど対象年齢を考慮しての事なんですね。言葉使いもそうですが、今回のイベント『饗応の庭』のストーリーの序盤で「この話大丈夫なのか?」とやや心配になりましたが、ストーリーが進むにつれ登場人物がことごとく物分かりの良い方々ばかりで拍子抜けしました。みんないい人。それぞれ色々あったようですが、すぐ改心。ちょっと早過ぎやしませんか。アブナー氏の最後の懺悔とも言えるセリフも道徳的で、大人の配慮を感じずにはいられません。でも対象年齢を考慮したと考えると、身も蓋もない殺伐としたお話にはできないよなぁと思わんでもないのですが、少々の物足りなさもあります。

こちらでは今後も是非べらんめぇのござるでよろしくお願い致します。

今回のイベントで一番感心したのはアブナー氏の衣装です。すみません服の話多いですね(笑) 元々絵が美しいこのゲームですが、今回のアブナー氏の衣装の手の込み様はまた格別でした。経済的余裕のある方の設定なので、上着の織柄や陰影、スラックスの折り目やステッチ、時計などの装飾品に至るまで細部まで美しく描かれていて、上等な織物の質感が見事に表現されていてまじまじと見てしまいました。


当方のスノーウィーちゃんは相変わらずお地蔵さまのままです。スマホ連動キャンペーンなんですね。クリスマスイベントが来たら動いてくれるといいのですが・・くすん。


クリスマスイベント、すぐに始まったようですね。面白く役立つ解説、そしてつぶやきぼやきツッコミ楽しみにしています。

おもにアレックスについて

質問があったので、アレックスについて少し

先のイベントでアレックスはシティを旅立ってしまいましたが、人間か幽霊かの疑問が最後まで残っている人もいるかと思います。その辺はサブクエまで含めてもかなり曖昧です。

続き物サブクエ#12 《Mysteries about Alex アレックスにまつわる謎》でその辺が順繰りに語られているのですが、厳密には人間になったとは言い難い部分があります。
サブクエは
#12-2【Resurrection Ritual 復活の儀式】で一時的に人間の姿を復活させ
#12-4【Inspiration from a Muse ミューズからのインスピレーション】で人間の姿を維持するのに莫大なエネルギーが必要となっている事が明らかになり
#12-5【An Artist's Skill 画家のスキル】で人間の姿を半恒久的なものとする
という感じで話が進みます。
問題の5【An Artist's Skill 画家のスキル】のサブクエですが、このお話はオスカー=ワイルドという実在の作家の「The Picture of Dorian Gray ドリアン=グレイの肖像」という有名な怪奇小説を土台にしたお話です。この小説では美青年ドリアンは年をとらず、その代わりに肖像画が年をとってゆきます。ドリアンの本性を肖像画に閉じ込め、逆に肖像画にあるはずの姿の方が現実に顕現して動き生活しているのです。
さて、サブクエではアレックスの肖像画を描いて同じことをすれば、幽霊と人間の狭間にいるアレックスの曖昧な本性を絵の中に閉じ込め、アレックスを「人間の姿」のまま現世に留めておけるという前提でお話が進んでいきます。これを人間になったとみなしていいのか?と言うのが質問の部分なのだと思いますが、管理人的には厳密には違うと思っています。
そもそも4【Inspiration from a Muse ミューズからのインスピレーション】でも人間の姿を維持するのに莫大なエネルギーが必要だとマーサは言っています。エネルギーが得られなければ、いつ幽霊に戻ってもおかしくないと。つまり、人間の姿をしてはいるものの、完全に人間にはなっていないのです。
5【An Artist's Skill 画家のスキル】の最後でマーサは
"While the Portrait of Alex is whole and undamaged, he will remain human."
「アレックスの肖像画が完全で傷一つない状態を保つ限り、彼は人間でいられるわ。」
マーサはremain human (人間の姿のままでいる)と言っていて、become human (人間になる)とは言っていないのです。
まあ逆を返せば、肖像画が完全である限り、アレックスの姿は人間そのままなのですから、厳密な人間になっていなくとも生活の上では支障はないといえます。見えるし触(さわ)れるという事なのでしょう。

2021年10月のイベント[At the Gate of Fate 運命(さだめ)の門にて]では、「アレックスは人間の姿を維持しているだけで、厳密には人間ではない」という部分が「死」の裁定に引っかかったものと思われます。アレックスの本性は相も変わらず肖像画の中に閉じ込められ、生と死の狭間にある曖昧な存在のままであるけれど、本来であればとっくに黄泉の門をくぐっているはずだと。恐らくは自動車事故で死んでいたはずだったのではないでしょうかね?

実はアレックスの続き物サブクエは、このあとアレックス=妖精さん説以上に大きな謎が浮かび上がって行きます。アレックスが去ってしまった以上、この謎は回収されないままになる事が残念。
最大の謎は、アレックス登場時に本編で出てきた「DON'T TRUST THE CONDUCTOR コンダクターを信用するな」ってメモ。意味が分からず仕舞いだったけど、知りたかったなぁ…。

結論、巻戻りさんの指摘通り、管理人もアレックスが大好きだったらしい(笑)

《Snowyについて》
管理人宅PC版CityのSnowyも当初置物のままでしたが、スマホでCityに訪問したら刑事が出て来てSnowyクエストが始まり、以降はPCでもSnowyが狩りに出かけるようになりました。Snowyの探索場面は多分にデモ画面ぽいので、スマホ連動推奨キャンペーンとかなのかもしれず。
しかし、同時期に動くようになったと某掲示板で書き込んでおられる人もいたたため、単純にバージョンが上がったのかもしれません。

《ご意見についての感謝》
キラの件、管理人は気を悪くするどころか大変貴重な意見だったと感謝しています。日本語版の口調は確認していないため、全く知らなかったからです。ですので、今後もおよよと思った部分はどんなことでも気にせず投稿してください。口調が全然違う事を知っていれば、本サイトがどうしてこの口調を採用しているのかの注釈をどこかに入れる事もできるかもしれません。
日本語版が丁寧なのは、英語版が綺麗な英語に絞られている影響だと思います。全年齢配信であることが影響しているのか、不自然なほど汚い語やスラングは使われていません。その傾向は月日を追うごとに強くなっています。日本語で言えば、大阪弁もうるせーなの粗野な言い回しもない、標準語オンリー。多少臨場感には欠けるきらいはありますね。
同じくG5のSherlockをちょっとやってみた所、19世紀英語(典型的ござる英語)とコックニー訛りが満載でしたから、ゲームの潜在的対象層によって英語の制限を変えているのでしょう。
おそらくHidden Cityは小さい子供も読むことを前提としていると思われます。子供がマネをしてもいい英語、日本語という制限があるのではないでしょうか。
当サイトの翻訳はその辺の大人の事情をまるっと無視して、下町訛りもござる口調も満載でお送りしています。それこそが個人サイトの良い所だと勝手に思っております(笑)

修正箇所もありがとうございます。漢字怖いよ。

連投ですみません

漆黒の羽根の呪いの右側解説部分に変換ミスかと思われる個所があります。
最初の一行目です。

取り急ぎご報告まで。

丁寧な解説ありがとうございます

管理人様

またお邪魔させて頂いています。
当方、少し前から現在のバージョンのゲームも始めております。ブラウザ版というやつですね。ブラウザからでも出来る事は知ってはいたのですが、巻き戻って以降Firefoxを採用していたこともあって諦めていたところ最近になってEdgeにWin8.1バージョンがあると知り、もしや・・・と思い導入、無事プレイが出来ている次第です。ただロードにめちゃ時間がかかります。こちらの方は今のところ雰囲気を味わう位に留めておくつもりです。
でもいつかアレックスを自分で見送れたら、と思っています。いつになるかわかりませんけども(笑)

アレックスといえば・・・ピスタチオのお話、まだ出合った記憶がありませんが面白すぎますアレックス!見つけたら笑いをこらえる自信がありません。出合えるといいなぁ、今から楽しみです。
それとアレックスは幽霊ではなくなっていたんですね。画材を集めるサブイベで、コレクションをまとめた後「これでアレックスは幽霊ではなくなったわ」とマーサに言われ、これは再確認だと思いこちらで確認しましたら「これで人間でいられるわ」とやはりマーサに言われていました。管理人様もツッコんでおられましたが、もしかして「人間になる」のと「人間でいられる」のとでは違ったりしますか?
幽霊ではないが命限りなき者・・・何でしょう、妖精さんにでもなっていたのでしょうか(笑)
ひとつ確実にわかった事は、我々は好きなキャラクターにブラック局長やミストレス、レディ=ピーコックをあげていましたが、アレックスの事がめちゃめちゃ好きじゃないか!ということですね。

キラについて
本当に余計なことを言いました。どうかお気を悪くなさらないで下さい。今までキラとレイドンはてっきり同僚だと思い込んでおりましたが、今回改めて飛行船ドックをやって、キラはレイドンのボディーガードだったのだと気付きました。アレックスの上記の件といい今回の件といい、結構忘れているものですね。管理人様の丁寧な解説になるほど!と感心致しました。ありがとうございました。そして大変失礼致しました。
キャラクターの口調に苦心されているとの事ですが、読ませて頂くこちら側としてもキャラが定まっているのは感情移入がしやすく大変ありがたいです。前回の書き込み後、レディ=ピーコックの見送りを思い出したら読み返したくなり、早速こちらで読ませて頂きました。アミーナの訳は秀逸ですね。イメージにぴったりです。わかる程度に古めかしくが難しいと管理人様もぼやいておいででしたね。ご苦労が伺えます。

Fandomは某掲示板でも書き込みが度々あるので知ってはいましたが見に行ったことはありませんでした。リンクがあったんですね!早速飛んでみました。なるほど便利です!そしてあちらも物凄い情報量ですね。Retired Locations が今の自分に特に役立ちそうです。1つの画面に1アイテムの全てが載っているのってどうしてるのでしょう。他のアイテムを上手に消しているのでしょうけど凄いですね。鉄道車両とか古い運命の部屋、旧魅惑の舞踏会など一部のロケーションはテキストのみでしたが、参考にできそうです。
このゲームの画像担当会社さんのサイトも覗いてみました。リンクありがとうございます。一時期キャラが動いていましたがあれもこの会社さんの仕事ですよね。カードシャープのカードがしゅるるっと動いたのを見た時はおおおぉおぉ~と感心したものです。でも一番驚いたのは飛行船が来た時のアニメーションですね。イベント時だけで今は見られないのが残念です。でもこちらにはスクショがあって懐かしく思いました。

Fandomは確かに凄かったですが、いやいやこちらだって凄い情報量です。お一人でなさってるなんて信じがたいです。腕が5本くらいあるとかないですか?(笑)

レディ=ピーコックとミストレスは向かっている方向は全く違いますが確固たる信念があって、それに向かって何があろうとも邁進するという姿勢においては非常に近しいものをお持ちだと感じています。あの強さに惹かれているのかもしれません。ミストレスはクリスマスの事となると一生懸命だったり可愛い所もありますね。ジュリーとの関係をこちらで読んだ時には驚愕致しましたが、それに関するストーリーがこの先あったらきっと面白いでしょうね。

自分がこれだけこのゲームにハマったのならできっと身内も(性格的に)好きだろうと勧めたらまんまとハマりました。ただ、イベントやその他のクエストはそこそこにクリスタルを延々やり込む者、まったりやる者などプレイスタイルは皆それぞれです。さすがにストーリーについて語り合ったりはしていません。いわゆる裏技的なものやこのアイテムが欲しいよだとかをチャットしたり何かの折に話したりする程度です。
ただ遠方の身内の無事をフレンドフィードで確認するという新たな活用法を見出しています(笑) 
なので攻略以外のお話がこんなにできるのは自分もとても楽しいです。好き勝手に書き込みすぎて申し訳ないくらいです。

今回のイベントはファンタジー感少な目ですね。現時点で自分が感じたファンタジーは栗の実のメッセンジャーくらいです。それにこんな方々が今までずっとシティに居たんだなぁとちょっと不思議に思っています。そういえば昨秋はボンマリート夫妻のお話でしたね。マリオもなかなかでしたが今回もなかなかです。メインストーリーくらいは終えられると良いなと考えています。終わったら復習に参ります。

そうそう、当方のスノーウィちゃんはミジンコたりとも動かないのですがどうしたことでしょう。よそ様のスノーウィちゃんはお出掛けしたりするというじゃありませんか。何が問題なのでしょう・・・悲しすぎます。


管理人より

巻き戻り太郎さま

詳しい感想をお聞かせいただきありがとうございました。
ストーリーにハマっている管理人としては、他の方がどういう風に感じているかを聞けるのがとても楽しいです。身近な人にシャドウ=シティ住民がいないため、そういう話に飢えておりとても楽しく拝見しました。
本当はそういうのを語る場を作りたくて、「でもそのためにはそもそもみんなが話を振り返って読める状態じゃないとダメじゃん」てな感じで始めたのにフォーラムの方はちっとも発展しておりません(笑)。

アレックスの旅立ち、自分も涙ぐんでしまいました。初期のキャラクターだったので、やっぱりそれなりに思い入れがあって、寂しいですよね。
妙に覚えているのは何かのサブクエで、ピスタチオが好きだから、食べられないけど注文して匂いを嗅いでじーっと眺めてるんだって言ってたのがあって、暗い!暗いよ!と笑ってしまったセリフがありました。
あの独特の暗さが良かったのに!

このサイトもここまで続くとは思ってもみなかったのですが、自分がとっておきたかったエピソードをまとめているうちに気付いたらこんなになっていました。
右端の備考欄はもう完全に趣味の世界なんですが、意外と需要があるようで有難いです。

当サイトの管理人は一人ですが、実は英語版Fandomサイトの管理人さんに一部足りないスクショを助けてもらった事があります。このゲーム、よく落ちるので一部テキストに抜けがあったのですが、お蔭でセリフの中抜けが埋められましたから、当初はとっても助かりました。向こうの管理人さんの一人がうちのサイトを見付けてFandomで紹介してくれたのがきっかけで、その後もお互い持っていないスクショを交換したりしています。
そういう経緯もあって実は全てのロケーションページに、Fandom の各ロケーションページへのリンクを付けてあります。アイテムを探す時に便利なんですが目立たないから管理人ぐらいしか使ってなかったりして(笑)
あっちのサイトもスゴイですよね。探索アイテムの全部の画像なんてどうやってるんだろうと驚愕です。あちらはwikiなので主要メンバーが何人かいるのですが、それにしてもスゴイ!あれに比べたらうちなんてストーリーに特化していてほぼテキストオンリーなので楽なもんだと思っています。

キラのセリフ!
そういう問題はあるだろうなとは薄々思っておりました。一回しか読めないので管理人は英語しか見ておりませんが、日本語版はぜんぜん口調が違うことはあるだろうなぁ…と。そしてそのせいで皆さんのイメージと違うという事もあるだろうなと。
キラのセリフについては「カッコいい男勝りの正義感」というイメージで翻訳していますが、治安の悪い地域で育ったのだろうという管理人の脳内イメージが口調に強く影響しています、すみません。彼女は生え抜きのエリート将校ではなく、ブラック長官が巷の用心棒を直接スカウトして来た変わり種なので、警察官みたいな口調では喋らないだろうと…。ヴェラと口調が似ているのは、二人とも育った環境が似ているという背景があると思われるからです。
音声があったらきっと二人は下町訛りでしょう。ついでにブラック長官とバイオレットは綺麗なクイーンズイングリッシュのはず。あの二人は上流階級の出身でいわゆるエリートだと思われます。

各キャラクターのセリフは誰が喋っているのかがテキストだけでも分かるようにと言うのをかなり意識しているため、各キャラクターの性格を強く反映した口調にしています。難しい英語は難しい日本語に翻訳する、英語にあるニュアンスをできるだけ反映するなど、なるべく原文に沿うよう気を付けてはいますが、管理人の脳内イメージがこのサイトの邦訳セリフの元になっているため、初出のキャラクターの翻訳が一番難しいです。出自や背景が分からず、イメージが固まらないと口調が決まらないからです。管理人が振り切れてるキャラクターが好きなのは翻訳しやすいからかもしれないですね。

好きなキャラがレディ=ピーコックとミストレスっていう性格が対局の二人なのが面白い。なるほど二人ともゴージャスです。そうか、だからミストレスはレディ=ピーコックをライバル視してたんだなと妙に納得。
このゲーム、絵も本当に綺麗ですよね。このゲームの画像を描いている会社のサイトがあります。
https://www.artstation.com/ab_games/albums/2240044
良ければ見てみてください。

およよと思った部分を教えて下さってありがとう!書きづらい事だと思いますが、実はとても参考になります。キラに関して、さすがに今更全部ですます調には出来ないのですが、それでも女性としての品を失わないように今後気をつけます。

長々とすみませんでしたが、また時々つぶやきを書き込んでくださるときっと管理人が喜びます。少なくとも管理人はとっても楽しみにしております。ありがとうございます。

お互い楽しくシティ生活を満喫しましょう!(笑)

またお邪魔しております

管理人様
こちらのサイトがマップのアーカイブのサイトと同一と気付いた時、ここの管理人様ならきっと某掲示板もご覧になってるに違いない、と巻き戻りを名乗りました。あの時とても的確なレスを頂きまして、多分こちらの管理人様ではと思っています。そうだとしましたら・・・きっとそうですありがとうございました。
しかしながら管理人様が見ている中で堂々とこちらのマップの紹介などしてちょっと恥ずかしいですね。

某掲示板でも書き込みましたが、日本庭園がイベロケの頃から始めてログインボーナスを外したのは2日くらいなので、自分もまぁまぁやり込んできましたが、イベントこなしつつ翻訳して解説もしてツッコミも入れる、もちろんサブイベも~って一体どうなっているのかと本当に驚いています。しかも早い!もしかして管理人様は3人くらい居るのでしょうか?

お陰で前イベのアレックスのお話も最後まで読むことが出来ました。読み終わった後涙ぐんでしまいました。巻き戻ってあちらの世界でゲームは続けていますが、つい最近アレックスに「やっぱり君はこの街でただ一人の友達だよ」とか「僕がこの街を出るときには必ず君も連れていくよ」などと言われたばかりなので寂しさもひとしおです。
レディー・ピーコックを見送った時も、良かったんだよねこれでと思う気持ちと寂しさとそんなところに行って大丈夫なのか?が入り混じった何とも言えない気持ちになりましたが、今回もそれに近しい気持ちになりました。

前イベの解説の中で、嗅覚や味覚は不加算名詞だが匂いや味は加算名詞とあって大変勉強になります。何たるインテリジェンス!
そういう解説も楽しく読ませて頂いています。こんな表現は日常使わない古い言い回しとかこういう背景があってこんな表現してると推測されるとか、感心しきりです。やはり知っていると知らないとでは面白さも変わってくると思います。
このゲームは人名が出てきても、モデルがいるのか架空なのかわかりにくいですよね。例えば奇術師のフーディーニ。鍵を集めるお話に名前がでてきましたが、知らなくてもゲームはクリアできますが知っていればなるほどねぇ感が増すと思うんです。知っていて更に解説にもあれば、さすがわかっていらっしゃると自分は嬉しくなります。
正直G5の訳はあてにならないことも多いので、無理のない範囲でどんどん解説願いたいです。

唯一こちらでおよよと思ったのは、キラのセリフ回しです。ヴェラについては有りかなぁとも思えましたが、キラはもう少し丁寧な言葉使いのイメージでした。日本語版がそうだったからでしょうね。

好きなキャラクターは自分も選び難いですが、レディ・ピーコックとミストレスでしょうか。お二方はお召し物も美しいです。

また新しいイベントが始まりましたね。今お忙しく取り組んでいる事と思います。今回も解説楽しみにしております。


こちらこそ感激です!

巻き戻り太郎さん
諸事情について某掲示板で拝見しておりました。
昔のシティの雰囲気も悪くないので、見てみたいようなそうは言っても巻戻りは恐ろしいような心持ちでお話を伺っておりましたので、こちらのサイトに来て頂けて、こちらこそ感激です。

お話の端々からシャドウ=シティが好きなんだなぁと言うのが窺えたので、太郎さんの書き込みはとても嬉しいです。何しろ管理人、こんなサイトを作るくらい入れ込んでますので(笑)
マップアーカイブの投稿の時点でうちのサイトだなとは思ったのですが、あそこでその事を書き込むわけにもいかず、気付いて頂けて光栄です。

宜しければどのキャラクターが好きだとか、どのお話が好きだとかを書き込んで頂けると、管理人がとても喜びます。きっと管理人だけですが(笑)

管理人はどのキャラクターも好きですが、特にアッパーのブラック長官とか下界のミストレスとか振り切れてるキャラクターが好きです。どこまで意訳を入れるべきか悩みつつ、現在では読み物として面白いに特化しようと思っています。

このお話とても面白いのですが、専門的な内容も多く、背景を知らないとイマイチ理解できない会話も多いのではないだろうかと勝手に斟酌して解説を入れていますが、なにしろ勝手斟酌なので、こんなの知ってるよ!だったらどうしようかというのが目下の悩みでございまして…。

そういう訳で、こういう解説が欲しいとか、ここの解説はイマイチとかでもとてもありがたいので、よろしければお暇なときにご意見をお聞かせください。

管理人

感謝感動感激です

諸事情により新しいイベントが出来ない状態の者です。
ゲーム自体はほぼ毎日プレイしております。

交渉室の途中から現イベントまで、どんなストーリーが展開されていたのか全くわからず気になっていたのですが、全会話と和訳、英単語・英文のポイント解説、専門用語の解説、ツッコミと至れり尽くせり!やっていなくてもイベントクリアした気分になれるほどです。

実はマップのアーカイブは何度も拝見させて頂いていたのですが、それがこちらのサイトのほんの一部だったと今日気づきまして、ぅうわぁあぁーーー!!となったところです。
気になったところを先ず拝読致しましたが、何分情報量が膨大で、とてもササッと読めるものではございませんでしたので、日を分けて読み進めていきたいと思っています。

今とても感謝と感動と感激しております。
本当にありがとうございます。

過去イベントのデイリークエやミニゲームクエを翻訳中

いつも見に来てくださっている方におかれましては、本当にありがとうございます。
Thank you very much for visiting my site all the time.

サブクエの翻訳も終わってしまい、イベント以外にやる事がなくなってしまったので、昔のイベントのデイリークエやミニゲームのクエを翻訳中…。
I've finished posted all of sub quests, and I have nothing to do other than the current event, so I'm translating daily quests and mini-game quests for the old events...

そのころからやっていた方は、ああこんなのあったなぁと懐かしんでいただけたら嬉しいです。最近始めた方は、その当時の雰囲気をちょっと味わえるかも?
If you've played Hidden City since then, I'd be happy if you could recall how it was. If you started recently, you may be able to enjoy the atmosphere of that time.

感謝

いつもストーリーの掲載ありがとうございます。
クリア直後にゲームが落ちてしまったり、
無限時間中でじっくり読んでいられなかったストーリーを
いつもこちらで確認させていただいております。
また、新たに変更された序盤ストーリーも
載せてくださってありがとうございます。
自分ではなかなか新規に始めるのは難しいので、
詳細を知ることができてありがたく思っております。

私以外にも普段からこちらのお世話になっている人は多いと思います。
どうかご無理のない範囲で、今後もストーリー掲載を続けていただければ幸いです。

日頃の感謝の気持ちを記したのみです、ご返信は不要です。
本当にいつもありがとうございます。

やっと終わった!

ようやく全てのサブクエストを載せ終わりました!
長かったな~
自分で翻訳しといて忘れてる話もあるから、今後はサブクエをシリーズ別に分類するのに力を入れていこうかな?
昔のイベントミニゲームのクエストもちょっとだけ気になってるんだよな。きっと誰も気にしてないけど…。でも時々面白かったんだ。

ありがとうございます

大変助かりました。うっかり今回のBlooming Quarter(お花見横丁)の画像にMiracle Fair(不思議なクリスマスの市)と同じファイル名を付けていました。はー、うっかりうっかり。
現在修正しました。再読み込みで直ると思います。

なんか変なところがあったらなんなりと教えてください(汗)
分かることについてはご質問にも答えます

いつもありがとうございます

いつも参考にさせていただいております。
本当にありがとうございます。
色々拝見させていただいておりましたら
リンク先の画像が違っているページがありましたので
お知らせ申し上げます。

http://shadowcity.starfree.jp/_a168Miracle_Fair.html
のページの画像がクリスマスとは異なっております。

これからも楽しみにしております。

需要があって良かった!

サブクエを読み返したいと言うのが管理人的にこのサイトの一番の目的かもしれないので、サブクエを読んで頂いていて嬉しいです。ゲームが進むのに合わせて読めると楽しいですよね。

アイテムの効果説明は必要なのか?と思いながらも、Curiosity Shopのページを作ってしまった関係上なんとなく載せていましたが、役に立つ事もあるんだなと分かって嬉しいです。
日本G5を庇う訳ではないんですが、常々思うのが日本語は散文的で文学には向くんだけど説明には向かないんだよなと…。
直訳だと「クリアするためのタイマーに20秒追加」なんですが、多分翻訳の人はゲームをやらずに翻訳するから意味が分からなかったんでしょう。
クリアした後20秒追加されても意味がないって言うのが管理人的にツボでした(笑)そして15分を15秒に間違えたせいで余計に混乱がw

そういえば珍品堂なんですが、ずっとFortune Teller(占い師)がやってると思っていたのに、最近はJill O'tumn(ジル=オータム)が店番をやっていると言うことに気付きました。初回に珍品堂に入った時にしか出ない説明が追加されていて、サブアカウントで入ってびっくり…。
占い師は肌の色が黒いのに、お店の外で手を振ってるお姉さんは色が白いのが変だなーと思ってたんですよねぇ、実は。
このゲームは妙に細かい所に凝ってるよなというのが面白いんですが、それならどうしていつでも分かるようにしておかないのかと(泣)
気付く人だけ気付くという面白さなんでしょうかね?

お礼

こんばんは。
以前、掲示板を使い慣れず、名無しで投稿してしまった者です。
後で気づいて焦っていたのですが、丁寧なご返信を ありがとうございました。
その後の更新で、ちょうど自分が読みたかったサブクエのページが一気に追加されていたので、自分の進捗に合わせて楽しく拝見しております^^
このたびのイベントのことなのですが、珍品堂と隠し保管庫のShop1: Energyの翻訳を載せてくださり、とても助かりました。
日本語版の「虹の印章リング」の翻訳が、「探索場面またはミニゲームをクリアするとタイマーに20秒追加されます。15秒間有効。」と書かれており、追加される秒数より有効期限が短い…何の意味が…?しかも、クリアした後に秒数追加って…?と思っていたので、こちらを拝見してようやく意味が理解できました。
お礼にひとこと残したかったので、再度書き込みました。
これからも更新を楽しみにしております!

下界シティのキャラクターについて

フランチェスカはマリオが旦那で本当にいいのか?
というのは誰しも思う事なのだなと思って笑ってしまいました(笑)
本編だけ読むとダメなところしかない感じのマリオですが、サブクエでちょっといい所も見えてくるかもしれないです。まだそこまで到達していない人は楽しみに進めてください。

下界はキャラクターが増えすぎて一時期かなり分かりづらくなっていたのを徐々に整理しているようですね。レディ=ピーコックや雪の女王の話も完結したとみていいのでしょう。
雪の女王もなしに今度のクリスマスはどうなるのか気になる所ですが。

傾向として、1年前くらいまではまんべんなくキャラクターを登場させようとしてストーリーが煩雑になっていたのを、このところメインキャラクター以外は登場人物を絞ってストーリーを分かり易くしているように思います。二年前くらいのストーリーが一番分かりにくかったんじゃないでしょうか?後から始めた人にとっては、誰だよお前ってキャラクターだらけで。

アレックスやイザベルの謎は放置になるんでしょうかね?
メインキャラクターの一角にいるのにどんどん影が薄くなっているので、このまま消えてしまうのかもしれません。

個人的にはAgent Jones 密偵ジョーンズがシティで活躍する話が見たいなあと思う今日この頃…
ニヒルでクールなキャラクターは今までシティにいなかったから、需要はあるはずですが、気になるのが時代設定です。
下界シティは19世紀半ば産業革命前後、イギリスの大英帝国ヴィクトリア朝時代でほぼ統一されています。そういう意味でジョーンズはちょっと時代背景がズレているっぽいため使いにくいのかもしれないですね。(意外かもしれないですが、マリオもおそらく19世紀の人です。アメリカの会計士が緑のサンバイザーを被っていた時代です。)

一家の秘密クリア

ようやくストーリークリアしました。
こちらのサイトでお話をもう一度読み返してー
フランチェスカ・・この旦那で良いのか?
この2人、育った環境もだけど、考え方に大きな相違が有って
大丈夫かと思ってしまいます。
フランチェスがお嬢さん育ちぽいから、なんとなくこの先も
やっていける・・かな。

タイトルなし

落ちるとセリフが読めない事が有るのがツライ…

バグに遭遇したらそこまで遡れるように
セーブポイントを一つ作って欲しい

タイトルなし

ライフやアイテムを使ってゲームに入り、成功したタイミングでフリーズする事が度々あり過ぎる。
勿論、使ったライフやアイテムは使用したまま戻って来ず、獲得したアイテムも貰えない。
なんとか改善して欲しい。

Здравствуйте

Thank you for visiting my site.
Благодарю Вас за посещение моего сайта.
What's the meaning of your expression?
В чем смысл вашего выражения?

вв

УЦЙУЦЦ

вв

ыыЫЦ

ありがとう!

いつも読んでくれているとのことでありがとうございます。

2年て、普通のゲームで言ったらスゴイ長いですよね?自分もこんなに長くこのゲームにハマり続けるとは予想してませんでしたよ…。

私もなるみさんと全く同じ気持ちで、読み返し不可なのに「あれ?この話どこかで…」と…。ログもなしにこんな複雑な話、覚えきれない!しかも英語版にも完全ログがない!お手上げ!しゃーない自分で作ったれ!との気持ちでこのサイトを始めました。

見に来てくれている方からお便りは、とてもありがたいです。
ツッコミコメントまで読んで頂いているなんて、涙が出そうです。ホントはみんなのツッコミも聞きたいのですが、コメント欄を付けるのが意外と難しくてできてません…。ここにでもいいので、ぜひツッコんでみてください!

はじめまして。いつも頼りにさせて頂いています。

偶然こちらを見つけてから、いつも頼りにさせて頂いてます。
当方、プレイ歴2年足らずですが、イベントセリフの読み返し付加のくせに、別イベントで「あれ?こに人(お話)どこかで??」という事があり、困っていた時に此処を見つけて、それから頼らせてもらっています。

英語が不得意なので、原文のニュアンスや物語の歴史的背景事情等にも
触れてあり、とても重宝させていただいています。

大変に労力が掛かっていると思われますがー応援しております。
これからも、ツッコミコメントを楽しみにしております。

管理人より

読み返せないのに伏線だらけという、非常にむず痒い、でも面白いストーリーを読み返せたらなあ…という気持ちで始めましたが、同じくストーリーを楽しんでいる方がいると分かりとても嬉しいです。
ミステリーは伏線だらけで匂わせる表現が多いため、先が分からないままの日本語版の翻訳は色々難しさがあるのだと思います。事実、後からぎょっとするときが管理人もあります。

イベントでのメインストーリーの翻訳は全編完了していますが、サブストーリーや、過去イベントのミニゲーム小話など、具体的にこの話というのがあればそれからUPしていきますのでご希望があればどうぞ!

今後はサブクエのストーリーをちまちま埋めていく予定です。

タイトルなし

はじめまして。最近ゲームを始めた者です。
日本語版をプレイしているのですが、重要なイベントがカットされていたり、イベントの順番が逆に発生したり、翻訳が全く違う意味になっていたりと、ストーリーが分かりづらいことがあり、このような情報を掲載していただき、とてもありがたいです。
あと、「…」の吹き出しアイコンのコメントやツッコミがおもしろく、楽しく読ませていただいております。
英訳に関することや、なじみのない言葉の解説、こうなのかな?という予想などもしてくださっているので、そういう意味だったのかと納得でき、とても分かりやすくて助かります。
まだ翻訳されていないイベントもあるようですので、これからの更新も楽しみにしております。

Screenshots

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Thank you!

Thank to Scorpion, I could fill the missing part from Hiding Place Stories in Angela's Park!!!
It's great! Thank you!

タイトルなし

I sent you email

test

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